「新型肺炎の感染が落ち着いている時に、旅をしませんか?」というテーマで、予約の要らない「近郊旅」の記事です。
今回は、福島県南会津の「大内宿」と、ツアーだと大内宿と一緒に回ることの多い「塔のへつり」です。
まずはこの写真から。
よくパンフレット等で目にするものと同じ構図の「大内宿」の写真です。
大内宿のはずれにある「大内宿見晴台」とも言われるスポットから撮影。
冬にも行ったことがあるのですが、雪景色の写真は残念ながらロストしてしまったので、今回は夏の写真だけで。
江戸時代の会津西街道の宿場町だった大内宿ですが、山中の街道なので、江戸期から他の街道との競争に負けてしまい、会津西街道自体が廃れてしまったので、半農半宿の宿場となり、昔ながらの風景が残ったとのことです。
昭和56年(1981年)に重要伝統的建造物群保存地区に指定され、現在では福島県会津地方で1、2を争う人気観光地となっています。
大内宿には、大きな駐車場があるのですが、山の中にある宿場なので、道路事情が悪く、オンシーズンに車で行くと、駐車場までの長時間の渋滞が発生する事も。
旅人も、一度酷い渋滞に当たってしまい、山道であり得ないくらいの大渋滞が発生して、大内宿に行くのを諦めたことがあります。
今回の写真は、鉄道で行った時に撮影したものです。
公共交通機関の場合、大内宿の最寄り駅は、会津鉄道の湯野上温泉駅。
この写真の茅葺屋根の建物が駅舎です。
湯野上温泉は、小さな温泉街で、なかなか趣があります。
この路線バスですが、一時期(かつて予約制だった)よりは、だいぶ使い勝手が良くなりましたが、料金が高い(片道20分・一人1000円)です。
温泉街なので、駅前にタクシーが大体止まっていますが、タクシーの方もそのバスの料金を意識しているので、交渉すれば大内宿まで往復5000円で行ってくれます。
(帰りはタクシー会社に電話すると迎えに来てくれるのです^^)
大内宿に着くと、
人が多いですね😊
写真のすぐ右側にある三澤屋さんは、ネギで食べる蕎麦で有名です。
大内宿は蕎麦屋さんが多いですが、ネギで食べる蕎麦は大内宿の名物となっています。
レトロな雰囲気を満喫する場所です。
大内宿は実際に人々が暮らしているので、少し横道を入ると、このような観光用ではない、よりレトロな生活感あふれるものも、あちらこちらで見つけることができます。
ただ、あまり奥に入り過ぎると、普通の家が並んでいるだけですので、少し横道に入る程度で😊
大内宿は、それほど大きいわけでは無いので、数時間滞在すれば充分だと思います。
ここでおまけの写真^^
会津鉄道の芦ノ牧温泉駅の猫駅長として大人気だった「バスちゃん」の写真を。
バスちゃんはもうこの撮影時、かなりの高齢だったので、代替わりの為に現在の二代目駅長ラブちゃんの訓練が行われていました。
今では、ラブちゃんが立派な二代目駅長となっています。
しかしバスちゃんは、観光客の撮影のフラッシュで目を傷めてしまったということもあり、現在では、猫駅長の撮影は一切禁止となっているのです(__)
大内宿から近い観光地として人気の「塔のへつり」。
全国的な知名度は低いですが、ここの奇岩が国の天然記念物となっているのです。
「塔のへつり」へは、会津鉄道「塔のへつり駅」から徒歩約10分なので、公共交通機関でも楽々アクセスできます。
このような奇岩が見られるのですが、風雪による浸食も激しく、写真に写っている吊り橋の一帯以外は立ち入り禁止となっています。
そういうわけで、塔のへつりは短時間で見て回れてしまうので、大内宿とセットでの観光がベストです。
ちなみに、塔のへつり駅は、
こんな感じのかわいらしい無人駅です。
近くには湯野上温泉や芦ノ牧温泉もありますので、1泊して♨を楽しみ、会津若松の観光を加えるのも良いと思います。
会津鉄道は、東武鉄道・野岩鉄道と直通運転の列車もあるので、車の無い方でも十分観光できますよ^^