「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

都内・根津神社の躑躅(つつじ)

 

 

 都内で桜も開花し、花の季節が始まりました。

 今週は、一気に暖かくなるそうですから、世の中のコロナ肺炎騒動は収まる気配はないものの、外出して気晴らしするのが良いと思います。

 

 今回は、都内の躑躅の名所、東京都文京区にある根津神社の記事です。

 根津は、最近大人気の下町エリアである谷根千の一つであり、この一帯は戦争で空襲の被害を受けなかったことから、昔ながらの情緒ある風景がたくさん残っています。

 それでは、早速、根津神社内の躑躅の写真を紹介します。

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 いやあ、見事なつつじです。
 境内には約2000本のつつじが植えられており、ピークの頃は、人・人・人で混雑します。

 神社周辺には、お土産物屋や飲食店も多く、どこも多くの人でにぎわいます。

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 こちらの写真で見てわかる通り、つつじを鑑賞できる通路は、人だらけです。

 その大半は写真を撮るのに夢中ですから、流れに乗って、ゆっくりと鑑賞しましょう。

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 躑躅を鑑賞するには、200円の料金がかかります。

 鑑賞路の入り口にお金を払う場所があります。

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 境内の奥には、写真のような伏見稲荷大社の千本鳥居に似たものがありますが、これも「千本鳥居」というそうです。

 伏見稲荷に比べれば、人ひとりが通るのがやっとの、かなり小ぶりの鳥居で、本数も数百本(以前数えたら300本弱だったと思います)です。

 根津神社の敷地は広くないので、鳥居が小さく、千本も立てられないのも致し方ありません😊。

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 こちらは表参道から入ると、正面にある「楼門」です。

 境内には、徳川将軍家絡みで移設されたものも多く、根津神社の建物は、全体的に非常に豪華で立派です。

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 こちらは、裏側(北参道?西参道かもしれません💦)の入り口にある鳥居です。

 こちらの撮影日は、天気が悪かったので、暗い写真になってしまいました。

 

 根津神社のつつじまつり。

 今年は4月4日から5月6日まで行われます。

 この冬は暖かかったので、開花は例年よりかなり早まりそうで、GWの後半だと、枯れた躑躅だらけの残念な風景になってしまうと思います。

 今後の気候にもよりますが、4月のGWに行くと丁度見ごろかもしれません。

 例年なら、外国人観光客も多く、非常に賑わいますが、今年はイベントもすべて中止で、露店も出ないので、静かに躑躅を鑑賞するだけのつつじまつりになるとのことです。

 また、新型肺炎対策で、躑躅の鑑賞路の入場制限を実施する(200人程度で入場制限を掛ける)そうですので、土日祝日は、鑑賞待ちの大混雑が発生するかもしれません。

 

 なんだか、暗い感じの日々が続いてしまっていますが、今週末は都内で桜もかなり咲くでしょうし、綺麗な花を見に行って、気分を一新しましょう^^

 

 

  

再びFRB緊急利下げ、でも...逆効果?…

 

 日本時間の早朝(アメリカ時間では日曜日の夕方)に、FRBが緊急利下げを発表しました。

 そして、その下げ幅は1%と、市場の予想を上回るもの。

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 でも、これって、タイミング悪すぎじゃないの?っていう感じがします。

 

 金曜日のNY株は、終盤まで反発してはいたものの、弱さも見え、不穏な空気が流れていました。

 ところが、本来ならばネガティブ材料になるはずの大統領による「国家非常事態宣言」を理由に、最後の1時間で約1300ドル上げました。

 これは明らかに、売り方に対する買い方の仕掛けと見るべきでしょう。

 数日後にFOMC(での利下げ)もあるので、今までの急落に対する大きなリバウンドの発生を恐れている売り方が多い状況を利用して、買いで仕掛けた大口が居たということなのです。

 ですから、そのまま何もなければ、NY株は今日も続伸した可能性が高かったでしょう。

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 ところが、急速な感染拡大に危機感を抱いていたFRBが、3日後のFOMCを待てずに今朝、緊急利下げ、それも1%と最大幅の利下げをしてしまったので、これで金利を下げる余地がほぼ無くなりました。

 最悪「マイナス金利を導入すれば?」と言っても、マイナス金利に景気浮揚効果は無く、下げてもー0.5%程度までの深堀りが限界で、それ以上引き下げると、金融仲介機能を担う金融機関が軒並み経営危機に陥ってしまい、逆効果になるという真実を、ECBや日銀のマイナス金利政策が如実に示していますからね。

 

 ですから、今回のFRBの利下げで、「これでもう世界の主要な中央銀行は打つ手が皆無となった、アメリカの新型肺炎恐慌がピークになる直前まで、安心して空売りが出来る」と、投機筋が再度売り仕掛けをする最大の理由となってしまうでしょう。

    3日後のFOMCを待つことが出来ない程の危機的状況なのだという、売り方に有力な理由付けも出来てしまう緊急利下げですからね。(日銀も同じです)

 

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 先週木曜日の歴史的な急落は、ECBが理事会終了後に効果的な金融政策を何も発表できず(これは事前予想通りなのですが)、完全に行き詰ったという事実を世界に示したことで、投機筋の新たな売り仕掛けが入ったことが大きな理由ですからね。

 世界の投機筋は、各国政府や中央銀行の足元を見ながら、上下に仕掛けているのですから。

 

 そして市場混乱の最大の問題である新型肺炎の世界的蔓延ですが、イタリアは中国・湖北省以上の悲惨な状態に突入しました。

 感染者が多すぎて、治療を受けられず、亡くなる高齢者が続出。

 次は、スペインが同じような状況になるでしょう。

 更には、フランスも、イタリアのようになりつつあります。

 他にはイギリスとドイツも危ないです。

 その他ヨーロッパ諸国も軒並み、湖北省やイタリアのようになる危機に直面しています。

 

 そして、なんといっても今後の、新型肺炎感染拡大の最大の問題国は「アメリカ」です。

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 残念ながらアメリカでは、現政権が新型肺炎を軽視し過ぎて、初動対応が完全に遅れたので、今後、イタリア以上の悲惨な状況になるのは確実です。

