「旅人:シュウ」の旅&〇△blog

今迄、主に国内旅中心だったセミリタイア中の旅人。家族が大病を患ったことを契機に、次は世界旅へ。そこで経験する色々な旅にまつわる情報等を書いていきます。〇△の部分は「旅以外の情報も」ということになります。

山梨・甲府の「常盤ホテル」に宿泊&♨

 

 今日2月23日は、今年から2月に新たに設定された祝日(天皇誕生日)で、3連休となったことから、せっかくですので、山梨ふっこう割で、急遽温泉宿を予約し、旅に出ることにしました。

 

 今回訪れたのは、山梨県の県庁所在地「甲府市」にある湯村温泉の温泉宿「常盤ホテル」です。

 こちらのホテルは、「甲府の迎賓館」とも言われているそうで、甲府市内ではかなり由緒ある温泉宿だそうです。

 囲碁や将棋の名人戦が開かれる場所としても有名です。

 

 今は、コロナ騒動もあって、各宿泊施設の稼働率がかなり落ちていますので、激安で出ているところも散見されていますから、色々探していたところ、偶然常盤ホテルが目に留まり、ここは流石にそこまで激安というわけでは無かったものの、ちょうどじゃらんポイントも貯まっていましたし、じゃらんのふっこう割チケットも使えたので、前々日に予約して、この土日で行ってきました。

 

 甲府駅に着くと、駅前から、

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 ドーンと、富士山が良く見えます。

 冬の富士山は、非常に綺麗に見えますね^^

 甲府駅は、甲府城を壊して作られた駅なので、駅周辺は甲府城の城跡の遺跡だらけなのです。 

 そしてこの写真は、甲府城跡から見た富士山です。

 甲府の駅前と言えば、

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 この武田信玄銅像も富士山に負けじと、ドーンとありますが、戦国大名武田家3代の館があったことでも有名な町です。

 武田晴信(信玄)は、戦国時代の武将の中でも5本の指に入る名将ですから、甲斐の国の人(山梨県人)にとっては、今でも故郷の英雄として、その尊敬を集めているのです。

 ちなみに、この銅像のモデルになった「伝武田信玄像」の絵画は、現代になって、武田信玄ではない(能登畠山家の人物)ことがほぼ明らかとなっているので、今では確実に武田晴信を描いた絵画の方で紹介されています。

 武田晴信は、若いころから結核を患っていたことから、やや痩せた体型だったのに、なぜこの太った武将が、信玄だと言われるようになってしまったのかについては、戦前に、この絵について詳細な研究をしないまま、昔からの伝説だけで「これが信玄」だと決めつけてしまったことが原因でしょう。

 駅の反対側にも、新しい銅像があります。

 それは、この

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 武田信虎銅像です。

 武田信虎は、武田晴信の実父ですが、粗野な猛将だったので、晴信に領国から追放された人物です。

 追放後は、生涯二度と、甲斐の国に足を踏み入れることが出来なかったのですが、80歳と当時としてはかなりの長寿で、息子の信玄亡き後、ようやく信州・高遠城に戻ることが出来、余生を過ごして、寿命を全うしました。

 そもそも武田家が甲府に拠点を移したのは、信虎が行ったことだったのですから、甲府市発展の基礎を作った人物として、新しく銅像が作られたのでしょう。

 話が逸れてしまいました。

 

 湯村温泉は、甲府駅からバスやタクシーで10分くらいの場所にあり、甲府市の市街地の中にある温泉です。

 常盤ホテルは、その温泉街でも随一の格式を誇っています。

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 これが、常盤ホテルの外観です。

 到着した日は、着いた時にちょうど雨が降り始めてしまったので、翌日、庭園側から撮り直したホテルの外観は、

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 この通りです。

 特に、この庭園の評価が高く、無料で見学できる日本庭園として、足立美術館等に次いで、第3位になったこともあるそうです。  

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 夜の庭園は、ライトアップがされており、

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 シンボルの大ケヤキが本当に見事です。

 ホテルのロビーは、

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 このように、なかなかの豪華ぶり。

 この日は、夜ロビーでピアノコンサートがあったので、その準備がされた状態の写真です。

 こちらのホテルでは、結婚式が頻繁に行われているようで、到着した日も、チェックアウトの日も、結婚式が行われていました。

 甲府では、見事な庭園のあるこのホテルで結婚式を挙げるのがステイタスなのでしょうね^^

 

 ロビーを見渡す、吹き抜けの2階の廊下には、 

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 この写真のように、常盤ホテル「九重の間」で行われた、最近の囲碁名人戦の様子が写真で紹介されています。

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 こちらは同様に、将棋の名人戦の様子を展示したものです。

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 その、囲碁・将棋の名人戦が行われる、九重の間は、こちらの離れです。

 

 この日旅人たちが泊まった部屋は、このオーソドックスな和室です。

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 スタンダードプランの部屋ですが、かなり広くて、二人では持てあますぐらいの大きさでした。

 この部屋から朝は、

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 この通り、見事な富士山も見える見事な景色が見えました。

 これだけでも来た価値があるというものです。

 温泉大浴場は、かなり広く、ちょうど旅人が入ったタイミングが人が少ない時間帯であったので、夕方も朝も、独占して♨を満喫できました^^

 

 もう一つの楽しみである料理は、

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 この二つの写真は夕食で、

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 こちらは、ハーフブッフェの朝食です。

 勿論、夕・朝共に、美味しかったですが、このクラスの宿としては、ごく普通のレベルかなと感じました。

 ですから、ここでは特筆しての紹介は致しません💦

 

