「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

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2021年4月第3週の投資成績(+東芝について)

 

 先週・今週と小売・飲食業を中心とした主に2・8月期決算銘柄の決算発表が続きました。

 コロナ禍の影響が小さくなる今期に関して、好決算予想を出した企業が勿論多かったのですが、株価がかなり高くなっている銘柄も多いことから、発表を期に材料出尽くしで急落する銘柄も目立ったのが、今回の決算発表の特徴でした。

 この傾向は、来週末から本格化する決算発表シーズンでも続く可能性が高いので、株価が上がり過ぎている銘柄については、決算を跨ぐのはかなり危ないのかなと思います。

 

 今週一番の話題は、東芝への全株TOB提案でしょうか?

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 これは、社内での人望が低く、株主とも対立し、次の株主総会での信任見込みが無いことから、先週の取締役会で解任見込みだった車谷前社長が、起死回生の一手として、 自身の古巣の投資ファンドに、東芝へのTOB提案をさせたというのが、この提案の裏事情だったようです。

 ところが、このTOB提案が逆に裏目に出て、「車谷氏は自分の地位を守るために、会社を売るのか?、利益相反行為ではないか?」と批判が益々大きくなり、あっという間の辞任に追い込まれたのです。

 2015年に発覚した粉飾決算や、原発事業での巨額特損で、ボロボロになった東芝の価値というのは、キオクシアの4割の株を保有していることぐらいで、それ以外は他社に比べて技術面で優位性があるわけでもない、図体のデカいだけの企業ですが、コロナ禍での需要急増・米中対立等による半導体不足から、史上稀れにみる半導体ブームのお蔭で、キオクシアの企業価値が極めて高くなっており、巨額のTOB提案が相次いで表明される状況になっています。

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 今後、TOBの行方がどうなるのか、(最終的には、キオクシアが国内で唯一、先端の半導体を製造していることから、国内産業を守る新法が足かせとなって破談でしょうが、一時的には敵対的買収合戦となる可能性もある)非常に注目ですね。  

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 先週の持越し分については

 4月9日(金)

  買い持越し:チヨダ・マックハウス・イオンFS

  空売持越し:IGポート

でした。

 4月12日(月)

  利確:IGポート・イオンFS(PTS)

  損切:チヨダ・マックハウス

  買い持越し:ヨンドシー

  空売持越し:アレンザHD・ワッツ

 4月13日(火)

  利確:紀文・ヨンドシー

  損切:アレンザ・ワッツ

  買い持越し:吉野家・パルHD・紀文

  空売持越し:東宝・アークス

 4月14日(水)

  利確:紀文・東宝吉野家

  損切:アークス・パルHD

  買い持越し:プレナスバロック・ABCマ

  空売持越し:無し

 4月15日(木)

  利確:プレナスバロック・ABCマート

  損切:無し

  買い持越し:フタバ産業

  空売持越し:無し

 4月16日(金)

  利確:無し

  損切:フタバ産業

  買い持越し:アルプス電気

  空売持越し:無し

※長期保有:SI(優待用)・日本スキー開発(優待用)・東急不(優待用)・東和フード(4月優待)

 

 今週は、コロナの感染拡大で、日本株はやや軟調だったこともあり、個人的な取引金額・取引数はかなり少なくなりました。

 週間成績は、IGポートでの空売りの勝ちで、プラス(+10万)で終わりました。

 

 来週末から本格的に始まる決算発表シーズンに向けて、仕込みを開始したいところですが、今週末実施の日米首脳会談後の共同声明(特に台湾に関する部分)に対する中国の猛反発と対日制裁や、日本企業・製品に対する不買運動の発生も予想されることから、来週への買い持越しを基本的に見送りました。