「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

大発会は厳しいスタートに

 

 日本が年末年始休暇中に、世界相場の情勢は一変してしまいました。

 その状況をつぶさに見ていきましょう。

 昨年の12月27日に、イランが支援するシーア派民兵組織により、イラクの基地が攻撃されて、アメリカ人の民間人が死亡するという事件(この攻撃の背景は、あくまでアメリカ側の発表によるものです)が発生していたので、大納会も少しきな臭い状態ではありました。

 ですから、年末年始持越しポジション調整の売りに、海外筋の売りも入ったことで、売り圧力が月末特有のドレッシング買いを上回り、大納会終値は安かったのでしょう。

 そして、12月30日に、アメリカは報復としてイランの支援を受けた武装勢力空爆を行って(25人死亡)いました。

 このように年末の時点で既に、ネガティブサプライズ発生に至る伏線があったわけですが、その後イラクアメリカ大使館が抗議デモで包囲されてしまい、そのニュースを見た最高司令官のT氏が、最強硬派の提案を受け入れて、今年の1月3日、アメリカ側の報復攻撃が行われた結果、今度はイランで英雄視されていた軍司令官が死亡し、一気にリスクオフに。

 為替は、27日の事件発生後、やや円高に進行していたので、アメリカ時間12月31日夕方時点の日経平均先物も安く(大納会比200円~250円安程度)なっていましたが、元旦のアメリカ株が、ご祝儀買いで大幅高になったことで、翌日には横ばい圏にまで戻しました。

 しかし、更に3日に発生したイランへの報復攻撃で、円高が一気に進み、先物も大幅安となり、今日の大発会を迎えたのです。

 

 アメリカのトップがT氏である限り、日本の長期休暇中に、突然のネガティブリスクが発生する可能性を考えて、常に備えておかなければならないというのが、この3年間の教訓なのだと思います。

 昨年、11連休という超長期休みだった日本のGW中にも、T氏が突如対中関税の発動を発表し、連休明け後は大幅な株安となりましたが、今回も同様の状況に。

 個人的には今回、そうした教訓があったので、幸いにも、少額のリスクオフ銘柄を1銘柄(北朝鮮・軍事関連銘柄の石川製作所)だけを買い、これのみの持ち越しにしたので、マイナスになるどころか、逆に想定外のお年玉を貰うような形になりましたが、この銘柄選びはただ運が良かっただけです。

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 しかし今回の対立激化は、イラン側として直ぐに終わらせられるような内容の話ではなく、アメリカが脅せば脅すほど、イランも引くことは出来ず、何らかの形で必ず報復するでしょうから、少し引きずるのは確実だと思います。

 実際、今日になってアフリカのアメリカ軍基地が、反米武装組織に攻撃され、死者が出ましたし、既にイラン軍が異常な厳戒態勢に入り、アメリカ側も身構えているようですので、イラン側が喪に服すと発表した3日間を過ぎた後が、非常に危険なのかなと感じます。

 こうした情勢の急速な悪化に加え、ちょうど今が北半球の冬で、原油の需要期であり、もともと原油高になりやすい地合いがあるわけですから、原油高デメリット銘柄(特に空運・海運)を持っている場合は、一旦処分を検討し、原油高メリット銘柄(元売り各社)や円高メリット銘柄等を組み入れて、当面はアメリカとイランの対立リスクヘッジとして補うのが良いのかもしれません。

 ただ、アメリカはシェール革命で産油国に変貌し、経済に対する中東リスクが非常に低いことと、ここ数年の相場は、金融緩和の影響が非常に大きく、買いが売りよりもだいぶ強いので、悪材料を織り込んでしまうと、直ぐに上げ転換しやすいという点も考慮しておかないといけないですね。

 

 

大戸屋HDの低迷と今後は?

 

 旅行帰りだと、帰宅しても食事を作る元気は無くなっているので、その前に最寄りの外食の店舗を訪れて、お腹を満たしてから家に帰ることはよくあることですよね?

 旅人も、旅行帰りの際に、かつて住んでいた自宅の近くにあった「大戸屋」に立ち寄ってから、という場面が何度もありました。

 でも最近、元気がないと感じる「大戸屋」。

 皆さんも、「大戸屋、最近勢いがないなあ?」って思いませんか?

 

 でも実は、大戸屋は経営の混乱が続いていたのをご存知ですか?

 近年の不振は、時代の変化もあるので、経営の混迷が原因の全部であるとまでは言い切れませんが、少なくとも一因であるのは事実です。

 そこで、その経緯等を考察してみようと思います。

 

 大戸屋は、三森栄一氏が池袋で創業した「大戸屋食堂」が発端。

 でも、大戸屋を全国的な規模に広げたのは、1979年に亡くなった三森栄一氏ではなく、甥の三森久実氏なのです。

 栄一氏の養子になり、後を継いだ久実氏。

 そして、定食屋のモスバーガーを目指し、店舗スタイルの確立のため、試行錯誤を重ねた結果、国内外で400店舗超を展開する一大外食チェーンに成長させたのです。

 ところが2014年、久実氏は末期の肺がんを患っていることが発覚し、翌年、57歳の若さで死去してしまいます。

 中興の祖の急病死が、跡目争いに繋がってしまうのはよくあることですが、大戸屋も...

 大戸屋大戸屋HD)は、創業家一族で経営している一族企業です。

 筆頭株主は、中興の祖、久実氏でしたが、その持ち株比率は約18%。

 この持ち株比率は、株主総会で、否決や重要な提案をできる等、大きな力を持つ3分の1を大幅に下回っています。

 その上、久実氏が三顧の礼で迎えたメインバンク出身の相談役(元大戸屋会長)河合氏が居たという状況だったのです。

 久実氏死去直前の経営陣は、社長(現在も)が久実氏のいとこ窪田氏であり、他は親族やメインバンクから送り込まれた役員等で、その中に久実氏の長男の名前も「常務・取締役」として入っていました。

 そして、久実氏は、「ゆくゆくは息子に跡を継がせてほしい」との意思を示しながら、ついに旅立ってしまったのです。

 ところが、ここからが、大戸屋騒動物語の始まり。

    相続税対策という面から、数億円の功労金を久実氏に支払う予定も立てていた経営陣。

 でも、250億円企業にまで成長したとはいえ、競争が激しい外食業界の企業の舵取りを、カリスマの息子というだけの若輩者に、いきなり委ねることできますか?

 それも、実績ゼロで、実力不明のまま特別扱いで取締役の地位に就き、それも余命幾ばくもない久実氏を励ます為、常務にまで無理矢理昇進させた若者を、いくらカリスマ経営者の遺言だとしても、そのまま実行して社長に据えるということは、ちょっとできないですよね?

 そういうことで、実力者が亡くなれば、その影響力で得ていた特別な地位は、過半の株を持っていない以上、消失してしまうのは致し方ないこと。

 当然のごとく、暫くすると、実績ゼロの長男氏は、常務から平取締役へ降格。

 多額の功労金(8億超)支払いの話も白紙に戻ってしまいます。

 これらはもちろん、大戸屋の将来を考えての行動で、まっとうな動きです。

 しかし、こうした人事や金絡みの話に納得できず、逆に不満を溜める三森母子。

 もし、出来の良い子ならば、自身が実績がない若者であることをキチンと理解した上で、降格を受け入れ、一兵卒として修業し直し、文句を言わせないような実績を作って、周囲を納得させてから、社長の座を目指すのが普通ですよね?