 ホテルをチェックアウト後は、甲府にある一番の観光地「武田神社」へ。

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 武田神社は、武田家3代の館である「躑躅ヶ崎館」の跡地に建てられた神社です。

 城では無く、館というのが武田晴信らしいと思います。

 勿論、館と言っても、城塞の機能があり、堀や土塁もあり、裏山にはいざという為の城もあったのですが、有名な「人は石垣、人は城・・・」で知られるとおり、人物を大事にすることが堅固な城塞を作るに勝るという考えだったわけですからね。

 勿論、こちらの神社で祭られているのは、甲州随一の英雄「武田信玄公」。

 武田晴信(信玄)は、戦で不敗というわけではありませんでしたが、武略だけではなく、知略や政略も生かして、山に囲まれた小さな甲斐の国から、一代で甲斐・信濃の大半・駿河・西上野・遠江の一部・美濃の一部・飛騨の一部の合計約120万石の一大勢力圏を作り上げ、あの織田信長徳川家康連合軍にも大勝した、戦国期有数の大名です。

 2度の戦での敗戦以外は、ほぼ負け知らずで、特に政略・知略の面では東国隋一だったのです。

 ですからこちらの神社で旅人は、「今年の投資の勝ち」をお祈りしてきました。

 武田信玄公は、勝運の神様と言えるでしょうからね^^

 

 最後は、甲府駅横にある

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 こちらのお店群を覗いてから帰りました。

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甲府駅周辺

 また、そのうち来ます。

 その日まで、(^^♪





 

2020年2月第3週の相場

 

今週の日本株

17日(月)

 朝方発表の前四半期GDPが予想以上に悪く、新型肺炎の国内での蔓延が始まったことも相まって、大幅安スタートとなるも、本日のアメリカ市場がワシントンの誕生日の祝日で休場のため、売り方不在で徐々に下げ幅を縮小し、終了。

18日(火)

 アップルが今四半期の売上げ見通しを下方修正し、未定に変更したことと、クルーズ船内での感染拡大で十分な対応が出来なかった日本政府が強気な態度をみせていることに、「次は日本国内で大きな流行が起きる」と判断した海外短期筋による売り浴びせが止まらず、今日も大幅続落して終了。

19日(水)

 アメリカ株が小幅安にとどまった上、中国における新型肺炎の新規患者数の漸減傾向が強くなってきたことから、反発して終了。

20日(木)

 アメリカの経済指標が良く、世界中の資金が新型肺炎の影響がほとんどないアメリカに集中してドル高が進行したことに加え、新型肺炎の流行が止められない日本のリセッション入りが確実と見た円(日本)売りが重なり、為替が一気に円安となって、輸出銘柄を中心に海外空売り筋が先物を買い戻す流れが発生し、前場は急騰。

 しかし、昼休み中にクルーズ船の乗客死亡のニュースが流れると、雰囲気が一変し、後場は一気に下げて小幅高で終了。

21日(金)

 アメリカ株は下げたものの、投機的な円安も止まらず、輸出関連銘柄が買い直され、一時はプラス圏まで浮上するも、日本が今週末3連休となり、その間に新型肺炎の感染が拡大するだろうという警戒感から、結局下げて終了。

 

 円安が急速に進んで、新型肺炎の影響より、円安メリットが上回る株だけが上昇した一週間でしたが、新型肺炎にかこつけた各国の通貨安政策に対し、状況が状況なので仕方なく我慢しているものの、相当業を煮やしているはずのアメリカ大統領T氏が、ドル高に対し、そろそろ大きな牽制球を入れてくるのではないでしょうか?

 

 個人的には、決算発表期終了に伴い、今週のポートフォリオは2月の優待取りへ移行しました。

 2月14日(先週・金)

  買い持越し:キリンHD・ユニバーサル・アートSHD・藤田観光

  空売持越し:沢井製薬

 2月17日(月)

  利確:沢井製薬・ユニバーサル(PTS)・アートSHD(PTS)

  損切:キリンHD・藤田観光

  優待取り:USMH(3222)・東京個別(4745)・薬王堂(7679)・チヨダ(8185)・アークス(9948)

  買い持越し:東洋インキ(4634)・ブリヂストン(5108)・コシダカ

  空売持越し:無し

 2月18日(火)

  利確:東洋インキ

  損切:ブリヂストン薬王堂・コシダカ

  優待持越し:USMH・イオンファン(4343)・東京個別・チヨダ・アークス

  買い持越し:コスモHD(5021)・コシダカ

 2月19日(水)

  利確:コスモHD・コシダカ・イオンファン・薬王堂(デイトレ)

  損切:無し

  優待持越し:USMH・東京個別・チヨダ・アークス

  買い持越し:JXTG(5020)・AOITYO(3975)・コシダカ

  空売持越し:無し

 2月20日(木)

  利確:AOITYO・アークス・チヨダ・コシダカ

  損切:無し

  優待持越し:USMH・東京個別・チヨダ

  買い持越し:コシダカ

  空売持越し:無し

 2月21日(金)

  利確:無し

  損切:東京個別

  優待持越し:USMH・チヨダ・アークス

  買い持越し:コシダカ

  空売持越し: 

 

 今週は、先週末にキリンHDを買い、持ち越しをした判断ミスが痛かったです。

 大株主のファンドから、「ファンケル協和発酵バイオ等の子会社の売却と6000億円の自社株買い」という、とんでもない要求をされていたことを知っていれば、株価も高かったし、買い持ち越しはしなかったのですが...

