「旅人:シュウ」の旅blog(&セミリタイア後の投資生活)

旅の資金は、投資利益で捻出しています。セミリタイア家計簿も。

2020年3月第5週&4月第1週の相場と成績(今週の話題)

 

今週の日本株

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30日(月)

 27日の大引けに、巨額の配当落ち分再投資買いが入って急騰したことから、権利落ち日のため、急落して始まるも、この日の大引けにも巨額の配当落ち分再投資買いが入ったことから、大きく戻して終了。

31日(火)

 小幅高で始まり、この日が日本株特有の年度末であることから、ドレッシング買いが意識され、終始小高いまま終了。

4月1日(水)

 NY株が大幅安だったことや、3月末の特殊な買い需要が完全に剥げたこと、更には日本国内の新型肺炎感染拡大が止まらないことから、後場日銀買いが入るも、逆に売りが急増し、大引けにかけて急落して終了。

2日(木)

 NY株は小幅安止まりだったものの、前日に引き続き日本株への売りが止まらず、後場日銀買いが入ったことで、逆に売りが膨らみ、この日も下げて終了。

3日(金)

 NY株が、アメリカ大統領の言動により原油価格が急騰したことで小幅高だったことから、小幅高で始まるも、週末であることから、徐々に売りが増え、後場は小幅安で推移。大引け前に、「一世帯当たり30万円の給付で決定(給付限定条件あり)」との情報が出たことが買い戻しを誘発し、前日比横ばいで終了。 

  

 

 GPIFの買いが剥げたことや、日本で新型肺炎の感染が急拡大したことで、終始軟調な一週間でした。

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 最終的にGPIFの前四半期の含み損は約17兆円だったようです。

 3か月間でこの損失額は、GPIFの創設以来、最大です。

 また同じく政府系ファンド(SWF)で世界最大のノルウェー政府年金運営基金は、12兆円の損失を出したと発表しました。

 相場の情勢的には、先週、日本株で発生した巨額の買い需要に対し、海外投機筋は新たに巨額の空売りポジションを組み直して仕掛けてきたので、今週は上がる場面がほとんどありませんでした。

 これは日本の感染急拡大が始まったのに、日本政府が、景気の悪化ばかり気にして、緊急事態宣言をしない状況をみて、海外投機筋は

   緊急事態宣言で人の動きを止めない限り、日本の感染拡大は止まらない

と判断し、巨額の空売りを仕掛けてきたわけですから、緊急事態宣言をするまで、下げ相場は終わらないと思います。

 

 

 今週の個人的な成績ですが、先週持越し分については

 3月27日(金)

  買い持越し:コロワイド・トリドール・レオパレス・東武・JAL・NexTone(IPO)

  空売持越し:東武

でした。

 3月30日(月)

  利確:東武(買い・空売り)・トヨタリクルート信越化学・しまむら

  損切:コロワイド・トリドール・JAL・レオパレス・NexTone

  デイ買い:トヨタリクルート信越化学・しまむら

  買い持越し:無し

  空売持越し:東武

 3月31日(火)

  利確:東武リクルート・リコー

  損切:無し

  デイ買い:リクルート・リコー

  買い持越し:西松屋

  空売持越し:東武

 4月1日(水)

  利確:東武・日本製鉄

  損切:リクルート西松屋

  買い持越し:西松屋

  空売持越し:無し

 4月2日(木)

  利確:西松屋・日本製鉄・JFE・セゾン

  損切:三菱重工・JAL・三協立山

  デイ買い:日本製鉄・JFE・三菱重工・セゾン・JAL・三協立山

  買い持越し:無し

  空売持越し:キューピー

 4月3日(金)

  利確:キューピー・ダブルインバース

  損切:無し

  デイ買い:ダブルインバース  

  買い持越し:ダイセキ

  空売持越し:無し

 

 東武以外の優待取りは、27日金曜夜のPTS市場で処分しました。

 東武以外の優待取りは、配当落ち分があるので、成績上小幅マイナスですが、配当と優待券の金額を考慮すると、JAL・トリドールは優待タダ取り成功、コロワイドは優待券の半分くらいの損失、レオパレスは失敗となります。

 先週権利が当たった、月曜IPOのNexTone、相場環境が良かったらだいぶ上がっていたのでしょうね。

 結局上場日に安値を付けた後は、一気に切り返し、大きく上がりました。

 東武空売りは成功でしたが、貸借倍率が極端で、あまりにも空売りが多すぎるので、投入金額は抑えたことから、小勝ちで終わりました。

 全体的には、今週も小勝ちでした。

 

