本日、大引後に2020年10月第1四半期(11〜1月)の決算発表をしたHIS。
まだ第1四半期なのに、コロナ肺炎の影響を考慮し、通期予想を赤字に修正しました。
第1四半期決算自体は、新型肺炎の影響が大きく出る前の数字だったので、黒字だったものの、大幅減益でした。
修正内容を見ると、第1四半期の決算を大幅に下回る通期予想に修正しており、第2四半期以降は、赤字見込みということになります。
HISが上場してから、初めての赤字予想です。
その修正内容は
売上高 9000億 → 7750億
営業利益 193億 → 17億
経常利益 195億 → 28億
純利益 110億 → -11億
となります。
新型肺炎の予想を超える蔓延は、業態的にまともに直撃する企業にとっては、非常に厳しい状況である事実が、浮き彫りになりました。
今日は、日銀総裁の発言で一気に切り返しましたが、この口先介入、世界相場への影響力が乏しい日銀総裁なのに、ちょっと上げすぎかなと感じました。
(結局、今日の上げの正体は、日銀による史上最大規模のETF買いで、日銀の自作自演でした)
今日、日銀が何かしそうな雰囲気は、土曜日の首相会見内容から予想されていましたからね。
市場は、今週中のFRBの臨時利下げ、それも0.5%を期待しており、それが実行されるには、条件があるそうです。
その条件は、口先介入だけでは相場がリバウンドせず、続落基調にならないと実施されることは無いそうなので、パウエル議長の金曜日の口先介入、今日の日銀の口先介入で下げ止まると、臨時利下げは見送られ、今月中旬のFOMCでの利下げになるだろうと。
個人的には、FRBが臨時利下げすると、一旦リバウンド相場に入ると見ています。
リバウンドしても、協調利下げ後を狙って、世界の売り方は再結集するという投機筋のコメントも出ていますし、しばらく乱高下が続きそうですが、今夜のNY市場どうなるのでしょうかねえ、注目しています。
相場次第で、早ければアメリカ時間で3月4日にも、臨時利下げ+各国の協調介入が発表される可能性があるそうです。