中南米最大の航空会社で、ワンワールドの一員であるLATAMが、破産しました。
新型肺炎での世界の大手航空会社の破産は、
ヴァージンオーストラリア
アビアンカ
に続いて4社目です。
LATAMは、チリのLAN航空とブラジルのTAM航空が合併してできた航空会社で、中南米では断トツ1位の航空会社です。
ただし、リーマンショック後の中南米経済の低迷から、資金状況はあまり良くなかったので、出資者を求めていました。
その結果LATAMは、昨秋にスカイチームの盟主「デルタ航空」からの出資と注文済みの新型機の一部譲渡が決定し、今年の9月末でワンワールドから脱退することになっていました。
ところが今回の破綻で、新規に資金を供給するのは、既にLATAMの株式の1割を保有するカタール航空とのこと。
また、チリ政府も出資するようです。
デルタは、自身も新型肺炎で資金繰りに窮しており、アメリカ政府からの巨額の資金提供を受けたばかりだったことから、救済に動けなかったようです。
今回の破綻で、カタール航空の動き次第では、LATAMのワンワールドからの脱退の中止もあり得るかもしれませんね。
そうなれば、ワンワールド世界一周航空券での最大の魅力の一つである「イースター島訪問」が、今後もできる可能性も出てきます。
ただ、カタール航空自身、ワンワールドの有力メンバーであるアメリカン航空やカンタス航空との関係が悪く、両社を批判しており、常にワンワールド離脱を仄めかしていることから、あまり期待できないのも事実です。
今は新型肺炎で、世界一周航空券での世界旅行を実施できる環境にはありませんが、2~3年後に新型肺炎が収束し、再び世界一周旅行が出来るようになった時、もしLATAMがワンワールドに残留していたら、イースター島に行ってみたいですね^^