 アメリカは貧富の差が激しく、国民皆保険制度もありません。

 バブル崩壊後、日本人は等しく貧しくなりましたが、それでも皆保険制度があるので、日本国民の大半は良質の医療を受けることができます。

 でも、アメリカ人はそうはいかないのです。

 医療保険に入っていないと、高額な医療費を自己負担しなければなりません。

 だから、貧しい人は体調が悪くなったって、せいぜい薬を買うだけで、大病を患っても、病院で高額な治療を受けることはできないので、もし新型肺炎に感染して症状が悪化しても、大した治療は受けれないまま過ごすしかないですから、結果的にウィルスを市中にまき散らしてしまうのです。

 今、アメリカの民主党は、新型肺炎検査費用無償化や失業対策等の包括的対策法案を出し、これは直ぐにも議会で承認される見込みですが、これは、そうしたアメリカの医療の実情を憂慮し、せめて検査だけは受けさせようというもの。

 また、遅れていた検査体制も一気に強化が進んでおり、韓国同様のドライブスルー検査も開始されました。

 でも、検査が無料で、簡単に受けられるということになれば、検査実施数が急速に増えることになるので、爆発的な感染拡大の実態を追認するだけのこととなり、パニックが発生するのも確実です。

 そうなればアメリカは、カナダ以外の国境を閉鎖し、完全に人の移動を禁止する措置を最低でも8週間は取らざるを得なくなるので、その時世界の株価は再び大きく下げるでしょう。

 おそらく、あっという間に、アメリカはイタリア並みの厳しい状況に追い込まれてしまうので、今、少しばかり株価が反発しても、持ち越すのはかなりのギャンブルだと思います。

 

 ヨーロッパもアメリカも、新型肺炎の感染力を甘く見ていました。

 これは世界中の人達の大半が、甘く見ていたのだから致し方ありません。

 また、アメリカのCDCも当初選択した検査方法に問題があり、検査体制の拡充も大幅に遅れました。

 こうした悪条件がいくつも重なり、イタリアでの爆発的な感染が始まってから、アジア以外の各国が大騒ぎし始めましたが、完全に手遅れ状態です。

 そして、アメリカは皆保険制度では無いので、「貧乏人は高度な医療を受けない」という前提で作られているアメリカの医療体制は脆弱です。

 肺炎治療に不可欠な呼吸系の高価な医療機器類は、あっという間に足りなくなると言われています。

 このような非常に厳しい状況ですから、来週末までには、アメリカ国内の感染者数は数万人、死者は1000人を超え、いずれイタリアや湖北省に匹敵若しくはそれを超える状況に陥るでしょう。

 

 既にEUでは、デンマークポーランドチェコに続いてドイツも国境閉鎖を決めました。

 これらの国境閉鎖は、感染流入を止めるだけではなく、物資買い占め騒動が国境を越えてなだれ込むのを防ぎたいという意図も大きいようです。

 しかし、EUの盟主ドイツが国境閉鎖(陸路)を決めたので、陸続きの国は次々と国境を閉ざすでしょう。

 そうなれば、世界経済はますますダメージを受けてしまいます。

 そこに今後、アメリカが同様の措置を取ると見込まれるのだから、当面、世界経済や各国の株価は、非常に厳しい状況に追い込まれると思います。

 いまや、中南米やアフリカ諸国、アジアの国々も、EUやアメリカのやり方を真似し始めていて、次々と国境を閉鎖しています。

 ですから、これから3か月程度は、リーマンショックを遥かに超える、急速な世界経済収縮の危機に突入するということになります。

 

 日本についてみてみましょう。

 日本は感染者数が一気に増える状況にはなっていませんが、これは検査を選別しているからです。

 この検査実数の異様な少なさは、徐々に海外からの批判が出始めています。

 和歌山県を除く大半の自治体では、消極的な検査姿勢を維持しており、軽症者はなるべく検査を受けさせず、中等症以上で顕著な症状が出た感染の疑いが濃い者か、その濃厚接触者に絞ってPCR検査を実施しているだけなので、他国に比較すると感染者数の伸びが低くなっています。

 検査数が極端に少ないのだから、把握している感染者数も少ないのは当前です。

 でも、既に壱岐のような離島でも、経路不明の感染者が見つかったように、間違いなく日本における感染は、私たちの身近な人達の直ぐそばにまで広がっています。

 この日本の検査選別方式は、感染者が急増することで発生する医療崩壊を防ぐには有効ですが、一方で軽症者・無症状者の把握とその行動抑制は出来ないことから、感染の広がりを止めることは出来ません。

 ですから、感染者の暫増傾向がこのまま続くでしょう。

 「イタリアや韓国のように、疑いのある者全員を検査すれば、感染者数が増えすぎて医療が崩壊してしまうからやるべきではない」という理論にも一理あると思います。

 でも、無自覚な軽症者を野放しにしたままにしていては、感染を止めることはできないでしょう。

 だから日本では、4月を過ぎ、5月に入り、その後6月になっても、一定数の新規感染者が発見されるという状況が続くことになると見込まれます。

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 そして、開催がどうなるのか世界中で話題となっている東京オリンピックですが、現状のあまりにも酷い世界の感染拡大の情勢を見れば、残念ながら、計画通りの日程での開催はほぼ不可能です。

 もし、このまま予定通り開催を強行出来たとしても、来日する観客は予想を大幅に下回り、それも激減レベルに留まるでしょうし、国単位での選手派遣拒否や選手個別のボイコットも相次ぐでしょう。

 開幕まであと4か月しかないのに、アメリカや中南米諸国やアフリカ、南半球といった国々では、これから爆発的に感染が広がると予想されているのですから。

 

 それに、IOCと東京オリンピック委員会の契約書では、「万が一開催の可否に判断を要するような事態が生じた場合には、60日前までにIOCが通告する」という旨の取り決めがなされています。

 ですから、今、なんだかんだ色々な話も出ていますが、現実的な可否の決断までの時間的猶予は、最大2か月しか残されていないのです。

 現状では、2ヶ月後に、世界の新型肺炎の感染状況が劇的に改善している可能性は、ほぼゼロでしょう。

 例えば、イギリス政府は、イギリス国内の感染のピークは5・6月と予測しています。

 もし、今年の7月に無理矢理開催しても、日本国内に落ちる経済的な恩恵は大幅に縮小してしまい、オリンピック特需は事実上消滅してしまうということになります。

 そういう状況ですから、現実的な最良の選択肢は「延期」の一択なのです。

 中止は、開催予定国の経済に極めて大きな禍根を残しますので、選択肢としてはないでしょう。

 

