「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

Xmasのベトナム旅(その3・ホアルー)

 

 ベトナム旅も4日目(2016年12月24日のクリスマスイブでした)。

 今日最初に向かうところは、10世紀末の約40年間、ベトナム北部にあった王朝の都が置かれた「古都ホアルー」。

 ここは、他の景勝地等と合わせて世界遺産に指定されています。

 古都ホアルーまでは、ハノイから約2時間の道のりですが、この日は今まで一緒だったベトナム4日間ツアーの人達が帰国し居ないので、旅人と旅妻とガイドさんと運転手さんの合計4人で、バンに乗って1日周遊することになります。

 

 ホアルーに向かう途中の車内で、旅人が旅妻に一つ確認しました。

 「ホテルのセーフティーボックス、ちゃんと鍵かけた?」

 旅妻、顔面蒼白に...

 「覚えていない」とのことで、旅人も絶句...

 出発前に旅妻が、セーフティーボックスから出すものがあるということで、鍵を開けておいた旅人。

 そのため、最後の確認、旅妻任せで、しなかったんですよね。

 既に1時間以上、車は高速道路を走っているので、今更確認にホテルにも戻れません。

 そういうわけで、もやもやしたまま、この日は観光することになりました。

 古都ホアルーは、何もない田園風景が広がる場所にあります。 

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 この日も天気が良くなく、写真は相変わらず冴えない状況ですが、これが遺跡への入り口の門です。

 中に入っていくと

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 観光用(写真撮影用)のヤギ❓も居ます。

 さらに奥に進むと、ようやく遺跡が見えてきました。

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 この直ぐ上の写真は、滅んだ王朝の王族の祠です。

 ホアルーは、丁朝・二代約15年、前黎朝・三代約30年と、いずれも短期間で滅んだ王朝の都でした。

 その次の王朝が遷都をした後、ここはそのまま放棄されたものの、王朝の都が置かれたということは、軍事的には要害の地ですから、以後のモンゴル帝国や明朝の侵攻をこの旧都付近で食い止めたそうです。

 この遺跡では特に、丁・前黎の2つの王朝の初代王の祠が、かなり整備されて残っているのが目立ちます。

 これは、17世紀に再建されたものだそうですが、再建後、地元の民が長い間手入れをしてきたからこそ、残っていたのでしょうね。

 観光客は、他の定番の観光地に比べると少ないですが、その分ゆっくり見学することができます。

 

 その次に訪れる場所は、世界遺産「チャンアン」。

 こちらは、景勝地です。

 2日前に訪れたハロン湾と比較されることが多く、「陸のハロン湾」と言われている場所なのですが、ハロン湾と同様に石灰岩台地が長い年月をかけて、陥没したり浸食されたりで、形成された風景です。

 こちらは、たくさん観光客が居ます。

 ここのメインは、この風光明媚な川沿いを、手漕ぎボートに乗って、風景を愛でながら、洞窟をくぐったりして一周するツアーですが、これがなかなかのもの。

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 これが、ボート乗り場です。

 次から次へと観光客が来ます。 

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 そして、出発すると、このボートの数。

 周囲は、中国の桂林のような風景が広がります。

 川の流れは非常に静かです。 

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 先を進むと、洞窟が現れます。

 ボートはこの中に入っていきます。 

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 狭い場所は、頭がぶつかることもあります。

 注意しながらの写真撮影です。

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 この場所は、幅も狭いですね。

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 洞窟を抜けると、船頭のお姉さん(おばちゃん)と一緒に、オールを漕ぎます。

 この辺りは、川の流れが殆ど無いので、漕がないと進みません。

 ツアーは大体、一周で1時間~1時間半くらいの行程です。

 途中にある中間の船着き場で降りたり、そこに付随のレストランで昼食をとるプランもあるようですが、旅人達は、昼食はツアーに付いていた為、ボートに乗る前に指定の食堂で取りました。

 チャンアンのボートツアー、景色も良く、楽しめて、非常に良かったです。

 ホテルのセーフティーボックスの件が気になったままなので、気持ち的には今一つ楽しめていない状態でしたが、それを忘れてしまうような体験でもありました。

 

 その後、ハノイ市内に戻ります。

 元来た道を進んで、ハノイ市内へ。

 そして、ハノイ市内で、もう一つ体験するものがあります。

 それは、「シクロ」です。

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 シクロとは、写真の青い服の運転手さんが漕いでいる、これです。

 旅妻がバッチリ写ってしまっているので、その部分は消したのですが、ちょっと汚い消し方でスイマセン💦

 ベトナムでは、他の東南アジアの国もそうですが、都市圏だと、オートバイの数が物凄いのです。

 その交通量の中をシクロという、自転車で押す乗り物(タクシー)が、まだ観光用で走っています。

 旅人達は、オートバイに囲まれながら、このシクロに乗って、宿泊先のヒルトン・ハノイオペラホテルに向かいます。 

 これが、想像以上に楽しかったです。

 バイクや車の中を巧みにすり抜けて、走るシクロ。

 周囲の車やバイクも慣れているので、ギリギリで交わしてくれます。

 交通量の多い交差点では、道を譲ってくれる時もあります。

 そして、シクロが進むと

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 ハノイ・オペラが見えてきました。

 その奥にホテルも見えています。

 シクロに乗ったまま撮ったので、ちょっと写真が傾いていますね。

 そして、ホテル前で降車しました。

 ガイドさんとはシクロの乗り場で一旦お別れして、夕食の時間になったら、またホテルに迎えに来るということになっていましたが、ベトナム最後の夜なので、H〇Sさんが、ハノイ大教会近くの、ベトナム料理のレストランを用意してくれているとのこと。

 

 そう言えば、セーフティーボックスの件、気になったままですよね?

 実はシクロに乗る前に、一旦ホテルに戻ってもらい、確認に部屋に行きました。
 すると、ちゃんとロックされていました。

 どうも、部屋を出るだいぶ前に、旅人が心配になって一応ロックを掛けていたようで、暗証番号も、旅人が旅先でいつも使っている番号でロックしていました。

 大事なことや必須・必要事項は、夫婦で協力し合って、ダブルチェックしないと、忘れてしまう年齢になってしまったので、それを徹底しないといけないという教訓を改めて思い知らされる出来事でした。

 

 ツアーの最終イベントである、ハノイでの最後の夕食は、このツアーの中で一番おいしかったです。

 ベトナム料理でも、ちょっとだけ高級な感じのコース料理でした。

 この料理の写真も少し残っているのですが、旅妻が写真の半分を占めており、その部分を消すと上半分真っ白になってしまうので、掲載は止めます(笑)。

 現地のHI〇のベトナム人ガイドさんも、この店で個人的に注文をして、お金を払って食べていたくらいなので、良い店であったことに間違いありませんが、店名は残っている写真を見ても、ちょっとわからない状態です💦 

 初日に空港に到着してから、4日間一緒だったHI〇の現地ガイドさんとも、これでお別れです。

 最終日のホテルから空港までの送りは、早朝対応の別のスタッフが迎えに行くとのことでした。

 ちょっと寂しさもこみ上げながら、手を振ってさよならをしました。

 

 最終日は、朝早い出発なので、ホテルの朝食は食べれなかったことから、ハノイ国際空港のベトナム航空ビジネスラウンジで、最後の時間を満喫しました。

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ラウンジ内

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ハノイ国際空港内

 まだ、早い時間だったので、ラウンジ内の人は少なかったです。

 御覧の通り、ガラガラでした。

 ソファーでくつろぎながら、朝食代わりにラウンジ内の食べ物をがっつり食べて、飛行機に乗り込み、羽田へ。

 最後に旅人は、ラウンジ内で、スープをひっくり返してこぼしてしまい、ラウンジの絨毯がべちゃべちゃになってしまったので、その掃除でアタフタしていました。

 

 このベトナムツアー、旅人にとって、非常に大満足でした。

 お土産で、高いのに買ってしまったベトナムコーヒーは、結局ほとんど飲まないままとなってしまいましたが(苦笑)。 

 参考ですが、このツアーの費用は、全ての現地ツアー、食事代込みで一人約13万円でした。

 この価格、ベトナム旅行であることだけを見れば、少し高いとは思います。

 ただ、全て込みですので、実際にベトナムでは、飲み物を買った時と、お土産を買った時ぐらいでしか、お金は使いませんでした。

 往復ビジネスクラス利用で、ホテルのグレードも高くて、この値段のツアーというのは、なかなか出ないでしょうから、お得なツアーであったことに間違いないと思います。

 来年(2020年)は、旅行予定が沢山あるので、再訪問できませんが、再来年以降に、旅妻の体調に問題が無ければ、今度は最安値の時にLCCを使って、再びベトナムのまだ巡っていない場所に行ってみたいなあと、この記事を書きながら、つくづく思う旅人でした。

 

Xmasのベトナム旅(その2・ハノイ市内)

 

 ベトナム旅3日目

 この日は、ハロンからハノイに戻ります。

 片道3時間以上かかりますが、バスの中はzzz...で静か。

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 途中バスは、休憩を挟みながら、ハノイ市内に向かいます。

 この写真に写っているのが、H〇Sベトナムツアーで使われたバスです。

 かなり良い車両ですよね^^

 海外ツアーの場合、日本のバスツアーのように、狭くて体が痛くなるというようなバスが使われることは少なく、長時間の移動でも、まずまず快適に過ごせます。

 

 ハノイ市内に着いて、レストランで昼食後、世界遺産タンロン遺跡に向かいます。

 タンロン遺跡は、ベトナムの北部にあった歴代王朝の王宮跡です。

 王宮と言っても、城塞としての機能もあり、「皇城」という表現の方が適当かもしれません。

 旧ハノイ城という表記もなされています。

 この日は、天気が良くなかったので、写真全体が暗くなってしまいました。

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 この写真の場所は、入場すると最初に見えてくる端門という楼閣です。

