今週の日本株
20日(月)
先週金曜日にNY株は大幅高だったものの、日経平均も金曜日に上げ過ぎた反動で、終日弱いまま推移して終了。
21日(火)
WTI原油先物が史上最大の大暴落をしたことで、NY株も大幅安だったことから、安く始まる。昼前に金委員長重体説が流れ、地政学リスクから円高も進んでしまい、日銀買いが入るも日本株は大きく売られ、大幅安で終了。
22日(水)
WTI5月物はプラスで終わったものの、今度は6月物が大暴落し、NY株も大幅安だったことで、安く始まる。後場日銀買いが入るも、原油価格が午前中のプラスを維持できず、マイナス圏に転落したことから小幅安で終了。
23日(木)
アメリカ上院で追加の経済対策法案が可決したとこや、原油価格の下げ止まりで、NY株が大幅反発したことで、小高く始まるも、昼にかけてやや弱含む。後場は引けにかけて買いが膨らみ、この日の高値で終了。
24日(金)
新型肺炎で期待されていたギリアド・サイエンシズのレムデシビルの治験結果が、「有効性無し」とのWHOの仮文書が誤って流出したことで、大幅高だったNY株が小幅高止まりで終わったことから、日本株は小幅安スタートに。後場日銀買いが入ったことで下げ幅を縮小するも、週末要因もあり、小幅安で終了。
今週は、原油相場に振り回された一週間でした。
特殊な要因も重なり、史上初のマイナス価格で終わった月曜日のWTIの大波乱から、月・火と株式市場も大幅安でしたが、すかさずT大統領の口先介入や、OPEC諸国の減産拡大発言が入ったことで、原油価格は一旦落ち着き、株式市場もある程度戻りました。
この原油危機は物理的な要因が大きい理由ですから、次は5月21日の6月物の取引期限に向けて、原油の需給バランスがどうなるか次第で、再び同様の危機が来るのか、それとも来ないで終わるのかが決まるということになります。
日本の新型コロナ肺炎の状況は、緊急事態宣言で大幅な規制を掛けてから2週間以上、都知事の非常事態宣言から3週間以上経ったものの、感染者数は横ばい推移に留まり、大きな変化は見られなかった一週間でした。
今週の個人的な成績ですが、先週持越し分については
4月17日(金)
買い持越し:オリックス・ロンシール
空売持越し:無し
でした。
4月20日(月)
利確:ロンシール
デイ買い:トヨタ
空売持越し:無し
4月21日(火)
利確:無し
買い持越し:無し
空売持越し:ネオス
4月22日(水)
利確:ネオス・トヨタ・東洋製缶
損切:無し
デイ買い:トヨタ・東洋製缶
買い持越し:東洋製缶・日本製鉄
空売持越し:無し
4月23日(木)
利確:東洋製缶
損切:日本製鉄
デイ買い:
買い持越し:オリックス
4月24日(金)
利確:三菱重工・東京製鐵
デイ買い:三菱重工
買い持越し:モノタロウ・ダブルインバース
空売持越し:東京製鐵・東洋機械
今週は、今年で最も負けた一週間でした。
特に、月曜日の引け際の注文を、「国際帝石・出光・コスモエネの空売り」→「WTI原油ETFの買い」に急遽切り替えてしまったことが、致命的な大きな判断ミスに。
月曜日は、原油が急落しそうな雰囲気だった(マイナスになるとは思ってもいませんでしたが)のに、原油関連銘柄の株価が下がっていなかったので、原油関連銘柄の「空売り」注文を「引成り」で入れていたのですが、大引け間際に、突然の変な閃きで、注文を取り消して、逆に「買い」で張ってしまったことが痛かったです。
このように、大きな判断を誤ってしまった週は、その後、何をやってもダメなのですよね😢
火曜日のデイトレも、昼前に「金正恩重体?説」が大きく報道されて、後場崩れた影響が大きく、痛い目に遭ってしまい、もはや週間では負けを取り返せる見込みが無くなったので、その後取引を大きく縮小することにしました。
相場の世界で突然不調になることは、よくあることですが、個人だと、そこをどう脱出するかが、勝ち続けられるかのポイントなのだと思います。
不調になる(読みが外れる)ということは、「自己の思考・判断」と「相場の流れ」が相反するようになったからこそ発生するのであり、外れれば、当然勝てなくなるわけですが、長年培った自己の思考回路を急に大きく変えるというのは、非常に難しいことですからね。
こうなった場合、暫く相場から離れるのが、一番の特効薬なのかもしれないと思っています。
来週の月・火の2日間は、所用もあることから、相場から離れることにします。
※注意
今週、初めて手を出してしまった原油ETFですが、詳しく調べると、普通の株とは全く異なり、投資信託に近いヤバい商品なので、手を出さない方が賢明です。
原油価格が下がるときは連動して下げるけど、上がるときは完全には連動しないという、複雑な価格形成が為されており、投資信託と同様に、元締め(野村等)だけが儲かる商品ということです。