昨日(8月15日)の大引け後の決算発表で、今年の夏の決算シーズンも終了となりました。
個人的に、決算シーズンは非常に力を入れて株取引をしているので、このブログの記事も株関連だけになり旅関連は皆無となりますが、投資でFIREしている身なので、致し方ない状況なのです。
振り返ってみると、今回の決算シーズンは経験上稀なレベルの、非常に難解な決算シーズンだっと思います。
難解となったその要因としてまずは、円安。
海外での売上げや資産の多い企業は今回、円安の恩恵が非常に大きかったはずで、好決算の買い材料となるはずでしたが、決算の数字に大きく出るほどの、円安でのポジティブサプライズで大幅上昇となった銘柄は、スクエニ等数えるほどしかなかったと思います。
2つ目の要因が上海ロックダウン。
上海ロックダウンは、世界最大の自動車市場を大きく揺るがし、ロックダウンの影響が自動車関連株に予想をはるかに超えるレベルでネガティブに出てしまい、円安の増益効果を大きく打ち消して、大幅減益や赤字転落に陥る自動車部品関連銘柄が多数出ました。
しかも、トヨタ系の決算発表の終わった翌営業日は、大幅減益決算にもかかわらずトヨタ系自動車部品関連株が「悪材料出尽くし」と言う名目での一斉大幅高となるような大口の仕掛けも入ったことで、益々難解な値動きとなりました。
3つ目の要因が、原油・石炭の高騰。
商社や石油元売り各社は、過去最高の空前の好決算となったものの、決算発表後に大幅高になった銘柄もあれば下がる銘柄もあり、難解なシーズンを象徴する値動きとなりました。
そういうわけで、今回の決算シーズンは個人的な成績もあまり振るわず、厳しい収益状況となりましたが、今回も何とかプラスで乗り切ることが出来ました。
今後は、来週から旅を再開するとともに、8月の優待取りや日経平均入替え・9月末に向けてのETF巨額配当再投資の買い需要等のイベントがありますので、それに向けて取引をしていく予定です。