 でも、こちらの長男氏は、父の死後、遺言を理由に、最初からトップの座を求めてしまうという行動に。

 ところが、思い通りにならないことに業を煮やし、ここで相続により、筆頭株主となった久実氏の妻が口出しを始めます。

 「現経営陣は、亡くなった夫に、息子を跡継ぎにすると約束していたじゃないか?功労金も支払うと。それを反故にするのか?私たちは筆頭株主ですよ?」とね。

 まあ、よくあるドラマのような展開です。

 しかし、これは逆効果。

 経営にタッチしたことが無く、相続で突如筆頭株主になった人物が、経営に口を出し始めれば、「外野が騒ぎ始めた、排除しなければ」と、経営陣は危機を抱きます。

 まして、大戸屋はFC制で、直営店よりもFC店の方が多く、経営の混迷は、FCを展開している各地のオーナー経営者の懐を直撃しますからね。

 経営陣としては、筆頭株主とはいえ、三森母子は合わせても3分の1を大幅に下回る保有割合ですから、株主総会での影響力は限定的ですので、無視して経営を進めていきます。

 もちろん、巻き返しを図って三森母子も、株主総会において、自分たちを中心とする新経営陣提案の発議を目指しましたが、支持が広がらず、最終的に頓挫、表舞台から姿を消しました。

 

 その後、このお家騒動に、大きな動きはありませんでしたが、大戸屋は柱石と言える実力者を失ったことで、経営状況は悪化していきます。

 人件費を始め、各種コストの高騰もあり、競争の激しい外食業界ですから、売り上げが伸びなくなると、利益もほとんど出ない体質に...

 その上、アルバイト店員に、動画投稿サイトへ、店舗の設備や食材等を使ったふざけた動画を投稿されてしまう「バイトテロ」も食らって、客足の減少が止まりません。

 ですから、元気がなくなってしまったと感じるような状況に陥ってしまったのです。

 利益が出なくなると、経営陣はまず、立て直しのために最も手っ取り早く効果が出る、コストカットに走るようになります。

 ところが、コストカットが進むと、業務の細かいところまで縛りが強くなり、余裕がなくなるので、それに嫌気がさした従業員達の意欲が落ち、あらゆる面での質が低下します。

 そして、質の低下で客離れが始まり、ますます利益が出なくなり、新規投資資金が少なくなるので、メニューの斬新的な刷新も出来ず、店舗の改装費等も出せなくなって、客数がさらに減少するという典型的な悪循環に陥ってしまったのです。

 経営不振で業績が右肩下がりにもかかわらず、中興の祖である久実氏の意思を無視し続ける現経営陣に対する不満は、当然、三森母子も抱えたままです。

 ただ、18.6%程度の保有割合では、株主総会で提案しても否決され、何も変えられないのも事実。

 そこで取った、三森母子の最終的な行動とは...

 

 それは、なななんと、2019年10月1日付で、三森母子は、保有する大戸屋HD株(保有率18.65%)の全てを、外食業界の大手「コロワイド」に売却してしまったのです。

 自分たちの意見が通らないのなら、金に換えて縁を切るという選択をしました。

 この三森母子の判断、経営権を奪還する実力がない以上、相続税も株券を担保に借金して支払ったようですし、最良の選択と言えるかもしれません。

 しかし、夫(父親)が大きくした会社の株を、黙ってライバルの同業他社に売ってしまったという部分については、現経営陣に対する怒りから起こしたものでしょうね。

 コロワイドは、売上高年間2500億円を超える大企業。

 大戸屋の10倍の売り上げ規模を誇ります。

 大戸屋は、カリスマ経営者の死後、経営不振で、今期は利益ゼロ予想の低空飛行状態ですから、筆頭株主となったコロワイドが大幅なテコ入れをする可能性は、かなりの確率でしょう。

 最終的に、業務提携だけなのか、それとも敵対的買収か、友好的買収か、その行く末は分かりませんが、2割近い株式を30億円前後の資金を投じて買い取った以上、何らかの動きがあるでしょう。

    大戸屋物語、この続きはどうなるのでしょうか?

    また勢いを取り戻せるのか、それとも衰退が止まらないのか。

    「あの繁盛店が…」という場面もよく見かけるほど、外食業界は極めて競争が激しく、栄華盛衰の繰り返しの世界ですから、今後の動きに要注目でしょうね。

    

 

 

 

 

いきなり!ステーキ(ペッパーフードサービス)の経営状況を考察

 

 今日は、〇△カテゴリーの記事です。

 「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスの経営状況が急速に悪化していることを皆さんご存知ですか?

 投資をしている方々であれば、約2年前までは、非常に持てはやされ、上がる一方だったペッパーフードの株価(8000円を超えていた)が、その後ずっと下げ続けている(昨年末で1259円)ので、ある程度知っているとは思いますが、株をやらない方にとっては、最近ニュースで

 「いきなり!ステーキが大量閉店へ」

というものが出て、急に話題になったことぐらいしか知らないですよね?

 「いきなり!ステーキは、一時期大きな話題だったし、お店も沢山あるし、最近まで各方面で沢山取り上げられていたから、それなりに順調なのでしょ?」という感想をお持ちの方が大半だと思います。

 ところがその経営状況は、実はかなりヤバい状況に陥っています。

 肉マイレージ騒動(倒産すれば、肉マイレージカードに貯めているポイントが失効する可能性があるので、早く使い切る)も発生しているという最近の週刊誌の記事(ちょっと煽り過ぎの記事だと思います)もありますからね。

 今回はそこで、運営会社のペッパーフードサービスの財務状況等を投資家目線で分析してみようと思います。

  昨年末(2019年12月27日)に、ペッパーフードサービスは2件の情報開示をしました。

 それは、

   2019年8月~9月にかけて、6つの金融機関から合計41億円の新規の借金をしていた事実を開示

   2020年1月15日付で、SMBC日興証券に対し新株予約権を発行し、最大で69.3億円を調達する(この大半は借金返済と宣伝費に充当)と発表

というものです。

 この情報開示を言い換えれば、本業で利益が出なくなっている(実は店舗を増やしすぎて損益分岐ラインぎりぎりとなっている)ので、当面の運転資金として、借金や新株予約権の発行で、総額数十億円級の調達をしなければならないところにまで、財務状況が急速に悪化しているということになります。

 この発表のうち、金融機関からの借り入れは、それほど大きな問題ではありません。

 今回発表の「大規模な新株予約権の発行」の内容が、資金繰りの苦境を示しているのです。

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 株式を上場するということは、必要に応じて株式市場から資金を調達することが出来るということです。

 ですから、銀行からの借金以外の方法で新規資金を調達するために、新たに株式を発行するという手法は、多くの企業が実施していることなのですが、この際に通常は「公募増資」という方法を取ります。

 公募増資とは、株式市場にアクセスしている全ての投資家に対して、「新しい株式を数パーセントのディスカウントで発行しますから買いませんか?」という公募を実施し、増資して資金を調達するということです。

 この時には、増資分(新規発行株)の発行価格も市場原理に基づいて最終決定し、新規発行株を受け取る権利を取った各投資家が、権利行使の株数に応じた資金を振り込むことで手続きは完結となり、投資家は新株を受け取り、発行元の企業は資金を受け取るというわけです。

(公募増資以外には、第三者割当増資という特定の出資者に新株を割り当てて資金を調達する方法もある)

 ところが、ペッパーフードサービスが今回実施した新株予約権に基づく、新株発行(発行済み株数の24%超という大規模)というのは、引き受け元(今回で言えばSMBC日興証券)だけが、上手くいけばかなりの利益を取ることができる(その代わり引き受けリスク(株価低迷が続けば損が出る)も高い)ものなのです。

 新株予約権とは、その時の株価に応じて、転換価格が変動する(今回の場合、証券会社が権利を行使する前日の株価の92%)ように作られており、株価がさらに下がれば、転換価格も下がるので、ペッパーフードサービスが調達できる資金も大きく減ってしまうというものです。

