2/28緊急速報
アメリカでの市中感染者が33人に。
8400人を感染の疑いがあるので経過観察中とカリフォルニア州が発表。
更に検査キットが200しかなく、検査が遅れていて遺憾とも発表。
今週の日本株
25日(火)
連休中に、韓国に続いて、新型肺炎の感染がイタリアで爆発的に増えたことで、パンデミック発生を懸念した世界同時株安が発生し、N225は一時1000円を超える大幅安となり、大幅安のまま終了。
26日(水)
世界同時株安が止まらず、アメリカ株も2日続けての大幅安となったことから、日本株も大幅安となるも、夜のアメリカ株の大幅反発を期待した買い(GPIFの無駄撃ち大買いも)もかなり入り、結局小幅安で終了。
27日(木)
アメリカ株が、一時大幅高となるも、その後急速に上げ幅を縮小し、小幅安で終わったことから、日本株は前日の大幅切り返しの大きな反動が出たことや、前日に、政府の新型肺炎検査忌避の実態が明るみになったことで、官邸が自粛要請を出さざるを得なくなる状況にまで追い込まれ、日本の景気悪化が更に進むと見た売りが止まらず、大幅安で終了。
28日(金)
アメリカで、感染経路不明の新型肺炎患者が発見され、アメリカでの市中感染がついに始まった可能性から、パンデミックの懸念が更に大きくなったことで、アメリカ株が史上最大の下げ幅の大幅安となり、昨晩、突然の長期休校要請による日本社会の萎縮・混乱懸念も重なり、日本株も続急落。
昼前に、OLCがディズニーリゾートの臨時閉園を発表、更にアメリカ国内の感染者33名にとの情報で、急落→暴落へ。
なお、大引けの急な上げは、月末のドレッシング買い、MSCIのリバランス等によるものです。
新型肺炎が急速に世界中に広がり始めたことで、下げっぱなしの1週間でした。
日本の連休前の21日にはイタリアで一人しかいなかった感染が、突如火を噴いて、3連休中に百人単位となり、パニックが起きるという新型肺炎の感染力の猛威に、個人的にもやられました。
リバウンドしても短時間で終わってしまい、下げが止まらないので、今回の売りは、かなり腰が入ったもののようです。
アメリカでの大規模な感染拡大は、まだ始まるか否かの状態ですが、NY株が月火と2日連続の大幅安の翌水曜日も、リバウンドを維持できず、3日連続で下げ、更に木曜日には史上最大の下げ幅を記録して4日続落となったというところに、その雰囲気が感じ取れますね。
このままだと、暫くは、2018年12月のような売り一色の相場になる雰囲気かもしれません。
ただ、マネーの流れがアメリカに向かっている(今はアメリカ国債)ことに変わりは無く、空売りが簡単に踏み上げられる場面も目立ちますので、途中からの空売り参戦は躊躇しちゃいますね。
現状は、アジアだけの出来事だった新型肺炎が広がってしまったことに対し、世界的なパニックが発生した状態で、過剰反応と見るべきですが、とはいっても、その過剰反応で、経済活動が止まっているのだから、株価は大きく下がります。
しかし、いずれ「超強力なインフルエンザウィルスと同程度」という評価が定着すれば、人々の恐怖心も修復されていくと思いたいですね。
個人的に今週は
2月21日(先週・金)
買い持越し:USMH・チヨダ・アークス・コシダカ
空売持越し:無し
だったので、
2月25日(火)
利確:無し
損切:USMH・チヨダ・アークス・コシダカ
優待取り:USMH・東京個別・チヨダ・アークス
買い持越し:コシダカ
空売持越し:無し
2月26日(水)
損切:USMH・東京個別・チヨダ・アークス・コシダカ・スギHD(7649)
優待持越し:USMH・イオンファン・東京個別・スギ・チヨダ・アークス
買い持越し:コスモHD・コシダカ・JAL(9201)
2月27日(木)
利確:スギ・USMH
損切:コシダカ・イオンファ・東京個別・チヨダ・アークス・JAL
買い持越し:カーブス(コシダカのスピンアウトIPO・3/2上場)
空売持越し:無し
2月28日(金)
利確:無し
損切:無し
買い持越し:カーブス・ウイルテック(IPO)・東和フード(3329・優待用)
空売持越し:無し
という取引で終了。
一部、リバ狙いの打診買いもしましたが、結果は芳しくなく、即撤退した取引もいくつかあるのですが、それらはトータルプラマイゼロだったので、割愛しています。
相場が予想以上に崩れたので、事実上取引を見送ったという一週間でした。
今週は、空売りか、ダブルインバース等の下がると儲かる商品でないと勝てなかったですね。
