「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

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黒田東彦、最後の日銀会合の結果は?

本日の昼頃、2023年3月の日銀会合の結果が発表されます。

超大規模金融緩和を実施した黒田東彦総裁が、自分の代のうちに、少しでも終幕方向への道筋を付けようとするのか、それともこのまま放置して逃げるのか、その姿勢が注目されます。

 

「2年で結果が出る」と豪語して始まった黒田緩和。

当時の某副総裁は「2年で結果が出なければ腹を切る」と言い切った程の大胆な(過剰な)金融緩和でした。

しかし結局、10年目に突入していますが、効果は限定的で、逆に通貨安が進む等、日本の衰退を加速させている原因の一つに。

特に、日銀が超低金利を強引に維持していることで、政権の財政規律が失われ、予算の肥大化が止まらないことが一番の副作用でしょう。

日本人は上手く行かなかった時の撤退が極めて下手くそ。

先の大戦バブル崩壊がその典型例ですが、それに黒田緩和が加わることになると思われます。

 

今回の黒田日銀最後の会合結果は、年度末に変更すると思わぬ悪影響が出るので、99%現状維持でしょうが、黒田東彦にプライドと責任感が有るのならば、YCCを変更するかもしれません。

 

☆結果は、やはり現状維持でした。

 黒田東彦は最後の会見で、あろうことか自画自賛の繰り返し(*_*)

 自分のやったことの尻拭いをせず、将来黒田緩和の歴史的な評価が出る前に、黄泉の世界へ逃げ切ってしまうでしょう。

 黒田緩和に関与してきた新総裁候補に名前の上がった面々も、全員が就任を固辞しましたが、それほど壮大に食い散らかしたままの黒田緩和の後始末は難しいということ。

 今後は次の総裁が、YCCを変更若しくは撤廃するのかに焦点がうつります。

 

そういえば、世界株がやや軟調なのに、日本株だけ異常な上昇が続いていましたが、これはMSQに絡めて大口投機筋が、先物に溜まった空売りの踏み上げを狙った動きによるもの。

為替を円安方向に動かしながら、ジリジリと空売りを締め上げる見事なものでした。

アメリカ株はここのところ軟調ですから、MSQ・日銀会合通過後は、一旦日本株の急落に注意すべきでしょうね。