 この新株予約権の権利行使日については、契約に基づいて、証券会社の独断で決定できるので、株価を見ながら、かなりの安値で大量に行使することも可能です。

 このようなやり方を選択してまでも、資金を調達せざるを得なかったということは、公募増資ではペッパーフード側が欲しい規模の資金が集まらない可能性が高いから、仕方なく調達金額が大きく減ってしまう可能性もある大量の新株予約権を発行せざるを得なかったという苦しい台所事情の裏返しとなります。

 ペッパーフードの開示資料を見ると、この部分については

 「公募増資や第三者割当増資も考えましたが、株価への影響が大きいので、既存株主の為にも新株予約権にしました」

という尤もらしい言い訳をしています。

 でも、その本音は、

 「24%超の新規発行を伴う公募増資だと調達前に株価が急落しちゃうし、第三者割当増資を引き受けてくれる企業も無かったのです。でも資金繰りが苦しいので、新株予約権を発行します」

と言っているわけです。

 そういうわけで、資金ショートの実態が露わになった「いきなりステーキ」。

 苦境の際の新株予約権での資金調達というのは、ゾンビ企業がよく行う方法でもあります。

 「そこまで落ちぶれていたのか」というのが、今回の発表に対する旅人の感想です。

 

 そこで、今まで開示されている情報から、ペッパーフードサービスの財務状況を見てみましょう。

 2019年9月30日現在で、自己資本は12.5億円(うち利益剰余金はー13.4億円)

 この数字を見て、「えっ、12.5億しか純資産が無いの?」というのが投資家が本業の旅人の感想です。

 この利益剰余金の「ー(マイナス)」は、業績不振で今まで貯めていた利益の積み重ねをすべて吐き出してしまい、逆に欠損金を生じてしまったということです。

 この部分がマイナスになると、配当を払うことは出来ません。

 でも、6月の中間配当15円を支払っている(実際の支払いは8月末頃)ので、利益剰余金がマイナスになることを公表しなければならなくなる直前まで、苦しい懐事情を隠していたということになります。(隠していたとは言え、今回の場合、違法配当では無い)

 因みに自己資本がマイナスになれば、債務超過となり、倒産予備軍の仲間入りです。

 売上高は2018年12月期で635億円。

 これは、外食業界の肉専業業態の企業として、かなりの大規模です。

 店舗展開数は、昨年9月末現在、

       元々やっていたペッパーランチ系列が505店

       いきなりステーキが484店

       新規事業系が14店

ということで、合計1003店舗というもので、これもかなりの大規模です。

 このうち、44店舗のいきなりステーキを閉店することが発表されたので、話題になりました。

(ここまで財務が痛んでいると、44店舗閉鎖という「44」の部分の決定は、純資産(自己資本)との兼ね合いで、店舗閉鎖特損を計上しても債務超過に陥らないギリギリの金額内から逆算した数字だと思われます。)

 635億円の売り上げがある企業の自己資本が12.5億円しかないということは、非常にギリギリです。

 比較の参考例としてあげると、同業のブロンコビリー(売上げ230億円規模)だと、自己資本が176億円もあります。

 業績がイマイチの「あさくま」でも、年間売上げ100億に対し、自己資本は40億円。

 ですから、売上げ600億円級規模の企業の自己資本が、たった12.5億しかないというのは、かなり少ないということです。

 そして、売り上げが大きいと、業績が傾いた場合、損失額も大きくなります。

 いま、「いきなりステーキ」の各店舗の売り上げ減少は著しく(前年の5~7割程度の売上げしかない)、元々の原価率が高い上に、余剰資金も無く、その上、人件費等のコストが上がり続けているのですから、苦境の三重苦に陥っていて、今回の資金調達で実施する立て直しが失敗した場合、12.5億円しかない過少な自己資本は、半年もしないうちに消失してしまう可能性も十分あるわけです。

 実は、ペッパーフードサービスは、「いきなりステーキ」を展開する前に、大不祥事で債務超過に陥り、決算書に「継続の疑義」(決算書を承認した監査法人から、「この企業は継続できない(倒産する)可能性があります、気を付けてくださいね」というありがたくないお墨付き)が付いてしまい、倒産間近だったことがあります。

 この原因は、2007年に世間を大騒ぎさせた、「大阪・心斎橋店で起きた、店長らによる前代未聞のトンデモナイ凶悪事件」(詳細はウィキペディア等ネットに出ています)と、その後、食中毒事件迄発生してしまい、信用がゼロになって客足が大きく遠のき、存続の危機に陥ったのです。

 その苦境下で始めた「いきなりステーキ」が大当たりして、企業として復活し、社長の一瀬氏もマスメディアで大きく取り上げられるようになったわけです。

 信用力がゼロとなり、債務超過に陥った企業が、わずか数年で復活したきっかけは、一瀬氏のアイデア力。

 この点は非常に素晴らしいですね。

 ただ、現在のように再び苦境に陥ったのも、一瀬氏に原因があると思います。

 一瀬氏は、アイデアマンですが、ワンマン経営者です。

 いきなりステーキが大当たりしたことで、調子に乗り過ぎて、市場規模を考えず、同業他社を全部飲み込んでやろうと、店舗展開を一気に広げ過ぎてしまったことが、今回、ついこの間まで順調だったのが、たった2年という短い期間で、あっという間に経営が傾いてしまった原因なのですが、調子に乗り過ぎていた社長の経営方針にストップをかけることができる良質の補佐役が居なかったことも、経営不振の遠因であると思います。

 ワンマンである一瀬社長の周囲には、イエスマンしか居なかった(残っていなかった)ということですね。

 一瀬氏は、なかなかのアイデアマンですが、経営者としては残念ながら一流とは言えないでしょう。

 大失敗も経験しながら復活し、成功しかけていたものを、この短期間で、ここまで傾けてしまうというのも、なかなかできる芸当ではありません(苦笑)

 よく特集で、一瀬氏密着の様子等をテレビで見ましたが、そのワンマンぶりに「いきなりステーキ、調子に乗り過ぎで、ちょっとヤバいんじゃない?」という感想を以前から持っていましたけれども...ここまで傾いていたとは。

 特に、調子に乗り過ぎている事実を如実に示していたのが「ステーキの本場アメリカで店舗展開する、必ず成功できる」と、一瀬社長が大風呂敷をぶち上げた時ではないでしょうか?

 結局、周囲の取り巻きは誰も止めず、有言実行でNYで一気に11店舗を展開し、株式もアメリカ(NASDAQ)に上場しましたが、これが大失敗。

 NY市民からも「このお店は、なんでこんなに近くにまとまって店を出しているの?これじゃあ、客が分散してしまって、上手くいくわけないじゃない?」と食べに来ていたイチお客レベルで、味ではなく店舗展開の方針を酷評されていましたからね(苦笑)

 

 そういうわけで、いきなりステーキは現在、資金繰りが苦しく、かなり苦境に陥っているのは間違いありません。

 せっかく成功したのに、将来に備えた利益を積みあげる前に、一気に店舗展開を拡大したことで、逆に利益率が低下し、財務状態が盤石になる前に衰退が始まり、海外進出も大失敗して大きな損失を出し、そのまま経営が傾いてしまったという「イケイケ経営失敗の典型例」となっています。

 そもそも、日本の外食産業は、人口減少と少子高齢化で、市場が徐々に縮小する中、限られたパイを奪い合う、厳しい環境下に有るわけです。

 いきなりステーキが取ったシェアは、新規に開拓したものでは無く、別の企業や中小の店舗が持っていたシェアを奪い取っただけのものです。

 当然、真似もされるし、シェアを奪われた他社・他店も反撃に出るわけですから、その地位は万全のものでは無かったのです。

 まして、ステーキ市場は高価格帯で、外食産業の市場としては大きくないのですし、そうした状況をきちんと分析して理解することなく、ただやみくもに拡大戦略に走ってしまったペッパーフードサービスという企業が、下手すれば今後淘汰されるのは致し方のないことなのだと思います。

 ただ今回、あまり良くない方法とは言え、資金調達をできる見込みが立ったことで、数年分の運転資金を確保しました。

 その間に不採算店を全部閉鎖し、市場に合った店舗数(いきなりステーキの形態だと、200~250店舗位が最大利益を出せる適正水準だと個人的には思います)に縮小均衡しないと、おそらく、かつての経営危機時よりも会社の規模が数倍になっていることから、人件費や店舗等の基本的な維持経費も相対的に大きくなっているので、この部分が重石になり、立て直しに失敗すれば、再度の経営危機に陥るのは避けられないのではないでしょうか?