昨日決算発表したパーク24(4666)だけは、火曜日に空売りを入れようかと考えたものの、その時点で既に大きく下げていたので、無理せず見送りましたが、結果的には判断ミスでした。
結局大幅安の連続だったので、先週の大幅安の時に入った優待取りの買いが裏目となりましたが、金額的には少ないですし、適宜売り買いを繰り返して、急落相場での損失を抑えたので、配当金を加味すれば、小負けで終わりという結果でした。
ですから、毎月狙っている優待タダ取りには至りませんでした。
(タダ取り成功は、スギHDのみ)
それ以外の取引も、小負けでしたので、今週は小幅マイナスで終わりました。
月間成績は、初週が大幅プラスだったことで、プラスで終了。
波乱の2月相場でしたが、無事乗り切りました。
そして来月への持ち越しは、IPO株と今日決算発表した4月の優待株のみに。
3月は配当・優待取りの最大のシーズン。
3月最終盤には自動的に発生する大きな買い需要もあるので、新型肺炎の蔓延下げはもう少し続くと思いますが、入るタイミングをうかがって行きたいと思います。
しかし、今週の下げは、あのリーマンショック前後を思い出させますね。
あの頃は、サラリーマンだったので、昼休みとかおやつタイムとか、なんとか時間を作って合間を見ながら市場にアクセスして、リバ狙いに徹してコマメに利確を繰り返すことで、長期保有株の損失をカバーし、何とか大負けしないで済んだのを思い出します。
(ITバブル崩壊の時は、若く、未熟だったので、資産をほぼゼロにまで減らしましたが(苦笑))
来週は、検査体制強化からの国内新型肺炎感染者急増による、更なる日本売りに引き続き注意しないといけないようです。
今まで、各地の保健所は、政権の意図に忖度し、「キャパオーバー」を盾にして、新型肺炎PCR検査の門前払いを繰り返してきました。
「意図」とは、必要性の低い軽症者の検査は実施しないことで、実態より感染者数を少なくみせたいというものです。
新型肺炎は、圧倒的に軽症者が多く、それに比して現状の風評被害が極めて大きすぎるので、重症・死者・クルーズ等の注目関連以外は、なるべくカウントしたくないという気持ちはわかりますが、露骨すぎるやり方だと思いますね。
そして、韓国やイタリアでは、特定の地域で短期間に感染者が急増したことに対し、広範囲に感染者が出ている日本の感染者数の増加が、この件で批判される直前まで、毎日十数人ずつとあまりにも一定過ぎるので、
どうも日本の数字はおかしい
と、世界から感染者数の数字に対する疑惑を持たれてしまったのです。
そうした状況があるところでSNS上に、保健所に検査を門前払いされた多くの人々の不満が相次いで書き込まれ、
「検査数を少なくすることで、感染者数を少なく見せかけていた」
という日本のカラクリがバレてしまいました。
早くからこのカラクリに気づいていたマスコミも、オリンピックの為に報道せず、様子見を決め込んでいましたが、読売が批判に動いたことで世論の風向きが変わり、急速に批判の論調を強めました。
この出来事で、今後政府は軽症者も検査をせざるを得なくなり、感染者の数が急速に増えるのは確実です。
「東京オリンピックを開催するためには、世界から、爆発的な感染地域というレッテルを張られたくない」という気持ちもわかりますが、詐術を使って過少に見せかけても、病気の感染は止まりません。
そればかりか、今回の新型肺炎の場合は、インフルエンザレベル症状止まりや無自覚の感染者も多いので、これらの感染者が逆に検査を受けない・受けれないことから、自己の真の病名に気づいていないことで、新型コロナウィルスに感染したまま動き回って、まき散らし続けてしまい、そこから多くの人に連鎖的に感染が起きて、追跡不能の感染者続出という結果となったのです。
小賢しい検査忌避のカラクリが、事態を大きく悪化させてしまったということですね。
こうした誤魔化し対応の結果、既に東南アジアでは、北海道旅行で感染する事例が何件も出てしまっています。
その上、一部為替筋からは、国会の大臣答弁と政府発表の検査実施数に大きな差があること等に着目して分析し、日本の感染者急増に注意との情報も出ています。
いま海外大口が、日本株先物に大量の空売りを入れ続けている理由は、新型肺炎が世界に蔓延し始めたことだけではなく、彼らの高い情報収集能力から、日本政府のまずい対応状況を知り、その意図や結果を見抜いているからこそ、安心して売り仕掛けしてきているのであって、今後、検査忌避マジックが無くなることでの国内感染者数急増には、特に気を付けて取引しないといけないですね。