 流石に城跡なので、敷地はかなり広く、戦車とか戦闘機も展示されていました。 

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 端門を抜けると、向こう側は、更に広い敷地が広がっています。

 先の建物の一部は、博物館になっていて、歴代王朝の貴重な品物が展示されています。

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 これらは、このタンロン遺跡から出土した土器です。

 非常に貴重なものです。

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 博物館の前には、昔の宮殿の遺物が、わずかに残っています。

 こちらに屯している観光客が、写真を撮っている理由は、その遺物である「階段と手すり」が目的です。

 写真の右端に写っている手すりは、龍の形をした石造りのものであり、龍は支配者の象徴ですから、ここに宮殿があったことを偲ばせます。

 タンロン遺跡の周囲は、ハノイの政治の中心地となっていますので、 

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 ベトナム建国の父を祀った「ホー・チ・ミン廟」もあります。

 廟付近では、兵士が立っていて、目を光らせています。

 

 「タンロン遺跡」→「ホー・チ・ミン廟」と周った次の訪問先は、「文廟」。

 「文廟」は孔子廟であり、中国の思想の一つである孔子の廟があるということは、この一帯が、かつて中国王朝の支配下だった時代があったことを偲ばせる遺跡です。

 ベトナムで最初の大学の跡という紹介もなされています。

 学問の府だったので、ベトナム人による王朝が確立した後も、この場所は壊されずにそのまま使われ、現代まで残り続けることが出来たのでしょう。

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 これは入り口付近の写真ですが、いやあ、凄い観光客の数ですね。

 インド系、西洋系、東洋系と色々な国の人が、文廟を観光しに訪れています。

 中に入ると

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 入り口付近とは異なり、人は多いものの、非常に重厚な静けさがあり、この廟の厳かな雰囲気と、歴史の長さを感じさせます。

 写真に写っている亀の石像の上に設置された石板には、漢文が刻印されており、現代では、漢字表記が基本的に為されてなくなったベトナムですが、かつて中国の唐王朝末期迄の長い間、北部一帯が中国各王朝の支配下にあったことで、文字や文章も、漢字や漢文が使われていたという歴史がよくわかります。

 中国の紀元前の、春秋戦国時代は「越国」の一部だったり、「南越」等と呼称され、漢の時代~唐の時代までは、「交州」と呼ばれたのが、中国最南部からベトナム北部に掛けての一帯です。

 その中心は交趾と呼ばれ、日本でも広く知られている「三国志」の「呉(孫権以後)」や呉の次代王朝である「東晋」が、この地域を支配していた時代には、国域が長江以南に偏っていた呉や東晋にとって、交州での貿易収入の実利が大きいことから、非常に重要な地域だったので、この時代の中国の歴史では、度々「交州」や「交趾」の名前が出てきますし、王朝の重臣が交州の長官(交州刺史)を務めていました。

 そして、中国王朝支配の時代から近代に至るまで、ベトナム北部地域の人々の氏名は、漢字表記だったのです。

 この文廟には、そうした名残もたくさん見られます。

 その後、9世紀に入って中国王朝の支配から脱して独立し、一時期、明王朝に再征服された時代はあったものの、以後はインドシナ半島の大半を支配する大きな王朝の中心であったハノイ一帯。

 中国王朝支配下だった9世紀までの時代を、独立以後のベトナムの人々は嫌っているので、約2000年前(西暦40年)に、中国王朝の漢帝国に対して、最初に大規模な反乱を起こしたチュン姉妹(徴姉妹)は、今でもベトナムの英雄です。

 

 ちょっと話は逸れてしまいました。

 文廟を見た後は、ハノイ市民の憩いの場である

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 西(タイ)湖岸を散策しながら、水上人形劇の劇場へ。

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人形劇劇場の建物

 水上人形劇鑑賞もハノイ観光の定番ですが、想像以上にキチンとしたもので、なかなか見ごたえがありました。

 

 Xmasを迎えようとしていた「ハノイ大教会」も、勿論、フランス統治時代の名残の建物ですが、長い歴史を誇る北部ベトナムにおける、定番の観光コースです。

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 この日は、12月23日でXmas間近なので、サンタさんの赤い服で統一した人達が、マリア像の前で何かイベントをしていました。

 夜のハノイ大教会は

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 このとおり、昼間以上に非常に華やかで、賑わっていました。

 教会がある地域は、一番の繁華街なので、車もバイクも人も飲食店も多く、本当に煌びやかだった思い出が色濃く残っています。

 この後、旅人達を除く4日間ツアーの参加者は、この日がベトナム最後の夜となるので、ラストディナーは少し洒落たレストランでのものでした。

 (因みに、このツアーは、滞在中の食事「朝昼夕」が全て付いていました)

 

 4日間のツアーの場合、これでベトナムハロンハノイ)ツアーは終了です。

 個人的な感想ですが、ベトナム北部の観光は、ハロン湾ハノイ市内観光だけで、十分楽しめました。

 3泊4日の、ベトナム北部を巡るツアーだと、各社共にほとんど同じ観光コースだと思いますが、定番とはいえ、これだけでも、異国情緒をかなり味わえますし、長い休みのなかなか取れない日本人にとっては、最も近い東南アジアであることから、非常に行きやすい旅行先だと思います。

 人気の台湾観光に飽きたら、ベトナム観光もどうですか?

 食べ物も、日本人の口に合いますし、美味しいので、是非行ってみてください。

 なお、旅人達のこの時のツアーは、まだ残っており、H〇Sの現地ガイドさんと一緒に、貸切状態で別の観光地も訪れていますので、帰国までのその模様は、次の記事で書きたいと思います。

 
 

Xmasシーズンのベトナム旅(その1・ハロン湾等)

 

 今年も残り半月になりました。

 月日が経つのは早いものです。

 クリスマスが過ぎれば、年の瀬、大晦日、そしてお正月とイベントが続く忙しい季節でもあります。

 間もなくXmas。

 皆さんは、どのような思い出がありますか?

 旅人夫妻にとって、一番の思い出は、2016年のクリスマスに訪れたベトナム旅になります。

 この旅行は、海外旅行大手のH〇Sが、この年の夏秋に格安で出した「往復ビジネスクラス利用のベトナム4泊5日ツアー」で、旅人・旅妻にとって、人生初のビジネスクラスの利用でしたから、本当に印象に残っています。

 それでは、Xmasも近づいてきたので、思い出深いこの旅について、紹介したいと思います。

 

 この旅は、往復ベトナム航空ビジネスクラスを利用したものでしたが、人生初のビジネスクラスに旅人も旅妻も、空港に着く前から舞い上がっていました。

 ちょうどこの年、ベトナム航空は、ANAからの直接出資を受けたことで、それまで提携していたJALとの提携が切れた直後でした。

 ですから、ラウンジも本来ならばANAのラウンジになるところですが、旅人達が利用した時点ではまだ、JALのさくらラウンジの利用となっていたので、人生初の空港ラウンジは羽田空港のJALさくらラウンジとなりました。

 

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さくらラウンジで食べ物取り過ぎの様子(苦笑)

 人生初のさくらラウンジの雰囲気に舞い上がってしまい、これから機内食も出るというのに、旅人のこの盛り付けっぷり(苦笑)。

 初めてだと、仕方ないですよね。

 この時のラウンジは、平日のお昼前後の時間帯でしたので、かなり空いていましたので、旅人は遠慮なく、気に入った食べ物を何度もお替りしてしまいました💦

 旅妻の方は、飛行機に乗る前から、ラウンジで無料のお酒をガボガボとたくさん飲んでましたね。 

 

 旅人達が乗る飛行機は、

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 これです。

 国際線としては、やや小ぶりな機体のA321-200ですが、近距離ですし、何しろ格安ツアーですから、機体にまで注文を付けるのは欲張りというもの。

 この機体は小型ですから、エコノミーだと3-3の配列なので、狭いですが、旅人達は2-2配列のビジネスクラスですから、どんな機体でも構わないのです^^

 この旅行では、機内であまり写真を撮らなかったので、座席の様子はこれしか残っていないのですが、

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この時のビジネスクラスの座席

 この旅妻のくつろぎっぷりで、ビジネスクラスシートの広さが、まずまずの大きさだということがわかりますね。

 古いタイプのシートなので、モニターも小さいですが、何といっても初めての経験でしたので、十分大満足でした^^

 

 ベトナムハノイに到着すると、この日はそのままホテルに向かい、宿泊です。

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ヒルトン・ハノイオペラ

 Xmas直前なので、初日と、3・4泊目に宿泊のホテル「ヒルトン ハノイ オペラ」は、クリスマス用の飾り付けがなされていて、非常に華やか🎄。

 このホテルは、名前のとおり、ハノイ・オペラハウスの隣にあり、昔のフランス統治時代の雰囲気を感じさせる重厚な外観で、ロビーも引き抜けで天井が高く、豪華さを感じさせる造りでした。

 

 翌日から、他のH〇Sのベトナムツアーのお客さん達と一緒に行動となり、二日目からは、ハノイ周辺の観光地を回ります。

 翌朝、ホテルのロビーで待ち、迎えのバスに乗り込みました。

 最初の訪問先は、H〇S定番の陶器工場兼土産物店を周ります。

 こういうお土産系の工場を周るのは、ツアーの定番ですよね。

 これは、土産物店からマージンを貰うことで、ツアーを安くするためであり、格安ツアーでは必須の項目なので、致し方ないのです。

 製造工程の説明の後は、お土産コーナーに案内されます。

 陶器は重いですし、目につくような物は、あまりありませんでしたが、陶器の蓮華が自宅に無かったことから、1個約50円のレンゲを2つ買いました。

 ここで1時間ほど過ごしてから、(もう一か所、店に立ち寄った気もしますが)この日のハイライトである「ハロン湾クルーズ&鍾乳洞観光」へと向かいます。

 