 同業だと、愛知地盤の、財務盤石・超安定企業「ブロンコビリー」は138店舗、老舗の「あさくま」は88店舗の展開数ですから、国内の外食ステーキ市場は1企業で500店舗展開できるほどの市場規模が無いのです。

 そういえば、いきなりステーキ、最近では「牛タン」→「牡蠣」と来て、「社長のお願い」というキャンペーンまでやっていますが、これは経営の迷走ぶりを示しているだけにすぎず、集客効果はほとんど出ていないようですからね。

 

 上記は、あくまで個人的な意見で、いきなりステーキに食べにも行きますし、ペッパーフードの株を持っているわけでもないし、この会社の株で損得関係も無いので、あくまで中立的な立場から見た分析です。

 ただ、年末の開示情報が気になったので、記事にしてみました。

 

 

 

 

氷瀑&温泉の日帰り旅(茨城)

 

 ようやく、寒さも本番。

 だいぶ冬らしくなってきましたね。

 今シーズンのスキー場は、稼ぎ時の冬休み・年末年始に入っても、雪が積もらず、中には積雪ゼロという、異常な少雪に苦しんでいるところも続出の状況でしたが、一昨日や昨日にやっとまとまった雪が降って、オープンできたところも多いようです。

 年末年始の休暇が終わると、その後に冬旅に出るという人は、他のシーズンに比べると少ない訳ですが、冬にしか見れない景色を見に行くというのも、なかなか乙な物ですよね?

 そういうわけで、冬の関東近郊日帰り旅として、「袋田の滝&袋田温泉」というのはいかがでしょうか?

 「袋田の滝」は、日本三名瀑の一つに数えられ、「華厳の滝」・「那智の滝」と並んで称されるほどの滝なのですが、なんといっても、都道府県魅力度ランキング最下位の常連である茨城県にある滝ですし、周囲に他に観光名所が無いため、観光名所だらけの場所にある「華厳の滝」や「那智の滝」に比べると地味なのは否めません。

 でも、旅人は、穴場で近い茨城県を観光でよく訪れており、袋田の滝にも今までに10回くらい行っています。

 袋田の滝は、全長120メートル、最大幅73メートル、冬には凍結し、「氷瀑」の異名があります。

 また別名で「四度の滝」と言われますが、その由来は、「滝が四段になっているから」という説と、有名な歌人西行法師」が「四季の都度に訪れないと、真の趣が味わえない」等と言ったという説の二通りがあるようです。

 今年は、極端な暖冬で、凍結するかどうか微妙ですが、寒さが最も厳しい2月になれば、氷瀑が見られるのではないでしょうか?

 それでは、昨年に撮った写真をどうぞ^^

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 どうしても滝は縦長なので、縦向きの写真になってしまいますから、大きな写真であることはご容赦ください。

 この縦長の写真は、近年新設された、第2観瀑台から撮影しました。

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 こちらは、昔からある第1観瀑台より撮った写真です。

 

 昨年の12月に、旅妻と裏磐梯に激安宿泊プランを見つけて行ったときに使った、青春18きっぷが1回分残っていたので、期限切れになる前に、袋田温泉&袋田の滝に行ったのが、ふと突然思い立って、出かけた理由でした。

 そういうわけで、水戸駅でJR水郡線(現在は台風被害で久慈川に架かる鉄橋が流されてしまったので、西金~常陸大子間が不通となっていて、袋田駅に列車では行けません。復旧には1年以上かかる見通しです)に乗り換えて、

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 この袋田駅に着いたのは、昼前。

 袋田駅の二つ先「矢祭山駅」は福島県ですので、袋田は、ほぼ県境にあるのです。

 袋田駅からは、袋田の滝入り口まで、徒歩で片道35~45分くらい。

 バスもありますが、本数は少なく、そもそも大半の観光客が車で訪問する場所ですので、歩いている人は殆ど居ません。

 袋田温泉は、温泉の少ない茨城県内では、比較的有名な温泉ですが、温泉街というものはありません。

 所々に、温泉宿がポツンと建っています。

 この時最初は、袋田駅から歩いて15分くらいにある大きな温泉宿(思い出浪漫館)の日帰り温泉に入るつもりでしたが、まさかの臨時休館...

 年末年始の連休明けの閑散日だと、こういう設備点検の休館があるんですよね。

 そういうことで、袋田の滝近くの温泉宿に行くことにしました。

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 こちらが、旅人が日帰り温泉に何度も入っている「豊年万作」さんです。

 この時も、帰る時に、こちらで入りました。

 値段は一人700円(増税前)です。

 こちらのお宿は、最も袋田の滝に近いところにある温泉旅館「滝美館」の別館。

 館内は、綺麗です。

 温泉は屋上にあり、露天風呂からは、周囲の山々が見え、特に紅葉の時期は非常に景色が良いです(勿論、その分日帰り湯も混雑します)。

 写真の右に写っているアップルパイが名物で、何度もテレビに取り上げられていますが、この日は休みでした。

 食べようと思っていたのに、残念😢

 豊年万作を通り過ぎると、袋田の滝のお土産物屋や飲食店が立ち並ぶエリアになります。

 道路も行き止まりになり、その先は徒歩でしか行けません。(特別な理由があり、許可を得た人を除きます)

 そして、

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 この写真の歩道をしばらく進むと、階段の上に袋田の滝を見学する歩行者用トンネルの入り口が見えます。

 そこで、見学料を払ってトンネル内を進むと、写真の観瀑台(第1)に到着するのです。(第2観瀑台は、最奥にあるエレベーターで上がった先です)

 ちなみに、次の写真は、夏の袋田の滝です。 

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 紅葉の時の写真も持っていたのですが、パソコンが突然壊れた時にロストしてしまったので、現在はありません。

 凍っていない時は、このように岩肌を水が流れ落ちる滝なのです。

 この点は、他の三名瀑である、華厳の滝那智の滝のように、上から水がドーンと落ちている滝とはだいぶ違いますね。

 でも、冬に間近で、それも手軽に行ける、これほど大きい氷瀑というのは、日本国内では他に類を見ないでしょうから、一見の価値はあると思います。

 

 周囲には大きな観光地はありませんが、車で行けば数十分の距離に、こちらの

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 竜神大吊橋があります。

 ここは、竜神ダムの上に掛かっている歩行者専用の橋で、九州・大分の「九重夢大吊橋」が完成するまでは、日本一の長さを誇っていました。

 数年前に、グー〇ル社のCMで使われていましたので、CMでのバンジージャンプのシーンを覚えている方も多いと思います。

 写真でも写っていますが、中央部ではバンジージャンプが行われております。

 その他に、袋田の滝近くには、「月待の滝」という、滝の裏側に行ける小さな滝もあります(こちらはテレビの旅番組で時々、袋田の滝と一緒に取り上げられています)

 

 今回記事にした、袋田の滝

 紅葉シーズンは、かなり混雑しますが、冬の、特に平日ならば、人も少なく、ゆっくりと観瀑できます。

 旅人が昨年訪れた時も、ビックリするほど人が少なく、以前に訪れたGWや紅葉シーズン時の混雑とは桁違いな状況でしたので、「冬の方がゆっくり出来て、いいなあ」と思ったほどです。

 今年は暖冬で、若しかしたら氷瀑が見られないかもしれませんが、テレビの生中継でも取り上げられることが多いですから、もし氷瀑になったら、温泉付きで行ってみられてはいかがでしょうか?

