明日で、2か月になる一都三県の緊急事態宣言。
大半の方は、「2カ月もやったのだから、解除するだろう」と思っていたことでしょう。
何度も言います。
2カ月も我慢したんですよ?
我慢していない人も沢山居ますが、我慢していた人も沢山居るのです。
我慢していた人に対するご褒美が、予定通りの解除なのです。
特に、悪者に祭り上げられた、「居酒屋等の夜間営業の飲食店等(1日6万円の補助金の方が売り上げより多い、一部の一人営業の飲食店を除く)」にとっては、宣言の終了日が、長かった暗黒のトンネルから見える一筋の希望の光だったのです。
ところが、政治的な理由でそれを翻す始末。
我慢をしていた方は、今まで我慢を強いられた分、色々な予定を組んで準備していた方が大半なのですから...
ところが、突如浮上した「2週間の延長」が独り歩きし、その言い出しの主導権を握る争いで、官邸と知事が鍔迫り合い。
既に、新型コロナ感染者の減少はピークアウトし、ジリジリと増加傾向に転じてきています。
人々も緊急事態宣言に飽き飽きしており、高齢者の一部を除くと、多くの人々が各地へ出歩き始めてしまっているのが実情です。
各観光地や繁華街も、「1月より2月、2月より3月」の方が明らかに人出が増えています。
近畿圏や福岡県が先行解除されたことから3月は、より人出が増えるでしょう。
なぜこうなっているのかというと、それはもう人間の「行動抑制」の我慢の限界を超えてしまってきているということなのです。
だから、これ以上緊急事態宣言の期間を延長しても、殆ど意味はありません。
気候もだんだんと温かくなってきていますので、人々の行動も活発になってきています。
ですからおそらく、期限である3月6・7日より、二週間後の3月20・21日の方が感染者が増えているという結果でしょう。
それでも2週間後には、聖火リレーを実施し、オリンピックの開催に向けて解除せざるを得ないのだから、今回の2週間の延長には何の意味も無かったという結論になるのは明白です。
それに当初、「東京都で1日500人を下回ったら解除するので、緊急事態宣言をさせて欲しい」と言ったのは、担当大臣ですよ?
政治家は都合が悪くなると、自分が言ったことをすぐ忘れてしまいますから。
いまや、高級官僚も政治家並みに、シラを切ったり言い訳ばかりで居座り、責任を取らずに乗り切ろうという連中ばかりですが……
いくら緊急事態宣言しても、特に活動が活発な若い人の行動を止めることは出来ません。
既に春休みに入っている人も多く、春の行楽シーズンは目の前ですから。
こちらの写真は、知人から貰った緊急事態宣言中のものですが、1月も2月も、スキー場は若い人で溢れていたようです💦