 会社側は、このような不当要求は当然拒否しますし、決算発表の日には取締役会が開かれるので、こうした要求に対する回答も出ますから、要求を拒否すれば、売り浴びせられるのはミエミエのことですからね。

 情弱は、負けの原因となるので、特に決算発表時には、出来るだけ情報を集めないといけないのですが、キリンに関しては漫然と「前期の特損が消えるから、今期は数字が良いだろう」と決めつけ、情報集めの努力を怠ったのがダメでした。

 それ以外の銘柄は、ほぼ事前予想通りの値動きで、ある程度勝ちましたが、キリンは多めに入っていたので、その大きな負けを補うので精いっぱいで、週間では小幅プラスで終了でした。

 

 優待取りについては、いずれも1単位で大した金額では無く、新型肺炎が流行しつつある日本株の先安観もかなりありますが、月曜日と火曜日の大幅安の時間帯に買いました。

 ただ、クルーズ船で死者が出た木曜日の後場以降、全体相場の弱含みが強くなり始めたので、優待銘柄も売ったり買ったりをしながら調整をしています。

(結果的には、手数料を証券会社に寄付しているだけですが)

 少数銘柄の優待取りだけなら、「1日あたり現物株の売買代金50万円まで手数料無料」の松井証券が良いのでしょうが、個人的には証券会社6社(そのうち普段使っているのは2社)に口座を持っていて、これ以上増やすと管理しきれないので、手数料を支払って優待取りをしています。

 

 

 

 

今日は、円安が急に進みましたが...(ついに、クルーズ船の乗客で死者が...)

 

 昨日の夜から、円売りが加速し、アメリカへの資金逃避が進んでドル買いも強まったので、半日で1ドル109円台後半から、111円台前半にまで円安が進みました。

 最近の円安傾向は、昨年来の円高を止めたい某A〇邸筋の意向で、GPIFの債券投資割合が変更されたことによる、巨額外債投資が主因ですが、昨日からは日本売りの円安という側面もかなり加味されています。

 そして日本売りの原因とは、新型肺炎対策がアジア地区で一番大甘だと指摘されている日本国内で、今後、急速に蔓延してインバウンド需要の喪失が長期化するだろうとの見立てでのリセッション入りが、スタンダードになったから起きているのです。

 これは、いわゆる「悪い円安」で、数十年来、日本が経験したことのない円安です。 

 ただ今日の株価は、円安を好感してハイテク株を中心に空売りの買い戻しが入り、午前中は大幅高となりました。

 しかし、今日発表された「中国での新規患者数が激減(基準を再度変えたことが要因のようですが)」という良いニュースも重なり、かなり上昇したにもかかわらず、空運株やインバウンド・レジャー関連株は、全く買われていないのですから、日本における感染増加が止まらない限り、やはりその分野の株は結構重症のようです。

 個人的には、空運や小売りの一部銘柄は、非常に安くなっているから、欲しいと思いますが...

 もう少しチャンスを待ち、様子見します。

 

 今、シンガポールや韓国でも新規患者数が急速に増えてきており、間もなく100人に達する状況です。

 日本も、ダイヤモンドプリンセス号を除いた場合でも、間もなく100人に達するでしょう。

(世界基準では、そんな大甘な除外カウントしてくれないので、日本は700人超の、中国に次ぐダントツの2位の感染者数で、かなり流行していると大半の外国人は思っています)

 初動で大きくミスったとはいえ、中国の対策は、皆さんご承知でしょうの通り、感染を食い止めようと、他の国では絶対に出来ないレベルのものとなっていて、かつ徹底されています。

 想定外の感染者増加が続くシンガポールでは、増加が一向に収まらないことで、感染者が政府の指示に忠実に従わないと、外国人は滞在ビザの取り消し(国外追放)、自国人は高額の罰金を科せられるというほどにまで厳しい対応で感染防止に躍起となっており、各国それぞれが、新型肺炎の蔓延に対し、非常に危機感を持って取り組んでいるのです。

 でも、それにくらべて日本は...

  熱が出ても4日間経過するまで病院に行くなとか、最初は電話相談しろとか

本当にのんびりした指示ばかりで...という感じですよね。

 

 中国では各種対策の効果が出始めて、すこし落ち着く状況が見えてきたので、反対に対策の遅れが著しい日本の様子から、「日本売り(円売り)で一儲けしよう」と為替の投機筋の仕掛けが急速に始まったのが、昨日の急な円安の始まりでしょう。

 今、感染拡大を止めることができていない国である、日本株・韓国株・台湾株・シンガポール株・タイ株・マレーシア株等も、投機筋に狙われて売り崩されています。

 特に今週末、日本は3連休なので、この3日間で新規患者数の急増等、事態が更に悪化する可能性も高いのですから、週末の株の買い持ち越しは覚悟を持って行わないといけないですね。

 

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 そして、ついにダイヤモンドプリンセス号で感染した高齢者の日本人乗客2名が亡くなってしまいました。

 お二方のご冥福をお祈りいたします。

 ダイヤモンドプリンセス号の件は、中国・武漢周辺の患者数以上に、世界中から最も注目を浴びているニュースなので、この訃報が日本や日本人にとって、諸外国の人からの、より厳しい反応・反感となってしまうのは最早避けられません。

 日本人がこれから海外旅行に行く時に、欧米諸国で何も差別を受けないで済む可能性は、これではもうしばらく難しいでしょうね。

 既にハワイ等でも、日本人に対して、タクシーの乗車拒否等が発生したり、飛行機内で咳払いしただけで、周囲に居たCAさん達が逃げ出して、慌ててマスクを付けるような出来事が相次いでいるそうですから...