 そして、最大のポイントはオリンピック開催の決定権はIOCが握っていることになっていますが、その裏にもう一人決定を左右する存在が居るのです。

 それは、IOCに巨額の放映権を支払っている、アメリカの巨大メディア企業「コムキャスト」。

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 オリンピックの放映権は、コムキャスト傘下のNBCが巨額のマネーをIOCに支払って長期契約で獲得しています。

 ですから、コムキャストが、無観客開催で良いと判断すれば、IOCはそれに従うだけです。

 同様に、コムキャストが1年若しくは2年の延期が良いと判断すれば、IOCはそれに従うだけです。

 そういうわけで、いくら日本の政治が「予定通り開催だ」と強弁を言い続けても、日本に開催決定権は全く無いので無意味です。

 現実的にはコムキャストが、他に放映権を持っているアメリカ4大スポーツやその他国際的スポーツイベントの開催予定等のスケジュールを総合的に鑑みて、オリンピックの開催日程を決めているのですから、決定権はコムキャストにあるのです。

 だから、日本の政治家やオリンピック委員会は、コムキャストに対して「無観客ではなく延期でお願いします」と懇願すべきなのです。

 これは、もう、今からやらなければダメです。

 コムキャストとすれば、最悪、放映できれば良いだけなので、無観客開催でも構わないのですから。

 日本の政治家も国民も、オリンピック委員会も、現状から目を背け続け、「予定通り開催」に固執するのではなく、経済的な損失が最も少なくて済む、「延期開催」に向けて、今から最大限運動し、努力すべきだと、個人的には思います。

 そういう訳で、今後2ヶ月間の日本株には、新型肺炎だけではなく、日本における今年最大の経済的イベント「東京オリンピック」の需要が消滅するというマイナス効果を考慮し、開催の方向性が決定するまで(延期と決まれば、それまで売り込まれていた株は大きく上がるでしょう)は、積極的なロングポジションは取らない方が賢明だと思います。

 

 

 

 

 

 

  

 

2020年3月第2週の相場と成績(アメリカ大統領の言動に振り回された週)

 

今週の日本株

9日(月)

 先週金曜日のNY株が小幅安だったので、日本株も安く始まるも、新型肺炎の蔓延が止まらないことから、一気に20000円の大台を割り込む大幅安で終了。

10日(火)

 NY株が大幅安だったことで、日本株も大幅安スタートとなるも、大規模な財政出動をにおわすアメリカ大統領のツイートを好感し、大きく切り返して、小幅高で終了。

11日(水)

 NY株が大幅高となったものの、日本株の前日が上げ過ぎたことから小幅安スタート。その後アメリカ大統領が記者会見に出席しなかったことや、アメリカの財政出動の内容が減税中心で、実施までに時間が掛かるものだったことから、期待が大きく後退し、安く終了。

12日(木)

 NY株が大幅安となるものの、大統領のテレビ演説を期待もあり、前場前半は小幅安で推移するも、演説の内容が「欧州からの入国禁止措置」と非常にネガティブで期待外れだったことから急落し、大幅安で終了。

13日(金)

 アメリカの入国制限拡大だけではなく、ECBの会合での決定内容が市場の期待を大幅に下回ったこともあり、欧米の株価が、ブラックマンデー以来の記録的な大暴落となったことで、日本株前場途中には、バブル崩壊時以来の記録的大暴落に。

 ただ午後の途中で、「カナダの企業が新型肺炎の治療薬の開発に成功し、今週末から投与テストを実施する」との真偽不明の情報が市場を駆け回ったことやそれまでの下げ過ぎのリバウンドが入り、オーストラリア市場がー8%→+4%まで切り返したのを筆頭に、後場中盤から急速に買い戻しが入り、下げ幅を大幅に縮めるも、最後は売り直されて終了。

 

 

 アメリカが、欧州からの入国制限実施を決定したことで、今週は非常に厳しい相場展開へと変化してしまいました。

 金曜日の後場途中からは、下げ過ぎのリバウンドに加えて、真偽不明の「新型肺炎治療薬の開発に成功?」の情報が市場を駆け巡り、投機筋の空売りの買い戻しが急速に入って、下げ幅を一気に縮めましたが、この情報が本当でも、ワクチンが出来るのは最短で11月だとの情報も流れているので、今後どうなるかはわかりません。

 いずれにせよ、短期で下げ過ぎなのは間違いありませんし、ちょっとしたきっかけで、大きく切り返しやすい相場に突入しましたから、うまく立ち回って利益を積み重ねていきたいですね。

(金曜日のNY市場は、アメリカ時間午後3時、T大統領の非常事態宣言をキッカケに、一気に大幅高になりました。相場は不安定なので、最後の最後までT大統領に振り回されてばかりの一週間に。でも大きなリバウンドとなったので、これで少しは落ち着けると良いのですが…。先日までの大統領の楽観的な姿勢と、アメリカの新型コロナの検査が、大国のプライドから独自の検査方法を導入したことが裏目に出て、全く進んでいない(水曜日までで5000人程度しか検査出来ていないらしい)そうなので、イタリア同様に相当国内感染が広がっているという情報もあり、また厳しい場面もありそうです)

 

 先週持越し分は

 3月6日(金)

  買い持越し:鳥貴族・フォーラムエン(IPO・3/9)・フォースタート(IPO・3/13)

  空売持越し:無し

と、引き続き土日の間の世界的な感染拡大を警戒して、事実上持ち越しはゼロでした。

 3月9日(月)

  利確:無し

  損切:鳥貴族・フォーラムエン(IPO)・コマツ・ツバキナカ

  デイ買い:コマツ・ツバキナカ

  買い持越し:フォースタート

  空売持越し:

 3月10日(火)

  利確:ツバキナカ・ニコン・JAL

  損切:東北電

  デイ買い:ツバキナカ・ニコン・JAL・東北電

  買い持越し:フォースタート・東北電

  空売持越し:無し

 3月11日(水)

  利確:ダブルイン

  損切:東北電

  デイ買い:ダブルインバース

  買い持越し:ダブルイン・フォースタート

  空売持越し:無し

 3月12日(木)

  利確:武田

  損切:ダブルインバース

  デイ買い:武田

  買い持越し:ダブルイン・フォースタート

  空売持越し:無し

 3月13日(金)

  利確:ダブルインバース・武田・JAL・HIS

  損切:フォースタート(IPO)・三井住友

  デイ買い:武田・JAL・三井住友・HIS

  買い持越し:ミクリード(IPO・3/16)・明豊エンター(8927)

