「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

1月第5週&1月の相場(2月3日の上海市場には要注意)

 

 2020年1月も今日が最終日。

 ついこの間、年が明けたと思っていたのに、月日が経つのは本当に早いですね。

 今週の相場は、新型肺炎の患者数の増加やその拡散が想像以上のものであったことから、経済活動への懸念が大きくなってしまい、非常に弱い基調の1週間でした。

 旅人は今週、火曜日から木曜日にかけて、スキーに行っていたので、相場へのアクセスはほとんどしませんでしたが、その間、数少ない保有株である2銘柄を放置したところ、月曜日にはどちらも含み微益だったのに、今日確認したら、片方(1月優待銘柄・権利取り後処分し忘れ)はー5%、もう片方(コシダカHD(2159))はー13%以上の含み損発生となっていました😢

 相場が不安定な時に、放置するのは、やはりダメですね。

 

 31日の日本株は、アメリカ株が反発したことで、大きくリバウンドしていますが、アメリカ株は中国経済から受ける影響が相対的にかなり小さいことから、大きく下がらずに、少し下がると押し目買いが入ってリバウンドという動きを繰り返しているだけであって、日本株の場合には、多くの企業が中国経済の成長に依拠していることから、非常に大きな影響を受けてしまうことが最大の相違点なのです。

 特に来週の最大の心配事は、新型肺炎で中国政府が春節を延長したことに伴い、上海株式市場等の再開が、今日(1月31日)では無く、来週月曜日(2月3日)になってしまったことではないでしょうか?

 中国株は1月24日から休みに入っていますので、今回の、想定をはるかに超える拡散で猛威を振るう新型コロナウィルス肺炎による世界的な経済活動の停止と、それによる中国経済への大きな悪影響を、株価はまだ織り込んでいません。

 ですから、明日・明後日の土日の間に、

   ワクチンが出来そうだとか、患者の増加の伸びが急に止まったとか

等の、劇的に好転するような奇跡の出来事でもない限り、2月3日の中国株はー5%超(下手すれば10%安以上で取引停止措置発動の可能性も)の急落となってしまうだろうことは、中国(上海)株が中国人個人投資家中心の市場であることもあって、パニック売りが発生しやすく、致し方ない状況だと思います。

 そうなると、来週月曜日は、上海市場に引きずられて日本株も大幅安になるのは避けられないでしょう。

 でも、いま欲しい日本株の銘柄がある方は、2月3日の中国株暴落発生に賭けて、連れて安くなった時に、手を出すのが良いのかもしれません。

 しかし相場のことは、旅人のような零細投資家レベルでは、ハッキリしたことは何も言えませんから、上記の話は、あくまで一般論で、2月3日の上海株は非常に危険だよねという予測に基づいたものです。

 

 2020年1月の相場を振り返ると、アメリカとイランとの緊迫度合いが急に増したことから始まり、それが数日であっけなく終わったと思ったら、今度は新型コロナウィルスによる肺炎の騒動が日が経つにつれて大きくなって、川本産業を筆頭とする、ウィルス関連銘柄がとんでもなく上昇し、その反対に中国関連・レジャー関連銘柄等を中心に、残りの大半がダメだったという1か月間でした。

 個人的には、出だしの1週間は、軍事関連銘柄の石川製作所を年末に少し買っていたことで、好調なスタートを切りましたが、その後、相場全体の下げに巻き込まれて、利益は大きく縮小し、結局そのまま終わってしまいました。

 でも日本株全体が、大きく下がる中、なんとか踏ん張って、月間成績は小幅プラスで乗り切れたという、まあまあ健闘の1か月だったと思います。 

 

追記

 1月末日の金曜夜のアメリカ株は、新型コロナウィルス騒動が始まって2週間以上経った、今更というタイミングで-600ドルの下落となりました。

 旅人的にも、この下げは完全な不意打ちで、2月分の利益確保を狙う(旅人は自己ルールで、月間単位で利益計算をしている)ため、31日にだいぶ仕込んでしまい、週明けは厳しそうです。

 新型肺炎騒動が始まっても、ほとんど下がらなかったアメリカ株が、随分タイミングのズレた感じで発生した今回の下げは、新型肺炎に対する数々の新しい対策措置が金曜日に発表されたことで、景気悪化懸念が増したという理由もありますが、最大の要因は、

   月曜日の上海株式市場暴落に対する警戒感

   (時差で、上海市場が開くとき、アメリカは日曜日の夜中)

であり、利確売りがかさんだからでしょう。

 今回、アメリカ株が突如2%超下げたことから考えると、おそらくこのまま何の対策も無く、月曜日に上海市場が開いた場合、10%安前後の暴落は避けられないような気がします。