 

 株価も、このニュースが入った後場は急落。

 為替は円安が進みました。

 ついでに7&IHDによる、アメリカ企業の巨額買収交渉(2.4兆円)のニュースも出て、7&I株が暴落し、前場のリスクオン・リバウンドムードは完全に消滅してしまうという、最悪な後場となりました。

 (この買収が実現すると、220億ドルなので、円安要因の一つとなる)

  

 個人的には、今回のダイヤモンドプリンセス号の件では、かなり憤慨しています。

 もっとうまいやり方は、いくらでもあったのに、ポンコツ官僚・政権のせいで...

 まさか、このような大きな不手際が、日本人に対する大きな差別の発生となり、個人レベルでの計画していた旅行にまで影響してくるとは...

 このブログは、今年の5月末のクルーズから始まる、約半年間の色々な世界旅等の様子を記録に残すために、立ち上げたのに...

 飛行機の減便も相次いでいますし、予約した飛行機が飛ぶかどうかもわからない状況で、下手すれば入国も拒否されそうだし、本当に「あーあ😢」という感じです。

 世の中、どういう障害が発生するか、本当にわかりませんね。

 

ついに...下船が始まりました

 

 

 今回の新型肺炎騒動、残念ながら、中国から始まった新型肺炎の流行を当初、「IR・🌸」疑惑から目を逸らす「神風邪」だと揶揄する現政権幹部の方々も居たようですが、そういう不謹慎な考え方を持つような感覚だったからこそ、神風になるどころか、世界中から「不味い対応」を批判され、逆風となるという厳しい結果となっているのでしょう。

 

 そして今日から、いよいよ、新型コロナウィルスが蔓延している豪華客船「ダイヤモンドプリンセス号」から乗客が下船し始めました。

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 この下船に対し各国は、派遣するチャーター機に乗らない場合等には「下船しても、2週間経たないと帰国(入国)させない」と方針を明確に示しており、これは「きちんと陰性が確定するまで、そのまま日本に滞在し続けなさい」と言っているのです。

 当然のことながらこの対応は、「下船前の日本側の検査で陰性というだけでは信用できない。新型ウィルスに感染しているリスクが高すぎる」と見ているからです。

 内外のメディアやSNSで「ホットスポット」とか「汚船」とか呼ばれてしまっているダイヤモンドプリンセス号。

 残念ながら、この船の中では既に「パンデミック」が発生し、乗客乗員のほぼ全員がウィルスの感染にさらされたリスクがあるわけです。

 勿論、耐性が有ったり、運良く感染しなかった乗客も数多く居るのでしょうが、現在の、

  検査対象者の約2割が感染

という異常に高い「陽性」割合から判断すれば、下船数日前の時点では陰性という結果であっても、まだ百人単位の乗客が「疑似陰性」「隠れ陽性」というのが本当の実態で、感染者が多数居るとみるべきでしょう。

 感染のリスクにさらされ続けた2000人以上もの人達が、明後日までに順次下船し、外国人の方はチャーター機が派遣される国を除いて、本国に帰国できず、他国への移動も「入国拒否」されるので、そのまま日本に留まることになり、多くの日本人乗客や外国人乗客が、自由に日本の市中を動き回ることになります。

 そうなると、今月末頃からは

  「ダイヤモンドプリンセス号に乗っていた方から感染したかもしれない」

という新しい感染事例が多く報告されるようになる可能性も高いと言えるでしょう。

 

 政府としての本音は、当然、各国と同じように

  「下船後、更に2週間の隔離を求めたい」

わけですが、対応の失敗で、事実上「パンデミック」を引き起こし、乗客を新型肺炎感染への恐怖に晒し続ける結果となったのですから、これ以上の留め置きに対しては、激しい反発が出るので、それを恐れて、より的確な指示を出すことができずに、そのまま市中に放り出すギャンブルに出たということです。

    下船した人がインタビューに、「私は下船の5日前に検体を採取されました。その結果が陰性で下船出来たとは言え、最後の5日間に感染した可能性も有りますので、陽性だったつもりで行動します」と返答していましたが、これが下船許可の検査結果「陰性」の実態なのです。

    非常に危険な下船判断の根拠だと思います。

    でも乗客の皆さんは、突然の未知の病の恐怖で入国を許されず、本当に苦労されたと思いますし、この時点での下船は仕方ない面も強いですよね。

 この政府の大ギャンブルの結果はどうなるのか、外国人乗客の大半はチャーター機で帰国しますし、高齢者が多いから、大半の方が自宅やホテルで大人しく過ごして、運良く感染が広がらない可能性もありますので、その結果は、時間が少し経たないとわかりません。

 

 3月に入れば、寒さも徐々に収まり湿度も上がって、コロナウィルスが感染前に死滅しやすい環境が形成され始めるので、この騒動が少しでも終幕の方向に進んでほしいですね。

 

 

 

 

新型肺炎の影響で、旅行がしにくい雰囲気に。

 

 新型肺炎で移動禁止となっている中国人だけではなく、各国の旅行者が、中国の次にウィルスが蔓延している日本を敬遠し、インバウンド需要が消滅してしまったので、各宿泊施設は、大幅値下げをして、稼働率を少しでも上げるために客を呼び込もうと必死になっています。

 宿探しすると、非常に安くなっている宿も散見されるので、旅人も

   申し込もうかなあ

と考え、今にも「プチっ」と予約しそうになりますが、ブッフェスタイルの宿だと、「もしお客の中に一人でも感染者が居たら...」とかと考えてしまうと...

