JR東日本は、「SLばんえつ物語」以外にも、もう2機の蒸気機関車を使ってSL観光列車を運転しています。
その一つが、「SL ぐんま みなかみ」。
こちらは、群馬県の上越線高崎駅から水上駅までの間を往復している列車です。
旅人が乗車した時に使用されていた蒸気機関車は「C61-20号機」。
この写真は、高崎駅で客車に連結するために、車庫から出た後、駅構内を移動しているシーンを撮影したものです。
そして、一旦、高崎駅のホームを通り過ぎてから、バックしてきて客車に連結します。
連結シーンの際のホーム上は、たくさんの見物客で溢れています。
連結場所付近は、人が多すぎて近づけませんでした💦
連結が終わると、いよいよ水上駅に向けて出発です。
客車は、12系客車といって、国鉄時代に製造されてから50年近く経つ古い車両で、現在乗車できるのは、各地のSL列車の客車としてだけとなっています。
この写真のように駅のホームに、このデザインの青色の客車が停車しているのを見ると、JRがまだ国鉄だった時に、友人たちと貧乏旅をした時のことを思い出します^^
高崎駅から水上駅間ですが、前橋市・渋川市・沼田市と沼田駅までは群馬県の都市部を走りますので、車窓から見る景色は、住宅や農地や工場等が入り混じった、どこででも見られる、ごくありふれた景色が続くだけとなります。
ただ、水上駅に近づくと、谷川岳連峰も見えてきて、車窓から自然いっぱいの綺麗な景色を見ることができます。
途中の停車駅では、このSL列車に合わせて、看板等が蒸気機関車をイメージしたものに交換されています。
水上駅までは、約2時間の道のりです。
往路は、水上駅に向かいにつれて、勾配のある上り坂が続きます。
蒸気機関車の煙も、かなりの量になります💦
気付かないうちに、鼻の中が煤で少し黒くなります(苦笑)
水上駅に到着した後は、この列車で一番の見どころである、
蒸気機関車の切り離し~転回~連結シーン
を見ることが出来ます😁
そして、転車台でのこの転回シーン。
物凄い見学者の数です💦
転回が終わると、機関車は、高崎方面に向かい、水上駅を通り過ぎた地点まで進みます。
そして、バックして、水上駅に停車中の客車と連結するのです。
連結が終わると、
高崎駅に戻るため出発です。
復路は下り坂が続きます。
帰りでも、途中の停車駅では、
この人だかり😊
いやあ、どこに行っても蒸気機関車は人気ですね。
特急列車に追い抜かれるため、この駅では停車時間が長かったので、機関室を撮影してみました^^
SLばんえつ物語も、SLぐんまみなかみも、快速列車なので、運賃と指定席料金だけで乗車することができます。
水上は、温泉で有名ですから、水上温泉で一泊して帰るのが良いと思います。
また、信越線を走る場合は、「SLぐんまよこかわ」という名称で運行されています。
機関車は、写真で紹介したC61-20号機ではなく、D51-498号機で運行される場合もあります。
関東近郊では、JR東日本が3両の蒸気機関車を使った、長距離のSL列車を季節運行していますので、これらを組み合わせた温泉♨旅、お薦めです(^▽^)