「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア資産運用)

旅の資金は、投資利益で捻出している旅人です。旅妻が大病を患ったことを契機に、世界旅へ(新型肺炎の為、延期)。資産運用月報も。

房総半島の旅【journey to boso peninsula, chiba prf】

 

 今回のお話するのは、房総半島のコスパ◎の宿と、房総半島の旅です。

 まずは、この写真を紹介します。

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房総半島最南端「野島崎」で撮影した風景

 どうです?

 なかなか良いアングルで撮れたなあと自画自賛している写真です(笑)

 東京や神奈川・埼玉の隣に位置する千葉県。

 旅人の出身地で、長年住んでいたこともあり、旅行先の対象からは、どうしても外れてしまうんですよねえ。

 しかし、コスパの非常に良さそうな宿を偶然見つけたので、数十年ぶりに千葉県房総半島を旅してみることにしました。

 

 まず、ご紹介するのは、千葉県内を旅するには、最高のコスパを誇るJR東日本の切符があるということです。

 それが

    「サンキュー💚ちばフリー乗車券」

です。

 この切符は、2日間有効で一人4790円。(2019年12月現在の価格です)

 この切符一枚で、千葉県内のJR線だけではなく、小湊鉄道いすみ鉄道といった房総半島を横断するローカル線や銚子電鉄・流山電鉄、東京湾フェリーと、一部バス路線にも乗車することができます。

 ただし、通年発売ではなく、発売期間が設定されていることに加え、「千葉県内・茨城県内・神奈川県の久里浜駅では発売していない」ことに注意してください。

 移動している途中で、急に買うことができない設定になっています。

 車で旅した方が、房総半島は都心から近いので楽ですが、人口も多いので、公共機関で旅しても、乗り継ぎで何時間待ちというようなことは発生しないのが、房総の旅の良いところではないでしょうか?

 そういうわけで、ちょうど1年前に、この切符を使っての、房総半島1泊2日の旅に出かけてきました。

 この旅は、旅妻の4回目の手術が終わってから約3か月後でもあり、旅妻が「房総半島の旅に行ってみたい」と、以前から話していたこともあり、快気祝いを兼ねてのものでもありました。

 

 まずは、総武快速内房線で、市原市五井駅まで移動。

 直接勝浦駅まで向かっても良いのですが、それではせっかくのフリー切符の威力が半減してしまうので、わざわざ房総半島をローカル列車で横断して、勝浦に向かうという行程にしました。

 この日は2018年11月下旬の土曜日だったのですが、五井駅で降りると、電車から一斉に人が降りて、階段が人で溢れるほどに...

 この光景を見た地元の高校生が「なんでこんなに人が居るの?見たことない!!」と驚いているほど。

 それ、「わかります、わかります」。

 旅人は、少しだけ市原市に住んでいたことがあり、五井駅は27万人が暮らす市原市の中心駅の一つですが、流石に通勤時間帯でも、階段が人で溢れるようなことはありませんからね。

 この人の群れが目指しているのは、房総半島随一の紅葉の名所「養老渓谷」周辺です。

 養老渓谷以外にも、その周辺は観光地があるので、紅葉シーズンには人が殺到するようです。

 そして、階段を昇ると、この人の群れが向かう先は、やはり跨線橋を渡って隣にホームがある「小湊鉄道五井駅」でした。

 小湊鉄道は、最近人気のローカル線です。

 小湊鉄道の終点「上総中野」駅行きは本数が少ないので、一番接続の良い総武快速線からの直通列車に人が集中したこともあり、五井駅がものすごい大混雑になってしまったのです。

 小湊鉄道の切符売り場は、既に長蛇の列。

 駅の中の跨線橋では、お弁当の販売もしているので、切符を買う人とお弁当を買う人が滞留し、「人・人・人」で身動きが取れません。

 ただ、「ちばサンキュー切符」を持っていれば、改めて切符を買う必要はありませんので、旅人は旅妻の手を繋いで、離れないようにしながら、人込みを掻き分けて前に進み、改札の人に切符を見せて、一目散に列車に向かいました。

 少し急いだ理由は、ローカル線にこれだけの人が乗ったら、満員列車になってしまいますからね。

 流石に、観光シーズンで、この列車に人が殺到することは恒例行事ですから、小湊鉄道としても、特別に最大の4両編成(普段は2両)での運行となっていました。

 旅人達は、サンキュー切符のお蔭で、改札を早めに通過することが出来たこともあって、座席に座ることが出来ましたが、発車する頃には、都会の満員列車並みの混雑となってしまいました。

 

 満員電車で揺られること1時間以上。

 養老渓谷駅に着くと、乗っていた9割以上の乗客が降りました。

 列車は御覧の通り、一気にガラガラに。

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養老渓谷駅を車内から見た様子

 ここまで一気に降りると壮観ですね(笑)