  空売持越し:無し 

 

 いままで、ダブルインバースに注目はしていたものの、手を出したことはほとんどありませんでしたが、今週は購入することでリスクヘッジしました。 

 そのお陰で、今週も小幅プラスで乗り切れました。

 結果から見ればダブルインバース、今週滅茶苦茶上がったので、「たくさん買っておけばなあ」と思いましたが、それは結果論であり、変動の大きい危険な相場では、一つのサプライズがあれば、火曜日や金曜日の値動きのように、流れが大きく変化してしまうのですから、ポジションを傾けすぎるのは危険と考え、無理はしませんでした。 

 個別では、先週金曜引け後に発表の鳥貴族の決算と月次成績がかなり良かったので、PTS市場での利確に迷いが生じ、月曜日まで引っ張って負けてしまったのが余計でした。

 金曜日の寄付きには、MSQ絡みでの巨額の売り物が出たことで、特に日経平均銘柄は軒並み暴落して始まりましたが、流石に下げ過ぎだと思い、数銘柄に打診買いを入れてみたものの、JAL以外はあまり利益は出なかったです。

 

 権利を貰えた今週のIPO2つは、相場環境が非常に悪すぎて、どちらもダメでした。

 せめて、2銘柄ともに火~木曜日の新規上場であれば、フォースタート(7089・事前評価B)はプラススタートで、少しは利益が出たのでしょうけど、よりによって、欧米市場が記録的暴落となった金曜日上場ですからね😢

 どうしようもありませんでした。 

 また、今週新たに、みずほでIPOが1つ当選(B評価)したので権利を取りましたが、相場環境が厳しいので、利益が出るかどうかは微妙です。

   

日本時間AM10時からの、アメリカ大統領の演説に期待が高まっていましたが...

 

 先ほど、T大統領は、アメリカ国民向けにテレビ演説を実施しました。

 昨日、記者会見から逃げたことでNY株が急落してしまい、何もしないわけにはいかないと、テレビ演説という、質問を受け付けない方法を選択。

 

 それでも、議会での早期承認が見込めない、「給与税減税」以外の、別の大きな経済対策が発表されるのではないかと、市場では期待が高まっていましたが...

 

 残念ながら、演説の内容には最悪なものが含まれていました。

 それは、EU諸国(シェンゲン協定国)からの30日間の入国禁止措置。

 これは、経済に大きなダメージを与えます。

 その他は、昨日までに政権側から出ている経済対策とほぼ同じ内容。

 期待に対する答えは、ほぼ「ゼロ回答」という結果に。

 

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 これでは、今晩の世界同時株安発生は避けられません。

 新型コロナ肺炎に対する入国制限措置ですが、いち早く中国からの入国禁止措置を導入したイタリアやアメリカでも、中国に居た自国民や、規制の掛かっていない他国人等から、ウィルスが侵入してしまい、感染を防げなかったという例を見てわかる通り、ただの一時しのぎにしかならず、国内に感染者が大量発生してしまった段階で導入しても、効果はあまりありません。

 何もしていないという批判を少しでもかわすための、政治的なアピールというだけのこと。

 

 演説では「EUからの物の流入も停止する」と発表しましたが、株価が暴落する気配を見せたので、慌てて「貿易は変わらない、人の流入の停止だけだ」とツイートする始末。

 大半が自画自賛だらけの演説に対し、「失望売り」で市場は答えました。

 既に今回の演説、市場では「ト〇ンプショック」と言われ始めていますね。

 

 欧州は新型肺炎の感染者の想定を超える急増が止まらず、危機的状態にあります。

 今晩開催のECB理事会で、「0.1%の小幅利下げと、各種流動性対策」等が発表されるでしょうが、T大統領の記者会見はEU諸国にとって、そうした小さなポジティブニュースを完全に打ち消してしまうほどの大きなバッドニュース。

 今日のECBの理事会で発表されるだろう各種対応策は、T大統領のお蔭?で完全に、焼け石に水となりそうです。

  

 今日のT大統領の演説内容だと、アメリカにおける大きな財政出動はだいぶ先のことになったので、一部で噂されている、

   来週のFOMCでの1%利下げ

も、現実味を帯びてきました。

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 もし、0.5%止まりだったら、失望売りがでてしまうので、0.75%か1%の利下げしか選択肢が無い状況に、FRBは追い込まれましたが、どうするのですかね?

  

 唯一の希望は、中国が感染の抑え込みに成功しつつあることでしょう。

 ただあそこまでの徹底的な移動・行動制限は、監視国家にしか出来ないので、他国ではそう簡単に真似できない部分が問題点です。

 

 今日のT大統領の演説で、相場環境は更に悪化しましたので、次は、

   来週半ばに実施されるだろうFRBの利下げで、株安の連鎖が止まるかどうか

という部分に注目です。

 今日の後場は、日銀買いや明日のMSQ絡みの大口の思惑買いで、大きく値を戻す可能性もありますが、リバ狙いや権利取りの買いは、もう少し先の方が賢明だと思います。

アメリカ大統領、10日の記者会見に現れず

 

 9日に、「極めて大規模な対策を10日に発表する」とツイートしたT大統領。

 ところが、10日午前中には、「ホワイトハウスが記者会見の用意をしていない」という情報や感染者拡大のニュースから、NY株も+900ドル→-160ドルへと、一時急落していましたが、大引けにかけて、大規模減税への期待感から、+1100ドル超の大幅高で終了していました。

 

 でも、夕方になっても、

   給与税の減税と影響の大きい企業(空運・クルーズ・旅行業界等)への支援

という、超大まかな概要以外には何の発表も無く、夜の記者会見で詳細を発表するのかと思いきや、T大統領、まさかの出席拒否。

 これはもう、苦笑いするしかない展開💦

 ありゃりゃという感じで、完全に想定外の行動ですね。

 まあ、予測不能なT大統領ですから、その言動は

   単なる相場の波乱要因でしかない

ということを改めて実感させられる出来事でした。

 

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 T大統領は、JOKERみたいなものなので、最近は、この絵を入れさせてもらっています(笑)

 

 実際には、T大統領が突然言い出した給与税軽減措置の中身が、

   新型肺炎対策と言いながら、露骨な大統領選対策

であり、またあまりにも巨額な減税案(8000億ドル(84兆円))だったので、

   「3年前の大減税で大幅な歳入不足なのに、これでは国が成り立たない」

   「国の財政に無責任な大統領だという評価となり、選挙に不利となる」

等と、周囲から反対の声が続出し、結論が出なかったのでしょう。

 T大統領は、自分の意見が通らない不満もあるし、前日の

   誇大ツイートがフェイクツイート

になってしまうので、記者会見に出席せず、逃げてしまうという行動に。

 