 この一帯も、昨秋の台風の被害で、浸水被害に遭ってしまったとのことですので、是非復興の為にも、是非訪れてみてください。

 今なら、ふっこう割も出ています。

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昨秋の台風被害で崩落した「第6久慈川橋梁」の在りし日の写真

(昨冬撮影した、こちらの鉄橋が増水で崩壊したので、水郡線は現在も不通となっています) 

 

明けましておめでとうございます。

 

 2020年も、よろしくお願いいたします。

 昨年の10月に、はてなさんで開設したこのブログも、3か月目に突入しました。  

    今年は今のところ、旅妻の3月の定期検査で、体調や病状に問題が無ければ、5月のGW過ぎ以降は、旅に出る回数が急速に増える予定となっていますので、ブログへの投稿回数も増えることになると思います。

 引き続き、よろしくお願いします。

 

 話は変わりますが、年末を飾る紅白〇合戦では、紅組のラストを飾る女性歌手がMISIAさんになったことが少し話題になりました。

 実は、旅人が若い頃からMISIAさんのファンである影響で、旅妻もファンとなり、昨年もコンサートに行ってきました。

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 こちらは、昨年2月に行われたNHKホールでのMISIAさんの20周年ツアーを観に行った時の写真です。

    豪華な花飾りがロビーに飾られており、松嶋菜々子さんから贈られたものもありますね^ - ^

 そして、

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 こちらは、昨年4月のGWに行われた、平成最後のコンサートを観に行ったときに撮った写真です。 

 武道館で開催された、平成の時代のラスト講演は、MISIAさんとなりました。

  いずれも、観客は、旅人夫妻と同年代の40代を中心に、30代から50・60代の方が非常に多く、中年世代でも安心して観に行けるのです(笑)

 そして、いつ、どのコンサートを見に行っても、MISIAさんの生ライブの歌声の凄さに圧倒されます。

 本当に凄いのです。

 鳥肌が立つだけではなく、バラードでは自然と涙も出てきます。

 1998年2月に「5オクターブの音域を持つスーパー新人」として、彗星のごとく現れたMISIAさん。

 2000年10月から放送された、CX系のドラマ「やまとなでしこ」(松嶋菜々子さんと矢田亜希子さんのダブル主演が話題の高視聴率ドラマでした)の主題歌である「Everything」が200万枚超の大ヒットしたことで、一躍世間にその名を知られました。

 その後、2009年に綾瀬はるかさん主演のTBS系ドラマ「JINー仁ー」の主題歌「逢いたくていま」がヒットし、再ブレイクのきっかけに。

(「逢いたくていま」は発売後、CDではなく、ダウンロードでの売上が継続的に続いていることで、9年以上過ぎた昨年1月に、ミリオンセラーに認定されています)

 最近では、圧倒的なその歌声が度々話題となり、かつては、メディアに出ないことで有名でしたが、最近では、紅白への出演等、メディアへの出演も増えてきて、徐々に再ブレイクしてきています。

 このような経緯から、松嶋菜々子さんや綾瀬はるかさんと親交があり、コンサートでは松嶋さんの花輪が有ったり、「平成武道館」のライブには、綾瀬はるかさんが観に来ていたりと、長い交流があるわけですね。

 昨日の、綾瀬はるかさんも司会の紅白でも、MISIAさんの歌声の凄さが出ていましたが、あまりにも短い出演時間でしたので、紅白というNH〇の、時代遅れのプログラム構成の悪さが原因で、魅力を出し切れていない気もしました。

 これは個人的な意見ですが、「いつまで、紅組と白組に分けての歌合戦形式にこだわるのか?」と思っていますが...

 そろそろ、男女別の組み分けではなく、新しいやり方を見つけ出して、移行すべき時代だと思っていますが、NH〇のような超保守的な組織では、そのような変化する決断は無理でしょうけどね(苦笑)

 

 話は脱線しました。

 この記事を読んでくださっている皆さんにも、是非機会があったらMISIAさんの生歌声を聞いて欲しいなあと思います。

 それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月30日の〇△記

 

 いよいよ今年も残り二日。

 今日の記事は、旅関連ではなく、〇△の雑記の方です。

 

 2019年相場の取引最終日であった今日。

 東京市場は、予想外に安くなりました。

 この理由としては、翌営業日が2020年1月6日と1週間後になることに対する変動リスクを考えると、持越しをしたくないという人々も多いわけですから、その心理を突いた、海外投機筋による先物の仕掛け売りでしょう。

 為替も徐々に円高になっており、これもちょうど1年前、年始休暇中の間に、投機筋の仕掛けで、予想を超える突然の急速な円高(110円→104円)となったことで、ミセスワタナベ(日本のFX個人投資家の略称)のうち、円安に賭けていた方々が焦って損切りし、大きな損失を被ったという記憶がまだ残っているところを突いて、仕掛けてきたのでしょう。

 

 あくまでも、上記の内容は個人的な推測でしかありませんが、それなりに事実と符合していると思います。

 今回も日本が年末年始の長期休暇期間中に、海外相場や為替は、色々と上下に動くかもしれませんが、最終的に1月6日の朝の時点には、12月30日(本日)比で、ほぼ横ばい圏に収まっているという結果になるのではないでしょうか?

 個人的に今日は、小さい勝ちで、

  (ケーヨー買い玉を利確・DCM空売り玉を利確)

無事に2019年最終日を乗り切り、年始への持越し株数もほぼゼロにしました。

(ただし残念ながら、2019年12月の月間成績は、12月26・27日両日における取引の判断ミスが響いて、小幅マイナスでした)

 

 2020年の景気について、海外の専門筋は、日本経済のリセッション(景気後退)入りの確率を85%と算出しています。

 これはオリンピック不況がやってくるという分析結果であり、かなりの高確率です。

 日本の専門家の大半は、いつも楽観予測(現在、2020年のリセッション入り予測は皆無という状況)しか出しませんので、残念ながらあてになりません。

 日本の専門家よりも海外の専門家の方が冷静な判断をしており、信用できます。

    ですから特に、10年前後と極めて長い期間に渡り、世界では強気相場が続いており、景気後退を経験したことがない個人投資家の方々は、来年は少し気を付けた方が良いと思います。

 株価は半年先のことを予測しているとも言われていますので、本当にオリンピック不況でリセッション入りするのならば、来春ぐらいに日本株は、下げ転換するということになりますからね。

 

 このブログは、旅がメインですので、旅人の専門である投資のことについては、こちらの〇△雑記に少し書いていきます。

 旅行において、株主優待を使っていく様子なども書いていますが、そうした内容は旅情報の方に入れています。

 ですから、〇△雑記は、大きな出来事があった時だけ書くことになると思いますが、投資関連に興味のある方は、こちらのカテゴリーを時々覗いてみてください。

 それでは、良いお年を。

 

今年最後の(小さな)旅は、都内の新ホテル「JALシティ東京豊洲」に宿泊

 

