9日に、「極めて大規模な対策を10日に発表する」とツイートしたT大統領。
ところが、10日午前中には、「ホワイトハウスが記者会見の用意をしていない」という情報や感染者拡大のニュースから、NY株も+900ドル→-160ドルへと、一時急落していましたが、大引けにかけて、大規模減税への期待感から、+1100ドル超の大幅高で終了していました。
でも、夕方になっても、
給与税の減税と影響の大きい企業(空運・クルーズ・旅行業界等)への支援
という、超大まかな概要以外には何の発表も無く、夜の記者会見で詳細を発表するのかと思いきや、T大統領、まさかの出席拒否。
これはもう、苦笑いするしかない展開💦
ありゃりゃという感じで、完全に想定外の行動ですね。
まあ、予測不能なT大統領ですから、その言動は
単なる相場の波乱要因でしかない
ということを改めて実感させられる出来事でした。
T大統領は、JOKERみたいなものなので、最近は、この絵を入れさせてもらっています(笑)
実際には、T大統領が突然言い出した給与税軽減措置の中身が、
新型肺炎対策と言いながら、露骨な大統領選対策
であり、またあまりにも巨額な減税案(8000億ドル(84兆円))だったので、
「3年前の大減税で大幅な歳入不足なのに、これでは国が成り立たない」
「国の財政に無責任な大統領だという評価となり、選挙に不利となる」
等と、周囲から反対の声が続出し、結論が出なかったのでしょう。
T大統領は、自分の意見が通らない不満もあるし、前日の
誇大ツイートがフェイクツイート
になってしまうので、記者会見に出席せず、逃げてしまうという行動に。
会見に出席したカドロー(クドロー)委員長ら取り巻き連中も、記者からの質問に、具体的なことは何も話さず、口を濁すばかりだったようです。
「実現不能な狼煙」をぶち上げても、ライバル民主党が支配する議会が、とても飲むことができないような巨額対策案は、法案として通る可能性は無く、実行できないですからね。
この状況だと、今回のT大統領のツイート内容は、当面、実現不可能で、あまり期待できませんから、来週のFOMCで0.75%の利下げがあることに期待し、その直前に仕込むかどうかを考えることにします。