 今週の話題は、何といっても

   全世帯「マスク2枚」配布

でしょうね。

 ネット上には、

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 こういう作品が氾濫していました。

 いずれもなかなか良くできており、投稿者の発想力の豊かさに感心すると共に、思わず笑っちゃいましたので、著作権の問題がちょっとありますが、ここで紹介しておきます。

 総額で300億円級(マスク代200億超+配送費数十億)の、このマスク配布。

 この対策の評価については、ここではしませんが、数日前から↑↑↑の人だけ、妙に小さい変なマスクをしているなあと思っていたら、この為だったのですね。

 子供のころ、確かにこういうマスクありました。

 当時は、今のように使い捨てマスクは無かったので、給食の配膳係になったときや病気が流行った時に付けていた記憶があります。

 残念ながらガーゼマスクのウィルスを遮断する効果は、通常のマスクよりかなり低く、気休め程度だそうなので、ガーゼとガーゼの間にキッチンペーパーを挟むと良いようです。

 

 金曜日の大引け間際に、一世帯当たり30万円の給付金決定の情報が出て、日経平均株価が200円近く戻りましたが、これが貰える適用条件はかなり厳しそうですし、大半の世帯は給付対象外でしょうから、株価への影響は続かないでしょう。

 

 

セミリタイア生活も、5年目に突入(投資生活の思い出・その1)

 

 今日は、2020年4月1日。

 2016年3月31日付で退職し、サラリーマン生活を辞めてから満4年が過ぎ、今日から5年目に突入しました。

 また、このブログもちょうど100本目の記事となりました。

 セミリタイアと言っても、今のところ特に仕事をしないで済んでいます。

 専業投資家になった時には「ダメなら、また働こう」と思っていましたが、今のところ投資で何とか食い扶持は稼げています。 

 ただ、専業になった時には、「もう少し稼げる」と思っていましたが、世の中そうは甘くはなく、生活費が常に流出し続けていることや、予想外の大きな負けを食らったりもあり、昨日で満4年となったものの、最近は投資額を抑えているので、今のところあまり資産は増えていないです💦

 

 この機会に、投資の過去を振り返って、ちょっと昔話をしてみようと思います。

 

 大学卒業時が、思いっきりバブル崩壊後の就職氷河期にぶちあたってしまい、何とか就職できた企業も典型的なブラックだったので、「これじゃあ、定年まではとても無理だ、いつか辞めないと」と思い、辞めるための金融資産を作ろうと思ったことが、投資を始めたきっかけでした。

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 投資初心者の頃は、ちょうどITバブルの時代。

 この頃は、まだ株の売買手数料が自由化されておらず、手数料の中に取引税が含まれていました。

 売買代金に応じて手数料が決まっていたので、その手数料以上に値上がりしてくれないと、利益が取れないという、厳しい時代でした。

 初めての口座はネット証券で開きましたが、当時は「Eトレード(現在のSBI)・DLJSFG証券(現在の楽天証券)・今川三澤屋証券(現在の立花証券)」等の名前でした。

 松井やマネックスは、現在も名称は変わっていませんが、今振り返るとネット証券業界も、大きく変わったものです。

 そのうち手数料が自由化されましたが、ITバブルも崩壊に。

 このITバブルの時代ですが、

 Yahoo株(4689)が、1単元1億円を超えていた時代(最高値は16790万)でした。

 だから当時のヤフー株は、金持ち専用の株。

 YOZAN株(6830)が、IPOの時に1株1600万円の初値を付けたことも話題になりました。

 YOZANは、その後上場廃止となり、2017年に倒産しています。

 下のチャートのように、トンデモナイ株価にまで上がった光通信(9435)のストップ安記録もありましたね。

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 ドコモが、海外ITベンチャーを約1兆円で買収したものの、その後のITバブル崩壊でこの1兆円を全て溶かすという大失態を犯しました。

 「IT」と名前が付けば、何でもありの時代でした。

(これに懲りて、ドコモは、金はあるのに、小口の出資以外しなくなりましたね)

 

 個人的にもITバブル崩壊では、資産を溶かし、本当に痛い思い出しかありません。

 初心者だったですから仕方ないものの、当時MDI(レオパレス)株等で儲けて、一時期は数百万円と元手の倍くらいにまで増えていた資産は、あっというまに100万円以下になり、元本の数分の一にまで激減😭

