ここのところ、次の旅に備えて、九州旅を振り返っています。
この臼杵磨崖仏ですが、一部の石仏は国宝に指定されています。
こちらの石仏、作られた時代は、平安時代のものが多く、一部は鎌倉時代作とのことですが、いずれにしろ900年以上の時を経て、現存しています。
その一つが、この写真。
このクオリティー凄いと思いませんか?
今では、屋根が整備されて、傷みが進むのを抑えることができるようになりましたが、少し前までは、雨ざらしだったそうです。
臼杵石仏へは、高速の臼杵インターを降りると、数分で到着出来ます。
石仏への入り口には、
観光センターやお土産物店もあります。
センターの窓口で、観覧(拝観)券を買って、
こちらの入り口で、観覧券を見せて、いよいよスタートです。
標識に従って進んでいくと、徐々に坂や階段が現れますので、少し息を切らせながら昇ると、建物が見えてきました^^
建物と言っても、あくまで石仏の劣化を防ぐためのものです。
建屋内には、
このように、多くの石仏があります。
この上の写真の仏様は、作られた当時、色彩りもされていたのでしょう。
本当にたくさんの仏様・観音様が彫られています。
ですから、その場その場で賽銭箱に小銭を入れて、願い事を...
この時は、旅妻の手術が無事成功し、回復した後でしたので、「ありがとうございます」と心の中で呟き続けました。
こちらの石仏は、
大きいです^^
なんだか優しい顔をしているような気がします😊
順路通りに進むと、この下の写真の石仏群が、
整備されて、観覧できるものとしては最後となります。
こちらには、平成3年当時の写真も飾られており、それを見ると
この通り、柵しか設置されてなく、雨ざらしの状態で痛んでおり、仏様の頭が落ちてしまっていたとのことでした。
観覧順路の途中の、一番標高の高い場所には、この石仏群がある小さな山の頂上方面に向けての小道と、その案内標識がありました。
せっかくなので、キツイ階段を昇ってみることにしました。
すると、
このような石塔がありました。
これは、五輪塔だそうです。
観覧を終えて、下から石仏の方向を眺めてみると、
こんな感じです。
また、石仏のある高台から、周囲を見渡すと、
このとおり、憩いの場となっており、5月に訪問したので、芝桜が植えてありました。
ここは仏様がたくさんおられますから、近くに満月寺というお寺さんもあります。
思っていた以上に、見ごたえのあった臼杵磨崖仏(通称臼杵石仏)
静かな場所で、非常に厳かな気分になることが出来ました。
大分を再訪したら、必ずまた行きたい場所の一つです。