今週の日本株
16日(月)
朝方にFRBが緊急利下げしたことが裏目に出て、本来大幅高スタートだった筈が小幅安スタートに。その後、一進一退を繰り返すも、日銀の緊急会合の結果が判明すると売りが膨らみ急落して終了。
17日(火)
NY株が約3000ドル安と史上最大の下げ幅、下げ率も1987年のブラックマンデー以来という記録的な暴落となったことから大幅安スタートとなるも、アメリカで大型予算編成が動き出したことやGPIFの巨額現物買い・日銀ETF買い等が次々入ったことを好感して、大きく切り返し、大幅高で終了。
18日(水)
NY株は大幅高となったものの、ダウ先物は終始大幅安で推移。日本株は引き続きGPIFの巨額現物買いが入ったことから、午後2時ころまで小幅高で推移するも、ダウ先物がストップ安で張り付いたままなことから、欧米株安への警戒感が急浮上し、大引け際にかけて急落し、日経225は小幅安(TOPIXは小幅高)で終了。
19日(木)
NY株は大幅安となるものの、寄り付き前にECBによる巨額資産買い入れが発表されたことで、急伸して始まる。寄り付きから3日連続でGPIFによる巨額現物株買いが入り続けたものの、ダウ先物が弱くなった前場終了間際から上げ幅を一気に縮小。後場はアジア株の大幅安・REITの暴落や3連休の持ち越しを嫌気した売り等が断続的に出て、日経225は小幅安(TOPIXは小幅高)で終了。
世界中で入国制限が実施された一週間となりました。
旅人が6月から実施予定の世界一周旅行の行き先も、アメリカとチリ以外全て入国出来なくなってしまいましたので、このままの状況が続けば、世界一周航空券の入金期限である5月初旬までに、予約を全てキャンセルして計画そのものを作り直すことになりそうです。
また今週は、GPIFが資産のリバランスという理由で、露骨な日本株下支えに打って出ましたが、世界的株安は全く収まっていないことから、効果は限定的でした。
このGPIFの資産構成リバランス買いは、いつまで続くのか知りませんが、今回の買いの期間はおそらく3月31日まで(金額は最大約4兆円)なので、どうなるのでしょうかね。
各国の新型肺炎対策の強化に伴い、自動車工場の操業が、欧米で暫く止まることとなり、自動車産業のウエイトが極めて大きい日本経済にとって、大きな打撃となります。
ですから、GPIFの巨額現物買いの影響で上がり続けているトヨタを除き、自動車株・自動車関連株やその影響を大きく受けるハイテク株も急落となった一週間でした。
また、木曜日には、REITが記録的な大暴落となりました。
ただ、木曜夜に原油が大きく反発し、金曜日にはパニック的なドル買いも止まって、アジア株は全面高でしたが、反発は1日限りで、金曜夜にNY株も原油も急落したので、まだまだ予断を許さない状況が続きそうです。
今週の個人的な成績ですが、先週持越し分については
3月13日(金)
買い持越し:明豊エンター(8927)・ミクリード(IPO・3/16)
空売持越し:無し
と、引き続き土日の間の世界的な感染拡大を警戒して、事実上持ち越しはゼロでした。
3月16日(月)
利確:三井住友フィ(8316)・明豊エンター
損切:ミクリード(IPO)
デイ買い:三井住友
買い持越し:エニグモ(3665)
空売持越し:無し
3月17日(火)
利確:エニグモ・武田
買い持越し:アスクル・塩野義(4507)・国際帝石(1605)・スキー場開発(6040)
空売持越し:無し
3月18日(水)
利確:アスクル・塩野義・三井住友フィ
損切:国際帝石
デイ買い:三井住友フィ
買い持越し:ダブルインバー・スキー場開発
空売持越し:無し
3月19日(木)
利確:ダブルインバー(PTS)・みずほFG・スキー場開発
損切:無し
デイ買い:みずほFG
買い持越し:無し
空売持越し:無し
木曜日に原油暴落で激安になった国際帝石を買おうか、散々迷いましたが、今週末は3連休なので、最終的に止めました。
ダブルインバースを持ち越す予定で買いましたが、大引け後さえない値動きだったので、PTSで利確し、持ち越しは無くなりました。
今週一週間を振り返ると、月曜日に、一応少しだけ買い持ち越ししたエニグモ、決算はかなり良かったですが、この日の夜はNY株が2997ドル安の大暴落日だったので、暴落を予想して月曜日の夜間市場で利確しました。
火曜日のアスクルは、ちょっと迷ってしまい、急騰後に買ったので、少額にしましたが、決算は相当良く、利確出来ました。
それ以外は、今週も適宜デイトレに徹しました。
火曜日は、600円安→500円高という急落・急騰に乗じて、デイトレを10回くらい行ったものの、買ったり負けたり、前場は小幅マイナスでしたが、最後の武田のデイトレ買いで上手く取り返して、プラスで終われたので、4日間いずれも小勝ち、今週もプラスで終わりました。
今週末は3連休ですが、連休中の欧米における新型肺炎蔓延の悪化リスクもありますし、世界的な株価暴落が止まらないことから、下げ止まりの気配もありますが、念のために3月の権利取りは来週実施する予定にしました。
今回のIPOシーズンは、どの銘柄も全くダメですね。
やはり相場環境が悪すぎで、普通、事前評価B以上ならプラスになるのですが、今回、AやS評価以外は、値上がりが期待できないので厳しいですね。
ただ、来週後半から月末には自動的に大きな買い需要が発生するので、GPIFの買いが続き、連休中に欧米株が急落しなければ、IPOの権利当たれば取ろうかなと思っています。