 2019年最後の旅は、今月、都内江東区豊洲にオープンしたばかりの

   「ホテルJALシティ東京豊洲

に行き、宿泊する小さな旅での締めとなりました。

 ちょうど、貯まっていたじゃらんポイントが失効しそうだったので、

   勿体無いから、どこか泊まりに行ってみよう

と考え、どこか近場で良いところはないかなあ〜と探していたところ、12月9日に新規オープンするこちらのホテルを見つけたので、オープン記念で安いうちに泊まってみることにしました。

 豊洲は、都内とはいえ、交通の便がイマイチで、東京メトロ有楽町線新交通システムゆりかもめ(若しくは都バス)しか、公共交通手段がありません。

 この、有楽町線に乗継ぐまでが、有楽町線の沿線外に居住している人には結構面倒で、旅人の場合、自宅から豊洲までの直線距離は10キロちょっとで、あまりないものの、結局乗り換え3回、計1時間以上掛かって豊洲駅に到着。

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豊洲の夜景

 豊洲は、今やタワーマンションだらけの人気の街で、かつて石川島播磨重工業(IHI)や東京ガスの工場があった工業地帯だった面影は、全く残っていません。

 豊洲駅から新交通システムゆりかもめに乗ってホテルの最寄り駅まで行くことも考えましたが、歩いて10分くらいの距離なので、徒歩で向かうことに。

 すると、ホテルの入っている建物が見えてきました。 

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 こちらの建物の、5階~17階がJALシティ東京豊洲です。

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 夜は、こんな感じです。

 こちらの建物の低層階には企業も入っていますので、一瞬ホテルの入り口が何処か迷いました💦

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 こちらの案内板の通り、低層階にはアシックスの施設が入っています。

 建物正面の入り口を入ると、すぐそこはホテルのロビーです。

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 シティホテルですので、従業員は少ないですね。

 まだオープンしてから、日が経っていないので、 

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 このように、ロビー内には花飾りが置かれていました。

 旅人が予約したプランは「オープン記念・高層階確約」というものでしたが、最上階の17階の部屋となりました。

 部屋に入ると、

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 御覧の通り、それほど広い部屋ではありません。

 しかし、狭いなりに非常に工夫されており、

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 お風呂とトイレと洗面所が別々になっており、利便性が高い設計になっています。

 流石、新しいホテルですね。

 大概のホテルは、風呂(シャワー)とトイレと洗面所が同じ一室になってしまっている場合が多いですが、こういう設計ならば、トイレを使いたいときに、同時にお風呂や洗面所が使えないという、不便さが解消されますよね^^

 枕元には、USB端子もあり、充電器を忘れても、USBケーブルだけあれば、スマートフォン等を充電できます。

 

 部屋からの眺めは、

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 こちらのように、周りに眺望を遮るものが無いので、非常に眺めが良いです。

 写真の下半分に写ってますが、ホテルの隣の敷地(道路を挟んで反対側)は、築地からの移転騒動で大きな話題になった「豊洲市場」です。

 この窓から外を眺めていると、羽田から次々と飛行機が飛び立っていく様子が見え、「あの飛行機は何処に行くのかなあ」なんて考えながら、この景色を眺め続けていました。

 部屋から撮影した動画(ハイパーラプス)を貼り付けておきます。

 時間が有ったら、見てください。


Tokyo-Toyosu sunset view(豊洲)からの夕景(ハイパーラプス動画)

 


Hyperlapse (Tokyo-Toyosu night view) 豊洲からの夜景(ハイパーラプス動画)

 朝食会場は、こちらの建物の1階に入っている「汐待茶寮」となります。

 後払いだと、朝食ブッフェは、大人2400円(子供1200円)と、かなり高額。

 朝食付きプランでしたので、このブッフェを食べましたが、味は、まあまあで、特筆すべきは「握り寿司」があるということです。

 流石、豊洲市場の目の前のホテルですね。

 ただ、今年のGWに泊まった宮崎にある同じ系列ホテルの「ホテルJALシティ宮崎」の朝食には敵わないのかなと、個人的には感じました。

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 しかし、いつも通りブッフェでは、テンコ盛りの旅人夫妻。

 今日も、元を取ろうと、皿にたっぷりの盛り付けです。

 握り寿司も写っていますね。

 タイミングによっては、職人さんがこのお寿司を目の前で握っている時間帯もあります。

 

 ホテルの周囲は、まだ開発中の地域ですので、豊洲市場内の飲食店が閉まると、飲食店はありません。

 ですから、夕ご飯は、この汐待茶寮で食べるか、同じホテルの建物に入っているナチュラルローソンで買うしか手段がありません。

 それ以外ですと、豊洲駅周辺まで行くことになります。

 旅人は、豊洲駅まで戻り、ららぽーと豊洲内のタイ料理店で、旅妻との「ささやかな忘年会」をしてきました。

 

 チェックアウト後は、せっかく豊洲まで来たので、株主優待券で持っていたお台場・パレットタウンの観覧車に乗って帰ることにしました。

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 こちらが、その優待券。

 サノヤスホールディングスという無名の企業が、実はお台場の観覧車を所有しているのです。

 サノヤス(佐野安)さんは造船会社で、色々な企業と合併した複合企業です。

 株としては、いわゆる低位株(株価の安い銘柄)なのですが、時々突然高するので、株の世界では知名度があります。

 1単位(100株)2万円程度の投資で、こちらの優待券が2枚(一枚1000円相当)貰えるので、優待好きの間では、権利を取る(3月末の権利落ち日前日に所有していること)人も多い銘柄です。

 

 ちょっと話がそれましたが、そういうわけで、久しぶりにお台場の観覧車にも乗ってきました。 

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 今日は年末休暇の土曜日なのに、待ち時間ゼロ。

 昔は30分くらい待つこともあった観覧車とは思えない空き具合です。

 眺めは、富士山も綺麗に見えました。

 冬は、景色が綺麗に見えますからね。 

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 ただ、風が強く、結構揺れて怖かったです。

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 今日は、東京ビックサイトで「コミケ」が開催されているので、写真に写っている通り、コミケ関連の場所は、ものすごい人の数でした。

 すれ違うコミケ参加者には、外国人も多かったですね。

 その様子を動画(ハイパーラプス)で撮影しましたので、時間があれば見てください。


Hyperlapse (Tokyo-daiba ferris wheel view) お台場の観覧車から見た風景1(ハイパーラプス動画)

 


Hyperlapse (Tokyo-daiba ferris wheel view 2) お台場の観覧車から見た風景2(ハイパーラプス動画)

 最後は、新橋で、

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 こちらの優待券を使って、かつやのカツ丼を食べてきました。

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 かつやのカツ丼、久しぶりに食べましたが、以前よりもかなり美味しくなっていました。

 値段が安いのに、この味のレベルだと、他のカツ丼店は、ひと工夫しないと勝てないですね。

 こちらの株主優待券は、アークランドサービス(ALサービス)という会社のものです。

 アークランドサカモトという、新潟地盤のホームセンターがあるのですが、ALサービスは、この企業の子会社です。

 ですから、かつやは、ご飯に新潟米を使っているのでしょうね。

 かつや新橋店の店員さんは、ほぼ全員外国人でした。

 都内やその周辺の外食産業やコンビニは、外国人の労働者が居ないと、もはや成り立たない状況ですからね。

 

 それでは、今回はここまで。

 旅人でした。

 みなさん、良いお年を。

 

   あっ、相場はもう一日残っていました。

   仕事納めが昨日だったので、雰囲気が連休モードですから、忘れてしまいそうに💦

 

2019年を振り返る(〇△部分の雑記)

 

 2019年も、今月も、残り4日。

 個人的に今年は、本当に投資が不振(金額面で)でした。

 日本株は、昨日が年内の最終受渡日であり、2019年の税務上の成績が確定(わずかな利益)しましたので、今年1年の反省を込めて簡単に振り返ってみます。

(でも、「毎年、いやいや毎週、酷い時は毎日が、反省の繰り返し」となってしまうところに、この世界の住人の辛さがあります(苦笑))

 

昨年と比較してみますと、成績悪化の原因として、顕著な出来事として2つあります。

〇 その1つ目は、IPO(新規公開株)の当選が少なかったことです。

  IPOの当選銘柄

    2018年 8銘柄

      MTG(7806)・GAtech(3491)・ラクスル(4384)・

       国際紙パルプ商事(9274)・SBIインシュア(7326)・CRG(7041)・

        アルテリア(4423)・ポート(7047)

    2019年 3銘柄

      フリー(4478)・SRE(2980) 他REIT1銘柄 

 赤字は、初値が公募価格割れで、マイナス(損失)となった銘柄です。

 

 これだけを見比べても、2019年の成績が2018年に比べると悪くなった原因が、よくわかりますよね?

