「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア資産運用)

旅の資金は、投資利益で捻出している旅人です。旅妻が大病を患ったことを契機に、世界旅へ(新型肺炎の為、延期)。セミリタイア家計簿も。

突然のイタリアでの爆発的な新型肺炎の感染者急増で、市場は急落へ

 

 今回の3連休は、日本市場にとって危険な日々だろうとは予測していましたが、まさかまさかの、

  イタリアでの感染者急増という非常事態

が発生したことで、月曜日の世界市場は急落となってしまいました。

 イタリアは、早期に中国人や中国滞在者の入国拒否の措置を取っていたにもかかわらず、結局大規模な感染を防ぐことが出来なかったということで、この出来事に欧米諸国が大きなショックを受けたことが、今まで、中国や日本(ダイヤモンドプリンセス号)で、これだけの新型肺炎の感染者が出ても、「他人事」とみなして、下げてこなかった欧米の株式市場が急落した原因なのだと思います。

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 また、金曜日の相場が開いている時点で既に判明していたことですが、韓国では、一人のスーパースプレッダーの存在が、急速な感染者増加の原因となってしまいました。

 この出来事は、どこの国でも、このようなスーパースプレッダーが出現してしまえば、一気に数百人単位の感染者を出してしまうという、今回の新型コロナウィルスの感染力の強さの厳しい現実が明らかになったということでしょう。

 

 そして今、特に危険だと言われているのがイランです。

 イランは、中国に次ぐ多くの死者が出ており、潜在的な国内の感染者は900人超で、若しかしたら千人単位なのではないかと言われていますが、検査キットが500人程度分と、極端に不足しているので、実態がほぼ不明なのです。

 特に日本は、周囲の国と比較しても、イランとの交流が極めて活発なので、こちらのルートからも新たに感染者が流入するのではないかと危惧されるところです。

 

 日本の3連休中の感染者増加数については、毎日十数人と、日・祝の二日間が各地の病院の休診日で、まだ発熱しただけの初期の感染者が病院に行けなかったこともあり、それほどの増加数ではありませんでしたが、韓国だけではなく、イタリアやイランでも火が点いてしまったことで、今日の株式市場は一時的に、N225で1,000円を超える急落となってしまうのは、最早避けられないでしょう。

 

 こういう相場の時は「休むも相場」という気持ちで、手を出さずに放っておくのが良いのかもしれません。

  

 そういえば、この連休中に、新型肺炎を楽観的に予測して見事に外し、失敗続きの政府に助言している「感染症対策の専門家」という肩書の御用学者連中が、官邸での会議の後、「ここ1~2週間が山場、瀬戸際」という声明を出しましたが、御用学者達が、急に「瀬戸際、山場」と騒ぎ立て始めた理由は、一体何だと思いますか?

 世界における予想以上の感染拡大から、更に感染者が増加して、適切な対処ができない途上国にも蔓延していくことは確実な情勢となり、

  「3か月後には落ち着いて、短期間で収束する」

という市場が予想していた標準的シナリオはもろくも崩れ去り、悪いシナリオが現実となり始めたのです。

 ところが、日本の御用学者連中は

  今からたった2週間程度の

  それも国内対策だけで

  しかも自粛要請的な注意喚起レベルのもの

を「対策」だと掲げて「瀬戸際、山場」と騒いでも、既に相当数の潜在的な感染者が居る日本で、一時的かつ限定的な自粛だけでは、拡大が収まる可能性は無いと思います。

 

 暖かくなればインフルエンザの流行が終わるように、新型コロナウィルスも自然消滅するだろうという、希望的観測は捨て去るべきではないでしょうか? 

 おそらく、北半球が夏になれば、一時的に鎮静化するでしょう。

 でも反面、その時は南半球が冬になって感染しやすい季節になるわけですし、夏でもインフルエンザの患者は、相当数出ていることから、数か月後に新型肺炎の恐怖が無くなるというのは厳しい情勢でしょう。

 逆に、一時的な鎮静化で人々が油断して、潜在的にウィルスがより広く拡散し、次の冬に規模を拡大して再流行する可能性もかなり高いと見られています。

 しかも、イタリアに飛び火したことで

   「どこの国に、感染者が居るのか、全くわからない」

という五里霧中の恐怖が、昨日、世界的な株安が発生した原因。

 それなのに、世界的な状況を考慮しないまま、国内の感染状況だけを見て「瀬戸際、山場」と騒いでも意味はありません。

 

 でも、次に述べるこの文字を入れれば、御用学者達が言っている「瀬戸際、山場」が「何の瀬戸際、山場」なのか明らかになります。

 その文字とは「東京五輪」で、それを入れると

  「ここ1~2週間が、東京五輪を予定通り開催できるかどうかの瀬戸際、山場」

となります。

 そういうわけで、昨日、御用学者たちが急遽声明を出した「瀬戸際、山場」というのは、

  オリンピック開催に赤信号が点る瀬戸際なので、協力してください

という官邸の意が入ったものなのです。

 もちろん正直に、こういう風に言ってしまうと、「世界的な新病流行の危機でも、オリンピック優先なのか?」と反発を受けてしまいます。

 でもその証左に、各マスコミはいまだに「オリンピック、オリンピック」と連呼しています。

 確かにマスコミは、IOCに対して1千億円の巨額な放映料を支払っているという事情もあるので、この金を無駄には出来ないという心情は分かりますが、この非常事態になっても、「オリンピック・オリンピック」と、大きく取り上げて、祭りに向けて騒いでいることについて、かなり違和感を感じませんか?

 また、既に開催まで150日を切っているのに、ここにきて新型肺炎の感染が世界的に拡大し始めたことに危機感を持っているIOCは、水面下で「東京五輪の延期若しくは無観客開催」等、最悪の事態を想定した、色々な検討を開始しているのは間違いないでしょう。

(流石に巨額投資をした開催国の事情に配慮し、よほどの危機的な流行に陥らない限り、「中止」は無いと思いますが、予定通りの開催日程で強行しても、感染を嫌がって、選手も観客も、見込みをはるかに下回る参加となるでしょう。代替え開催も、人が多数集まることで、新型肺炎蔓延の恐れが消えない限り、不可能でしょう)