8月から開始と言われていた「GoToトラベルキャンペーン」ですが、
再来週の7月22日から開始する
と、本日急遽発表されました。
ですから、株の世界では、旅行関連銘柄が午後から急騰しました。
旅好きにとっては、このキャンペーンは世紀のイベントであり、非常に重要なキャンペーンですから、いつ始まるのか、どういう内容なのか、気を揉んでいた方も多いと思います。
その内容については、観光庁のHPや詳細な説明をしてくれている方も多いので、そちらを見て頂いた方が良いと思いますが、
(観光庁HPより)
このように図で、大まかな説明がなされています。
そして、キャンペーンが適用となる旅行商品は、7月27日より順次発売になるそうです。
一番簡単な申し込み方法は、キャンペーンが適用された旅行商品を予約することですよね?
今日の発表内容だと、7月22日以降出発の旅行の大半がキャンペーンの対象になるという訳ですが、既に予約済みのものであっても、キャンセルをして対象商品に予約し直す必要はないとのことです。
領収書や宿泊証明書等の書類を揃えて事務局に送付すれば、対象部分の最大35%の代金が還元されます。
ただし、既予約分の還付を請求するために必要な書類についての正式な発表は、後日となります。
このように、22日から始まるという話なのに、肝心な旅行商品自体は27日からの発売で、予約済み商品で還付を請求する際の詳細な方法も決まっていないということですから、本日の発表自体が突然の方針変更で、完全に見切り発車だったということが、垣間見えていますね。
今日東京では、243人の新型コロナ肺炎新規感染者発見の発表があり、緊急事態宣言が解除されて1か月半が経った今、首都圏を中心に感染者が急増しています。
その中で、敢えてGoToキャンペーンを、それも予定を早めて実施するというのですから、その発表自体に驚きました。
このキャンペーンを実施すれば、当然のことながら、地方に感染が大きく広がるだろうことは、容易に予想されますから...
ですから、感染者がずっと出ていない地方から見れば、「現時点でのキャンペーン実施は暴挙だ」という反応になるでしょう。
それがわかっていても、敢えてキャンペーンを実施するというのですから、それだけ、サービス業の景況が極悪であり、景気悪化で求心力低下したの政権の状況も厳しいので、
「感染が広がってしまってもいいから、夏休みという一年で最大の観光シーズンに、特大の需要を作り出して、少しでも浮揚を図りたい」
ということなのでしょう。
ですから、キャンペーン実施後、感染拡大が地方に広がれば、このキャンペーンが一旦中止になるだろうことも予想されます。
また、8月初旬開始予定を、7月の4連休に急遽早めたのは、感染増加のペースが想像以上なので、8月まで開始を待っていたら、「キャンペーンを打てないくなり、夏の観光シーズンも終わってしまう」という焦りもあるのでしょうね。
以上の状況ですから、旅行好きの方は、GoToキャンペーンを申し込む場合、出来るだけ早めの日程で予約することをお勧めします。