今週の日本株
30日(月)
27日の大引けに、巨額の配当落ち分再投資買いが入って急騰したことから、権利落ち日のため、急落して始まるも、この日の大引けにも巨額の配当落ち分再投資買いが入ったことから、大きく戻して終了。
31日(火)
小幅高で始まり、この日が日本株特有の年度末であることから、ドレッシング買いが意識され、終始小高いまま終了。
4月1日(水)
NY株が大幅安だったことや、3月末の特殊な買い需要が完全に剥げたこと、更には日本国内の新型肺炎感染拡大が止まらないことから、後場日銀買いが入るも、逆に売りが急増し、大引けにかけて急落して終了。
2日(木)
NY株は小幅安止まりだったものの、前日に引き続き日本株への売りが止まらず、後場日銀買いが入ったことで、逆に売りが膨らみ、この日も下げて終了。
3日(金)
NY株が、アメリカ大統領の言動により原油価格が急騰したことで小幅高だったことから、小幅高で始まるも、週末であることから、徐々に売りが増え、後場は小幅安で推移。大引け前に、「一世帯当たり30万円の給付で決定(給付限定条件あり)」との情報が出たことが買い戻しを誘発し、前日比横ばいで終了。
GPIFの買いが剥げたことや、日本で新型肺炎の感染が急拡大したことで、終始軟調な一週間でした。
最終的にGPIFの前四半期の含み損は約17兆円だったようです。
3か月間でこの損失額は、GPIFの創設以来、最大です。
また同じく政府系ファンド(SWF)で世界最大のノルウェー政府年金運営基金は、12兆円の損失を出したと発表しました。
相場の情勢的には、先週、日本株で発生した巨額の買い需要に対し、海外投機筋は新たに巨額の空売りポジションを組み直して仕掛けてきたので、今週は上がる場面がほとんどありませんでした。
これは日本の感染急拡大が始まったのに、日本政府が、景気の悪化ばかり気にして、緊急事態宣言をしない状況をみて、海外投機筋は
緊急事態宣言で人の動きを止めない限り、日本の感染拡大は止まらない
と判断し、巨額の空売りを仕掛けてきたわけですから、緊急事態宣言をするまで、下げ相場は終わらないと思います。
今週の個人的な成績ですが、先週持越し分については
3月27日(金)
買い持越し:コロワイド・トリドール・レオパレス・東武・JAL・NexTone(IPO)
空売持越し:東武
でした。
3月30日(月)
利確:東武(買い・空売り)・トヨタ・リクルート・信越化学・しまむら
損切:コロワイド・トリドール・JAL・レオパレス・NexTone
買い持越し:無し
空売持越し:東武
3月31日(火)
損切:無し
デイ買い:リクルート・リコー
買い持越し:西松屋
空売持越し:東武
4月1日(水)
利確:東武・日本製鉄
買い持越し:西松屋
空売持越し:無し
4月2日(木)
利確:西松屋・日本製鉄・JFE・セゾン
デイ買い:日本製鉄・JFE・三菱重工・セゾン・JAL・三協立山
買い持越し:無し
空売持越し:キューピー
4月3日(金)
利確:キューピー・ダブルインバース
損切:無し
デイ買い:ダブルインバース
買い持越し:ダイセキ
空売持越し:無し
東武以外の優待取りは、27日金曜夜のPTS市場で処分しました。
東武以外の優待取りは、配当落ち分があるので、成績上小幅マイナスですが、配当と優待券の金額を考慮すると、JAL・トリドールは優待タダ取り成功、コロワイドは優待券の半分くらいの損失、レオパレスは失敗となります。
先週権利が当たった、月曜IPOのNexTone、相場環境が良かったらだいぶ上がっていたのでしょうね。
結局上場日に安値を付けた後は、一気に切り返し、大きく上がりました。
東武の空売りは成功でしたが、貸借倍率が極端で、あまりにも空売りが多すぎるので、投入金額は抑えたことから、小勝ちで終わりました。
全体的には、今週も小勝ちでした。
今週の話題は、何といっても
全世帯「マスク2枚」配布
でしょうね。
ネット上には、
こういう作品が氾濫していました。
いずれもなかなか良くできており、投稿者の発想力の豊かさに感心すると共に、思わず笑っちゃいましたので、著作権の問題がちょっとありますが、ここで紹介しておきます。
総額で300億円級(マスク代200億超+配送費数十億)の、このマスク配布。
この対策の評価については、ここではしませんが、数日前から↑↑↑の人だけ、妙に小さい変なマスクをしているなあと思っていたら、この為だったのですね。
子供のころ、確かにこういうマスクありました。
当時は、今のように使い捨てマスクは無かったので、給食の配膳係になったときや病気が流行った時に付けていた記憶があります。
残念ながらガーゼマスクのウィルスを遮断する効果は、通常のマスクよりかなり低く、気休め程度だそうなので、ガーゼとガーゼの間にキッチンペーパーを挟むと良いようです。
金曜日の大引け間際に、一世帯当たり30万円の給付金決定の情報が出て、日経平均株価が200円近く戻りましたが、これが貰える適用条件はかなり厳しそうですし、大半の世帯は給付対象外でしょうから、株価への影響は続かないでしょう。