 IPOは、9割以上の銘柄が公募価格より値上がりするものの、期待度が高いものは抽選の倍率も高いので、「当たったらラッキー」という宝くじみたいなものですが、申し込みをし続けていれば、どれかは当選します。

 赤字になるような銘柄は、売り出し額が大きすぎる(過去1年で言えばソフトバンク(SB)が典型例)か、公募価格の設定が高すぎる(SREが典型例)かが理由の不人気銘柄なので、当選確率も上がるのですが、今年で言えばフリー、昨年で言えばラクスルのように、前評判では「公募割れ確実」と言われても、意外高(ラクスルなどは、一時期公募価格の3倍以上に)になるものもあります。

 だから、不人気でも、取ってみる価値は十分あると思っています。

(勿論ケースバイケースです。相場環境が悪い時には、昨年の12月のように公募割れ続出の時もありますからね。)

 個人的にIPOは、初値売りで撤退する自己ルールにしています。

(昨年旅人が当選した、2018年7月に野村が主幹事で上場したMTGは、現在、初値の約9分の1にまで暴落しています。MTGに関してはちょっと特別で、不正会計が原因の大暴落ですが、こういうこともある上、基本的に初値天井の銘柄が多いので、IPO銘柄の株価というのは、上場した後にどうなるのか、先は読みにくいです)

 

 IPOを初値売りした結果を比較すると

   2018年の8銘柄で、+約50万円

   2019年の3銘柄で、+約4万円

と、運が左右するIPOですが、これだけの差が出てしまいました。 

 個人的に2019年のIPO当選確率が大きく下がった原因は、2018年12月にIPOのソフトバンク(9434)の当選分を、全部辞退した内部ペナルティーがあったものと推測されるのですが、それにしても今年は当選数が少なかったと思います。

 

〇 今年がイマイチだった象徴例の2つ目は、昨日発生しました。

 昨日の引け後に、パルコに対するTOBが発表されましたが、実は昨日の朝方まで、旅人はパルコ株を所有していました。

 親会社のJフロントリテイリングがTOBを掛ける可能性が十分あることは、予想していましたが、決算発表後の昨日に高値を付けた後、軟化したので、いったん手放していたのです。

 旅人の本音は「昨日じゃなくて、一昨日に発表してくれよ」です(笑)

 そういうわけで今年は、タッチの差で、保有株のTOBに掛かることが出来ず。

 ところが、昨年は偶然、メルカリ株を大量保有するユナイテッド(2497)の親会社DACHD(6534)を買った直後に、DACの親会社である博報堂DYから、DACに対する全株TOBが発表され、予想外の大きな利益を得ることが出来たのです。

 

 このような差もあり、残念ながら、今年は生活費を捻出できないレベルの利益で終わりました。

 今年の反省としては、

  全体的に1銘柄当たりの投資額が少なすぎた

  (昨年300万→今年100万・会社員時代は1000万超で、大勝大敗の繰り返し💦)

  大勝負を一度もしなかった

  (これは昨年、とある銘柄の大勝負で敗れ、大負けを食らった影響です) 

ことですね。

 唯一の評価点は「今年の目標である低リスク投資は達成(大負けが無かった)」です。

  (その代わり大勝ちも無しなので、この評価は微妙ですが...)

 来年は、もう少し、自分の予想・読みを信じて、勝負していこうと思います。

 

 ひとまず、2005年から15年連続のプラスで今年も無事終了。

 あまり欲張らず、プラスが続いていることだけで、良しと考えないといけないですね^^

2019年、旅先で食べた物を振り返る(下半期)

 

 先の記事の続きです。

 2019年7月~振り返ると

 

 7月は、まず函館に着くなり、旅妻が仕事で馴染みの、金森倉庫街にある「いかいか亭」でランチ。

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 海鮮がメインのお店ですが、旅人は大好きな天ぷらにしてみました。

 いかいか亭の名前の通り、烏賊はおいしいのですが、天ぷらは思っていたほどではなかったものの、勿論、美味しくいただき、満腹になりました。

 

 この日に1泊した、オリックス系列のホテル「万惣」さんでは、夕・朝食共にブッフェなので、いつものように...ブッフェの夜ご飯は、

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 じゃじゃじゃん。

 このテンコ盛り。

 蛸メシ、旨旨過ぎで、お替り何度もしました。

 天ぷらも、揚げたてなので、何度もお替り。

 昼にも食べてたくせに、夜も天ぷらをチョイスするとは💦

 どんだけ食べるんだっていう話ですね(笑)

 旅妻も、旅人のお替りっぷりに呆れていました。

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 こちらが朝ごはん。

 ご飯だけに飽き足らず、朝からラーメン迄取ってくるという強欲ぶり。

 北海道は(九州もですが)食べ物が本当に旨いですからね。

 流石に、夜・朝と、食べ過ぎましたので、昼ご飯は、抜きにしました。

 これは当たり前ですよね^^。

 

 この後、函館・大沼のオーベルジュEPUYに連泊し、美食三昧の旅をしました。(別記事で紹介します)

 

 8月には、これも別記事の「きぬ川不動滝・・・」で紹介の通り、食べまくった、その翌日は、奥日光湯元温泉に移動し、

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 こちらの「奥日光高原ホテル」に連泊。

 冷房が無いホテル(標高が高いので、冷房の必要性が低いため)なのですが、白濁した温泉を楽しんだ後は、夕食へ。

 実は、こちらのホテルでは、食事についてはあまり期待していなかったのですが、料理の品数が凄くて...

 ちょっと驚きました。

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  こちらが、1日目の夕食。

 ここに写っているもの以外にも、次から次へと料理が来る状態でした。

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 そして、こちらが2日目の夕食。

 こちらも1日目同様に、次から次に出てくる状況。

 いやあ、二日間とも完食で、超満腹^^

 

 8月は更に、日帰りツアーにも申し込み。

 このツアーでは、茨城では有名な洋食店「ペンギン」さんで

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 ハンバーグランチに舌鼓。

 牛肉100%のハンバーグ、美味しかったです。

 更には、このツアーでの立ち寄り先の、栃木・佐野プレミアムアウトレットでは、アウトレット外にあるラーメン店を探し、

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 佐野ラーメンまで食べてしまいました。

 このさっぱりしたラーメン、胃腸の弱った我々世代には、非常に食べやすいのです^^

 この日帰りツアーは、

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 桃狩りもあり、これは流石に1個だけ食べて、残りは家に持って帰りました。

 昼から夕方の数時間で、この量は、食べすぎです(笑)。

 いつものことですが。

 

 9月には、旅妻が予約した銀座の「江戸前肉割烹宮下」というお店で、

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 この肉ランチを食べに。

 今年は、1月から9月まで、肉・肉・肉尽くしでした。

 

