今週の相場も、引き続き、欧米亜における経済再開を好感した買い相場が続きました。
日本では、25日月曜日の緊急事態宣言の全面解除を期に、一気に株価が急騰するという、やや予想外な展開になりました。
これは宣言が解除されたことよりも、25日の会見で突如話が出た「第2次補正予算の規模」が原因でしょう。
事前の観測(5~20兆円程度)を大幅に超える巨額なもの(1次補正と合わせて総額230兆円)と発表されたので、日本株の先物に空売りを山のように入れていた欧米の投資家が、慌てて買い戻しを入れたからなのだと思います。
実際のコロナ対策の真水の金額は、一次・二次補正予算を合わせても、約30兆円程度の規模でしかありません。
残りの約200兆円の大半が、低利・無利子・無担保等の種々の融資枠の設定でしかないのです。
ところが、海外のニュースにおいては、その中身ではなく、見た目の金額だけが報道される(所詮他国(他人)事なので、中身を知る必要はない)ので、2.2兆ドル(230兆円)という金額を聞いて、欧米の投資家は本当に慌てたのでしょうね。
時々海外のニュースを見ますが、そこでは
USA 3兆ドル
JPN 1.1兆ドル
と新型肺炎対策の金額では、世界2位だと報道されており、これが2.2兆ドルに増えたですから、これを真に受ければ、制限解除と併せて、「空売りは一旦買い戻すしかない」という行動になったというわけです。
更に今月は、メジャーSQもあり、いま海外勢が保有する巨額の先物の空売りの、買い戻しも見込まれるので、SQ日の6月12日までは堅調な相場が続くと見込まれます。
今週金曜日は、引けにMSCIリバランスがあったので、後場に入るとやや下げました。
MSCIは世界的な指数で、影響が大きいですからね。
今回は9銘柄も入れ替えの上、900億円前後の流出超だったので、今週の上げ過ぎ感もあり、やや売られたのは致し方の無いことでしょう。
今週の個人的な成績ですが、元々予定(コロナが無ければ1か月半世界旅に出ていたので、その代わりに前々から入れていた私用)があったので、投資はほとんどしませんでした。
ですから、せっかく相場全体が大きく上がったのに、事前に月曜日の寄付きで買い注文を入れた少額分しか、利益は取れなかったです😢
先週の持越し分については
5月22日(金)
買い持越し:明治・INV(REIT)
空売持越し:コロワイド・カシオ
でした。
5月25日(月)
利確:明治
損切:カシオ・コロワイド
買い持越し:東洋製缶・山一電機・TOWA・出光
空売持越し:無し
5月26日(火)
取引無し(上記4銘柄買い持ち越し)
5月27日(水)
利確:東洋製缶・山一電機・出光(PTS)・INV(REIT)
損切:無し
買い持越し:TOWA
空売持越し:無し
5月28日(木)
利確:無し
損切:無し
デイ買い:無し
買い持越し:TOWA
空売持越し:小糸製
5月29日(金)
利確:TOWA・小糸
損切:無し
買い持越し:東洋製缶・山一電機・TOWA・日立・SB
空売持越し:無し
月曜日に少しだけ買った銘柄が、相場の急騰で上がったので、週間成績はプラスでした。
5月の月間成績も、月初の大負けや中旬の取引の不振で、非常に苦しみましたが、先週にプラス転換し、そのまま維持できたので、小幅プラスで終わりました。
今週は月曜日から木曜日の前場迄、全体相場が急騰したにもかかわらず、一部半導体銘柄(東エレやスクリーン等)だけは蚊帳の外だったので、今週月曜日に買った銘柄のうち、半導体銘柄のTOWAは、株価が下がったままでした。
ただ、木曜引け後に発表されたTOWAの決算は、かなり良かったので、金曜日はストップ高で値付かずのまま終わったので、月曜日に利確して、来月の成績に反映させられそうです^^