かつては新潟駅~会津若松駅を約5時間かけて1往復する観光列車でした。
新潟駅の在来線高架化に伴い、2018年からは新津駅~会津若松駅に運転区間を短縮して運行されています。
この列車に旅人が乗車したのは、旅妻の大病が発覚したことから、入院する前に一度乗っておこうと、旅の計画を立てた時でした。
これが偶然、このSLの新潟駅発最終年だったのです。
それではまず、当時始発駅だった新潟駅の写真から^^
駅舎は古いですが、駅前のロータリーはバスや車がひっきりなしに行きかっています。
では早速、駅構内へ。
今では見られなくなった、新潟駅での入線シーンの写真です。
入線後は、SLを一目見ようと、撮影者でごった返しています。
新潟駅入線時は、電気機関車に引っ張られて新津の車庫からやってきます。
そして、電気機関車は列車から切り離されて、ホームから離れていきます。
機関車切り離しの様子も撮影者が必ず居ます。
そしていよいよ、SLばんえつ物語の出発の時です。
7両の客車をC57-180号機が、たった1機で、途中勾配のきつい磐越西線を引っ張っていくのです。
これほどの長い編成は、他の運行されているSL列車では見られない光景だと思います。
この客車の写真を見ると、何だか銀河鉄道999を思い出すような感じですね😊
新潟駅を出発すると、住宅街の中をSLは疾走していきます。
沿線の宅地では、庭先や道端で手を振る方がひっきりなしに居ます。
臨時列車ですが、毎週運行されていますので、それほど珍しい光景ではないと思いますが、それだけ、この列車が地元の人に愛されている証拠でしょう。
そしてまずは、現在の始発駅である新津駅に停まります。
新津は国鉄時代は、鉄道の町だったところで、今でもその名残があります。
SLは、ここから磐越西線に入っていきます。
客車内は、レトロな雰囲気。
郵便ポストも置いてあります。
非常に長い道中ですので、途中で記念品が貰えるじゃんけん大会も開催されます😊
磐越西線は、勾配があるので、途中駅で何回か長い停車時間が設定されています。
津川駅では給水等も行われます。
SL運行の為の色々なシーンを見ることができるのが、SLばんえつ物語の非常に良い点で、長い乗車時間ですが、飽きることがありません^^
停車時間では、SLを間近に眺めることができます。
特に津川駅では、線路と同じ高さに下りることができるので、ここからSLを見ると、車輪は非常に大きく、迫力があります(^▽^)
最後尾の窓の大きい車両は、グリーン車です。
この車両の座席は、なかなか取れません。
磐越西線の途中の景色は、のどかな雰囲気。
勾配がきつい区間では、煙も物凄く上がります。
途中駅では、地元の人が沢山見学に来ています。
春~秋の土日祝運行の列車ですが、多くの人が出発を見送ってくれます😁
そして、会津若松駅に到着。
会津若松駅でも、非常に多くの人が撮影していますね。
このあとSLは、折り返して、再び新潟に戻ります。
人気の列車ですが、7両編成で座席も多いので、一部の繁忙期を除けば切符の予約は難しくないと思います。
この列車に温泉宿泊を組み合わせて、小さな周遊旅にするのがお薦めです😌♨️🍶
旅人はこの時、磐梯熱海温泉に宿泊しました。
ただ、時々SLが故障して、ディーゼル機関車牽引になることもありますので、その点には注意して下さい🙇