「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

2021年9月第2週の投資成績

 

 今週も、先週に引き続き、強引な感じでの大幅高の一週間でした。

   NYダウは、5営業日連続安の1週間でしたから、極めて異例の値動きと言えます。

 こうなったのは元々、金曜日のMSQに向けて、大きな上昇を狙った買い仕掛けが入っていたところに、菅首相退任がそれに輪をかけ、29000円がターゲットだっただろうSQ値は、明らかに30000円を狙った値動きとなりました。(結局約30085円)

 また、高すぎるSQ値が、幻のSQ(アイランドリバーサル)とならぬよう、SQ通過後も大きく値上がりするだろうと予測されましたが、全くその通りの値動きとなりました。

 ここまで上がると、日経平均の年初来高値更新までは上げ続けることになりそうです。

 ただ、騰落レシオは異常な過熱状態を示していますから、流石に来週以降、一旦調整に入る場面もあるだろうと思います。

 9月最終週に、配当落ち分再投資8000億〜1兆円という大きな買い需要発生(これがある上、MSQもあるので、今回の急上昇が始まったのですが)があるとはいえ、肝心の自民党総裁選が、もし決選投票に持ち込まれれば、岸田総裁になる可能性も高いでしょうから、そうした情勢が加味されれば、29日の総裁選に向けて落ち着くことになるでしょう。

 

 9月最終週の値動きは、配当再投資買い需要が発生し始める28日大引けにかけて、権利取り買いも重なって大きく上昇するでしょう。

 29日は、引き続き配当落ち分再投資の買い需要が発生するので、権利落ち日とはいえ底堅く推移するでしょう。

 しかし後場は、総裁選の開票状況次第では、乱高下することになりそうです。

 (河野総裁誕生なら上がり、岸田総裁誕生なら下がる)

 ただ、30日大引けには、日経平均入替えに伴う、約5000億円の売り需要(それも日経平均構成銘柄だけ)が発生する上、今回の株高で、月末安アノマリー復活(主因はGPIFによるリバランスの日本株売り)も見込まれることから、30日は大引けに急落するものと見込まれます。

 

 その後は、衰退し続けている日本が唯一海外で大きな市場を持つ自動車産業において、7ー9月期(10-12月期にも影響が残る状況)の減産規模が、半導体不足に加えデルタ株蔓延の影響も重なり、想定以上に大きくなっており、10月20日以降の次の決算発表シーズンでは、自動車関連銘柄の大幅減益が見込まれるので、日本のアナリストは「今後は上方修正が相次ぎ、年末まで上がる」と強気の姿勢に転じていますが、今後はその点も考慮しなければならないでしょう。  

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 先週の持越し分については

 9月3日(金)

  買い持越し:ポールHD・カナモト・日本駐・JR東・ソニー(PTS)

  空売持越し:昭和電工

でした。

 9月6日(月)

  利確:ソニー・カナモト・日駐・JR東

  損切:昭和電工・ポールHD

  買い持越し:東北電・JR東

  空売持越し:スカパー・フジコーポ

 9月7日(火)

  利確:スカパー・フジコーポ・JR東

  損切:東北電

  買い持越し:東洋缶・東北電

  空売持越し:コロワイド

 9月8日(水)

  利確:東洋缶・東北電

  損切:無し

  買い持越し:東北電・東洋缶・日清紡

  空売持越し:コロワイド

 9月9日(木)

  利確:東北電力コロワイド

  損切:日清紡・東洋缶

  買い持越し:テンポス・JR東・JAL・ANA・東武

  空売持越し:グッドコムアセット

 9月10日(金) 

  利確:グッドコム・テンポス・JAL・ANA・東武ゼンショー

  損切:JR東

  買い持越し:JR東・学情・フルスピード・ソフトウエアS・東洋缶

  空売持越し:JR西・HIS

※長期保有:SI(優待用)・日本スキー(優待用)・東急不(優待用)・アトム(優待用)・JAL(優待用)・ANA(優待用)・東武(優待用)

 

 今週は、想定以上の相場全体の上昇に、先週空売りを入れた昭和電工で踏み上げを食らって、結構負けてしまいました。

 流石に、これ程全体が上がると、公募株の価格決定日という大きな下げ要因があった銘柄も、主幹事証券の価格操作買いが積極的に入ることから、上がって終わるという結果になってしまうんですよね。

 これ以外は、ある程度勝ちましたが、先物主導の急上昇相場なので、急騰しているのは一部の銘柄だけですし、今回の大幅上昇も、自分の持ち株にあまり恩恵は無かったので、大した利益にはなりませんでした。 

 週間成績は、プラス(+25万)でした。