先日、阿寒・屈斜路の記事を書きましたが、その続きとなります。
阿寒国立公園内には、阿寒湖・屈斜路湖の他にも、もう一つ有名な湖がありますよね?
それは「霧の摩周湖」です。
では、早速摩周湖の写真を。
摩周湖も、カルデラ湖ですが、周囲の山が低いため、第一展望台でも、第三展望台でも、裏摩周展望台でも、湖全体を一枚の写真で入れることが出来ません。
この写真は湖の中央部にある小さな島(カムイシュ島)が入るように撮影しました。
撮影時期は5月ですが、周囲の山々にはまだ雪が残っています。
こちらは、夏に撮影した摩周湖の写真です。
夏だと、湿度が高く、光が屈折するので、どうしても何となく白みがかった写真になってしまいます。
湖を一枚の写真では納められないので、湖の東側を撮影したものが、下の写真です。
拡大すると、摩周湖の湖水が相当きれいなことが分かりますよね?
摩周湖は、周囲が絶壁で、湖岸に平たい場所が無く、湖岸に下りることができないので、展望台から眺めるのみです。
また、河川の流入・流出が無いので、人の活動の影響が少なく、水質が保たれています。
そして、この写真に写っている、湖のすぐ横の、荒々しい山肌の山が標高857メートルの摩周岳です。
自然に、摩周湖と一緒に撮影することになる山で、巨大な爆裂火口の一部が、この展望台からも見えます
このように、開けた根釧台地の景色を見ることができます。
また、別の角度だと、遠くに
中央に見える雄阿寒岳、その左となりには雌阿寒岳と阿寒富士も。
天気が良ければ、本当に道東らしい自然豊かな景色を見ることができます。
摩周湖に近くには、神の子池があり、最近は人気があります。
旅人も行きたかったのですが、この年は4月末に大雪が降った影響で、神の子池の駐車場が閉鎖されていたので、残念ながら行けませんでした。
霧の摩周湖と言われますが、実際その通りで、旅人は3回目の訪問で、やっと湖面全体を見ることが出来ました。
摩周湖と屈斜路湖の間には、アトサヌプリ(硫黄山)があります。
一緒に観光することが多い場所です。
標高は512メートル。
和名の通り、明治時代には硫黄を採掘していた山ですが、硫化水素ガス中毒者続出のため、硫黄鉱山としての役目は、ごく短期間で終了しています。
その後、戦後に改めて硫黄の採掘がはじまりましたが、石油化学の発達で硫黄の価格が暴落し、鉱山から硫黄を採掘しても採算がとれなくなったので、1970年に閉山しました。
煙が上がっている場所に近づくと、
黄色い硫黄が見えます。
ただ、これだけ煙が出ているということは、硫化水素ガスの濃度も高いので、噴出場所での長時間の滞在や近づきすぎには、注意が必要です。
ここは、箱根の大涌谷とほぼ同じような場所です。
大涌谷と同様に、土産物店もあって、卵も売っています。
大涌谷よりは、遥かに人が少ないので、ゆっくり見学できるところが、道東・硫黄山の良いところです。
阿寒・屈斜路・摩周・硫黄山は一緒に回ることが多い場所だと思いますが、道東らしい雄大な景色を随所で眺めることができ、本当に良い場所です。
何回も訪れていますが、こうして写真を見て振り返ると、また行きたくなってしまいました😊