FRBの緊急利下げよりも、民主党のスーパーチューズデーの結果の方が株価に大きな影響を与えるとは、ちょっと予想していませんでした。
この予備選の結果は、事前予想を完全に覆し、バイデン氏が多くの選挙人を獲得しました。
それだけアメリカでは、万が一のサンダース大統領の誕生による景気悪化懸念が大きかったということなのでしょうね。
前日のFRBの緊急利下げに対する大幅安発生の原因は、FRBの足元を見透かした売りだけではなく、サンダース氏優勢を懸念した株安という材料も、かなり入っていたということです。
低所得者や学生等という、サンダース氏支持者の熱気は物凄いですが、極端に左に寄った政策だけでは、T大統領に勝てる見込みは無いでしょう。
肝心な日本の株価ですが、今は小休止状態にあり、NY株は急上昇したものの、当然のことながら深刻な国内の新型肺炎蔓延の状況から、連れての大幅高にはならず、世界での新型肺炎の急速な拡大が続く限り、厳しいでしょう。
イタリアに飛び火して以来、予想を超えた物凄い広がり方をしていますからね。
現在の感染者数ですが、フランス・ドイツでは既に200人を超え、北欧のスウェーデンやスイスも50人に達し、アメリカも100人を超えました。
「遠い、アジアの出来事」だと世界中の国々が甘く見ていたツケが、ここにきて出てしまったということですね。
世界中がこういう状況に陥ってしまうと、まだまだ感染は広がりますし、日本も明日からPCR検査の保険適用開始で、民間での検査も始まりますから、今まで保健所で検査数を抑えていた効果(例として「大阪のライブハウスの集団感染の件では、大阪府知事が全員検査を指示するまで、保健所は発熱等の症状が出ている人とその家族だけのPCR検査しか実施していなかった」)が消えることで、来週に入ると一層の感染者数増加が予想されます。
そうなれば、売り方は勇気百倍。
株価はジリジリ下げ、感染者数が増えるに連れて、日本人の入国禁止措置をとる国(現在は22か国)も増えて、さらに下げるという悪循環に陥る可能性が高いと予想します。
先日、インドが日本人へのビザを無効にしたことで、今後、日本経済に大きな痛手が出るのは確実ですが、こうした事例が増え続けることになります。
そして、つい先ほど、オーストラリアが中国・イランだけではなく、韓国からの入国も禁止すると発表しました。
こういう措置が株価には一番響きます。
来週金曜日にはMSQ(メジャーSQ)もありますので、気を付けて取引していきましょう。
しかし、新型コロナ肺炎の影響で、なかなか旅記事を書く気にならないです。
予定では、3月には行ったら🌸関係の記事を順次書いていくつもりでしたが、花見も自粛要請が出てしまいましたから...仕方ないですね。
そのうち書こうと思います。
昨日、少し買った武田(4502)から、引け後に「新型コロナ肺炎ワクチン開発への参戦」IRがあったことで、プラスで終われて平穏に過ごせた今日一日でした。