 会見に出席したカドロー(クドロー)委員長ら取り巻き連中も、記者からの質問に、具体的なことは何も話さず、口を濁すばかりだったようです。

 「実現不能な狼煙」をぶち上げても、ライバル民主党が支配する議会が、とても飲むことができないような巨額対策案は、法案として通る可能性は無く、実行できないですからね。

 

 この状況だと、今回のT大統領のツイート内容は、当面、実現不可能で、あまり期待できませんから、来週のFOMCで0.75%の利下げがあることに期待し、その直前に仕込むかどうかを考えることにします。

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NY株最大幅の下げも、アメリカの巨額減税期待で急反転

 

 昨晩のNYダウは、事前予想通り、2000ドルの下げとなりました。

 サーキットブレーカーは日本時間昼間のダウ先物でも発動していたのですが、NY株は取引開始早々に、サーキットブレーカー(加熱相場を防ぐため15分間の取引停止措置)が設定されてから、初めての発動となりました。

 

 色々な対策を発表しても、株価があまりにも下げることで、アメリカでは先日83億ドルの緊急対策を策定したばかりですが、「減税を伴う新たな対策を10日に発表する」とT大統領がSNSにツイートしました。

 ツイートでは、「極めて大規模な対策だ」といつものよう誇大に吠えていますが、議会を通さないと何もできず、絵に描いた餅となってしまうので、ライバル民主党が現在策定中の新型肺炎対策をほぼ丸呑みする形となるのでしょう。

 

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 昨晩から今朝にかけて、そのような出来事があったので、今朝の日経平均先物は昨晩の800円安→250円安まで戻っていたのですが、小幅安で寄り付き後、ズルズルと値を下げていき、結局800円安まで行ってしまいました。

 「ポジティブツイートがあったのに、ちょっとおかしいなあ」と思っていたのですが、今は難しい相場なので、別のことに没頭して相場から暫く目を離していたところ、気づいたら為替が急速に円安になり、株価も急速に切り返していました(苦笑)

 後場は日銀買いも入って、小幅高で終了となりました。

 ただでさえ今週は、金曜日寄り付きにMSQ(メジャーSQ・先物清算日)もあるので、株価が大口の思惑で乱高下しやすいですからね。

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 このように、今週のあまりの激しい値動きに、為替や株の注文が殺到し、昨日は楽天証券、今日はSBI証券のシステムが一時ダウンしてしまいました。

 ネット証券各社は、システム投資を怠ってはダメだという教訓ですね。

 

 大幅安が続くと、各国はそれを止めようと、次々に対策を打ってきますので、それが好感されれば、一気に切り返してしまうことも多いので、下げ止まらない時ほど、値動きからなるべく目を離さないようにしないといけないですね。

(とは言っても、取引しない時に値動きだけを見ていても、眠くなるだけです(苦笑))

 今回はFRBの緊急利下げが、空撃ちに終わり、ズルズルと下げていましたが、各国中銀の利下げや財政出動がここにきて次々と発表され、これらの措置が徐々に効いてきたようですから、一旦は持ち直しそうな感じです。

 

 ただ、欧米諸国における新型肺炎の状況は酷くなる一方ですし、一部の貧しい中東・中南米諸国やアフリカ諸国は、検査能力が殆ど無いので、感染者がゼロとか少数と言っても、各国の中国との強い結びつきを考えると、実際には相当蔓延していると見るべきですから、まだまだ厳しい状況が続くと思われます。

 ロシア・サウジ対アメリカの原油安サバイバルも新たに加わり、コスト高のアメリカのシェールオイル業者は、このままだと軒並み倒産の危機に陥るのですから、相場環境は一層悪化してしまい...今後どうなりますかね?

 

 短期的にはT大統領が今日発表する内容次第でしょうね。

 内容が良ければ上がるのでしょうが、議会の承認が無ければ出来ないことなので、実現には時間が掛かりますし、口先だけの実現不可能な内容であれば、失望売りが出るでしょう。

 もしダメならば、その次は来週のFOMCでFRBがどれだけ追加利下げ(市場は0.5%~0.75%の利下げを期待している、0.25%だったら失望売りでしょう)するかに掛かっているということになります。

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 その後、日本株には、今月27日の権利落ち日前後に、配当落ちに伴う「配当分再投資」というETFファンドによる大きな買い需要(7~8000億程度)があり、月末最終週の2日間には、株安で悪化した運用成績を誤魔化すため、GPIFによるドレッシング買いも入るでしょう。

 ですから、来週からの今月後半には、FOMCや日銀会合も含めて、多くの買い需要イベントが目白押しなので、昨日大きな切り返しが発生したことから、一旦は持ち直すと思います。

 このような、数々のイベントが過ぎ去った後の4月以降の株価については、

   新型肺炎次第

ということになりますね。

 

 

 

新潟・高田城址の夜桜🌸

 

 冬から春に季節が移り、桜の季節が近づいてきました🌸。

 数日後には桜開花のニュースが聞かれることになるでしょうね。

 

 今回は、「日本三大夜桜」(他は弘前城址・上野公園)の一つ、新潟県上越市にある「高田城址の🌸」を紹介します。 

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 この二つの写真は、高田城址の「さくらロード」で撮った写真ですが、これを見ただけでも、本当に見事で絵になります(^^♪

 この写真は、昔使っていたコンデジで撮ったのですが、昔のコンデジですら、このレベルの写真が撮れてしまうということからも、高田城址の夜桜の素晴らしさがわかると思います。

 高田城は、徳川家康の不肖の息子(六男)忠輝の為に作られた城で、城の縄張りは伊達政宗が行いました。

 忠輝は父家康から非常に嫌われており、晩年は長野・諏訪の高島城に幽閉されて生涯を閉じ(92歳と当時としては非常に長命だった)ましたが、高田城主となった頃は、45万石の太守(のちに75万石に加増)でしたので、その高い格式に見合った城地として作られた高田城は、広大な敷地を誇ります。

 廃藩置県後は、軍の駐屯地となり、主に地元の元軍人さん達の手で、明治以降植えられた桜は、現在約4000本あるそうです。

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 こちらは、高田城址公園のシンボル三重櫓をバックに撮った写真となります。

