今週の話の前に、ちょっと気になる記事を見かけたので、紹介しておきます。
Forbesの記事によると、20歳の若者が16000ドルを元手に、投資アプリでレバレッジの利いた商品に手を出してしまった結果、投資に失敗。
残高ー730000ドルとなってしまい、見出しのような結果に...
最近はアプリでより手軽に、それもリスクのある商品を簡単に買えるようになってしまったので、今後、こういうことも頻繁に発生するのかもしれませんね。
日本でも、ウェ○○ナビ等のCMが、しょっちゅう流れており、手軽な投資へ誘っていますが、他人がリスク無しに、資産を上手く運用してくれて、キチンと増やしてくれるということは基本的にあり得ないことだと思います。
投資信託にしろ、投資アプリにしろ、基本的には手数料商売の代物。
これらは、胴元が手数料で儲けるための商品であり、投資に割く時間が無い人や勉強する気が無い人の為の商品です。
ですから、その運用成績は手数料の分が常に差し引かれるので、ベンチマーク以下になります。
そしてどういう商品でも、投資に関しては、リスク管理を十分とることが大事だと思います。
今週の相場も、月曜日は急落・火曜日は急騰と、乱高下していましたが、水曜日以降は、徐々に落ち着き、小動きとなりました。
世界的にみると、新型肺炎の感染の拡大は全く止まっておらず、アメリカなどは再拡大傾向が強くなっていますが、超大規模金融緩和によるコロナバブル相場も相当な上昇力なので、悪材料とジャブジャブのマネーの供給とが、綱引き状態となっていて、バブルの方がだいぶ強い感じがします。
日本株の、今週月・火の乱高下は、先週金曜日のMSQ前の急騰急落に伴って、思惑が入った大きな先物売買が繰り返されましたので、その名残によるものだったのでしょう。
これからの世界の相場に関してですが、ハッキリしてきたことは、今後いくら新型肺炎の感染者が増えても、二度目のロックダウンを行う国は殆ど無いことだと思います。
3・4月とロックダウンを実施してみた結果というものは、その期間中、国民に生活費を給付しなければならず、あまりにも金がかかり過ぎて、財政が急速に悪化する上に、ロックダウンによる経済への悪影響もあまりに大きすぎるということでした。
だから、二度目の導入は出来ないということなるのです。
ただし、日本では、政権の力が非常に弱体化したので、他国のように「感染より経済優先」の政策を積極的に取ることが出来ません。
既に緊急事態宣言解除後、強烈な自粛の反動が大きく出てしまっており、人の動きは殆ど元に戻ってしまいました。
個人的な感覚ですが、3月の3連休(下の過去記事の写真)の時よりも、現在の繁華街の人出は明らかに増えているように感じます。
そのため、解除された5月末以降、特に都市部で感染者数が暫増傾向となっています。
その上、本日から、移動自粛全面解禁となったので、1か月もしないうちに再び感染が地方で拡大し始めるのは確実です。
そうなれば、再び地方は、「コロナ・来るな」と都会人に対し、来訪の自粛を求めるようになるでしょう。
最終的に、いずれ政府は、再度の移動自粛要請を掛けざるを得ない状況に追い込まれると見込まれるので、特に移動自粛の悪影響が大きい、観光・ホテル・飲食業の株は、株価が安いのは確かですが、業績は極めて悪く、インバウンド需要は戻らず、低迷が長期化するので、吹いたら利確して、下がったら買うを繰り返すのが良いのかもしれませんね。
長めの保有で手を出す銘柄としては、移動自粛の影響が無い銘柄を中心にして、コロナバブルに乗じるのが良いのでしょう。
今週の個人的な成績ですが、先週の持越し分については
6月12日(金)
買い持越し:アルデプロ
空売持越し:無し
だけでした。
6月15日(月)
利確:アルデプロ
損切:無し
買い持越し:SB
空売持越し:パーク24
6月16日(火)
利確:パーク24
損切:SB
買い持越し:SB
空売持越し:無し
6月17日(水)
利確:無し
損切:SB
買い持越し:SB・ジョイ本田
空売持越し:NTN
6月18日(木)
利確:NTN・ジョイ本田(権利取りに伴い配当込みの計算)
損切:SB
買い持越し:西松屋
空売持越し:無し
6月19日(金)
利確:西松屋
損切:T&D(デイ買い)・フリービット
買い持越し:無し
空売持越し:無し
今週は、発表される決算内容を予想して、買いや空売りを仕込んだ3銘柄(パーク24・NTN・西松屋)が全部当たりました。
それ以外の取引は、1回あたりの損失・利益の金額が1万円未満だったので、上の一覧には書いてませんが、ほぼ全敗でした。
しかし、3銘柄の勝ちが大きく、週間成績はプラスでした。
6月の株主優待権利取りのシーズンが来ましたので、決算が20日締めの銘柄では、昨年に引き続いてジョイフル本田を取りました。
月末締めでは、すかいらーく・ウィルプラス・AOITYOの3銘柄の権利取りをする予定です。
(すかいらーくは、決算発表で株価が落ちた後に買っています)