 写真の通り、養老渓谷駅のホームが、あり得ないほどの人で溢れています。

 次の駅が終点の上総中野駅

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上総中野駅に停車中の小湊鉄道

 この駅で、いすみ鉄道に乗り換えます。

 乗り換え時間が少しあるので、駅周辺を見て回りましたが、地元の特産品販売をやっているぐらいしか特に見る場所は無いので、この特設販売コーナーを見て回ってから、いすみ鉄道上総中野駅のホームで列車を待つことにしました。

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いすみ鉄道

 暫く待つと、いすみ鉄道の列車が入ってきました。

 この列車は、千葉県の県花「菜の花」色にカラーリングされていて、こちらは1両編成です。

 乗客の数は、座席の6割くらいが埋まるくらいで出発。

 途中駅で、日帰りバスツアーの乗客が大量に乗ってきましたが、それでも小湊鉄道の混雑よりはだいぶマシです。

 中途、いすみ鉄道ムーミンとコラボしている場所等を車窓で眺めながら、終点の大原駅に着きました。

 いすみ鉄道は、レストラン列車や昔の国鉄カラーのレトロ列車を走らせたりしている企画列車で非常に有名なローカル線です。

 

✩この沿線には、徳川家康の有力武将で「徳川四天王」の一人、勇将で名高い本多忠勝が大多喜15万石の領主だったことで有名な大多喜の町が、かつて城下町として栄えていたこともあって作られた路線(木原線)ですが、計画の木更津迄結ぶ途中である上総中野迄しか完成せず、その後、大多喜の衰退に伴い、慢性赤字で第三セクターとなったものです。

 第三セクター後も、赤字垂れ流しが止まらないことから、廃線も検討されていましたが、公募したアイデア社長の頑張りで、何とか現在まで路線を維持しています。

 豆知識でした。

 

 大原(いすみ市)は、海産物で有名な町で、全国屈指のイセエビの水揚げ量を誇っています。

 しかし、旅人達には目的の場所があったので、そこに一目散で向かいました。

 それは

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源氏食堂(大原駅近く)

 この源氏食堂です。

 ここは、漫画・ドラマ「孤独のグルメ」で紹介された食堂です。

 あの松重豊さんも、「ブタ肉塩焼きライス」を食べていらっしゃいました。

 そこで、旅人達もこの「ブタ肉塩焼きライス」を食べに来たのです。

 店は、大原駅からすぐ、歩いて2分くらいです。

 着くと、数人並んでいて、30分くらい待ちました。

 そして 

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源氏食堂の「ブタ肉塩焼きライス」

 この写真のとおりと、その他にチャーシュー麺も1杯頼んで(頼んだのは旅妻です💦)旅妻とシェア。

 田舎の食堂なので、値段も安く、大満足でした。

◎なお、源氏食堂はご不幸があり、閉店してしまいました。ご冥福をお祈りいたします。

 

 その後は、宿のチェックインの時間まで少し時間があるので、大原駅ロータリーに新しくできたばかりのカフェを見つけて、そこでお茶してから、電車に乗り、勝浦へ。

 目的の宿「ひのでや」さんは、勝浦駅から坂を下りて、海の方へ向かい、歩いて5分ほど。

 ここは、総部屋数5部屋という小さな宿ですが、料理屋さんが宿も併営しているというスタイルであり、建物自体を建築デザイナーさんが手掛けていることから、全体的に非常に洒落た造りとなっています。

 残念ながら写真を撮り忘れたので、外観の写真はありません。

 全室、半露天風呂付の客室ですが、市街地にある建物ですから、お隣から見えないように遮蔽壁が設置されており、眺望は全くありません。

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「ひのでや」の客室(奥に半露天風呂があります)

 部屋は、写真には写っていませんが、手前に和室もあり、二人だと十分過ぎる大きさです。

 それでは、夕食・朝食を写真で紹介します。

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ひのでやの夕食

 こちらは、スタンダードプランの夕食です。

 これがメニューの全部では無く、後から持ってきてくれる品物については、写っていません。

 先日紹介した「きぬ川不動瀧」さんと比較すると、創意工夫された料理ではありませんが、オーソドックスな和懐石料理で、十分な量でした。

 何といっても、和食の料理店なので、食事処が非常に静かで、リラックスして食事できる雰囲気だったことに、好感が持てました。

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ひのでやの朝食

 朝食も、同様です。

 こちらもオーソドックスな和朝食ですが、十分で美味しかったです。

 

 昨年、旅人たちが泊まった、こちらの勝浦のお宿「ひのでや」さん。

 温泉ではありませんが、スタンダードプラン、いくらだったでしょう?