 予約を迷うという日々を過ごしています💦

 ただ、近いうちに魅力的な宿があれば、予約して格安宿泊をしてみようと考えています。

    海外からの旅行者が消えた以上、我々旅好きが旅行することで、少しでも需要を作らないと、大変な事態が続いてしまいますからね。

 

 個人的にはもう一つの問題があって、それは予約済みのクルーズツアーです。

 クルーズ船のツアーは、春になると人気のある地中海やアドリア海のツアーも再開のシーズンに入りますが、現状ヨーロッパだと、東洋人というだけで、偏見を受けるのは確実な状況だけに、今行くべきか迷いますよね。

 旅人としては、旅妻の病状が落ち着いているうちにという理由で、今年の5月にアドリア海のクルーズツアーを予約していたのですが、この情勢ですし、3月に入るとキャンセル料が発生してしまうので、

  キャンセルするか

それとも5月に新型肺炎は落ち着いていると見て

  このまま強行するか

と日々非常に悩んでいるところです。

 病気が無ければ、「また来年で」という決断をして、既にキャンセルしていると思いますが、小康状態ではあるものの、あっちこっちに気になる症状も出ているので、来年に行けるかどうかわからないですから...

 「時間が限られているかもしれない」という不安感が、「このキャンセルが、一生のキャンセル」になってしまうかもしれないという予測にもなり、判断を難しくしています。

 

 クルーズ船に関しては特に、ダイヤモンドプリンセス号に対する非常に不味い対応が、痛いですね。

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 いくら、官邸やWHOが「適切な対応だった」と言い張っても、世界中の大半の人々は、「不適切な対応で数百人が感染したのだから対応は不適切だし、クルーズ船での新型肺炎は怖すぎる」と思うようになってしまったのだから、どうしようもありません。

 現状、この船が3600人のうち600人以上の感染者を出したというのは、人口約1100万人のうち約7万人が感染した発生源の武漢市と比較しても、極めて異常に高い割合で、こういう事態になった責任の一端は、船に閉じ込めるだけで、その後適切な対応が取れなかった部分にあるのは確実です。

 それに今回の新型ウィルスへの対応というのは、初めての事態なのだから、間違いがあっても恥じることはありません。

 一番問題なのは、その判断の過ちを間違いだと認めないことなのです。

 

 今更の結果論ですが、最適な対応は、これだけの人数を隔離させて2週間静置させる施設的な能力が無かったのだから、イタリアが同様のケースで巨大客船(コスタ・スメラルダ号)の乗客6000人の隔離は無理と、発熱のあった中国人2名の検査だけを実施してこの結果(陰性)を根拠として、下船させて帰国させたように、発熱等の症状が出ていない人は、速やかに下船・入国させて、外国人客は即帰国させ、日本人客は全員施設に隔離する措置を取れれば正解だったのでしょう。

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 それと日本が、ほぼ同時期に同様の事態が発生したイタリアと異なる対応を取ったのは、経済大国の見栄というもので、

  「これぐらいの人数でも十分適切に対応できるんだ」

と、実はあの時点では対応できない人数だったのに、虚勢を張らざるを得なかったことも、今回の世界的な大騒動になってしまった原因と見るべきでしょうね。

 

 武漢からのチャーター機での帰国者には、隔離措置を取り、感染者の拡大を防ぐことに成功したのですが、このチャーター機の人数を対応するので精いっぱいだったところに、同じタイミングでダイヤモンドプリンセス号の件が発生してしまったので、

  「大人数を隔離する施設のキャパが無いし、豪華客船でホテルと同じだから、そのまま2週間留め置いて様子見すれば大丈夫だろう」

という甘い見通しが、

       「乗客の大半が感染し重症化しやすい高齢者だらけの上、人口密度が極めて高く感染が広がりやすいという豪華客船の特徴」

に気づけなかったのです。

 でも、この当初の判断については感染力の強さが不明だったので、致し方ない訳です。

 

 しかし途中から、急激に感染者が増え始めて大騒ぎとなり、一部の国からは自国民の下船・入国許可を求められても拒否し続け、アメリカがチャーター機で自国民を引き取ると言い出すまで、新たな対応や他国への要請をすることすらせず、ただ検査対象を広げるだけで、事態が悪化するまま放置してしまったという部分の責任は、かなりあると思います。

 

 かわいそうなのは、末端の検査官や職員で、判断の甘さで感染が急拡大している非常に危険な状況の「汚染された船内」に赴かされ、無数の感染者から検体を取る作業を続けていたのですから...

