ホテルREITの一つ「INV」が昨日(11日)、下半期(2020年1月~6月)の分配金と収益予測を発表しました。
それによると、2月時点では1812円の分配金が予想されていたものが、わずか30円に激減...
INVは、ソフトバンクG系のFIGが運営するREITで、日本国内のマイステイズ・ホテル等(75物件)と海外のケイマン諸島のホテル(2件)における運用が大半(約86%・その他は賃貸住宅・商業施設)なのですが、新型肺炎の影響でホテルの稼働率が大幅に低下し、4~6月の国内ホテルは稼働率は25%前後、ケイマン諸島のホテルは0%になるとの予測に基づき、半期ごとの分配金の予測が変更されたのです。
しかし分配金30円とは、本当にごく僅かですね。
半期の利回り0.1%。
そのため、昨日大幅高だったのですが、今日(12日)は暴落し、ストップ安付近での値動きとなっています。
この影響で、その他のホテルREITも、昨日の上昇分を帳消しにする下げとなっています。
ただ、新型肺炎が克服され、分配金がある程度通常のレベルに戻ることが出来れば、年間利回りは10%を超えるでしょうから、3月の安値(20000円前後)では拾えなかった以上、今日のこの大幅安(24000円前後)を横目に見ながら、もう少し下げたところで、買うのも良いのかもしれませんね。
3月の暴落中の安値時に、新型肺炎直撃のホテルREITを拾うのは勇気がいりますが、現時点であれば、新型肺炎の影響がだいぶ見えているので、買いやすくなったのは事実ですから。
ただし、投資は自己責任ですので、INV・REITを買うかどうかを検討する場合は、それぞれの方の判断に基づいてくださいね。
(因みに旅人は、REITを買ったことは数回程度の素人です。INVは検討中)
世界の相場は、各国中銀によるジャブジャブのマネー供給で、続伸モード真っただ中です。
しかし、世界中の人々がロックダウン等の厳しい外出・移動制限に耐えられなくなったことで、感染拡大が止まっていないにもかかわらず、ほとんどの国でこれらの制限の緩和モードに突入しました。
ですから、近いうちに大半の国々で、感染の第2波がやってくるのは確実な情勢ですから、まだまだ難しい相場が続くでしょうね。