 ハロン湾は、世界自然遺産に指定されており、天気が良ければかなりの綺麗な景色が見られるのですが、旅人達が訪れた時には、天気がイマイチで

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ハロン湾クルーズへの出発港付近

 パンフレットやカタログで見られるようなきれいな景色は見れませんでした。

 昼食は、このクルーズ船内で食べることになっており、HI〇のツアーには何度も参加している旅人達ですから、この手の食事が期待外れに終わることは、よくわかっていますので、全然期待していませんでしたが、やはりその通りでした(苦笑)

 港を出発すると、船が見所に到着するまでに、昼食を食べるのですが、お腹がある程度満ちたところで、食事は片づけられ、しばらく進むと今度は、お土産船が近づいてきました。

 ですが、誰も買う人がいなかったので、そのままこの船は立ち去りました。

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ハロン湾

 しかし、ハロン湾クルーズ、もの凄い船の数です。

 流石、著名な世界遺産

 多くの船が並走しています。

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ハロン湾の見所

 そして、1時間半ほど走り、この岩の付近で船は折り返します。

 岩の名前は忘れてしまいましたが、何らかの名前(調べたら「夫婦岩」だそうです)が付いていたはずです。

 ハロン湾は、石灰岩の台地が沈降して、海の浸食を受けて出来た地形で、中国の南部からベトナムの中部までの沿岸各地で、同じような光景を見ることができます。

 確かに有名な中国の桂林の景色と似ているように思えますが、中国に行ったことが無いので、あくまで写真や映像で見て記憶の中に残っている桂林の景色との比較です。

 

 その次は、そのまま近くのティエンクン鍾乳洞へ。

 ここは、地元の人が偶然見つけた鍾乳洞だという説明があったと思いますが、クルーズ船を降りて、鍾乳洞の入口へ。

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ティエンクン鍾乳洞の入口

 ハロン湾クルーズと鍾乳洞見学は、一つのコースになっていますので、あの船の数ですから、観光客の数、多いですねえ。

 前の人に続いて、鍾乳洞に入ります。

 鍾乳洞は、日本にもたくさんありますし、そんなに期待していなかったのですが、

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 この4枚の写真。
 どうですか?

 思っていた以上に、鍾乳洞内は大きく、ライトアップも非常にきれいで、ビックリ。

 曇天で、綺麗な景色が見れなかったハロン湾よりも、こちらのティエンクン鍾乳洞が良かったです。

 いやあ、本当に。

 この観光客の数ですから、混んでいますが、それでもこういう写真を撮る余裕はありました。

 

 再び船着き場に戻り、乗ってきた船で、出発港に戻ると、近くのホテルへ。

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某ホテルの部屋

 ホテルの部屋の名前は忘れてしまいましたが、部屋は良かったです。

 景色も

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ホテルの部屋から見た景色

 明るい時はこんな感じで、眺めが良く、

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 夜景も、御覧の通り、なかな綺麗でした。

 このツアーは、夜ご飯が付いていて、ショッピングモールに連れていかれてから、夕ご飯食べて、ホテルにまた戻るという流れでしたが、一旦ホテルにチェックイン後に行ったショッピングモールは、主に中国人観光客向けに作られたものの、この時期、中国とベトナムの関係が悪化した影響で、中国人観光客が激減し、ショッピングモールは、まるで廃墟のように寂れていて、ほとんど客が居ない状態でした。

 そういうわけで、ここで何も買うことはありませんでしたが、とにかく店員さんのみで、客が居ないので、ウィンドウショッピングすらする勇気もなく、旅妻と旅人は、集合時間まで広場でぼーっと過ごしていました。

 一緒のツアーの他の方も、大半は同じように広場の椅子に座って時間を潰していました。

 

 これで2日目が終了。

 ベトナムは、食べ物もおいしくて、2日目の時点で既に、意外なほどの満足感に溢れていました。

 3日目~は、ハノイに戻って、歴史的な建造物等を見学していきます。

 それでは、次の記事で。

 旅人でした。

 






 

 

 

 

NZ・ホワイト島の噴火

 

 2020年の11月~12月にかけて、旅人達はオセアニア旅行を計画しており、その中に組み込み形で、ニュージーランド一周クルーズを予約しました。

(代理店を通さず、直接申し込みなので、通常のNZ旅行と比較しても、かなり安めの価格で予約しました)

 このクルーズについては、2019年もほぼ同じコースで就航しており、当初は今年のクルーズに乗る予定でした。(船は一部異なります)

 旅人達が申し込んだクルーズは、世界第2位のクルーズ企業である、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航するクルーズです。

 

 なぜ、突然このことを取り上げて書いたのかという訳ですが、それは...

 先日、NZのホワイト島の火山が突然噴火し、多くの観光客が亡くなったり、大火傷を負うという被害が出たことは、記憶に新しい出来事ですが、実はこの被害に遭った観光客の大半は、ロイヤルカリビアン社のNZ一周クルーズの乗船客だったのです。

 クルーズ会社が企画・販売している寄港地別のオプショナルツアーで、ホワイト島の火山巡りツアーがあったそうなのですが、そのツアーの参加者が今回犠牲となってしまったそうです。

 このことを知り、当初は今年乗る予定だったものの、旅妻が仕事の退職を先に延ばしたことで、来年乗る予定に変更となり、先日申し込んだコースは、ちょうどピッタリ1年後の同じクルーズだったこともあり、そういう経過から、火山の噴火で乗客に被害が出たことについて、なんだか他人ごとではいられないなあと感じて、少し記事にしてみたのです。

 もし今年乗っていれば、旅人達もホワイト島のツアーに参加していたかもしれませんし、そうであれば、死んでいたかもしれませんからね...

 

 最近の火山被害について、日本の場合

 〇紅葉最盛期で登山客が多かった時期に、御岳山が突然噴火して、多数の犠牲者が出た

 〇草津白根山で、スキー場近くの古い火口が突然噴火し、冬季訓練中だった自衛隊員が亡くなり、スキー・スノボ客も負傷した

の二つの被害が発生しましたが、活火山は、いつ噴火するのかわからないという恐ろしさを感じますよね。

 地震もそうですが、火山も、特に常時噴火を繰り返していない火山については、その噴火を予知するのは難しく、後から考えれば「あれが前兆だったのだ」という現象を、実は確認している場合も多いのですが、それは結果論でしかないのでしょうね。

 僅かな前兆に対する判断というものは非常に難しく、だからこそ、突然の被害発生でで犠牲になる人が出てしまうのであり、避けられないものだったと考えるしかないと思います。

 

 このブログの記事でも、2000年の有珠山の噴火のことについて、少し書きましたが、あの噴火やその前の噴火も、犠牲者が出なかったのは、有珠山自体が有史以来、噴火活動が活発なので、前兆活動を常時観測している民間の専門家がおり、前兆が確認された時点で、その人の意見に基づいて速やかに避難が行われていたからなのです。

 でも、御岳山やホワイト島の噴火の場合、前兆らしい異変を実は少し捉えていたのですが、観測者やその上級官庁の専門家が、その活動を「前兆」と捉える判断を速やかにできなかったことで、危険のシグナルを出すことが出来ずに、噴火してしまい、犠牲者が出てしまったのです。 

草津白根山の場合は、雪深い季節に、定時観測している場所(湯釜火口)では無い、離れた火口が噴火したので、前兆もほとんど捉えることが出来ず、これは避けられないケースでした)

 これは、人間の能力や活動の限界を示しているものであり、全ての自然災害の被害を避けることは到底出来ないことですので、ある意味致し方ないのかもしれませんが、最終的には、自分自身のことは最後は自分自身で判断しないといけないという教訓なのかもしれませんね。

 

 そういえば、今回の犠牲者やその遺族は、ロイヤルカリビアン社に対する提訴の準備をしているそうです。

 その争点は、火山の噴火予知の可能性を巡るものとなり、ロイヤルカリビアン社がアメリカの企業なので、アメリカでの裁判になるとのことです。

 この災害被害の賠償について日本だったら、裁判をしても「予見不能」の一言で片づけられ、犠牲者側がほぼ100%負ける裁判ですが、アメリカの場合は、どういう判断になるのか、わからない部分もあるそうです。

(ただ、流石に訴訟大国アメリカとはいえ、過去にクルーズ船が自然災害に遭い、乗客に被害が出た場合の賠償裁判で、その自然災害発生の予見可能性が認められたケースは、ほぼ無いそうです) 

 

 個人的にちょっと、気になるニュースだったので、少し書いてみました。

 

 

冬は東京のシティホテルのクラブラウンジ宿泊で、プチ贅沢なんてどうですか?(ラウンジでマ●ク事件?に遭遇も)

 

 だいぶ寒くなってきましたね。

 最近は、春と秋が短くなり、夏と冬が長くなった気がしますが、気のせいでしょうか?

 冬は寒いので、年末年始を過ぎると、ウィンタースポーツ系を除けば、旅行業界のオフシーズンです。

   ですが、オフシーズンだからこそ、関東近郊であれば栃木や群馬の山の中の温泉宿は、寒いことで観光客が少なくなり、お得に宿泊することができます。

 ただ、最近は冬でも日本に来る外国人旅行者が多いので、以前ほど安くはならなくなりましたが。

 都内のシティホテルも、冬になると格安プランをよく見かけるようになります。

 特に冬で、ビジネス需要が少なくなる時期を狙うと、お得な値段で、ラウンジ利用付きのエグゼクティブ(クラブ)フロア宿泊プランが出ています。

 ですから、こういう時であれば、普段体験できない、ちょっと贅沢な雰囲気を味わえるクラブラウンジを、ホテルによっては1泊朝食付き一人1万円ちょっとで、利用できることもあるんですよね。

 そういうわけで今回は、是非、

   非日常の雰囲気を味わって、心身の疲れを少しでも取ってみませんか?