 高田城は天守の無い城だった(伊達政宗が指揮を執って作られた城なので、仙台城同様に「太平の時代に天守は要らない・将軍家への恭順の意を示す」という意味合いで、天守は作らなかったのでしょう)ので、この櫓が天守の代わりでした。

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 三重櫓付近で桜を、昼間に撮影するとこのような感じです。

 なお、三重櫓は現代になって復元されたものです。

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 こちらは、内堀沿いの桜です。

 夜はライトアップされて、より綺麗さが増す感じがしますね。

 昼間は、場所によって、雪化粧した妙高連山をバックに桜の写真を撮ることもできます。

 高田城址公園は、敷地が広大なので、首都圏や近畿圏の桜の名所と比較すれば大混雑しているという感覚はありません。

 適度な人出なので、想い想い立ち止まって、桜を愛で、十分楽しめると思います。

 ただ、この記事の最初に紹介した写真を撮った場所である「さくらロード」は、かなり混雑します。

 露店・屋台が立ち並ぶ場所や櫓付近も混雑します。

 

 今年の開花予想は3月27日だそうです。

 しかし、新型コロナ肺炎の影響で、「さくらロード」のライトアップは中止と決定しました。

 また、屋台・露店、各種イベント、桜を見ながらの宴会等は、全て自粛・中止となりました(ぼんぼりの点灯等は実施されるそうです)ので、遠くから「高田城址公園の夜桜」を見に行きたいと予定を計画している方は、来シーズン以降の方が楽しめると思います。

 

 今、世界中に新型コロナ肺炎が広がり、暗い雰囲気になってしまっています。

 このブログは「旅と投資」記事が中心ですが、旅の自粛ムードの影響もあって、投資の暗い記事が増えてしまっています。

 でも、少しでも明るく進んでいきたいと思っています。

 こちらを読んでくださっている皆様も、間もなく開花する🌸が満開になったら、近所の🌸で十分ですから、見に行って、少しでも明るい気持ちになって欲しいと思います。

 

ついに、日本株の底が抜け、急落から暴落へ

 

 

 先週金曜日に、OPECとロシアの交渉が完全決裂し、協調減産は3月末を持って終了となりました。

 今まで減産の恩恵はアメリカのシェールオイル企業に奪われていたことから、ロシアが方針転換し、コスト勝負に打って出ることになったわけです。

 コスト高のシェールオイルは、原油安となれば存続できませんからね。

 ただ、この交渉決裂のニュース自体は、既に先週木曜日の時点で、「決裂見込み」でしたから、織り込み済みだと思っていましたが...

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 週末にサウジが、予想外の原油増産方針を示したことで、本日の原油価格が先週末比ー30%の大暴落。

 原油価格は1月初旬に、アメリカとイランの緊張から急騰し、WTIは64ドル台の高値を付けましたが、わずか2ヶ月後の今日は27ドル台と、半値以下に落ちるという酷い状況に。

 原油先物市場は、商品系では最大のマネーが入っている市場です。

 ここがわずか2か月で半値以下になるというのは、消えたマネーも相当巨額だということになります。

 

 新型コロナ肺炎の感染拡大から始まった株安・商品安は、ここにきて、ついに加速し始めました。

 その間に消滅したマネー(未実現利益も多いですが)は、あまりにも巨額で、簡単に立ち直れるレベルでは無くなってしまいました。

 その上、トルコに留まっていた数百万人の難民がEU諸国になだれ込もうとしており、国際情勢も極めて悪くなってきています。

 

 ところが、アメリカのT大統領は、EU諸国等が急速な新型肺炎の蔓延に苦しんでいるのに、「アメリカの準備は出来ている、万全だ」と繰り返し述べるだけで、自身の政治集会に感染者が参加していたことが判明しても、そのまま継続開催しており、どこか他人ごとの姿勢のまま。

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 アメリカ国内でも既に蔓延し始めた新型肺炎に対して、中国とイランに対して国境を閉ざしたこと以外、特にこれといった対策を取っていないことから、今後アメリカでも急速に感染が拡大し、パニックが発生する危険性が非常に高まっていると思います。

 このままだと今週中にアメリカ国内の感染者数は、数千人レベルに...

 実はアメリカの事前対策もかなり甘く、アメリCDCの当初の検査方法に問題があって、陽性判定の信頼性が揺らいだこと等も影響し、現在の急速な感染に対して検査能力が日本同様にパンクして、検査の遅延が大量に発生しており、批判が非常に強まっています。

 そしてT大統領は、自己の失敗を他人のせいにする性質があるので、今後アメリカ国内で新型肺炎が急速に広がって、批判の矛先が自己に向けば、「感染が広がったのはアメリカ以外の国の対策が甘いからだ」と、直ぐに他国のせいにして、突如として国境封鎖等の過激措置に走る可能性も非常に高くなってきているわけです。

 そうなると当然、入国禁止措置の対象は、現在の中国・イランだけではなく、日本・韓国・イタリア・フランス・ドイツ・スペイン等となるので、その措置が取られた時点で、日本経済は大きな景気後退入り確定となります。

 

 そして日本。

 今日から中韓に対して入国制限を掛け、事実上国境を閉ざしましたが、この類の措置の、導入は簡単なものの、終了させるのが難しいのです。

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 相手国の感染者がほぼゼロにならないと、簡単には打ち切れませんからね。

 そして、国境を閉ざせば、インバウンド需要だけではなく、ビジネスも完全に止まってしまいます。

 お互いに2週間ずつ、留め置きされたら、何もできませんから。

 日本経済は中韓と相互依存度合いが非常に高く、経済的な影響は極めて大きいのが実態です。

 ごくわずかに残っていたインバウンド需要も完全に消滅した上、インバウンド以外の経済にも大きな悪影響を与えます。

 こうした悪影響に対して、とっくに国内の感染が広がっている時点で入国規制を掛けても、その抑止効果は非常に限定的であると見込まれることから、「官邸がやけくそになった結果の対応だ」と言われても仕方ありません。

 それでも官邸が突如、中韓に対して今更ながら国境を閉ざすのを決めた最大の理由は、厳しい批判にさらされ続けていることもありますが、「アメリカに入国制限を掛けられたくない・オリンピックだけは開催したい」という思いからなのでしょう。

