「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア資産運用)

旅の資金は、投資利益で捻出している旅人です。旅妻が大病を患ったことを契機に、世界旅へ(新型肺炎の為、延期)。セミリタイア家計簿も。

東京証券取引所、システム障害で終日全銘柄取引停止

 

 東京証券取引所が、システム障害発生で、朝から終日全銘柄完全取引停止に。

 こんな事態は、20年以上の投資家人生で初めてだと思います💦

(調べたところ、2005年11月に、朝から午後1時半まで取引停止(これが東証史上初の全銘柄取引停止)があったそうですが、あの頃は東証だけでなくネット証券でもシステムトラブルが頻発していたので、薄っすらとしか印象にありません)

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 ロイターの情報を使っている証券会社が、ロイターの配信トラブルで取引が一時停止になることは、時々ありますけど...

 

 かつて、2006年のライブドアショック時に、約定数が急増して、当時の東証のシステムの上限に近づいてしまったため、1月18日午後2時40分に、その日の全取引を停止措置としたことがありました。

 そして、その後、システムの増強が完成するまで取引時間の短縮措置(後場を13時開始に)をしばらく続けたことがありましたが、これは当時の処理能力の上限が低すぎたことが原因であり、今回のシステムトラブルは、あの時の比較しても極めて深刻な事態と言えるでしょう。

 先日、NZの取引所が、サイバー攻撃?により、システムトラブルが収まらず、数日間取引停止となりましたが、東証は長期間大きなトラブルが無かったので、こういう事態が他国で発生しているにもかかわらず、他人事としか捉えていなかったことも、今回のような事態が発生した要因の一つでしょう。

 

 かつては、大阪証券取引所が別物として動いており、こういう時は大証にダブル上場している銘柄ならば取引できたのですが、今では大証銘柄が廃止され、東証に統合されてしまっており、今回のトラブルでも大証は正常に動いているのに、何もできません。

 何でもかんでもコストカットの為に統合や廃止するのではなく、リスクヘッジとして、システムが独立している大証を活用する方法を東証は考えておくべきでしょう。

 日本は災害大国で東日本大震災もあったのだから、JPXは傘下に収めた大証にも、東証とは別会社製の予備システムを構築しておくべきなのに、何もしていないとは...

 これでは首都直下地震が発生すれば、日本の株式市場は何日も取引できず、オシマイではないですか?

 こういう時に、危機対応をしていなかった事実が露呈するのですよね。

 

 ちなみに、東証の基幹システム「アローヘッド」の基幹部分は富士通製です。

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 今回のトラブルは、まだどの部分のトラブルなのか、何の発表も無いのでわかりませんが、原因がサイバー攻撃だったりすれば、セキュリティー関連株が急騰するかもしれませんね。(その後の情報で、サイバー攻撃では無いそうです)

 逆に、プログラムミスや故障等が原因のシステムトラブルなのであれば、システムを開発した富士通や、富士通を採用し続けているJPXの株価が下がるでしょうね。

(正常に稼働しているPTS市場では、JPX・富士通株下げています)

 

 結局、「アローヘッドの設備故障が原因である」とJPXから発表がありました。

 富士通は、「相場情報関連は弊社のシステムでは無い」と責任逃れみたいなコメントも出したみたいですが、故障部分が富士通製であろうと他社製であろうと、例え、故障があっても、それをカバーできる副設備や回線をいくつも設置してあるのが取引所のシステムのはず。

 証券取引所は、経済の浄水場であり、設備が少し故障した位で、終日取引停止という事態が発生することは許されないのです。