という記事になります。

 ただ、有名外資系ホテルは、値引きがあっても、かなりの高額の場合が多いですよね。

 ですから、外資系の高級ホテルのラウンジ付きプランを味わいたいのであれば、マレーシアのクアラルンプルに行って利用する方が、飛行機代を含めても結果的に安く済む場合もあるくらいです。

 ですから、狙い目は日系ホテルのラウンジ利用券付プランです。

 旅人達も、心の洗濯の為に、お得プランが出ないかと、常日頃目を光らせています。

 最近は、なかなか以前ほどの格安プランが出なくなったので、利用の機会が少なくなり残念に思っています。

 

 オフシーズンになると安定的に、格安プランが出てくるのは

    ロイヤルパークホテル

です。

 ロイヤルパークホテルは、三菱地所が経営するホテルチェーン。

 横浜のランドマークタワーにあるホテルは「横浜ロイヤルパークホテル」等と、ホテル名の前後に地名が付くブランドでチェーン展開していますが、唯一地名が付かないホテルがあり、それは

    都内の水天宮

にあります。

 水天宮は日本橋のすぐ近くですね。

 ここは20階建てで、都内に高層ビルが増えた今、目立つ建物ではありませんが、シティーホテルの先駆け的存在であり、箱崎東京シティエアターミナル(TCAT)の隣接地に建っていることから、かつての「国際線は成田空港だけ」の時代に、外国人ビジネスマンや旅行者の利便性を重視して、この場所にシティホテルを建てたことがよくわかる立地です。

 そういうわけで、建物に新しさはありませんし、周囲に高層ビルも建っており、眺望が特別良いわけでは無いのですが、その代わりに、エグゼクティブフロア宿泊のラウンジ利用券付プランが、継続的に安めの価格で設定されているホテルの一つです。

 旅人夫妻は、都内のクラブラウンジプランでの宿泊をする場合、このホテルが多いです(笑)

 それは、ラウンジに外国人客が多いので、異国情緒も少し味わえますし、他の同立地のシティホテルに比して、ラウンジフロア付きプランが安いからです。

 定期的に、最安値だと二人で1泊朝食付き25000円程度(17時以降チェックインの条件付きですが)で出ていますから、少しでも優雅な雰囲気を味わいたい場合、検討の価値はあると思います。

 ロイヤルパークホテル(東京・水天宮)のラウンジはこんな感じです。

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ラウンジ内(ロイヤルパークホテル)

 静かなラウンジで、携帯で控えめに撮影したので、傾いた写真になってしまいましたが、この写真を撮った日は、非常に利用者が少ない時間帯でした。

 普段は、宿泊客や利用者が沢山います。

 ラウンジからの景色は、こんな感じです。

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ロイヤルパークホテルラウンジより、東京タワーを拡大撮影(携帯)

 この方角は、丁度高い建物が少なく、東京タワーがよく見えるのが魅力ですね。

 部屋は

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 エグゼクティブフロア(16階以上)のスタンダートルームですが、シティホテルとしては標準的な部屋です。

 ロイヤルパークホテルは、地下1階で東京メトロ半蔵門線水天宮駅と直結しています。

 ラウンジ付き宿泊プランのチェックインは、直接20階にエレベーターで上がって、ラウンジの受付で出来ます。

 ただ、15時・17時前後は非常に込み合い、30分近くラウンジ内で待たされることもありますので、早いチェックインを希望ならば、1階のフロントの方がスムーズですが、優雅な気分を味わいたくてこのプランで宿泊しているわけですから、せっかちにならずに、ラウンジチェックインを楽しみましょう(笑)

 と言いながら、一度だけ、非常に待たされてしまい、1階まで降りてフロントでチェックインしたことがある旅人でした。

 ロイヤルパークホテルの場合、横浜ロイヤルパークホテルも同様ですが、ラウンジの軽食については、ナイトタイムの時、値段の割になかなか充実していて、メニューは日替わりですが、普通のおつまみ類だけではなく、軽食としてグラタンやピザ等もありますから、大食漢の人を除いて、夕食を別に取らなくても十分だと思います。

 

 最近は、少なくなりましたが、プリンスホテル系列もラウンジ付きの宿泊プランがかなりお得に出ています。

   特に品川・高輪は、プリンスホテルだけでも物凄い数の客室数ですから、特に安く泊まれます。

   グランドプリンスホテル高輪のクラブラウンジは、1階なので眺望はありませんけれども、全面改装されてから日が経っていないので、非常にきれいで落ち着けて、お薦めです。 

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ランドプリンスホテル高輪

 ここのラウンジ付きプランは、グランドプリンスホテル高輪とグランドプリンスホテル新高輪とザ・プリンスさくらタワー東京の三つのラウンジを楽しむことが出来る設定が多いというのも特徴です。

 グランドプリンスホテル高輪の「クラブラウンジ花雅」内は

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 写真のような雰囲気で、新しいので広々としており、非常に優雅な雰囲気が味わえます。

 ただ、1階ですので、眺望は庭園が見えるだけです。

 勿論、朝食もここで食べます。

 広くて、綺麗でいいですね^^

 チェックインも、ここで出来るのですが、このクラブフロアの入り口、専用キーが無いと開かない設計なのです。

 旅人は、チェックインの時、このドアの前で、暫くうろうろ(笑)

 直ぐ近くのフロント周辺で立っているホテルの従業員の方に声をかけて、「クラブフロアの宿泊プランで...」と説明すれば、案内して、自動ドアも開けてくれますので、直ぐに声を掛けましょう。

 

 新高輪のクラブラウンジも利用したことがありますが、旅人の利用時は改装前の狭い時で、今はリニューアルされ、新しくきれいになっています。

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ランドプリンス新高輪の旧クラブラウンジ

 ただ、高輪・品川系列のプリンスホテルのクラブラウンジの軽食についてですが、ケーキや菓子類はなかなか良いのですが、ナイトの時間帯のおつまみは、本当におつまみ程度の物しかありませんので、別に夕食を食べたくなります。

 慣れている利用者は、こっそり総菜パンとか、目立たないものを持ち込んで、食べていますね。

 このグランドプリンスホテル高輪のラウンジ付きプランで泊まった時は、1泊朝食付きで、二人で20000円割れ(一人9500円位でした)という、超格安で出ている時だったので、同じ値段で出ていた、隣に建っている新高輪の方も、ラウンジ利用中に直ぐ予約して、半月後位に再度宿泊し(台風の日でしたが)、クラブラウンジの雰囲気を存分に楽しみました。

 

 今紹介したホテルは、値段が安くて大満足でしたが、それに反して正規の値段で利用したのに、日系ホテルのクラブラウンジプランで非常に残念な経験をしたこともありました。

 それは、今年利用した「横浜ベイホテル東急」。

 ここだけは、もう二度目はないと思います(苦笑)

 その時の経験ですが、やはり横浜なので、明らかに横浜観光ですという宿泊客も多く、この時偶然、子供連れで、ラウンジ利用プランで宿泊している若い客が居たのです。

 

 そして、衝撃の光景が...。

 この時間はティータイムだったので、子供も入れたのですが、ラウンジ内でこの家族の子供たちが騒いでいるだけではなく、なんとマック持ち込み...。

 しかも食べているんですよ。家族全員で。

    それも、クラブラウンジの真ん中のテーブルで…

 「えっ。マックを、持ち込んで、ここで?」

    旅人も旅妻もビックリ。

    チェックインの時間帯で人も多いのに…。

 『ちょっと傍若無人ぶりにも限度があるんじゃないの?

 マックは匂いも音も出る食べ物だし、周囲の他の利用者のことを考えたら、チェックイン終わっているんだから、普通、ホテルの部屋で食べるでしょ?

 ここはクラブラウンジですよ!!』と、これは旅人の心の声。

 クラブラウンジは、基本的に、静かにそして少し優雅な気分を味わいたい人が利用しているのです。

 まして、横浜ベイ東急のベイクラブフロア(クラブラウンジ)はかなり狭く、写真で紹介した上記の二つのホテルのラウンジに比べると、3分の1程度の大きさしかないのです。

 そこで、子供が騒いでいても親が注意するわけでもなく、匂いの強いマックを平然と食べているこの若い家族連れ...

    「あの〜ここはホテルのロビーでも無いし、ビジネスホテルじゃないんですけど…」と心の中で、この両親に説教する旅人。

 東急ホテルの方、これは流石にやんわりと注意すべきじゃないの?

 でも、ホテルの従業員は、誰も注意すらせず...

    勿論、お客さんと余計なトラブルを避けたいという従業員の気持ちはわかりますが…。 

 ただ、もうこの時点で、「東急系に正規料金では二度と泊まるまい」と心に決めました。

 

    朝食の時も、運悪くこの家族(若夫婦と子供3人の5人家族でしたが)と被ってしまい、それも先に来て食べていた旅人達が座っていた席の、すぐ真後ろにドーンと陣取ってきたので...

 その後、案の定、子供たちは大はしゃぎで、朝食を食べている他の客のすぐ近くを走り回っている始末でした。

 ここのクラブベイラウンジのテーブルとイスは、高さがかなり低いので、持ってきた食事のすぐ脇を、この子供たちが走り回っている状況ですからね。

 勿論、旅人達は、この家族を避けるために、ラウンジ内はほぼ満席でしたが、離れた空席を運良く見つけたので、速攻で移動したことは言うまでもありません。

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夜景は見事な、横浜ベイ東急ホテルの「クラブベイ」

 まあ、そういうわけで、面積の狭いクラブラウンジしかないホテルでは、静かで落ち着けない場合もあることから、避けた方が賢明です。

 せっかく普通の宿泊よりも、高い料金を支払っているのですからね。

 

房総半島の旅【journey to boso peninsula, chiba prf】

 

 今回のお話するのは、房総半島のコスパ◎の宿と、房総半島の旅です。

 まずは、この写真を紹介します。

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房総半島最南端「野島崎」で撮影した風景

 どうです?