 9月の後半から10月半ばまでは、週末になると台風が直撃し、大きな被害が出ました。

 そのため、旅行予定もキャンセルし、10月は出かけませんでした。

 

 11月には、別記事(高速バスで越後湯沢へ)にも書きましたが、越後湯沢一人旅で 

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 舞茸天&親子丼やカツ丼を食してきました。

 いつも通りの、食いまくりの一人旅。

 

 そして、12月は、旅妻が予約した

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 都内・汐留にあるこちらのビルの40階。

 

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 旅妻がお気に入りの、この「Fish Bank Tokyo」というレストランで、

 

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 Xmasランチを頂いてきました。(写真は、メインの魚料理と肉料理)

 旅人には、ちょっと贅沢なランチでしたが、美味しくいただきました。

 

 こうやって振り返ると、毎月、肉を食べてばかりの1年間という結果に、我ながら驚きです。

 普段は、かなり食費を抑えていますので、その粗食ぶりと比較すると、雲泥の差がある今回の記事の食事内容ですが、その差というものが、人生に必要な潤滑油なのだと思っています。

 明日は、今年最後の旅行(と言っても、都内のホテル宿泊ですが)に行ってきます。

 旅人でした。

 

2019年、旅先で食べた物を振り返る(上半期分)

 

 2019年も、残り5日となりました。

 普通の日常生活では、投資の世界に居る旅人なのですが、同じような日々の繰り返しなのにもかかわらず、会社員時代よりも、非常に月日の流れが速く感じます。

 今年は、投資の成績が芳しくなく、その影響で、旅行した回数も少なかったのですが、この1年間、旅先で食べた物を振り返ってみようと思います。

 

 まず1月。

 1月は、栃木県の那須に行きました。

 オフシーズンの那須は、かなり寒いので、訪れる人もぐっと減り、その分、宿も安くなります。

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 この時は、何度も来ているウェルネスの森那須に宿泊。

 ここは、無料の温泉貸切風呂が複数あり、手術の影響で、体に大きな傷跡が残っている旅妻が、周囲に気兼ねなく温泉に入れるという、大病後の人にとって最適な宿です。

 こちらのホテルの運営は、共立リゾート(旧、共立メンテナンス)。

 ビジネスホテルのドーミーインや学生寮、全国数十か所でミドルアッパークラスの宿泊施設を運営している大手企業です。

 共立リゾート系列では、無料の夜泣きラーメンのサービスが有名です。

 旅人達が訪れた日は、その前日が全国的な大雪で、那須も少し雪が降りました。

 その影響で、チェックインの時に、「3つあるスイートルームのうち、1室が雪で来れなくなったお客さんが出て、急遽キャンセルとなったので、追加料金(一人1000円)で変更しませんか」との案内が。

 以前にも冬の時期に1度、激安でスイートルームが出ていて(スタンダードルームとほぼ同じ値段設定でした)、泊まったことがあり、便利さ(フロント・大浴場等に一番近い客室)と豪奢な気分を味わったことがあったので、喜んで変更しました。 

 

 話は逸れてしまいましたが、食べた物を振り返ります。 

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 ディナーの時には、各テーブルに、このようなキャンドル(ライトです)が。

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 メインの那須牛のローストビーフ(と炊き込みご飯・汁物)。

 もちろん、ローストビーフ美味しいのですが、脂身が多く、齢を重ねた旅人達の胃袋には、やや胃もたれしてしまいます。

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 ブッフェの朝食。

 相変わらずのてんこ盛り夫妻です。(盛り過ぎ)

 

 2月には、旅妻が予約した日帰りツアーで

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 いちご狩り。

 甘くておいしかったです。

 旅人は40個以上食べました。

 

 3月は

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 芝パークホテルのステーキランチに。

 何となくネットサーフィンしていたら、偶然見つけて、食べてみたくなり、予約し、行ってしまいました。

 3月には、他にも、北海道ふっこう割でお得に予約した、道南ツアーに行きました。

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 こちらは、登別温泉の宿、「登別万世閣」での夕食。

 宿のランクは低めなので、料理も、そのランク通り、ごく普通の内容と味。

 量も少なめでした。

 一緒のツアーの人達も、そそくさと食べて、とっとと食事会場を後にしていました。

 このツアーでは、この翌日、別の北海道旅記事(「洞爺・有珠」)で紹介済みですが、ウィンザーホテル洞爺での

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 こちらの写真のディナー(丸テーブルで、同じツアーの人が全員一堂に会して食べる、結婚式スタイルでした)や、夕食後に、

 ホテル内のケーキショップで買った

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 このケーキも、爆食いしました。

 ウィンザーホテルは、美味でした。

 

 4月には箱根に向かう途中で、

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 小田原駅前の繁華街にある、唐揚げの名店「三平」さんで、ランチセットをパクリ。

 こちらの唐揚げ。

 一羽を丸々揚げているので、食べることができる部位の全てを頂けます。

 唐揚げにご飯とみそ汁。

 このメニューだと、昼間からグッと◯◯を飲みたくなりますね^^

 

 この日の夜は、旅妻が予約した箱根の宿で、

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 ディナーを。

 こちらは、最近軒並み値段が高くなってしまった箱根の宿の中では、安くて人気があるところですが、もちろん、食事は値段相応の物しか出ませんから、特に取り上げて紹介するほどのものではありませんでした。

 でも、朝食のブッフェは、この時も、てんこ盛りです。

 そして、GWに突入した4月の締めは

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 大分駅の駅ビル内レストランで食べた、こちらの「大分旨い物セット」でした。

 関(佐賀関)で取れた魚の刺身や、とり天、りゅうきゅう丼に、のっぺ汁と、大分グルメを一度にペロリ^^

 

 GWの5月は、大分から宮崎に移動し、宮崎駅前の商店街内にある「肉バルhallo」さんにお邪魔し、

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  こちらの都萬牛のモモステーキに

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  都萬牛のハンバーグ、更には

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 グラタンに、ガーリックライス✖2と、注文しまくり。

 (九州旅情報の「宮崎編」にも記載しています。)

 いくらなんでも、二人では食べすぎですね。

 でも旅先では、満腹夫婦だから仕方ありません。

 そして、阿蘇に移動して

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 旅妻が、再訪問したら食べたいと言っていた、阿蘇の赤牛ステーキ^^

 旅妻希望の店は、黒川温泉街にあるのですが、この時は黒川温泉に行く予定が無く、ルートも離れているので、阿蘇の道路沿いにあったお店に入って食べました。

 味は、旅人からするとまあまあで、美味しくいただきましたが、旅妻は期待していたほどには感じなかったようで、_| ̄|○していました。

 結局今年のGWは、九州グルメ旅となりました。

 

 6月には、都内神楽坂の焼き肉店(Kintan 神楽坂店)で

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 こちらのランチセットをパクリ。

 ネットで偶然見つけて予約したのですが、値段の割に、かなり高級感があって、思っていた以上に良い店でした。

 Kintanさんは、都内に数店舗を展開する焼き肉店で、この時初めて行きましたが、基本的に個室で、他人を気にすることなく、ゆったりと焼き肉を満喫出来るという、そのコンセプトに対し、グッドボタンを連呼したいお店です。

 

 これが、主に2019年上半期に、旅先(一部は飲食店目的の訪問で、厳密に言うと「旅」ではありませんが)で、旅人夫妻が食べまくった物の一部です。

 このようにまとめて振り返ってみると、今年の前半は、まあ本当に、毎月食べてばかりでした。

 これだけ食べても、夫婦共に、体型に大きな変化がないことが、奇跡ですね(笑)