今週は、月曜日は堅調だったものの、月曜夜のアメリカ株がNYダウ35000ドル達成と共に下げに転じ、インフレ懸念が急浮上したことで、一気に相場が崩れてしまいました。
最近の東京市場は、2日間大幅安が続いたら反発するボックス圏相場が続いていましたが、今回は火・水・木と三日続けての大幅安となったことで、少し崩れ始めたようです。
まだコロナの収束と景気回復によるバリュ株の上昇期待も強く残っていますので、このまま下げ続けるというわけでは無いでしょうが、コロナが下火になり、景気回復確実となれば、FRBの大規模金融緩和も終了が見えてくるので、今回の下げは、それを意識したコロナバブル相場終了への兆しが少し出たものと見るべきでしょう。
月曜日までの日本市場は、かなり堅調な雰囲気でしたから、火曜日から突然大崩れするとは全く予見できなかったですが、一部の海外投機筋は月曜日までに日本株先物の巨額売建てを仕込んでいたとの情報も出ていますから、12日のアメリカCPI発表前後で、インフレ率の急上昇が改めて嫌気されて急落すると予想し、仕込んでいた大口の筋が複数居たようです。
先週の持越し分については
5月7日(金)
買い持越し:T&K・JFE
空売持越し:物語コーポ
でした。
5月10日(月)
損切:T&K・伊藤米久
買い持越し:沖電気
空売持越し:味の素
5月11日(火)
利確:無し
空売持越し:SUMCO
5月12日(水)
利確:参天製薬・SUMCO・名鉄・平和・セガサミー・九電・大林組
損切:日本化薬・セントラル硝子・三井E&S・安藤間・ダイセル
買い持越し:無し
空売持越し:無し
5月13日(木)
利確:無し
デイ買い:SBG・セガサミー
空売持越し:東映アニメ
5月14日(金)
損切:無し
買い持越し:リケン・理研ビタ・アルフレ・レーサム・三菱マ・電通・コニカミノ・マツダ
空売持越し:大成建設・第一生命
※長期保有:SI(優待用)・日本スキー開発(優待用)・東急不(優待用)
今週も、決算発表狙いの取引が大半でしたが、月曜日は勝っていたものの、火曜日から相場の雰囲気が急変し、月・火と入れた買いが裏目に出て、負けの週となりました。
あまりにも下げるので、空売りを入れてみても、今度は逆に踏み上げられる場合も多かったです。
今回の決算シーズンは、決算期が異なるので約1カ月早く発表され、急落した安川電機の前後から、決算内容は良いのに、少しでもコンセンサス未達だと叩き売られる展開が続いていましたが、今週は火曜日からその流れが加速しました。
しかしながら、逆に好材料出尽くし狙いで入れた空売りが、踏み上げられる場合も出てきたので、非常に難しい相場となりました。
個人的には、買いで手を出してしまった沖電気や三井E&S・セントラル硝子等は、いくら株価が安い上に大幅増益予想確実だったとは言え、常に業績イマイチの弱小銘柄群ですから、こういう銘柄の買いは、ある意味「危い橋」であるのに、株価の低さに思わず買って決算発表を持ち越してしまった結果、コンセンサス未達を理由に叩き売られ、大惨敗に😢
先月末から、少し勝っていましたし、4月末発表のいくつかの銘柄は、コンセンサス未達でも株価が低ければ、大きく下がることは少なかったので、ポンコツ銘柄を甘く見てしまった買いの判断でした。
週間成績は相場が崩れたことで、長期保有予定で大きめに買っていた住友商事を損切りしたことに加えて、10%超安となった沖電気・三井E&Sの買いでの負けが非常に大きく、マイナス(-25万)でした。