 ・・・

 じゃじゃじゃん。

 1泊2食付き二名で26000円弱でした。

 一人当たり、13000円弱ということです。

 それも一番高い、土曜日の宿泊で、この値段。

 安いですよね?

 まして、お部屋も綺麗で広く、食事も料理宿なので、なかなかのもの。

 今年は台風被害が大きく、今、客足が減っているとはいえ、人気の房総半島ですからね。

 旅人たちが泊まったのは、台風被害が出る前年の2018年ですし、この値段はなかなかのお値打ち価格だと思います。

 もう少し、被害回復が進んだら、復興の為にも、皆さん是非、房総半島に足を運んでください。

 

 勝浦は朝市で有名ですので、チェックアウト後は、朝市をぶらりした後、電車で館山に移動。

 房総半島を走る外房線内房線も、終点は安房鴨川なので、電車は安房鴨川迄しか行きません。

 ですので、安房鴨川で乗り換え待ちの間、鴨川の海岸まで行って海を眺めてきました。

 鴨川は、全国屈指の亀田総合病院のある町で有名です。

 鴨川シーワールドもあり、亀田病院や鴨シーがある海沿いの通りは、南国ムードが漂う一大観光地です。

 館山に到着後は、安房白浜駅行きのJRバスに乗って、房総半島最南端の野島崎灯台を目指します。

 勿論、こちらのバス代も、フリー乗車券に含まれております。

 バス路線は、基本的に人が多く住む集落の中を通っているので、野島崎灯台最寄りのバス停は、灯台から少し離れています。

 ですが、バスを降りて、田舎道を10分くらい歩くと、お土産物屋さんや食堂が立ち並ぶ場所が見えてきました。

 野島崎は、房総半島で有名な観光地なので、店が沢山あります。

 ちょうどお腹が減ったので、適当に食堂に入ってアジフライ定食を食べました。

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 さすが海産物の宝庫、房州。

 なかなかのボリュームです。

 お腹を満たしたところで、野島崎灯台へ出発。

 灯台の一帯を一周する散策コースがあり、歩くと一周30分くらいです。

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野島崎灯台

 そして、こちらが野島崎灯台

 灯台の上に昇ることもできます。

 灯台は、高台上に作られていることから、昇ると、かなりの高さになります。

 旅人は高所恐怖症なので、へっぴり腰になりながら撮った一枚がこれです。

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 展望の場所が狭いので、ちょっと怖かったです。

 でも、眺めは本当に良いですよ。

 この日は伊豆大島も綺麗に見えました。

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 これは野島崎からの景色で、海の彼方に写っている島が伊豆大島です。

 初冬は空がきれいで、天気が良ければ満足できる写真が撮れますよね。

 夕方になり、そろそろ都内に帰らなければならない時間になったので、野島崎からバス停に戻り、館山駅へ。

 館山に着いた時に、駅からの夕景が綺麗だったので、駅近くの北條海岸へ。

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北条海岸から撮った夕景と富士山

 この海岸の「北条」という名は、館山駅周辺が昔「北条」という名前の町だったからです。

 海岸からは、富士山が見えました。 

 少し佇んだ後、館山駅に戻ると、変わった電車が止まっていました。 

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夕闇の館山駅

 この電車は、自転車を車内に載せることができる「B・B・BASE」という列車です。

 自転車と一緒に房総半島にきて、サイクリングを楽しんで、また帰るというニッチな需要を見込んで作られたイベント列車ですが、旅人はその存在をここで初めて知りました。

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B・B・BASE

 この電車、旅人達が乗った電車よりも先に発車していきましたが、あまりお客さんは乗っていなかったですね。

 面白い企画だとは思いますが、需要的にはどうなのかなと感じました。

 

 話は逸れましたが、今回のお得旅、どうでしょうか?

 今現在、台風被害で、小湊鉄道は里見~上総中野間は不通となっていますが、復旧した後は、復興の為にも、今回紹介した切符を使っての房総小旅行、非常にコストパフォーマンスが良いのでお勧めしたいと思います。

 今回の旅人達の使ったルートで、交通費を計算すると

 小湊鉄道1440円+いすみ鉄道730円+JRバス610円×2=3390円

 JR 市川~五井682円+大原~勝浦242円+

     勝浦~館山990円+館山~市川1980円=3894円

ですから、合計7284円(消費増税後の値段です)

 これだけで、切符代は楽に元が取れています。

 

 今回は、千葉・房総半島のお得宿と切符の情報でした。

 今年は台風で大きな被害が各地で出ています。

 旅好きな人が出来る一番の復興支援は、現地でお金を落とすことだと思います。

 復興支援の為にも、タイミングを見ながら、是非訪れて欲しいと思い、今回の紹介をしました。

 旅人でした。