 

 ITバブルが崩壊してから、そごうやマイカル等が倒産しましたが、特にマイカルは、倒産の約1年前に個人向け社債を発行し、野村等の証券会社が個人投資家に販売したことで、これを買った個人が、大きな損失を被り、社会問題にもなりました。

(結局、マイカ社債は元本の1割程度しか償還されなかったそうです)

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 ITバブル崩壊は、バブル崩壊後も何とか生き残っていたボロボロ企業が、退場に追い込まれまくった時代でもありました。

 

 そごうの倒産から、各銀行の不良債権が再びクローズアップされ、特に財務が非常に弱く、海外金融市場での違法取引で巨額の制裁金と追放処分を受けて以後、凋落甚だしい都市銀最下位行の「大和銀行」なども、倒産が噂され始め…

 ITバブル発生直前には長銀日債銀北海道拓殖銀行山一證券・三洋証券等が倒産する一度目の金融危機がありましたが、2000年のITバブル崩壊に伴い、日本の金融危機はピークに。

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 そのため、バブル期の不良債権に未だに苦しんでいた各銀行は、生き残りを賭けて合併への道を選択しました。

 第一勧銀・富士銀・日本興業銀行が合併し、みずほ銀行が誕生。

 三和銀と東海銀も合併し、UFJ銀行に。

 住友銀行さくら銀行三井銀行太陽神戸銀行が合併した銀行)を救済合併し、三井住友銀行へ。

 その後、三井住友銀行は、傘下のわかしお銀行を存続行とする、逆さ合併というウルトラCを実施し、合併差益で保有株の含み損を一掃するという大技に出ました。

(ですから、現在の三井住友銀行は、昔のわかしお銀行なのです)

 ただ大和銀行は、あまりの財務の弱さに、合併相手が見つからず、株価は暴落。

 大和銀行は、旧野村財閥系で、当時は信託銀行を併設している唯一の都市銀でした。

 最終的には傘下地銀を吸収した後、あさひ銀行(協和銀と埼玉銀が合併して出来た銀行)と合併し、「りそな」となったものの、弱小行同士の合併では、根本的な解決にならず、その後も足利銀行等、地銀を中心に倒産が相次ぐ状況で、2003年にはついに、不良債権処理に行き詰って、自己資本が国内行基準の4%を大幅に下回る2%程度にまで低下し、間もなく倒産という状態にまで追い込まれてしまいました。

 株価も30円台に暴落。

 この株価は、いわゆる倒産価格です。

 それまで原則救済しない方針を貫いていた金融当局が、これ以上の金融危機を回避するために急遽方針転換し、りそな銀に数兆円規模の巨額資本注入を決定して国有化したことで、りそな銀の倒産は回避されたのです。

 この方針転換を一部の海外投機筋は事前に掴み、大きな利益を上げたそうですが、この情報が漏れていてインサイダー取引だったというのが現在の定説ですね。

 

 ただ、その後に振り返ると、このりそな銀の国有化による救済が、バブル崩壊の最終処理に行き着いたという象徴的な出来事だったのだと思います。

 実はこの時点では、まだ表面化していなかった、UFJ銀行の隠れ不良債権という最終爆弾が残っていますが、りそな銀の件の後、全体的な株価は2007年まで上昇モードに入りました。

 (「実感なき好況」と言われた「BRICSブーム・資源バブル」の到来です)

 丁度この時、個人的にも、なけなしの資金を新たに投入し、資本注入が発表された直後にりそな銀株を買って、かなり儲けたことで、投資生活の最悪期を脱出することが出来ましたから、この出来事はよく覚えています。

 

 とりあえず今回の投資思い出話は、ここまでにしておきます。

 個人的には、りそな銀株で纏まって儲けるまで、本当に厳しかったです。

 若いころは収入も少なく、ただでさえ資金が少ないのに、それを失うと、暗黒期から簡単には脱出できません。

 ですから、株に全額投資するのではなく、必ず現金枠もある程度作っておくべきだという教訓になりました。

 

 話は変わりますが、ちょうどこの記事を書いている時の今日後場の後半に、日銀買いが入ったのに、株価が急落しましたが、これはある程度予想されていたことです。

 3月下旬に日本株には「GPIFによるリバランス3兆円買い+27・30日の配当再投資による8000億円の先物買い+日銀の1日2000億円のETF買い+個人の権利取りの買い」という4つの巨大な買い需要があったので、空売りが止み、株価は短期間で大きくリバウンドしましたが、4月に入ると、日銀買いは縮小され、それ以外の買い需要が完全消滅してしまうことから、日本やアメリカの新型肺炎蔓延悪化が止まらない以上、再度売り崩されるのは、致し方ないと思っていました。