 でも、欧米諸国でここ迄感染が広がり、イタリアでの死者数は尋常ではなく、人々の心に新型肺炎の恐怖心が植えつけられてしまった以上、奇跡的に新型肺炎ウィルスが5月中で消滅でもしない限り、「7月オリンピック開催OK」という雰囲気が国際的に醸し出されるには厳しい情勢でしょう。

 

 このように世界経済が急激に悪化する事象が相次いでいることに対して、世界のアナリストからは、ついに「アメリカのリセッション入りも近い、株価はまだ高すぎるので短期的にNY株が更に20~30%下落する可能性もある、そうなればT大統領の落選もありうる」と非常に厳しい見通しが増えてきています。

 

 日本株の今日の前場の下げは、金曜日のNY株の下げ率からは考えられないレベルのものでした。 

 この主因は記録的な原油先物安でしょうが、ヨーロッパ・アメリカでの感染拡大が顕著なことと、日本が入国規制を掛けたことも大きいのだと思います。

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 20年以上相場に参加してきていますが、今日の下げを見て今回は、ここ8年間で何度か発生した大きめの下げとは、明らかに様子が違うような感じを強く持ちました。

 まだリーマン級に達する状況だとは思いませんが、ITバブル崩壊時レベルの下げは十分ありうる状況になったと思います。

 世界は緩和バブルの影響で、株価や不動産価格等は、まだまだ歴史的な高値水準にありますからね。

 そして今回の下げでは、セリングクライマックスが発生していないので、下げ止まる気配が見えてこないですよね?

 普通、これだけ下げると、大きな下げに対して、1日で売買代金4~5兆円級の下げのピークが来ます。

 それが来ると、一旦上げ転換するサインとも言えますが、今回はズルズル下げるだけで、1日の売買代金も2.5兆円~3兆円と、それほど大きく伸びてはいません。

 今日の後場は、日銀のETF買いや急速な円高に対する口先介入もあるので、下げ止まるでしょうが、今日から新たな段階に入った世界同時株安が止まらない限り、後場下げ止まった分は、明日の前場に持ち越されて大きく下げるだけなので、下げ転換した相場における人為的な介入行為には、大して意味が無いのです。

 

 個人的には、今リバ狙いで買うのは無謀だと思いますので、暫くの間は、感染の拡大と株安を横目に見ながら、手を出さずに特にアメリカの感染がどうなるのか見守りながら、チャンスを待つことが最善かなと思っています。

 パニックが起きていて、下げ過ぎなのは、間違いないのですが...

(逆に、高値での空売りを持っているのならば、保有を継続すべきでしょう)

 

 これは独り言ですが、「FRBの緊急追加利下げでもない限り、今晩のNYダウは-2000ドル級かな?」と思います。

 

 

長野・高遠城址の桜🌸

 

 今年は、史上稀にみる暖冬の影響で、桜の開花予想も記録的に早くなっていますね。

 ただ、新型肺炎の影響もあり、🌸の下での花見という例年の風景は、あまり見ることは出来ないのかもしれません。

 関東甲信越地方の桜の名所では、1,2を争う人気があるとも言われる「高遠城址の桜」を2019年4月13日に、見に行って来ましたので、その時撮影した写真を使って紹介します。

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高遠閣とタカトオコヒガンザクラ

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 高遠城址は、長野県伊那市にあり、元々は諏訪神社宮司一族である諏訪氏の一門高遠氏が支配する城でしたが、かの武田信玄が1545年に攻略後、高遠城主は、伊那衆でのちの重臣秋山信友、信玄の四男の諏訪(武田)勝頼、信玄の弟の武田信簾、信玄の五男の仁科盛信と推移しており、武田一族の城主が続いていることから分かる通り、武田家による伊那地方支配の最重要拠点としての城塞でした。

 1582年、織田信長の武田討伐で、仁科盛信以下がこの城に籠るも、玉砕してしまったことで、武田家はあっという間に滅亡してしまいました。

 本能寺の変後は、徳川家康に降っていた旧武田家重臣の保科氏がこの城を攻略、徳川家康の関東転封に伴い、再び城主が交代しましたが、関ケ原の戦いの後は、保科氏が再び城主となり、高遠藩が成立しました。

 2代将軍徳川秀忠の隠し子である、会津藩松平家の藩祖保科正之(3代将軍徳川家光の異母弟)は、恐妻家の秀忠が正妻のお江を憚ったことや、この御手付きが身分の低い娘だったことから、生まれてすぐに、当時武蔵国八王子に住んでいた武田信玄の次女見性院尼に預けられ、幼少の頃、厳しく育てられました。

    その後、この武田家の縁から旧武田家臣の高遠藩主保科正光の養子となり、母親と共にこの城に移りました。

 保科氏を継いだ正之が、その特殊な出自や非常に優れた人物であったことから、大栄転した後は、譜代大名の内藤一族が藩主となり、明治まで存続したのです。

 廃藩置県で、高遠城は廃城となり、公園となりましたが、旧高遠藩士がこの城跡に桜を植えたことから、桜の名所となりました。

 ここの桜は、タカトオコヒガンザクラという固有種で、ソメイヨシノより小ぶりな花であるのが特徴です。

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 「天下第一の桜」との異名を持つ、高遠城址の桜。

 実際に行ってみると、遠くに中央アルプスを眺める高台に城跡があるので、眺めも非常に良いです。

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中央アルプス

 高遠城址から中央アルプスを眺めると、

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 このような感じです。

 🌸と中央アルプスが絵になります。

 こちらの高遠城は、先に記した通り、歴史的にそこそこ有名な城なので、結構大きい城なのかなと思っていましたが、実際に行ってみると、かなり小ぶりな城跡でした。

 そして、地理的に南アルプス中央アルプスに挟まれた地域の高台にあるので、4月中旬の見頃の時期でも、かなり寒いです。

 夜はライトアップされ、より綺麗ですが、より冷えますので、防寒着は絶対に必要です。

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 タカトオコヒガンザクラの写真を3枚並べてみました。

    一番上の桜は、城址の上部の桜、二番目は城址の下部にある桜ですが、植えてある場所で咲き方に差があり、この撮影日は風が吹かない場所は満開で、風が吹く場所は八分咲きという状況でした。

 また、一番下の拡大写真で見て頂ければわかると思いますが、ソメイヨシノより、一回り小さな花びらで、可愛いらしいですね。

 色は、ソメイヨシノより、少し赤色が濃いと思います。

   これが高遠の桜🌸の魅力でしょうね😊

 

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 こちらは、高遠城址の桜で一番撮影者の多い表門と橋付近。

 ライトアップされると、綺麗さが増す感じがしました。

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 最後の写真は、

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 夕闇と🌸です。

 携帯での撮影なので、桜の花びらの色は、うまく出ませんでしたが、夕闇の仄かな明るさが主役の、こういう写真も一枚くらいあってもいいかなと思い、掲載しました。

 

 高遠の🌸、今年は4月1日に開花する予想だそうです。

 満開は、その一週間後くらいでしょうか?