 なかなか良いアングルで撮れたなあと自画自賛している写真です(笑)

 東京や神奈川・埼玉の隣に位置する千葉県。

 旅人の出身地で、長年住んでいたこともあり、旅行先の対象からは、どうしても外れてしまうんですよねえ。

 しかし、コスパの非常に良さそうな宿を偶然見つけたので、数十年ぶりに千葉県房総半島を旅してみることにしました。

 

 まず、ご紹介するのは、千葉県内を旅するには、最高のコスパを誇るJR東日本の切符があるということです。

 それが

    「サンキュー💚ちばフリー乗車券」

です。

 この切符は、2日間有効で一人4790円。(2019年12月現在の価格です)

 この切符一枚で、千葉県内のJR線だけではなく、小湊鉄道いすみ鉄道といった房総半島を横断するローカル線や銚子電鉄・流山電鉄、東京湾フェリーと、一部バス路線にも乗車することができます。

 ただし、通年発売ではなく、発売期間が設定されていることに加え、「千葉県内・茨城県内・神奈川県の久里浜駅では発売していない」ことに注意してください。

 移動している途中で、急に買うことができない設定になっています。

 車で旅した方が、房総半島は都心から近いので楽ですが、人口も多いので、公共機関で旅しても、乗り継ぎで何時間待ちというようなことは発生しないのが、房総の旅の良いところではないでしょうか?

 そういうわけで、ちょうど1年前に、この切符を使っての、房総半島1泊2日の旅に出かけてきました。

 この旅は、旅妻の4回目の手術が終わってから約3か月後でもあり、旅妻が「房総半島の旅に行ってみたい」と、以前から話していたこともあり、快気祝いを兼ねてのものでもありました。

 

 まずは、総武快速内房線で、市原市五井駅まで移動。

 直接勝浦駅まで向かっても良いのですが、それではせっかくのフリー切符の威力が半減してしまうので、わざわざ房総半島をローカル列車で横断して、勝浦に向かうという行程にしました。

 この日は2018年11月下旬の土曜日だったのですが、五井駅で降りると、電車から一斉に人が降りて、階段が人で溢れるほどに...

 この光景を見た地元の高校生が「なんでこんなに人が居るの?見たことない!!」と驚いているほど。

 それ、「わかります、わかります」。

 旅人は、少しだけ市原市に住んでいたことがあり、五井駅は27万人が暮らす市原市の中心駅の一つですが、流石に通勤時間帯でも、階段が人で溢れるようなことはありませんからね。

 この人の群れが目指しているのは、房総半島随一の紅葉の名所「養老渓谷」周辺です。

 養老渓谷以外にも、その周辺は観光地があるので、紅葉シーズンには人が殺到するようです。

 そして、階段を昇ると、この人の群れが向かう先は、やはり跨線橋を渡って隣にホームがある「小湊鉄道五井駅」でした。

 小湊鉄道は、最近人気のローカル線です。

 小湊鉄道の終点「上総中野」駅行きは本数が少ないので、一番接続の良い総武快速線からの直通列車に人が集中したこともあり、五井駅がものすごい大混雑になってしまったのです。

 小湊鉄道の切符売り場は、既に長蛇の列。

 駅の中の跨線橋では、お弁当の販売もしているので、切符を買う人とお弁当を買う人が滞留し、「人・人・人」で身動きが取れません。

 ただ、「ちばサンキュー切符」を持っていれば、改めて切符を買う必要はありませんので、旅人は旅妻の手を繋いで、離れないようにしながら、人込みを掻き分けて前に進み、改札の人に切符を見せて、一目散に列車に向かいました。

 少し急いだ理由は、ローカル線にこれだけの人が乗ったら、満員列車になってしまいますからね。

 流石に、観光シーズンで、この列車に人が殺到することは恒例行事ですから、小湊鉄道としても、特別に最大の4両編成(普段は2両)での運行となっていました。

 旅人達は、サンキュー切符のお蔭で、改札を早めに通過することが出来たこともあって、座席に座ることが出来ましたが、発車する頃には、都会の満員列車並みの混雑となってしまいました。

 

 満員電車で揺られること1時間以上。

 養老渓谷駅に着くと、乗っていた9割以上の乗客が降りました。

 列車は御覧の通り、一気にガラガラに。

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養老渓谷駅を車内から見た様子

 ここまで一気に降りると壮観ですね(笑)

 写真の通り、養老渓谷駅のホームが、あり得ないほどの人で溢れています。

 次の駅が終点の上総中野駅

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上総中野駅に停車中の小湊鉄道

 この駅で、いすみ鉄道に乗り換えます。

 乗り換え時間が少しあるので、駅周辺を見て回りましたが、地元の特産品販売をやっているぐらいしか特に見る場所は無いので、この特設販売コーナーを見て回ってから、いすみ鉄道上総中野駅のホームで列車を待つことにしました。

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いすみ鉄道

 暫く待つと、いすみ鉄道の列車が入ってきました。

 この列車は、千葉県の県花「菜の花」色にカラーリングされていて、こちらは1両編成です。

 乗客の数は、座席の6割くらいが埋まるくらいで出発。

 途中駅で、日帰りバスツアーの乗客が大量に乗ってきましたが、それでも小湊鉄道の混雑よりはだいぶマシです。

 中途、いすみ鉄道ムーミンとコラボしている場所等を車窓で眺めながら、終点の大原駅に着きました。

 いすみ鉄道は、レストラン列車や昔の国鉄カラーのレトロ列車を走らせたりしている企画列車で非常に有名なローカル線です。

 

✩この沿線には、徳川家康の有力武将で「徳川四天王」の一人、勇将で名高い本多忠勝が大多喜15万石の領主だったことで有名な大多喜の町が、かつて城下町として栄えていたこともあって作られた路線(木原線)ですが、計画の木更津迄結ぶ途中である上総中野迄しか完成せず、その後、大多喜の衰退に伴い、慢性赤字で第三セクターとなったものです。

 第三セクター後も、赤字垂れ流しが止まらないことから、廃線も検討されていましたが、公募したアイデア社長の頑張りで、何とか現在まで路線を維持しています。

 豆知識でした。

 

 大原(いすみ市)は、海産物で有名な町で、全国屈指のイセエビの水揚げ量を誇っています。

 しかし、旅人達には目的の場所があったので、そこに一目散で向かいました。

 それは

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源氏食堂(大原駅近く)

 この源氏食堂です。

 ここは、漫画・ドラマ「孤独のグルメ」で紹介された食堂です。

 あの松重豊さんも、「ブタ肉塩焼きライス」を食べていらっしゃいました。

 そこで、旅人達もこの「ブタ肉塩焼きライス」を食べに来たのです。

 店は、大原駅からすぐ、歩いて2分くらいです。

 着くと、数人並んでいて、30分くらい待ちました。

 そして 

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源氏食堂の「ブタ肉塩焼きライス」

 この写真のとおりと、その他にチャーシュー麺も1杯頼んで(頼んだのは旅妻です💦)旅妻とシェア。

 田舎の食堂なので、値段も安く、大満足でした。

◎なお、源氏食堂はご不幸があり、閉店してしまいました。ご冥福をお祈りいたします。

 

 その後は、宿のチェックインの時間まで少し時間があるので、大原駅ロータリーに新しくできたばかりのカフェを見つけて、そこでお茶してから、電車に乗り、勝浦へ。

 目的の宿「ひのでや」さんは、勝浦駅から坂を下りて、海の方へ向かい、歩いて5分ほど。

 ここは、総部屋数5部屋という小さな宿ですが、料理屋さんが宿も併営しているというスタイルであり、建物自体を建築デザイナーさんが手掛けていることから、全体的に非常に洒落た造りとなっています。

 残念ながら写真を撮り忘れたので、外観の写真はありません。

 全室、半露天風呂付の客室ですが、市街地にある建物ですから、お隣から見えないように遮蔽壁が設置されており、眺望は全くありません。

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「ひのでや」の客室(奥に半露天風呂があります)

 部屋は、写真には写っていませんが、手前に和室もあり、二人だと十分過ぎる大きさです。

 それでは、夕食・朝食を写真で紹介します。

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ひのでやの夕食

 こちらは、スタンダードプランの夕食です。

 これがメニューの全部では無く、後から持ってきてくれる品物については、写っていません。

 先日紹介した「きぬ川不動瀧」さんと比較すると、創意工夫された料理ではありませんが、オーソドックスな和懐石料理で、十分な量でした。

 何といっても、和食の料理店なので、食事処が非常に静かで、リラックスして食事できる雰囲気だったことに、好感が持てました。

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ひのでやの朝食

 朝食も、同様です。

 こちらもオーソドックスな和朝食ですが、十分で美味しかったです。

 

 昨年、旅人たちが泊まった、こちらの勝浦のお宿「ひのでや」さん。

 温泉ではありませんが、スタンダードプラン、いくらだったでしょう?

 ・・・

 じゃじゃじゃん。

 1泊2食付き二名で26000円弱でした。

 一人当たり、13000円弱ということです。

 それも一番高い、土曜日の宿泊で、この値段。

 安いですよね?

