昨日、JALから、「予約中の(世界一周)航空券のうち、一部路線の全面運休が決定したのでどうしましょうか?」と連絡があり、正式にキャンセルするということになりました。
現在の状況では、ほぼ行けないだろうと思っていたものの、一縷の望みを託して、航空券の予約だけはそのままにしていたのですが...
新型肺炎で重苦しい日々が続きますが、そうした日々が終わった後のことを考えることにしましょう。
今回は、トルコの世界遺産である「エフェソス」の記事です。
まずは、この写真から。
これは、エフェソスでの写真ではありませんが、向かっている途中、トルコの小さな観光地で見かけたニャンコちゃん達です。
カメラを向けられているのが分かっているのか、大人しくポーズを取ってくれているようです。
どこの国でも、かわいいですね^^
エフェソス遺跡は台地の上にあるので、まずは、ゴンドラに乗ります。
ゴンドラを降りて少し進むと、
このように、遺跡全体が見渡せる入り口に。
古代の昔、この地が栄えていた時には、街の中心だった場所です。
両側には、
昔の建物の跡が、崩れていたものは組み直して復元され、沢山残っています。
そして、最奥部に着くと、
ひときわ大きな建物の跡に出くわします。
これは、ローマ帝国の三大図書館の一つ、セルシウス図書館の跡です。
2000年以上経つのに、これだけの大きい石組みのものが壊れずに残っているのが奇跡ですね。
近づいてみると、
細部にまで彫刻が為されており、当時の繁栄ぶりが目に浮かぶます。
非常に立派な図書館だったのでしょうね。
セルシウス図書館跡を横に折れて、更に進むと、
劇場の跡があります。
当時は、5万人が収容できる、ローマ帝国内でも最大級の劇場の一つだったそうです。
2015年に世界遺産に登録されたエフェソス。
旅人が訪れた時は、まだ世界遺産ではありませんでしたが、旅人が巡ったトルコに残るローマ帝国の遺跡の中では、最も見ごたえがあると感じました。
今では丘の上にあるエフェソス遺跡ですが、ここが繁栄していた当時は、港湾都市だったそうです。
現在は、海から離れているので信じられませんが(・□・)
ただ、この地は土砂の堆積が激しい場所であり、8世紀頃には、港湾都市としての機能を完全に失って、寂れてしまったことで、逆に現代まで大きく壊されることなく、遺跡が残ったのでしょう。
こちらは訪問当時、まだ復元されていなかったエフェソス遺跡の部分です。
御覧の通り、遺跡の石置き場になっていました。
ただ、世界遺産に指定されてからは、復元も進んでいるのでしょうから、ここの景色も今では大きく変わっているのかもしれません。