 その結果、防護をしていても数名の方が感染してしまいました。

 本当に頭が下がる思いです。

 

 せめて、感染者が増え始めた時点で、乗客が多い国(アメリカ・オーストラリア・香港・カナダ等々)に対し、日本側から「このままだと感染者が急増する可能性が高いので、それぞれの国で速やかに引き取って欲しい」と依頼すれば、海外メディアからの批判も、これ程にはならなかったでしょうね。

 イギリス船籍で、アメリカ企業の運行船であり、基本的に船内には日本の施政権が及ばないのですから、外国人乗客については、それぞれの国が責任を持って対応するというのが、今回の非常事態に対して、公平で適切な対応だったのです。

 国のプライドが高すぎると、簡単に助けを求められないという考え方も残念ですね。

 

 今回のこの失敗は、日本が新型肺炎の感染地で、封じ込めに失敗したと世界中に猛アピールしてしまったのと一緒ですから、東京オリンピック期間を含めた長期間のインバウンド需要喪失という大きな痛手を受けることになるでしょう。

 そして今後、中国人だけではなく日本人も、特に外国発着のクルーズ船では偏見を受けることになるのは確実です。

 既にキュナード・ラインは、中国関連者の乗船拒否(これはクルーズ会社どこも同じです)という措置だけではなく

  「日本・韓国・台湾・シンガポール・マレーシア・タイ」の6か国の乗客

について、

  「乗船前に特別な検査を実施し、引っ掛かれば乗船を拒否します」

という、偏見が入ったようなガイダンスを発表しています。

 ですから今回、ダイヤモンドプリンセス号で、感染の拡大を抑えることが出来なかったことは、旅行好きの人たちにとっても、非常に残念な出来事だし、この件で中国人だけではなく日本人も、今後しばらくは諸外国で嫌な思いを味わうようなことが発生してしまうのでしょうね。

 

  

日産株について

 

 先週の決算発表で、3回連続の下方修正と減配を発表した日産(7201)。

 今日は臨時株主総会開催日で、新経営陣を決めたという状況ですね。

 特に今回は、減配では無く、無配転落ということで、翌日は9%超安と急落しました。

 旅人としては、「流石に、昨年の5・8・11月の決算発表後3連荘安だったから、今回は大きな下げは無いかな」と思い、事前に空売りを仕込みませんでしたが、今回が一番大きな下げとなったので、「もう一丁狙えばよかったなあー」と臍を噛む結果となりました。

 黒鉛バブルが弾けて、大幅減益見通しを発表した東海カーボン(5301)ですら、今回は小幅安止まりだったのに、どうして日産株は大きく下げて、ここまで凋落したのか、その点を分析してみましょう。

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日産・グローバル本社(横浜)

 日産は、バブル期に「トヨタに追い付け追い越せ」と過大な販売目標を立て、生産台数を増やそうと、巨額の設備投資をしたものの、バブル崩壊で販売台数が急減し、この設備投資があだとなって、倒産の危機に陥りました。

 そこで登場したのが、フランスのルノーです。

 ルノーは、当時業績好調で、F1に積極参戦する等、かなり余裕があったので、支援を求めた結果、1999年に6千億円超の巨費を投じて第三者割当増資に応じ、日産はこの資金で余剰設備の廃棄やリストラをすることが出来たわけです。

 また、筆頭株主となったルノーは、日産立て直しのために、若手の有望株を送り込んできました。

 それが、カルロス・ゴーン氏です。

 日本人経営者では、能力不足や覚悟の無さで出来なかっただろうという規模の、大胆なリストラや設備廃棄、資産売却や調達コストの見直し等、あらゆる面で日産という企業の実力に見合う体制に改革した結果、黒字化して有利子負債の削減にも成功し、立ち直ったのです。

 それから、約20年。

 トップは交代することがなく、革新性が失われ保守的になり、経営方針や目標もマンネリ化して、長期政権の弊害が大きく出てくるようになります。

 ゴーン氏は日産の立て直しに成功し、それが評価されてルノーの経営者も兼務するようになりますが、日産にしろルノーにしろ、その地域でナンバーワンの自動車メーカーではありません。

 厳しい言い方ですが、日産は日本では二流メーカー、ルノーもEU圏で二流です。

 その評価は、改革が成功して一定の利益が出る巨大アライアンスになったといえども、残念ながら変わりません。

 世界の評価ですと、一流自動車メーカーは、ベンツ・BMWトヨタ・VWアウディ等です。

 その次は、フォード・GM・ホンダ等となります。

 日産・ルノーというアライアンスは、その下のランクに位置し、世界ではFCAや現代自等と同じ評価でしかありません。(日本国内ではもう少し上の評価ですが)

 ですから、格上のライバルと競うには、多額の販売奨励金の付与という事実上の大きな値引きをしなければ、自動車が売れないわけです。

 そして、製品に対する世界的な評価が低いから、中古車として売却する際の査定価格も低くなります。

 アメリカですと、中レベル以上の同クラスの中古車で比較した際、日産車はトヨタ車の3000~5000ドル安という査定が平均値と言われています。

 その評価の差が、業績にも表れているわけです。

 日産・ルノートヨタ系の世界販売台数はほぼ一緒ですが、業績は雲泥の差です。

 日産・ルノーにはトヨタの3分の1しか利益を出す力が無いのです。

 これは、販売台数が半分のホンダすら下回るレベル。

 これが実力なのです。

 しかも、そういうアライアンスを率いるゴーン氏には、特別な才能が眠っているというまでの凄い人物ではなく、「まあまあの経営者」という程度の評価で固まっていたわけです。

 だからこそ、「自分たちはもっと凄いんだぞ」と、実力以上に背伸びをして、ライバルたちと戦い続けざるを得なかったということになるわけですね。

 三菱グループですら匙を投げて、積極的に支援しなかった、燃費不正で危機に陥った不祥事の常連「三菱自工」に対して、ゴーン日産が手を差し伸べた理由は、行き詰まっていた日産・ルノーの業績を一時的に上げるための格好の材料に映ったからなのでしょう。