 まして、お部屋も綺麗で広く、食事も料理宿なので、なかなかのもの。

 今年は台風被害が大きく、今、客足が減っているとはいえ、人気の房総半島ですからね。

 旅人たちが泊まったのは、台風被害が出る前年の2018年ですし、この値段はなかなかのお値打ち価格だと思います。

 もう少し、被害回復が進んだら、復興の為にも、皆さん是非、房総半島に足を運んでください。

 

 勝浦は朝市で有名ですので、チェックアウト後は、朝市をぶらりした後、電車で館山に移動。

 房総半島を走る外房線内房線も、終点は安房鴨川なので、電車は安房鴨川迄しか行きません。

 ですので、安房鴨川で乗り換え待ちの間、鴨川の海岸まで行って海を眺めてきました。

 鴨川は、全国屈指の亀田総合病院のある町で有名です。

 鴨川シーワールドもあり、亀田病院や鴨シーがある海沿いの通りは、南国ムードが漂う一大観光地です。

 館山に到着後は、安房白浜駅行きのJRバスに乗って、房総半島最南端の野島崎灯台を目指します。

 勿論、こちらのバス代も、フリー乗車券に含まれております。

 バス路線は、基本的に人が多く住む集落の中を通っているので、野島崎灯台最寄りのバス停は、灯台から少し離れています。

 ですが、バスを降りて、田舎道を10分くらい歩くと、お土産物屋さんや食堂が立ち並ぶ場所が見えてきました。

 野島崎は、房総半島で有名な観光地なので、店が沢山あります。

 ちょうどお腹が減ったので、適当に食堂に入ってアジフライ定食を食べました。

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 さすが海産物の宝庫、房州。

 なかなかのボリュームです。

 お腹を満たしたところで、野島崎灯台へ出発。

 灯台の一帯を一周する散策コースがあり、歩くと一周30分くらいです。

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野島崎灯台

 そして、こちらが野島崎灯台

 灯台の上に昇ることもできます。

 灯台は、高台上に作られていることから、昇ると、かなりの高さになります。

 旅人は高所恐怖症なので、へっぴり腰になりながら撮った一枚がこれです。

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 展望の場所が狭いので、ちょっと怖かったです。

 でも、眺めは本当に良いですよ。

 この日は伊豆大島も綺麗に見えました。

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 これは野島崎からの景色で、海の彼方に写っている島が伊豆大島です。

 初冬は空がきれいで、天気が良ければ満足できる写真が撮れますよね。

 夕方になり、そろそろ都内に帰らなければならない時間になったので、野島崎からバス停に戻り、館山駅へ。

 館山に着いた時に、駅からの夕景が綺麗だったので、駅近くの北條海岸へ。

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北条海岸から撮った夕景と富士山

 この海岸の「北条」という名は、館山駅周辺が昔「北条」という名前の町だったからです。

 海岸からは、富士山が見えました。 

 少し佇んだ後、館山駅に戻ると、変わった電車が止まっていました。 

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夕闇の館山駅

 この電車は、自転車を車内に載せることができる「B・B・BASE」という列車です。

 自転車と一緒に房総半島にきて、サイクリングを楽しんで、また帰るというニッチな需要を見込んで作られたイベント列車ですが、旅人はその存在をここで初めて知りました。

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B・B・BASE

 この電車、旅人達が乗った電車よりも先に発車していきましたが、あまりお客さんは乗っていなかったですね。

 面白い企画だとは思いますが、需要的にはどうなのかなと感じました。

 

 話は逸れましたが、今回のお得旅、どうでしょうか?

 今現在、台風被害で、小湊鉄道は里見~上総中野間は不通となっていますが、復旧した後は、復興の為にも、今回紹介した切符を使っての房総小旅行、非常にコストパフォーマンスが良いのでお勧めしたいと思います。

 今回の旅人達の使ったルートで、交通費を計算すると

 小湊鉄道1440円+いすみ鉄道730円+JRバス610円×2=3390円

 JR 市川~五井682円+大原~勝浦242円+

     勝浦~館山990円+館山~市川1980円=3894円

ですから、合計7284円(消費増税後の値段です)

 これだけで、切符代は楽に元が取れています。

 

 今回は、千葉・房総半島のお得宿と切符の情報でした。

 今年は台風で大きな被害が各地で出ています。

 旅好きな人が出来る一番の復興支援は、現地でお金を落とすことだと思います。

 復興支援の為にも、タイミングを見ながら、是非訪れて欲しいと思い、今回の紹介をしました。

 旅人でした。

 

きぬ川不動瀧に泊まってみました

 

 旅人は、今まで宿泊した宿の中から、特に良かったと思えるお薦め宿を紹介しています。

 勿論、旅人達はコスパ最重視です。

 紹介する宿は、値段と内容が十分釣り合っていると判断したものだけにしています。

 また、一部の特殊な高級宿は除き、普通の方が利用できる予算の範囲内の宿を選んでいます。

 

 今回は、栃木県の鬼怒川温泉にある「きぬ川不動瀧」さんを紹介します。

 こちらのお宿は、東武鉄道鬼怒川線鬼怒川温泉駅から、温泉街を周るダイヤルバス(100円)に乗って行くこともできます。

 でも、新しくできた「東武ワールドスクエア駅」が一番近い駅で、降りると、歩いて7~8分程度で到着出来ます。

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東武ワールドスクエア

 この駅には、浅草からの東武特急スペーシア・リバティも停車しますので、アクセスも非常に良いのですよね。

 東武特急は、JRよりも遥かに安く、交通費は特急料金を入れても、一人片道約3000円(現在、鬼怒川温泉駅までだと運賃1580円(ワールドスクエア駅ならば1390円)+特急料金1470円)。

 そして旅人のお薦めは、東武株主優待券を利用すること。

 都内の主要駅近くに必ずあるチケット屋さんでは、1枚850円前後で優待券を売っていますので、これを買って乗れば、特急料金込みで一人片道約2300円で鬼怒川温泉駅迄行くことができます。

 優待券は、切符と全く同じですので、チケット屋さんで買ったら、そのまま自動改札機に通すだけ。

 本当に簡単ですので、使ったことの無い方は試してみてください。

 旅人の場合は、下手くそですが20年以上の零細専業個人投資家ですから、この時はたまたま、東武鉄道の優待券獲得の権利を取っていましたので、運賃の支払いはそれを使い、支出は特急料金だけで済んでいます。

 いくらお得な宿を見つけても、交通費が沢山掛かってしまうと、下手すれば、近くの高い宿に泊まるのと支払総額的に、あまり変わらない結果になってしまいますからね。

 特に、関東にお住まいの方であれば、東武沿線の観光地は、距離が遠くてもチケット屋で優待券を買えば、都内から約850円という安い値段で行くことができるので、お勧めです。

東武近鉄名鉄の3社は、営業距離が非常に長いので、遠くの観光地にも安く行くことが出来て、株主優待券の使い勝手が非常に良いですよね)

 

 話がそれました(笑)

  ワールドスクエア駅で降りるのは初めてでしたが、思ったよりも電車を待っている乗客が多いですね。

 駅を出ると、道路を渡った反対側は、東武ワールドスクエアの駐車場です。

 〇〇前駅と言っても、結構離れている場合も多いですが、この駅は流石新設の駅だけあって、本当に目の前です。

 だから、人が多いのですね。

 駅前の国道を、鬼怒川温泉駅方向へ歩くと、5分くらいで信号のある道路が分岐する大きな交差点があります。

 これを斜め左に進み、東武鉄道跨線橋を超えると、目の前にきぬ川不動瀧さんが見えてきました。

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きぬ川不動瀧の外観

 気持ちが高ぶってきますね。

 この宿は、じゃらんだとハイクラスになっています。

 建物の外観からも「きっと良いお宿なのだろうな」と思いながら、もう到着。

 玄関を入ると、思った以上に小ぶりなフロントですが、先客が居たので少し待つと直ぐ部屋に案内されました。

 

 旅人たちが案内された部屋は、

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標準的な和室

 こんな感じです。

 どうです、スタンダードプランでの予約の部屋ですが、写真で見ても、なかなか良い和室だと思いませんか?

 他の同レベルの宿泊施設と比較すると、標準的な和室より一回り広く、なおかつ綺麗で、ベランダ側は鬼怒川の渓谷となっています。

 川を見ていると、遥か眼下の鬼怒川には、ライン下りの船が、次から次に。

 でも、このお宿で一番の楽しみは、料理ですね。

 それでは、この時の夕食の一部を写真付きで紹介します。

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 これは、前菜です。

 献立表を見ると

 「胡麻豆腐 濃口餡 山葵、フォアグラとマスカルポーネの塩辛、木耳金平、セミドライトマト、伊達焼玉子、枝豆、花韮浸し、鶏朱茶煮、茄子寿司」

と書いてありました。

 旅人は、偏食家なので、和食の前菜は、あまり好きではないのですが、これは全部食べれました。

 偏食の人が完食するということは...

 美味しいってことです^^

 

 その次はお吸い物が出てきました。

 写真も残っていますが、ごく普通のお椀が写った写真なので、ちょっと割愛(笑)

 ズズズっと飲み干しました。

 

 次は、献立表に「造里」と書いてあります。 

 読み方が分からない漢字で、なんだろう?

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 料理が来ると「造里」は、お刺身のお造りということでした。

 真鯛・紋甲烏賊の刺身が、巧みな包丁さばきで切れ目が入れられており、きれいに盛り付けしてあります。

 旅人は、一品一口で、パクパクパクと。

 あっという間に食べちゃいましたが、おいしいですね。

 醤油が2種類。

 宿の従業員の説明に従って、それぞれを付け別けて食べました^^

 献立表だと「真鯛、紋甲烏賊の縞綱麻がけ、松葉独活 山葵 土佐醤油、汲上げ湯波 生姜 大吟醸もろみ醤油」と書いてあります。

 

 その次は 

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 とちぎ夢ポークの茄子餡掛け。

 トロトロで、茄子の餡かけであることが、献立を見ないと、わからないぐらいに溶けていて、もちろん美味でした。

 

 その次は、これです。

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 これは揚げ物。

 工夫された色々な種類の揚げ物でしたが、海老の揚げ物以外は、旅人の口にはちょっと合わなかったです。

 ということで、説明はスルーします。

 

 その次は、煮物が来ましたが、同時にその次のメニューの「ご飯や椀」も一緒に頼みましたので、纏めて携帯でパシャリ。 

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 煮物は、ブランド牛の、とちぎ霧降高原牛で巻いた煮物です。

 御飯に合いますね。

 肉巻きの煮物一切れで、ご飯を茶碗一杯食べられちゃうっていう感じです。

 ご飯は、鮎出汁で炊いた新生姜御飯。

 美味しすぎで、2杯お替りしちゃいました。

 

 最後はデザート。

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 またこれが、綺麗に盛り付けされていて、スプーンを入れるのをちょっと躊躇しちゃいますね。

 献立を見ると「栃木県産いちごのシャーベット、熟成本味醂琥珀寄せ、桃の飴湯煮、薄荷」と書いてあります。

 ペロッと食べて、もう超満腹。

 ちなみにこの料理がスタンダートメニューです。

 こういうお宿なので、スタンダートメニューだと少し量が少ないのかなと思っていましたが、十分過ぎました。

 流石、どのサイトでも、口コミが高いお宿というだけのことはあります。

 朝ごはんは、一括で並べたところで、パシャリ。

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 これだけあれば、十分ですよね。

 

 勿論、鬼怒川温泉ですので、こちらのお宿のお風呂も温泉です。

 お風呂はこじんまりとしていて、一度に入れるのは4~5人までで、それ以上だと不快感を感じるかもという大きさですが、11室しかない宿ですし、露天風呂付客室もあるので、大浴場がそれほど大きくないのは仕方ないことですね。

 お風呂自体は非常にきれいで、露天風呂からは鬼怒川が見えます。

 そういうわけで、満足の1泊でした。

 この時はその後、奥日光湯元温泉に移動して宿泊したのですが、そちらの宿は高い割にはごく普通だったので、紹介しません(笑)。

 

 この「きぬ川不動瀧」さん。

 今後も、機会があれば、是非泊まりに行きたいなと思っています^^

 ところで、ちなみに、このお宿いくらだったと思いますか?