 非常に人気があるので、満開時期には周囲の宿も少ないことから、宿がなかなか取れないそうです。

 ただ、今年は、新型肺炎蔓延の影響で、宿泊場所は確保しやすいと思います。

 「人が一杯で、身動きが取れない」というほど迄の混雑にはなりませんので、コロナ騒動中の今シーズンの桜鑑賞には非常にお薦めしたいと思います。

 場所は遠いですが、是非行ってみてください。



 

 

 

2020年3月第1週の相場と成績(「落ちるナイフは掴む(拾う)な」の格言通りの一週間)

 

今週の日本株

2日(月)

 今日も大幅安スタートするも、午前中の黒田総裁による口先介入や後場想定外の日銀買いも入り大幅高となるも、買いの勢いは続かず小幅高で終了。

3日(火)

 アメリカ株の史上最大の上昇を受け、大幅高で始まるも大失速し、大幅安で終了。

4日(水)

 FRBの緊急利下げも、アメリカ株が大幅に反落したことから、日本株も大幅安スタートになるも、その後はNY株先物の大幅高と、追加緩和期待でジリ高に。

 後場の開始時には大幅高となるも、その後上げ幅を大きく縮小し、小幅高で終了。

5日(木)

 アメリカのスーパーチューズデーで、バイデン氏支持が広がり、サンダース氏が一気に劣勢となったことと緊急利下げを改めて好感し、アメリカ株が急上昇したことで、日本株も大幅高スタートになるも、新型肺炎の世界的な蔓延が止まらない不安も根強く、上げ幅を縮めて終了。

6日(金)

 アメリカでの新型肺炎感染の拡大が止まらず、前日急騰の反動もありアメリカ株が急反落したことから、日本株も大幅安スタート。その後、前場中盤から下げが加速し、急落に。

 後場は日銀買いが入り少し持ち直すも、週末で持越す危険さも意識され、急落したまま終了。

 

 先週に引き続き、厳しい一週間でした。

 特にアメリカ株が、連日急騰急落の繰り返しの日々で、方向感が全く定まらなかったですが、今まさにアメリカで新型コロナ肺炎の感染拡大が始まったところなので、まだ暫くは厳しい展開が続くでしょう。 

 アメリカ株が下がれば、例えそれがダウ先物であっても、日本株の連れ安は避けられません。

 特に今週末、アメリカにおける新型肺炎関連のニュースが増え続けてしまうのは、急速に感染が広がっている状況から確実で、しかもほぼ全てが悪いニュースなのだから、今週の買い持越しは一部の銘柄を除き、かなり危険を伴うと思います。

 

 個人的には、3月は成績が悪い傾向があり、細心の注意を払って取引をすることに徹しました。

 勿論、3月の配当権利取りを意識していますし、高配当銘柄が続出中の状況に、舌なめずりしたくなりますが、「落ちるナイフは掴むな」の格言通り、下げ相場の途中で買っても、損するだけなので、日毎のアメリカ株の上下予想をしながら、その予想に合わせて、打診買いを入れてみて、ダメなら撤退するという動きを少ししただけで、今週も様子見の一週間でした。

 先週持越し分は

 2月28日(金)

  買い持越し:東和フード・カーブス(IPO・3/2)・ウイルテック(IPO・3/6)

  空売持越し:無し

と土日を警戒して、事実上持ち越しはゼロでしたので、

 3月2日(月)

  利確:東和フード・出光・コスモHD・JAL・東北電力

  損切:カーブス(IPO)

  デイ買い:出光・コスモHD・JAL・東北電力

  買い持越し:ウイルテック

  空売持越し:HIS(9603)

 3月3日(火)

  利確:HIS・ダブルインバース

  損切:ブリヂストン日本郵政

  デイ買い:ブリヂストン日本郵政・ダブルインバース

  買い持越し:ウイルテック

  空売持越し:無し

 3月4日(水)

  利確:出光・コスモHD・武田(デイトレ

  損切:無し

  デイ買い:出光・コスモHD・武田

  買い持越し:武田・Dydo(2590)・ウイルテック

  空売持越し:無し

 3月5日(木)

  利確:武田(PTS)・鳥貴族

  損切:Dydo

  デイ買い:鳥貴族(3193)

  買い持越し:アルチザ(6778)・ウイルテ・フォーラムエン(7088・IPO・3/9)・フォースタート(7089・IPO・3/13)

  空売持越し:無し

 3月6日(金)

  利確:アルチザ(PTS)

  損切:中外製薬(4519)

  プラマイゼロ:ウイルテック(IPO)

  デイ買い:中外製薬

  買い持越し:鳥貴族・フォーラム(IPO)・フォースタ(IPO)

  空売持越し:無し 

 

 振り返ると、東和フードは金曜日の場中に発表された決算が良かったので少しだけ買いましたが、利確のタイミングが悪く、あまり取れませんでした。

 火曜日は、月曜日のNY株大幅高を見て、寄り付きで、気配値が低めだった2銘柄を、大きめに飛びつき買いしてみましたが、見事に失敗、撃沈しました。

 水曜日以降は、配当・コロナ関連狙いで水曜日に買い参戦した武田が、夕方に運良く、新型コロナ肺炎のワクチン開発着手のガイダンスが出て、PTSで大きく上がったのと、運試しで買ったアルチザネットワークが、決算を好感してPTSでストップ高となりそれぞれ利確できたので、小幅プラスで終われた一週間でした。

 この相場悪環境の中で、特に空売りを入れていないのに、少しでも勝てれば上出来かなと思います。

 

 今週新規公開した2つのIPOは、相場環境が悪すぎでダメでした。

 また、今週新たに、野村でIPOが二つ当選したので権利を取りました。

 どちらも来週上場で、フォーラムエンジニアリングは、確実に公募割れでしょうけど、フォースタートアップスは少し上がるでしょうから、トータルで少しプラスになると予想しています。