7月13日まで実施されていたソニーFHDに対する親会社ソニーによるTOBは、その結果が14日に発表され、ソニーのソニーFHD株保有率は93%超となり、成立しました。
9割以上の保有率となったことで、残りの株式は速やかに、売渡請求で強制的に買われることになります。
このTOB結果に伴い、近日中に東証(JPX)より、ソニーFHD株の上場廃止が発表されることになります。
そうなると注目は、ソニーFHDが日経225(平均)採用銘柄であったことから、代わりの銘柄が速やかに補充されることですね。
この入れ替え銘柄の発表については、日本経済新聞社からなされます。
今回の入れ替え候補としては、「JPX」が最有力と言われています。
その他にはSBIHDやZOZO、カカクコム等の名前も挙がっていますが、一体どこになるのでしょうか?
選ばれた時には、株価が急騰する場合が多いので、ギャンブル投資が好きな方は、狙ってみるのも面白いと思います。(採用候補銘柄の株価は、既にかなり上がっていますが)
ただし、採用されなかった時のショック安も、かなり大きいので、狙う場合は絶対に外せません💦
特に今回の場合は、先週発表された伊藤忠によるファミリーマート株に対するTOBの実施が、少し影響しそうです。
ファミリーマート株も日経平均銘柄なので、こちらのTOB(8月24日まで)も成立すると、臨時入れ替えの対象となります。
これとは別に、日経平均銘柄の定期入れ替えが行われる場合は、9月の初旬に発表されます。
TOBの期間から計算すると、ファミリーマート株の臨時入れ替えの発表は最短で8月末となり、定期入れ替えの発表日と日程的にかなり近くなってしまうことから、定期入れ替えの時に同時発表されるだろうと言われています。
そうなると、今年秋の定期入れ替えの候補は、カカクコムが最有力(ほぼ決まり?)なので、カカクコム?ともう一銘柄が秋の入れ替えで発表されるということになります。
(定期入れ替えでの除外銘柄は、去年も候補だった「日本化薬」と言われています)
ということは、今回の「ソニーFHD」の代わりとして、一部で言われていた「カカクコム」の採用というのは無さそうだという結論(JPX???)になりますね...
ただし、昨年の千代田化工建設の債務超過で二部降格に伴う臨時入れ替えでは、全く候補に挙がっていなかった「バンダイナムコHD」が採用され、発表翌日にはサプライズのストップ高となりました(採用候補だった銘柄は軒並み大幅安)ので、気を付けましょう。
※投資は自己責任なので、ギャンブル好きの方以外は無理する必要はないと思います。
★追記:記事を書いて約2時間後に「入れ替え銘柄はJPX」と正式発表がありました。