「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

2020年2月第4週の相場

 

今週の日本株

17日(月)

 朝方発表の前四半期GDPが予想以上に悪く、新型肺炎の国内での蔓延が始まったことも相まって、大幅安スタートとなるも、本日のアメリカ市場がワシントンの誕生日の祝日で休場のため、売り方不在で徐々に下げ幅を縮小し、終了。

18日(火)

 アップルが今四半期の売上げ見通しを下方修正し、未定に変更したことと、クルーズ船内での感染拡大で十分な対応が出来なかった日本政府が強気な態度をみせていることに、「次は日本国内で大きな流行が起きる」と判断した海外短期筋による売り浴びせが止まらず、今日も大幅続落して終了。

19日(水)

 アメリカ株が小幅安にとどまった上、中国における新型肺炎の新規患者数の漸減傾向が強くなってきたことから、反発して終了。

20日(木)

 アメリカの経済指標が良く、世界中の資金が新型肺炎の影響がほとんどないアメリカに集中してドル高が進行したことに加え、新型肺炎の流行が止められない日本のリセッション入りが確実と見た円(日本)売りが重なり、為替が一気に円安となって、輸出銘柄を中心に海外空売り筋が先物を買い戻す流れが発生し、前場は急騰。

 しかし、昼休み中にクルーズ船の乗客死亡のニュースが流れると、雰囲気が一変し、後場は一気に下げて小幅高で終了。

21日(金)

 アメリカ株は下げたものの、投機的な円安も止まらず、輸出関連銘柄が買い直され、一時はプラス圏まで浮上するも、日本が今週末3連休となり、その間に新型肺炎の感染が拡大するだろうという警戒感から、結局下げて終了。

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 円安が急速に進んで、新型肺炎の影響より、円安メリットが上回る株だけが上昇した一週間でしたが、新型肺炎にかこつけた各国の通貨安政策に対し、状況が状況なので仕方なく我慢しているものの、相当業を煮やしているはずのアメリカ大統領T氏が、ドル高に対し、そろそろ大きな牽制球を入れてくるのではないでしょうか?

 

 個人的には、決算発表期終了に伴い、今週のポートフォリオは2月の優待取りへ移行しました。

 2月14日(先週・金)

  買い持越し:キリンHD・ユニバーサル・アートSHD・藤田観光

  空売持越し:沢井製薬

 2月17日(月)

  利確:沢井製薬・ユニバーサル(PTS)・アートSHD(PTS)

  損切:キリンHD・藤田観光

  優待取り:USMH(3222)・東京個別(4745)・薬王堂(7679)・チヨダ(8185)・アークス(9948)

  買い持越し:東洋インキ(4634)・ブリヂストン(5108)・コシダカ

  空売持越し:無し

 2月18日(火)

  利確:東洋インキ

  損切:ブリヂストン薬王堂・コシダカ

  優待持越し:USMH・イオンファン(4343)・東京個別・チヨダ・アークス

  買い持越し:コスモHD(5021)・コシダカ

 2月19日(水)

  利確:コスモHD・コシダカ・イオンファン・薬王堂(デイトレ)

  損切:無し

  優待持越し:USMH・東京個別・チヨダ・アークス

  買い持越し:JXTG(5020)・AOITYO(3975)・コシダカ

  空売持越し:無し

 2月20日(木)

  利確:AOITYO・アークス・チヨダ・コシダカ

  損切:無し

  優待持越し:USMH・東京個別・チヨダ

  買い持越し:コシダカ

  空売持越し:無し

 2月21日(金)

  利確:無し

  損切:東京個別

  優待持越し:USMH・チヨダ・アークス

  買い持越し:コシダカ

  空売持越し: 

 

 今週は、先週末にキリンHDを買い、持ち越しをした判断ミスが痛かったです。

 大株主のファンドから、「ファンケル協和発酵バイオ等の子会社の売却と6000億円の自社株買い」という、とんでもない要求をされていたことを知っていれば、株価も高かったし、買い持ち越しはしなかったのですが...

 会社側は、このような不当要求は当然拒否しますし、決算発表の日には取締役会が開かれるので、こうした要求に対する回答も出ますから、要求を拒否すれば、売り浴びせられるのはミエミエのことですからね。

 情弱は、負けの原因となるので、特に決算発表時には、出来るだけ情報を集めないといけないのですが、キリンに関しては漫然と「前期の特損が消えるから、今期は数字が良いだろう」と決めつけ、情報集めの努力を怠ったのがダメでした。

 それ以外の銘柄は、ほぼ事前予想通りの値動きで、ある程度勝ちましたが、キリンは多めに入っていたので、その大きな負けを補うので精いっぱいで、週間では小幅プラスで終了でした。

 

 優待取りについては、いずれも1単位で大した金額では無く、新型肺炎が流行しつつある日本株の先安観もかなりありますが、月曜日と火曜日の大幅安の時間帯に買いました。

 ただ、クルーズ船で死者が出た木曜日の後場以降、全体相場の弱含みが強くなり始めたので、優待銘柄も売ったり買ったりをしながら調整をしています。

(結果的には、手数料を証券会社に寄付しているだけですが)

 少数銘柄の優待取りだけなら、「1日あたり現物株の売買代金50万円まで手数料無料」の松井証券が良いのでしょうが、個人的には証券会社6社(そのうち普段使っているのは2社)に口座を持っていて、これ以上増やすと管理しきれないので、手数料を支払って優待取りをしています。