 三菱自工は東南アジアで一定の知名度と人気があり、東南アジアでしか利益が出ていない弱小自動車メーカーですが、そうした特定の地域で強いことも傘下に収めた理由でしょう。

 でも、図体だけがデカくて、実力の低いアライアンスに、弱小メーカーが参加したって、劇的に変わるはずがありません。

 

 このように、日産・ルノー三菱自工の連合は一昨年、自動車販売台数世界一となり、「世界一」の称号を得ることが出来たものの、利益率が低く、収益力は他社に大きく見劣りします。

 しかも、日産の社員は昔から上から下までプライドが高く、「自分たちはトヨタと並ぶ一流メーカーだ」と思い込んでいるから、現在のような脱ガソリン車という大きな変革に差し掛かった厳しい時代に、

 「弱小ルノーには飲み込まれたくない」

とプライドの高い悪い面を発揮して、元経産省高級官僚社外取締役T氏を通じて日本政府(経産省)に、ルノーによる統合阻止の支援を求めた結果、ボスを逮捕させて、経営を迷走させ、業績も低迷という、非常にレベルが低い社内抗争をしてしまったというのが日産の現状なのです。

 一連のゴーン騒動ですが、本来、ゴーン氏に不正があったのならば、経営陣が自浄能力を発揮して取締役会なり、株主総会なりで解任し、その後告発するのが正道です。

 それが出来ずに、逮捕させてから追放するという異様な方法しか選べないのですから、今後、現経営陣がこの弱小アライアンスを世界市場という厳しい戦場で、収益を確保しながら生き残れる道を示せるとは到底思えないですね。 

 今、日産は業績不振の全責任をゴーン氏に押し付け、過大な生産能力を削るリストラを始めているので、一時的にはその効果が出て、利益が回復するかもしれません。

 しかし、今まさに、ガソリン車以外の開発や自動運転車の開発を急がなければならないという「100年に一度の変革の時代」を迎えた自動車業界で、権力争いに現を抜かして、経営を迷走させているツケは、リストラ効果が剥げると、必ず出ることになるでしょう。

 

 そういえば、日産の次期CEO候補と言われていた関氏が、数か月前に日本電産に突如引き抜かれて移籍してしまい、日本電産の社長に就任することになりましたが、エースと言われた人が自社の社長の座を捨てて、規模の小さな他社の社長に就くということは、それだけ日産に魅力がない(政治の力を頼ったことで、社外取締役T氏の権力が強まり、今後政治の介入が続いて、思うように経営できないとみての移籍でしょう)という、現在の日産の内部事情が透けて見える象徴のような出来事がありましたね。

 

 株の世界で最近では、規模の小さなスズキやスバル以下の評価でしかなく、高配当という部分しか魅力の無い株でしたが、大事な時に権力闘争をした結果、好配当が剥げた以上、株価が下がり続けるのは当然のことなのでしょうね。

 ただ一つの疑問は、4.8兆円の利益剰余金があるのに、今下期の配当を無配にした理由です。

 これだけの利益剰余金があるのですから、長期間配当を支払う余資があるのですし、通常は減配しても、無配にはしません。

 配当の実施は、株主に対するある意味義務ですからね。

 今回の決算発表での、この無配が意味するものとは、何なのでしょうか?

 これは今後、自己資本の相当な棄損が生じる可能性を指し示しているのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2020年2月第2週の相場(国内で新型肺炎が流行へ)

今週の日本株

10日(月)

 新型肺炎で利下げ期待が高まっていたアメリカ株が、経済指標が良かったことやコロナ肺炎の新規患者数が漸減し始めたことで、FRBの利下げ期待が遠のき、金曜日に下落したことから、終始弱含みで推移。

12日(水)

 Tモバイルとスプリントの合併が承認されそうだとの報道でSBG株が急騰。

 それ以外では、新型肺炎の新規患者数は約2000人と減少傾向は続いているものの、今度は逆に、中国当局発表の数字の信ぴょう性に疑問が生じたことや実経済への悪影響が再懸念され始め、また現在発表されている日本企業の決算が半導体・5G系銘柄を除き、軒並み大幅減益であることから、横ばい圏で終了。

13日(木)

 寄り付き前に、中国当局が、新型肺炎の新規罹患者数が前日の7倍の約14800人に急増したと発表したことで、水曜日のアメリカ株が大きく上がった楽観ムードが消え去り、終日弱含みで推移。

14日(金)

 ミニSQ算出日でしたが、前日の晩に日本国内で、中国への渡航歴のない新型肺炎の患者が次々と報告され、死者も出てしまい、リスクオフムードに。

 

 今週後半に、新型肺炎の患者が次々と出てきて、死者も出てしまい、潜在的に日本国内で流行し始めている一端が明らかとなりました。

 インバウンド需要の喪失や中国の反発を恐れて、春節の時に中国人観光客をそのまま受け入れ続けたツケを払う時が来てしまったようです。

 実際、春節時期に旅人がスキーに行った白馬も湯沢も、沢山の中国人観光客が来ており、その様子を見て「潜在的に感染している人もこの中に多数いるだろうし、大丈夫かなあ」と心配していましたが...