 宿泊したのは、夏休み期間中の2019年8月9日金曜日。

 お盆期間に入るところで、一番高い時期ですよね?

 それで、この料理とお部屋。

 しかも温泉ですからね。

 普通ならば、1泊2食付きで、一人2万円以上、お盆時期だから若しかしたら、3万円級かと思いますよね?

 

 それが、なんと、二人で税込みで約24500円。

 一人当たり、12000円ちょっとですよ。

 凄い、超お得ですよね?

 この値段は、じゃらんで、この宿限定の平日割引クーポン10000円が出ていた時で、上に書いた価格は割引後ですが、実はこのクーポン、時々出ているんですよ。

 きぬ川不動瀧さんは、静かな雰囲気を楽しむお宿ですので、小学生以下は宿泊不可ということになっています。

 それもあって、夏休みシーズンだとほぼ常時クーポンが出ていたようです。

 旅人たちが泊まった後も、確認すると同じクーポンが出ていました。

 旅人たちが宿泊した時は、まだ一部喫煙可の宿でしたので、ロビーにタバコのにおいが漂っていて(ロビーの奥に喫煙スペースがあり、仕切りがないので、ロビーや通路に匂いが流れてきていた)、非喫煙者の旅人夫婦にとっては、そこの部分だけがマイナスポイントでしたが、2019年12月からは、全館禁煙になりましたので、非喫煙者にとって、益々快適に過ごせる宿になったことと思います。

 

 この記事を読んでくれた方。

 是非まめに割引券の有無をチェックして、お得に「きぬ川不動瀧」さん目当てのプチ贅沢旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

世界一周旅のホテル予約(その2)

 

 イースター島のホテル予約は、前の記事の通りに決めましたが、そのイースター島に行く前には、チリの首都サンチアゴにあるアルテゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港(サンチアゴ国際空港) でトランジット滞在しなければなりません。

 滞在せず、そのまま乗り継いで行くという大技もありますが、旅人たちの場合、サンチアゴに着くのが朝の7時40分予定で、イースター島へは2時間弱の乗継ぎ時間となってしまい、入国審査もあることから、万が一飛行機が遅れれば、完全にアウトで、現実的では無いですからね。

 

 イースター島行きの便は、1日1便か2便しか設定がなく、それもサンチアゴ国際空港を朝に出発の時間設定なのです。

 朝出発しか設定が無い理由は、その便が折り返し「イースター島サンチアゴ行き」で戻ってくるからです。

サンチアゴイースター島経由タヒチ行きの設定がある日は1日3便の時もあり、この便は夜発ですが、週1便のみです)

 今だと1便目は午前6時30分発。

 2便目は午前9時30分発と、いずれも早い出発になっています。

 時差がチリ本土と2時間あり、片道5時間超えの長距離国内線です。

 旅人が予約した日付の場合、1日1往復しか運航の無い日で、今のところ午前9時30分発ですが、この出発時間は、今後変更となる可能性も十分ありますからね。

 そういうわけで、サンチアゴ国際空港に一番近い宿は...

 探してみると

    ホリデー・イン・サンチアゴ・エアポート

が唯一の選択肢。

 空港と隣接しているホテルは、ここしかないそうです。

 ホテルに一番近い空港ロビーの出口から出ると、横断歩道を渡るだけで着くそうですが、こういう選択肢の無いホテルは、当然のことながら値段は高く設定されています。

 旅人たちの予定の日だと、料金は...

    素泊まりで一人約1万円(二人で2万円ちょっとです)...

 ホリデーイン系列で、この値段は高いですね。

 まして、チリですからね。 

 他に、空港から数キロ離れれば、いくつかホテルがあるのですが、イースター島出発の日の朝7時には空港内に居て、手続きをしておきたいので、他に選択肢はありませんから、ここに決めました。

 ただ、イースター島からサンチアゴに戻ってくる時の滞在は、万が一の欠航等に対応するため、日程に余裕を持たせて2泊にしました。

 アメリカへの出発便も夜遅くなので、何も急ぐ用事が無いですから、空港周辺ホテルの安いところ(1人1泊朝食付きで約6500円)に決めて、宿泊費を抑えるための帳尻合わせをすることにしました。

 

 アメリカのダラス・フォートワース国際空港でも、日程に余裕を持たせるために、トランジットで1泊することにしましたが、ここは空港内ホテルの

    グランド・ハイアットDFWエアポート

がありますので、ここに即決しました。

 値段は、

    素泊まりで一人8000円弱

とハイアット系列の割には、予想外の値段で、ちょっと逆に驚きでした。

 ダラスは観光都市ではありませんし、町の中心部からかなり離れていることと、アメリカン航空ハブ空港で乗り継ぎ客が非常に多いことから、その利便性を考えて等での値段設定なのだと思います。

 しかしこの空港。

 アメリカで2番目の面積・7本の滑走路と5つのターミナルを持つ巨大さですので、それだけでも一見の価値はありそうです。

 そして、この巨大さなのに、まだ未完成というところが、アメリカの広大さを感じさせますね。

 

 今回ここに書いたホテル選びの経過については、今後、近いうちにワンワールド世界一周航空券で旅行を計画される方にとって、情報として役立つ可能性が高い、

   イースター島サンチアゴ国際空港・ダラス国際空港

の3か所について、まとめて紹介させていただきました。

 ワンワールドならば、アメリカン航空の利用は必須ですし、アメリカン航空ならば、巨大なハブ空港であるダラスでの乗り継ぎが、旅行計画に入る可能性が非常に高いですからね。

 また、世界一周航空券利用時に、イースター島を行程に入れることについては、南米最大の航空会社であるLATAMが、スカイチームの盟主であるデルタ航空の出資を受けることで、ワンワールド離脱表明となった現状ですから、「離脱したら安く行けなくなる」というのは、ごく当たり前のことですよね。

 だから、今後ワンワールドの世界一周券を利用する方にとって「イースター島行き」は、必ず選択するだろう「必須アイテム」みたいなものです。

 そこで、どうしても乗り継ぎで必要となるだろう、サンチアゴ国際空港におけるトランジット滞在時のホテル選びという観点から、その選択の経緯も紹介させていただきました。

 サンチアゴ国際空港周辺では、ヒルトン系列のホテルもあり、そちらの方が安いですが、空港から数キロ離れていることから、シャトルバス利用となるそうですので、トランジットの時間が短い場合や、イースター島への出発時間が早いことから、ホリデーインの方が、少し高くても確実なのかなと思います。

 

 他都市のホテル選びは、その時その時のホテルの予約状況等で変動する値段の相場等もありますし、いくらでも選択肢があるので、実際に訪問した時に紹介させていただきます。

 それでは。

 

 

 

 

 

世界一周航空券旅のホテル予約(その1)

 

 航空券の予約が完了し、場所と日付が決まれば、次はホテルの予約ですよね?

 旅人夫妻の場合、約45日間の行程の予定ですが、機中泊の日を除いて、40泊分の予約をしなければならないわけです。

 航空券は、思い切って大奮発のビジネスクラスにしたので、ホテル代はなるべく抑えたいところです。

 といっても、あまりのボロ宿では...

 ということで、最終的に平均して金額を計算した時に、一人1泊1万円以内になるように収めることを目標にして、ホテルズドットコムで探すことにしました。

 

 旅人たちが訪問する先で、ホテル代が目標の平均額より高くなりそうなのは

    シンガポール・ロンドン・オスロイースター島

    ロサンゼルス・サンフランシスコ・ニューヨーク

の7都市です。

 スペインは、現地ツアーの発売待ち(現地ツアーの内容で行き先を決める予定)をしている状況なので、除きます。

 ですから、これ以外の都市でどこまで安くできるかが、目標額に収められるか否かのポイントです。

 また、トランジット滞在だけが目的の

    サンチアゴ・ダラス

については、空港に近くて安いホテルを見つけるのが最重要ポイントです。

イースター島行きの飛行機は、朝9時半発なので、この時だけは空港隣接ホテルにしたいですね)

 

 そこで、まず、有名観光地で宿泊代が高くつくのが確実なイースター島のホテルを決めることから始めました。

 ホテルズドットコムで、イースター島のホテルを検索する(3泊分)と

    ✩✩✩✩で十数万円以上

    ✩✩✩✩✩だと30万円以上

という、手の出せない馬鹿高のホテルしか出てきません。

 しかも、数も少ないのです。

 数が少ないのは、大陸から離れた遠い小さな島ですから、仕方ないですよね。

 ですから、狙いは✩✩✩で、口コミの良い宿。

 しかし、✩✩✩以下だと、今度は言語の問題が非常に大きくなります。

 それは、✩✩✩や✩✩の宿は、家族経営の小さな宿が多く、当然のことながら、そうなると多言語を喋れるスタッフがいない宿ばかりだということになるのです。

 イースター島はチリで、スペイン語圏ですから、英語を流暢に操れる旅妻が居る旅人夫妻の場合であっても、意思疎通が難しい場合も考えられます。

 そういうわけで、宿を決めるにあたって、英語OKというのも条件として入れなければなりません。

 それで検索して探したところ...

