今回の記事は、冬の終わりである3月に行った北海道旅の写真を使ってのものです。
3月の北海道ですと、本来はまだ冬のはずですが、最近の暖冬傾向もあり、旅人達が訪れた昨年(2019年)も、あまり雪は積もっていませんでした。
東日本や西日本における今シーズンの暖冬は、昨シーズン以上にひどく、成人の日がある1月11日~13日の3連休も、滑走不能のスキー場だらけで、本当にどうしようもない状態であり、さらにその上、今後も暫く纏まった雪が降る予想も出ていない状況です。
ですから、このままいくと、今冬のウインターレジャー関連は、前代未聞の全滅状態になりそうな雰囲気で、既に各地で観光産業を始め、深刻な影響が出ている模様です。
ここまで雪が極端に少ない状態のまま、冬が終わり、更に空梅雨だった場合には、夏に危機的な水不足が発生する可能性も高くなり、今冬の極端な小雪は、実はかなりヤバいことなのです。
まして今年はオリンピックイヤーで、夏場に非常に多くの観光客の来日があることから、万が一水不足が発生すると、ホテルやレストラン等が大混乱に陥る可能性もありますからね。
話はちょっと逸れてしまいました。
まず、定番の観光地「小樽」。
小樽で寿司というのは、ごくごく定番な選択ですが、実は旅人「酢飯」が大の苦手なので、寿司が食べられないのです(苦笑)。
年齢と共に、生魚は普通に食べられるようになったのですが、酢飯だけは全くダメで、寿司だけは未だにどうしても食べれません。
そういうわけで、小樽では魚系ではなく、全く違う店でランチをとることにしました。
そこで選んだのが、小樽で最も有名な洋菓子店「Letao」(ルタオ)が経営するレストラン。
ここで、ケーキセットとパスタランチセットを注文。
この写真が旅人達の注文品。
これが、予想を超える美味。
特にこのパスタ、超旨かったです。
ケーキ類が美味しいのは、有名洋菓子店なので当たり前なのでしょうが、普通の料理も、これだけ美味しいとは、「ルタオでランチ」、正解の選択だったと思います。
今後の小樽観光では、「ルタオでランチ」にします(笑)
その後は、定番の小樽運河
や、先ほど食べたルタオもある、市街地を散策。
このような、古い建物もそのまま再利用したお店(ほとんどがお土産物屋さんです)が多いですね。
こちらは、同じ通りのルタオ本店前付近。
寒いのに、観光客で人が多いです。
こちらは「お父さん預かります」のオモシロ看板があるお店です。
この看板、イイですね(笑)
こちらは、北海道で大人気お土産の、北菓楼小樽本店・六花亭小樽運河店前付近で、このあたりが一番観光客が多い場所です。
写真に写っている人の大半が外国人観光客で、小樽では当たり前の風景となりました。
旅人が、初めて小樽を訪れたのは25年位前のことですが、その頃外国人観光客はほとんどいませんでしたし、今では大正時代風の建物が立ち並び、綺麗になった写真の観光市街地周辺も、当時はまだ雑多な感じで、坂を少し登った小樽駅に近い市街地には、廃止になった国鉄手宮線の線路が残っている状態でしたが、今ではその線路跡も整備され、全体的に日本人観光客の方が少ないという状況です。
小樽に来るたびに、こうした徐々に変わりゆく光景を見ると、時代の流れと、隔世の感を何となく覚えます。
その後、小樽から近く、最近人気の余市に移動。
以前の余市ならば、観光客は殆どいない場所でしたが、現在の余市と言えば、
ニッカです。
某N〇Kの朝ドラで、ニッカの創業者竹鶴夫妻を扱ったドラマ「まっさん」が人気となり、余市のニッカも今では大人気観光地になりました。
また、このドラマがキッカケで、ジャポニーゼウィスキーの人気も火が付き、今や、かつての値段が信じられないほどの高値となっています。
まっさんが放映されていた頃、たまたま、ビックカメラ(子会社のコジマも含めて株主優待券をしょっちゅう取っており、お世話になっているので、よく利用しています)で、竹鶴のウン十年物を安く買ったことがあったのですが、「あの時もっと沢山買っておけば、今頃は...(平均で3倍に値上がりです)」と、非常に後悔しています(笑)
こちらの余市蒸留所、思っていた以上に非常に広大です。
旅人が育った千葉・柏の増尾にもニッカの工場(旧東京工場・現在は柏工場に名称が変わりました)があり、子供の頃見学に行ったことがありますが、ここは竹鶴夫妻の創業の地の余市ですから、規模が違います。
この時の旅人達は、ツアーで参加した旅だったので、集合時間が決まっていて、時間が限られており、足早に見学することになってしまい、「もっと時間が欲しかったなあ」と、かなり残念な気持ちで後ろ髪を引かれる思いのまま、ここを後にしました。
ですから、こちらの見学は、時間の融通が利く、個人見学で計画した方が、良いと思います。
見学コース内には、竹鶴夫妻の旧宅の一部や使っていた調度品等が数多く展示されており、なかなか見ごたえがあります。
見学時間は、最低でも2時間以上欲しいですね。
そういえば、竹鶴の年代物ウィスキーが全廃になるそうです。
一時的な人気沸騰に終わらず、継続していることで、慢性的な原酒不足状態でしたから、仕方ない措置でしょうね。
原酒は、十数年前〜三十年前に、未来の需要を予想して仕込んだものですから、まさかこれほどの人気になるとは、マッサンも喜んでいることでしょうね^ ^
余市からは、この日の宿泊先である札幌に向かいました。
その前に、苫小牧にあるノーザンホースパークにも立ち寄り。
ノーザンホースパークは、競馬界の巨人「社台グループ」が運営する観光施設です。
引退した競走馬等の展示もしております。
登別温泉から近いので、道南ツアーだと、最近は組み込まれていることも多い場所ですね。
この時は、1時間もないという短い滞在時間でしたが、
放牧されている馬を間近で見て癒されたり、
このようなポニーのショーもあって、思っていたよりも面白い観光施設だと感じました。
特に、活躍出来ず引退した競走馬は、ひどい扱い(最悪の場合お肉)をされてしまう馬も多く、このような施設があることで、そうした馬が少しでも減ればと思う、旅人でした。
そして、夜は札幌のホテルにチェックイン後、旅妻が食べたがっていたスープカレーを食べにすすきのへ。
ネットで検索して、口コミの高めのお店に入りました。
出てきたスープカレーはこんな感じです。
旅人的には満足でしたが、辛い物大好きな旅妻にとっては、ちょっとマイルドな味過ぎたようで、不満そうでした(笑)。
観光地の食べ物ですから、万人受けするように、辛すぎない設定になっているのは致し方ないことですよね?
だから、旅人はそのように説明して、旅妻をなぐさめました(爆笑)
お店の名前は、忘れてしまいましたが、思い出したら、追記しておきます。
最後に、旅妻の希望で、旅妻が今まで行ったことが無かった、こちらの建物に^^
それは、時計台です。
夜の時計台、なかなかきれいです。
この時は訪問時間が遅く、閉館時間となってしまったので、中には入れませんでしたが、旅人的には結構好きな建物です。
日本三大ガッカリ観光名所(他は、高知・はりまや橋、長崎・オランダ坂)として、取り上げられることも多いのですが、この時計台について旅人的には、そこまでガッカリだとは思いません。
はりまや橋は、超ガッカリだと思いますけど...(高知の方ごめんなさい)。
それでは、旅人でした。