北海道の美しい風景を紹介する第5弾。
今回も、観光客の少ない穴場を紹介します。
それでは、まずはこの写真から。
旅妻が黄昏ていますが、どこまでも続くオホーツク海。
海岸には、誰も居ませんでした。
波音を聞き、静かに海を眺められる、本当に素晴らしい場所です。
反対側に目を移すと、少し歩かなければなりませんが、
日本で3番目に大きな湖で、汽水湖(海水と淡水が混じっている)です。
どこまでも青い湖面と、青空が広がり、遠くには山々が広がります。
本当に広大で、人もほとんどおらず、北海道らしい自然の雄大さが味わえる場所です。
サロマ湖の常呂町側の入り口には、ワッカ原生花園のセンターと駐車場があります。
サロマ湖は、夕日の綺麗な場所として特に有名ですが、残念ながら、旅人たちはこの日が帰京でしたので、夕日の時間まで居ることは出来ませんでした。
居ることが出来たら、この素晴らしい晴天ですから、感動して涙が出るほどの夕景を眺めることができたでしょう。
次に紹介するのは
網走から20キロほど離れた能取岬です。
ちょうど、網走とサロマ湖の中間にあります。
直ぐ近くの能取湖は、秋になるとサンゴ草(アッケシソウ)で湖面が真っ赤になるので、観光スポットとなっていますが、秋以外の能取周辺は、訪れる人も少ない場所です。
灯台周辺は一面の草原で、寝転んで空と海を眺めていれば、一日中のんびり過ごすこともできます。
夏場は市営牧場として、牛等が放牧されていることもあります。
海岸線は、断崖絶壁です。
典型的な海岸段丘の地形で、高さは42メートルあるそうです。
知床半島側を眺めますと、この日は、遠くに
まだ雪をかぶった知床連山が見えます。
撮影時は5月中旬で、道東・道北はようやく冬が終わって春に入った季節ですが、花も咲き始めていました。
サロマ湖のワッカ原生花園は、残念ながら、まだ花は殆ど咲いていませんでしたが、6月~7月には、「原生花園」の名前の通り、自然に花が咲き乱れるので、観光客もぐっと増えると思います。
それでも、主要観光ルートから離れた場所ですので、団体客はほとんどいませんから、雄大な自然をゆっくり味わうことができる場所です。
ちなみにこの季節の能取岬手前の海岸線には、結構車が止まっていますが、これはアサリ等を取っている人達です(おそらく密漁でしょうね(笑))
近隣に、宿泊施設は少ないのですが、鶴雅グループが大型ホテルを2か所で運営しています。
旅人たちは、その一つである
網走湖近くの小高い丘に建っている「北天の丘 あばしり湖」に宿泊しました。
このホテルの夕食は、基本ビュッフェ形式ですが、他の北海道のホテルと異なり、イタリア料理的なビュッフェが充実しており、北海道の海産物だけではなく、バラエティーに富んだ料理が味わえる宿として、鶴雅グループ特有のシックでおしゃれな内装もあり、非常に満足できるホテルでした。(ただし、大浴場はホテルキャパに比して小さいです)
サロマ湖近くに「サロマ湖 鶴雅リゾート」も建っており、こちらは、宿泊施設がほとんどないサロマ湖周辺では貴重な大型ホテルです。
天気が良ければ、非常に爽快でゆったりした気分を味わえるサロマ・能取周辺。
定番の「札幌・函館・小樽・登別・旭川・釧路」といった観光地に飽きたのならば、網走市内や女満別空港からそれ程離れていませんので、是非訪れてみてください。
都会の喧騒を忘れられる、素晴らしい雰囲気を味わえることに間違いありません。