「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

今年も2週間が経ちました

 

 オリンピックイヤーの2020年も、はや2週間。

 月日が経つのは、あっという間ですね。

 相場の世界では、日本の年末年始休暇中に、予想外のアメリカとイランの対立激化で、波乱の幕開けとなりましたが、これがたった3日間で終わったことも、全く予想外の展開でした。

 極端な短期間で対立が沈静化した原因は、アメリカへの報復攻撃後、反撃を警戒し過ぎたイラン軍が、誤射して民間航空機を撃墜してしまったことと、その事実の隠ぺい工作に対する大批判が重なり、イラン指導部が苦境に陥って、対立どころではなくなってしまったことです。 

 就任以来、イランとの対立激化を仕掛け続けたA国プレジデントのT氏も、ウクライナ国際航空の民間機撃墜という最悪の事態発生に対する批判の矛先が、下手をすれば、対立激化を仕掛けた張本人であるT氏に向かう可能性もかなり高いことから、これ以上対立の炎を燃え上がらせるのは得策ではないと、一気にトーンダウンして、知らんぷりしようとしている裏事情も、急速な沈静化の大きな要因です。

 このように情勢が短期間で目まぐるしく激変したことから、今後しばらくの間、対立激化の懸念は、ほぼ無くなったと考えられます。

 ですから、あの3日間の乱高下は、無かったものと考えて取引していくべきでしょうね。

 この2週間の相場絡みでの個人的な出来事は、一時的に円高が108円割れにまで進んだタイミングで、USドル建て旅行商品の残額支払いを実施したことぐらいでした。

 

 話は変わりますが、今日一番の話題は、良品計画(7453)株のストップ安張付きでしょうか?

 小売株の勝ち組と言われ、万円単位の高株価を長らく維持(昨年8月に株式を10分割しましたので、高株価銘柄では無くなりましたが)してきた良品計画も、1年半くらい前から業績の伸びの鈍化が顕著で、株価は決算発表をするたびに急落するようになりましたが、今回の発表直後である今日は、ついにストップ安気配で張り付いたまま(一瞬だけ取引成立)、取引終了となりました。

 良品計画クラスの売買代金規模がある銘柄が、堅調な相場環境に反して、ストップ安のまま終わるというのは、非常に珍しい出来事です。

 これは、株式の大規模な分割で、1単位当たりの株価が下がったので取引しやすくなったことに加え、消費増税特需の発生等もあって堅調な国内事業の月次成績を好感し、ここ最近株価が大きく上がっていたところに、会社側が発表していた好調な国内事業の状況と相反して、先週金曜日発表の第3四半期決算で、通期業績の下方修正をしてきたことが、完全に想定外の出来事であり、不意打ち状態に陥ったのが要因でしょう。

 ただ、良品計画の国内売り上げは、既に飽和状況で頭打ち状態にあり、海外展開の加速で伸びを維持していたわけですから、その海外の伸びが鈍化すると、高株価が維持できなくなることは、最近の値動きからも、ある程度事前に予想されていたことです。

 それに加え、昨年も決算発表のたびに10%超級の下げを連発していたのですから、決算発表を跨いでの買い持ち越しは、絶対に避けておかなければならないことだったのかもしれません。

 良品計画株が、2018年6月に高値を付けてから昨年8月末に分割をするまでの1年以上もの間、株価が下げ続けていた最大の要因は、中国の景気減速に伴う、中国事業の伸び鈍化であり、今回も東南アジアを含めた海外事業の不振が下方修正の原因です。

 ただ、急落するとリバウンドもしやすい株ですので、明日は要注目かもしれません。

 個人的には良品計画株、相性の悪い銘柄なので、今日に引き続き明日も、多分見ているだけで参戦しないと思います。