 ただ、今日は日銀買いが入ったのに、後場後半だけでここまで一気に下げるとは、ちょっと予想外でした。

   これは、日本政府が追い詰められて、緊急事態宣言をするまで、感染者の急増が止まらないと見た、海外投機筋の新たな仕掛けですから、しばらくの間株価は下がるでしょうね。

 

 

 

 

トルコ・カッパドキア【世界遺産】

 

 新型コロナ肺炎の感染拡大で、入国禁止措置だらけとなってしまい、海外旅行ができない状況が続いていますね。

 残念ながら、今年の上半期、海外旅行に行くのはほぼ不可能でしょう。

 今年の6月から世界一周航空券での海外旅行を計画していたので、こうなってしまったのは本当に残念です。

 でも、行けないと、余計に行きたくなるのは人の性。

 そこで、以前行った海外旅を振り返り、次の行ける機会を待ちたいと思います。

 

 今回は、タイトルの通り、世界遺産のトルコ・カッパドキアです。

 世界遺産ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」に指定されている、この地域。

 そして、カッパドキアと言えば、この一枚です。

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 最も人気のある、早朝気球ツアーでの写真。

 この日の出を見るために、多くの観光客が深夜にホテルを出て、気球ツアーに向かいます。

 大概のツアーは最初、軽食の朝食会場を兼ねている各気球会社の集合場所に移動し、ここで、各ホテルから気球ツアーに参加する客を待つ形となっています。

 そして、いよいよ気球ツアーに出発です。

 現地に着くと、この写真のように

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 随所で、気球内の空気を温め、飛び立つ準備作業が続いています。

 しばらくすると、出発。

 この時、旅人達が乗った気球は、

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 こちらの操縦士さんの気球でした。

 かっこいいですね^^

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 上昇が始まると、岩の間を気球が上がって行きます。

 多くの気球も、ほぼ同時に上昇開始です。

 そして、一番最初の写真のように、荒涼とした大地からの日の出の瞬間を待ちます。

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 日が昇り始めると、 

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 この写真のような風景に。

 日の出後しばらくは、周囲の岩山がローズレッド色に染まります。

 そして、この気球の数。

 なかなか壮観です。

 100基以上の気球が上がっています。

 

 そして、気球の高さを調整するガスバルブの音と乗客の歓声以外、静かな時間が続きます。

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 気球は、このように、日本企業の広告が入っているものも幾つか見かけます。

 そして、感動の時間はあっという間。

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 こちらは、着地の時の写真。

 本当に時を忘れてしまう貴重な体験でした。

 

 カッパドキアは、世界遺産の名称の通り、

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  キノコ岩と呼ばれる岩石群や、

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 ラクダ岩と呼ばれるものもある、奇岩群が見られる場所です。

 そして、この地域の人たちは太古の昔、奇岩の洞窟で暮らしていました。

 ですから、今でも、これらの洞窟を利用した住居や宿泊施設が多数あります。

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 この写真のとおりです。

 また、太古の教会も岩を掘って作られていました。

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  こちらの写真は、かつてのキリスト教の教会の跡です。

 オスマントルコ帝国というイスラム国家が出来る前は、ローマ帝国の領域でしたので、キリスト教が信仰されていた時代もあったのです。

 

 こちらの写真は、この旅で宿泊した洞窟ホテルです。

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 ホテルの敷地内は、このような感じで、元々ある岩と後から作られた部分が、うまく組み合わされて出来ています。

 次に、こちらの写真は、ホテルの部屋の様子です。

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 こちらのホテルは、部屋も広く、なかなか豪華な造りでした^^

 夕方には、多くの観光客が、高台に集まり、日没とそれに伴う移り行く景色を静かに眺めています。

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 日没時には、光の加減で周囲の岩山の山肌が、ローズピンク色に見えるのが特徴なのです。

 

 カッパドキアでの観光、想像を超える感動がありました。

 ここ最近、トルコの通貨であるトルコリラは歴史的安値に沈んでいます(1リラ16.5円)ので、トルコ旅行は格安で行くチャンスとなっています。

 ちなみに、旅人がこの写真を撮った時は1リラ約40円で、旅行代も結構高かったです。

 アジアとヨーロッパが交錯する地であり、千数百年続いたローマ帝国滅亡の地でもある現在のトルコ。

 今なら格安で行けますから、コロナ騒動が終われば近いうちに、また行きたいと思っています。









 

投資で大負け😢。でも、諦めてはダメ。

 

 ちょっと、釣りなタイトルで申し訳ありません。

 今回負けた話ではなく、以前負けた時の話です。

 

 新型コロナ肺炎で、大きく下げ続けた相場も、一旦下げ止まりました。

 下げ止まりのきっかけは、オリンピック延期決定での空売りの買い戻しでしょうか?