 

 なんと1軒だけ、日本人スタッフのいる宿があるんです。

 タハ・タイ・ホテルという✩✩✩のホテルなのですが、ここには、イースター島で暮らしている日本人の方がスタッフで居るので、日本語しか喋れない旅行者であっても、意思疎通の面で問題がないそうです。

 それもあって、日本人の口コミ評価も非常に高いですね。

 そういうわけで、色々な方のブログなどでの書き込み情報も参考にして、タハ・タイ・ホテルを予約することにしました。

 費用は、欧米のサマーバケーション前というシーズンオフであっても、朝食付き3泊で8万弱と、少し予算オーバーですが、スペイン語オンリーの宿でアタフタするよりも、安心した滞在が望めますからね。

 

 なお、このホテルは、予約すると英文の確認事項が記載されたメールが届きます。(予約サイト経由のメールです)

 その返信メールを、日本語だけで書いて送っても大丈夫です。

 旅人達の場合は、旅妻が書いた英文メールと旅人が書いた日本語メールを併記して、ホテルズドットコムのサイトから返信したところ、なんと、日本語で再返信がありました。

 これは、安心ですね。

 まだ行ってませんが、「このホテルにしてよかった」と既に思っています(笑)

 イースター島は、国立公園の入島税が1人80ドルかかりますので、それも計算に入れておかないといけないですね。

 

 

 

 

 

 

 

世界一周航空券予約までの計画の経過(つづき)

 

 一つ前の記事の続きです。

 シンガポール→ロンドンについては、カンタス航空が以遠権を使った便である

    シドニー発 シンガポール経由 ロンドン行き(QF1)

を選びました。

 この便は、便名がカンタスの1便。

 伝統ある飛行コースなのでしょうね。

 使用機材は、エアバスA380です。

 今回の行程で、唯一のA380。

 是非一度は乗ってみたい、世界最大の機材ですから、他社も同じコースを飛んでいますが、それでQFを選びました。

 中東カタールの首都ドーハはワンワールド大陸券だと、ヨーロッパ扱いですが、カタール航空は、豪華さでは世界有数の航空会社。

 やはり、カタール航空ビジネスクラスに、一度は乗ってみたいですよね?

 そして、ドーハのハマド国際空港のビジネスラウンジは、世界一と言われるほどの豪華ラウンジ。

 ファーストクラスのラウンジは、超豪華ホテルと遜色ない物凄いもの(ユーチューバーのおのださんが投稿した、ハマド国際空港のファーストクラスラウンジの動画がありますので、気になる方は見てください。凄いですよ。)です。

 ハマド国際空港のビジネスラウンジには、ビジネスクラスの航空券を持っていないと入れません。

 そういうことで、今回しか体験できないだろうことが沢山あるので、ロンドンからドーハへで決まり。

 ただし、ロンドン発ドーハ行きのカタール航空の便は、ワンワールドエクスプローラを使うと、エコノミー席しか予約できないことになってしまうので、心配になり、同じ区間にブリティッシュエアウェイズ(BA)も飛んでいることから、確実な方という結論で、BAを選びました。

 この部分は、若しかしたら、予約の段階で話をすれば、カタール航空も選べるのかもしれませんから、予約される方は、確認した方が良いと思います。

 

 その後、ヨーロッパへ戻る便は、カタール航空ノルウェーオスロに直行便を飛ばしているので、これを選択。

 オスロとスペインのマドリードの間は、イベリア航空が、週末飛んでいるので、その曜日に合わせてオスロでの滞在期間を設定しました。

 スペインは、観光名所が非常に沢山あり、見所満載なので、約1週間の滞在予定に。 

 ヨーロッパから南米チリへ直接行くには、ワンワールドだと

    ロンドン→サンチアゴ

    マドリードサンチアゴ

の2つのルートがあります。

 ロンドンからは、ブリティッシュエアウェイズ(BA)。

 マドリードからは、LATAMとイベリア航空

 このどちらの都市から南米に行くのかを選ぶことで、ヨーロッパ内の移動の計画も決まるわけです。

 機材を優先するならば、BAの方が新しい座席なので、ビジネス以上だと快適だと思います。

 LATAMは機材は新しい(B787-9)ですが、座席は古い形態です。

 イベリア航空のこの路線は、A340という、もうほとんど見かけることはない、珍しい古い機体で運用しています。

 ですから、この区間の移動は、乗りたい、好きな機材で決めるのもありだと思います。

 

 ヨーロッパからアメリカに飛んで、アメリカからチリ・イースター島に行き、またアメリカに戻るというルートもルール上OKなので、例えば

    ロンドン→NY

    NY→サンチアゴ(→イースター島→)

    サンチアゴ→ロサンゼルス

とか

    ロンドン→NY

    NY→ロサンゼルス

    ロサンゼルス→サンチアゴ(→イースター島→)

    サンチアゴ→ロサンゼルス

等というルートも全然ありです。

 ただ、アメリカ大陸横断は、片道限りで1回しかできないので、その点は留意したいですね。

 

 その他では、アメリカ国内の移動で、旅人たちの場合

    ラスベガス→ダラス→サンフランシスコ

というルートにしましたが、これはJALのFlyonポイントを貯めるために設定したルートです。

 アメリカン航空(AA)は、ラスベガス~サンフランシスコ間の直行便を飛ばしていません。

 他社では勿論あります。

 グランドキャニオン等のアメリカの有名な国立公園に行くには、そこに近いラスベガスからツアーが沢山出ていますが、更にヨセミテ国立公園等に行きたい場合、ワンワールドだとラスベガスからサンフランシスコ(ヨセミテはサンフランシスコからツアーが出ています)という近距離なのに、直で行くことが出来ないのです。

 そのため、ラスベガス→ロサンゼルス→サンフランシスコという移動が、最低でも必要となるわけです。

 でも、これだと近距離路線の連続になり、せっかくビジネスクラスの世界一周航空券なのに、ちょっと勿体ない気がしませんか?

 

 そこで。

 AAは、ダラス・フォートワース国際空港ハブ空港として運用している航空会社です。

 西海岸からダラスまで行って、また西海岸まで戻っても、それはアメリカ大陸横断とはみなされません。

 それに、AAのダラス便は、JALとのコードシェアー便が沢山あり、JALのFlyonポイントを貯めて、今回サファイア会員になることを同時に目指している旅人にとって、JAL便扱いになるコードシェアー便を出来るだけ狙いたいと思っていますから、これを活用しない手はないですよね?

 そういうわけで、ラスベガスからサンフランシスコへの移動のために、わざわざ大回りのダラス乗り継ぎにしました。

 ただ、残念なのは、サンフランシスコ→NYという1日数本飛んでいる、2500マイルの長距離路線の中に、JALとのコードシェアー便であるAAの国内線が1本だけある(JFKに24:00頃到着のAA166便)のですが、予約段階で既に空席が無く、コードシェアーではない便で予約せざるを得なかったということです。

 また、LATAMのサンチアゴ→ロサンゼルス便も一部、JALとのコードシェアー便があるはずなのですが、旅人たちの組んだ日程だと、コードシェアーの設定がなされておらず、JAL便のFlyonポイントを貯めることが出来ないということです。

 これがコードシェアー便であれば、サンチアゴ→ロサンゼルス便だけで5000ポイント以上あるのですから、この2つの便がいずれもコードシェアー便ならば、それだけで8000ポイント近く貯まるという計算に。

 クレカのJALカードを持っていれば(来年もJALカードFlyonポイント5000ポイント付与キャンペーンがあるものと仮定してですが)、今回旅人が計画した世界一周航空券の旅だけで、JGCワンワールドサファイアのステータスが付与される条件である、50000ポイント(うちJAL25000ポイント)をほぼ達成できるのです。

(50000ポイントの部分は、ビジネスクラスならば4大陸世界一周券の場合、よほどの最短ルートで組まない限り、自動的に達成できますが、コードシェア便が沢山ないとJAL25000ポイントの部分が達成できないのです)

 本当に残念ですが、仕方ありません。

 別の機会でJAL便を乗る、いわゆる「修行」を少し実施して達成させる予定です。

 

 この世界一周を計画されている方は、自分の立てた計画がルール上大丈夫かどうかを確認するには、ワンワールドのHPにある、ワンワールドエクスプローラーで世界地図を見ながら、都市をマウスでクリックしてみれば、わかります。

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 この世界地図「Plan&Book」で、日本を出発して、フライトプランの都市を順番にクリックしていき、最後に日本に戻ってくることが出来、その後、具体的な飛行機の便の選択画面に移ることが出来れば、ルールを満たしているということです。

 もちろん、ルール上できない移動であるならば、途中でエラーメッセージが出ます。

 ここで、一つポイントです。

 ただしこのワンワールドのHPは、画面で世界地図に入ってから、少し時間が経つと、非常に反応が重くなり、悪くなります。

 そうなると、思った地図がなかなか出せなくなり、下手するとクリックや移動もできない状態になりますので、その時はもう一度最初から入り直してやり直した方が、圧倒的に早いです。

 ☆このワンワールド世界一周エクスプローラーの画面の出し方

(インターネットで「ワンワールド・世界一周」で検索、出てきたワンワールドのHPで、一番上にある「世界一周」をクリック、次に出てきた画面で少し下の方にスクロールし、その真ん中やや右側にある「旅行の計画・ご予約」をクリックすると、世界地図が出てきて入れます。)

 では、今日はここ迄。

 旅人でした。