スキー・スノボ旅1日目は、新潟・湯沢の「神立スノーリゾート」で滑った旅人一行。
翌日は、早朝に起床し、新潟・南魚沼市から長野・白馬村まで移動します。
起きると、体のあっちこっちが痛いという、恒例の筋肉痛祭りの洗礼を受けた旅人。
スキーをした後は、毎回のことですが、年々ひどくなっているのは加齢のせいです。
南魚沼から、白馬への移動は、最短距離で約140キロ。
高速道路はありませんので、ひたすら下道で向かいます。
塩沢(南魚沼)→R353→十日町市→R117→長野市→R19→県道→白馬村
というルートで、長野市内通過が時間的なネックとなります。
ただ、いつもの年ならば、冬季は積雪で余計に時間が掛かりますが、今年は全く積雪が無かったので、結局休憩を入れて約3時間半で白馬村に到着できました🚙。
白馬村には、白馬エリアを代表する
を始め、隣の大町市や小谷村にあるスキー場を合わせると
栂池、五竜・47、岩岳、コルチナ・乗鞍、鹿島槍、さのさか、爺ケ岳
の合計10か所のスキー場があるので、この10か所を統一して「HAKUBAVALLEY」という名称で、海外に売出しをしています。
ですから、10か所共通リフト券も売り出していますね。
さてさて、旅人一行は、当初は白馬岩岳スノーフィールドに行く予定でしたが、今シーズンの異常な少雪の影響で、岩岳スキー場の滑走可能エリアがあまりにも狭いため、行き先を変更することに。
ここで、株主優待券の出番です^^
旅人は、こういうこともあろうかと、日本スキー場開発(略称NSD (コード6040))の株主優待券を予め取っておきました。
NSDは、大阪に本社のある日本駐車場開発(2353)の子会社。
日本駐車場開発のオーナーである巽氏がスキー好きなのが縁で、潰れそうになっていた各地のスキー場を買収したことから、日駐がスキー場を運営する会社として設立したのです。
現在では、八方・栂池・岩岳・鹿島槍・竜王(いずれも長野)・めいほう(岐阜)・川場(群馬)と菅平(長野)の一部の合計8か所を運営しています。(八方は一部他企業運営部分もある)
特に白馬一帯のスキー場が多いことから、2017年には、本社も都内から白馬村に移転(白馬駅近くにあります)しましたので、株主総会も白馬村で行われています。
このような経緯の企業ですので、1単位所有でもらえる株主優待券は、スキーリフトの割引券がメインとなります。
その割引率は、八方と川場を除く50%引き(1枚で5人まで)×5枚。
(一番人気のある八方は他社運営の絡みもあるので大人800円引き、川場は2000円引きです)
その他に、レンタルや温泉施設の割引券もあるので、スキーヤー・スノーボーダーにとっては、権利を取っても損はない優待券だと思います。
結局この日は、岩岳の隣の「栂池高原スキー場」に行くことにしました。
栂池に着くと、前日の神立の混雑とは異なり、ゴンドラ乗り場付近の人は少なかったのですが、天気も、
このように、ガスがかかっていて、残念ながら北アルプスの雄大な景色は全く望めませんでした。
早速、ゴンドラ乗り場の隣にあるチケット売り場で、株主優待券を使ってリフト券を半額(一枚2700円)で購入。
窓口の人が中国の方だったので、ちょっと驚きましたが、周りを見渡すとスキー・スノボ客の8割以上が外国人。
日本人が少ないので、窓口の従業員も外国語の出来る人である必要性が高く、当然のことなのかもしれません。
そして、ゴンドラに乗って、スキー場の上部に向けて出発。
Tsugaike-Kogen Snow Resort (Gondola Eve) hyper-lapse (栂池高原スキー場 ゴンドラ「イブ」 ハイパーラプス動画)
残念ながら、景色は見えず、寒々しい感じのまま、山頂駅に到着。
山頂駅付近で撮影した2枚の写真ですが、写っている人の中でおそらく日本人は旅人一行だけ、他は全て外国人だと思います。
この状況を見ると、外国人観光客が本当に多く来ているという証であると共に、この人たちが来なければ、日本の観光地は潰れてしまうんだろうなとも実感しました。
午前中の中・上部エリアは、写真のような視界の悪い状態で、雪質も残念ながら非常に悪く、白馬エリアの1月末としてはあり得ないレベル(4月初旬のシーズン末期のような雪質)でした。
ですから、非常に滑りにくかったです。(旅人が下手くそなのもあります)
Tsugaike-Kogen Snow Resort (Hannoki-No3-Lift) Hyper-lapse(栂池高原スキー場・はんの木第3クワッド・ハイパーラプス動画)
そういえば最近のスキー場では、大手ファーストフードチェーンのお店があるのを見かけるようになりましたが、栂池には、
こちらのバーガーキングがありました。
そこで、昼食は、
こちらのセット(1100円)にしました。
価格はスキー場価格ですが、ゲレンデ内のレストランでアルバイトが作る1200円のカレーを食べるよりは、間違いないのかなと思います。
昼食後は、ガスの掛かっていない下部で滑ることにしました。
ですから、
このように、周囲の景色も眺めながら滑ることが出来ました^^
しかし、写真に写っている広大な栂池の緩斜面ですが、本当に人が少ないですね。
次の写真は、
栂池のシンボルである広大な「鐘の鳴る丘ゲレンデ」内にある、「鐘」です。
2人で鳴らすと幸せになれるそうですが、雪不足で付近は地面が見えていて、誰も居ませんでした。
Tsugaike-Kogen Snow Resort (Karamatsu-Pair Lift) Hyper-lapse (栂池高原スキー場・カラマツ高速ペアリフト ハイパーラプス動画)
そして、滑り終わった後は、株主優待券を使って、
栂の湯で、ひとっ風呂。
通常700円ですが、一人350円で入れます。
写真の右側、「栂の湯」の建物の前に人が固まって居ますが、これは外国人スキーヤー・スノーボーダーで、宿泊施設に戻るための、バス待ちをしている方ですね。
中華系のお客さんは、観光バスが大挙して迎えに来るのでバス待ち無し。
来るときも、観光バスが連なって送り込まれてきます。
そして、空港からレンタカーを借りて、多人数で来ている外国人の方もかなり居ます。
白馬エリアは外国人が多いと聞いていましたが、いやあ、本当に多いです。
平日の8割くらいは外国人客という実感ですね。
この日の宿泊は、八方のペンション街の安宿でしたが、夜は、
歩いている人、欧米系の外国人ばかり。
このペンション街周辺には、ラーメン屋が3軒ありましたが、いずれも欧米系外国人が並んで、行列が出来ていました。
更には、なんと
こちらのお店、日本語メニューがありません💦
英語等の外国語メニューのみ。
この一帯は夜歩くと、外国に居るような感じで、日本ではない気が...
ただ、夜中まで、音楽が鳴り響いていましたし、スキーブームが終わって寂れていたペンション街が、外国人観光客が増えて一変したのは経済的には良いのでしょうけれども、その代わり、失っているものもあるんだなと思いました。
最終日は、また次の記事で。
旅人でした。