 実は、厚労省新型肺炎の検査対象を「中国渡航歴のある者又は中国人と接触のあった者」に限定しているので、それ以外のケースでは、たとえ医者が新型肺炎を疑った患者であっても、この限定条件を満たしていなければ役所特有の柔軟性を欠く対応で門前払いにし、検査要請を受け入れていません。

 ですから、今週末に新しく発覚した新型肺炎罹患者は、国では無く、全て医師や病院側の要請に基づいて、都道府県側で実施した検査結果から判明したものなのです。

 このような裏の経緯があったので、ダイヤモンドプリンセス号以外では、一時的に日本における感染者が全く出ていない状況となっていたというわけです。

 罹患が疑われても、中国湖北省への渡航湖北省の人との接触が無ければ、国が新型ウィルスの有無の検査を拒否していたのだから、新規患者が発見されないのは当たり前のことですね。

   既に中国人の入国を拒否しているシンガポールでは50人以上、温暖湿潤な東南アジア各国でも数十人単位での感染が発覚しているのに、乾燥して寒い時期でウィルス感染が極めて広がりやすく、春節に中国人観光客が数十万人も大挙して来ていた日本において、感染が広がっていないという楽観的すぎる報道が相次いでいたこと自体が、大きな勘違いだったということです。

 日本政府の対策が全て後手後手に回っているこうした状況から、おそらく、日本国内では市中に新型肺炎のウィルスが相当蔓延しており、いまや、非常に不味い状況です。

 更には、ダイヤモンドプリンセス号の措置に対する世界的な批判が高まっており、業を煮やした各国政府は、既に日本政府に対して自国民の下船要求をしていましたが、官邸はそれを拒否し続けていました。

   ですから、各国は最終的にアメリカ頼み(日本はアメリカの要求は直ぐ飲むので)という状況だったのですが、腰が重かったアメリカ政府も、乗船している約400人のアメリカ人を救うために、下船させて自国で引き取る決断を発表し、他国も同様の対応を取ることが出来るようになりました。

   ただ、この措置も遅すぎで、あと数日で下船出来るのに、今更帰国しても、あと2週間隔離されるのは酷いという意見も乗客の間では強く、拒否して19日に下船する客もいるようです。

 いまや、ダイヤモンドプリンセス号は「第2の武漢」と世界では言われており、船内に閉じ込めるだけで感染者を激増させ、「新型肺炎の棺桶」と化しただけの結果にしてしまった日本政府の無為無策ぶりに「危機対応能力の欠如が著しい」と世界中から大批判を受ける事態となっています。

    ダイヤモンドプリンセス号と同様の事態が発生していたイタリアでは、2人の新型肺炎患者が乗っていた合計約6000人が乗る巨大クルーズ船に対して、12時間留め置きをした後、下船を許可して外国人乗客を帰国させる措置を取りましたが、その後、感染者が増えるようなことはありませんでした。

 このような冷静かつ、感染の連鎖を断ち切るための英断が、今回の問題に対する正解だったのであって、硬直した考えに固執し、世紀の大失敗を犯した今回の日本政府の数々の対応については、今後全面的に改めて挽回しないと、既に5ヶ月後に迫っているオリンピック開催が、代替地で実施する可能性をIOCは密かに検討し始めているので、その場合には経済的にも厳しいオリンピック不況に陥るかもしれませんね。

 こうした状況を横目に、既に海外投機筋は、今後の日本国内における新型肺炎患者の激増を予想して、先週後半から日本株先物売りを仕掛け始めており、来週の日本株新型肺炎蔓延を理由に本格的な売り浴びせを食らう可能性もあるので、注意した方が良いと思います。 

 

 個人的には、今週も決算発表期が続いているのでポートフォリオの入れ替えも激しく、引き続きかなり入れ替えをしました。

 2月7日(金・先週)

  買い持越し:コシダカ(2159)・住友大阪(5232)・住友鉱山(5713)・SB(9434)

  空売持越し:アルフレッサ(2784)

 2月10日(月)

  利確:アルフレッサ・SB(PTSで)

  損切:住友大阪・住友鉱山

  買い持越し:コシダカ・ハウスドゥ(3457)・電通(4324)・レナウン(3606)

  空売持越し:東邦亜鉛(5707)・JR九州(9142)・サンドラック(9989)

 2月12日(水)

  利確:東邦亜鉛・サンドラック

  損切:JR九州レナウン

  買い持越し:コシダカ・ハウスドゥ・電通

  空売持越し:東海カーボン(5301)

 2月13日(水)

  利確:東海カーボンクラレ(3405)・コシダカ

  損切:電通・ハウスドゥ・大王

  デイ買い:クラレ・JXTG(5020)・大王製紙(3880)

  買い持越し:コシダカ・電通住友ゴム(5110)

  空売持越し:ソニーFH(8729)・PCデポ(7618)・ラクス(3923)

 2月14日(金)

  利確:住友ゴムソニーFH・DIC・ラク

  損切:PCデポ・東芝

  プラマイゼロ:電通・コシダカ

  デイ買い:DIC・東芝

  買い持越し:キリン(2503)・ユニバーサル(6425)・アートSHD(3663)・藤田観光(9722)

  空売持越し:沢井製薬(4555) 

 

 先週、買い持ち越した住友大阪セメント住友金属鉱山は、残念ながら株価が下がりましたので、損切撤退となりました。

 また水曜日はスキーに行っていたので、取引を控えたこともあり、今週は月曜日の負けがそのまま残る形で終わってしまいました。

 木曜日夜に、日本国内で新型肺炎流行の兆しが出てきたので、週末持ち越し分は、空売りをそれなりに入れた上で最小限にし、更に金曜日の一部買い持越し分は、金曜日の夜間市場で撤退しています。