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 今回の急な下げでの損失発生に、気を落とされている方も多いでしょうが、負けたからと言って退場してしまっては、それでおしまいです。

 投資にはリスクがあるものです。

 大きく勝つときもあれば、下手打って大きく負ける時もあります。

 でも、諦めずに続けていれば、いずれ大きな利益を出してくれるものだと個人的には思っています。

 「継続は力なり」

 今回、数年に一度しか発生しない、相場全体の大きな下げを経験したということは、一生で数回しか経験できない貴重な体験であり、次の飛躍への大きな糧になることに違いありません。

 

 大きな下げ相場では無くても、「これは、こうなるだろう」という個人的な読みが大きく外れて、個別で大きな負けを被ることも間々あることです。 

 個別銘柄の記録的な下げを列挙してみると、

 ◎2000年の、光通信(9425)の20営業日連続ストップ安(78800→13800円)

 ◎2006年の、ライブドアショックでのライブドアの暴落(700→150円)

 ◎2016年の、アキュセラインクの連続ストップ安(6790→1990円)

 ◎2019年の、サンバイオの連続ストップ安(11710→2410円)

と言ったところでしょうか?

 これらの銘柄を運悪く買って持っていた場合、超絶悪材料が出たことでのストップ安張り付きなので、売ることが出来ず、逃げることが出来ないまま、自動的に資産が3分の1以下に溶けてしまったのです。

光通信の場合は、売買が成立した日もある連続ストップ安です)

 

 この4つのような極端な下げを食らった場合には、流石に簡単には立ち直れないかもしれませんが、それでも、退場せず諦めなければ、いずれ負けを取り返せると思います。

 

 個人的に、最近で一番の大負けは、ちょうど約2年前の2018年4月の取引です。

 これは空売りだったのですが、最初は読み通りの展開で+10万くらいになっていました。

 そのため、少し放置していたところ、確認した時には、すでに手遅れ...💦

 翌日にはもっとひどい状況になり、あまりにも踏み上げられるので、-100万を超えたところで一旦損切りし、様子を見て、金額を倍に増やし入り直したのですが、これが非常に不味い判断でした。😢

 踏み上げが加速し、あまりにも損失が膨らむので、-400万弱で再度損切りし、もう一度最後の勝負に出ましたが、更に損が増えて...

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 結局、合計ー4,758,891円

 たった3日間で、中堅サラリーマンの年収を溶かしました。

 いやあ、今思い出しても、なかなか厳しい負けでした。

 これだけ負けるのなら、「途中で空売り→買いに切り替えればよかったのに」と思うかもしれませんが、空売りで入ったのにはある程度根拠があり、まずまずの高値で入っている空売りなので、下手に切り替えると、往復ビンタを食らいますし、一度決めた方針の切り替えが簡単に出来ないのが、個人の能力の限界なのでしょうね。

 このような結果になった後講釈ですが、みんなが下がると思って、空売りが積み上がっている状況を逆に海外機関投資家に狙われ、踏み上げを狙った巨額買いを入れらたという、典型的な空売りの失敗パターンで食らった負けなのですが、個人的にも熱くなり過ぎて、何度も攻勢をかけたのがダメでした。

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 でも、この負けですが、小さな勝ちを積み重ねて、約3か月後には取り返しました。

 今回のコロナショック相場である程度負けたとしても、1年以上だらだら下げ続けて、全てが3分の1以下になった、リーマンショックITバブル崩壊に比べたら、現状まだマシな相場です。

 負けを糧に勝ちを積み重ねれば、十分取り返せると思います。

 厳しい相場が続きますが、個人投資家の皆さん、一緒に頑張りましょう。

    

 

 

2020年3月第4週の相場と成績(GPIFと日銀の買い支えで急騰した一週間)

 

今週の日本株

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23日(月)

 オリンピックの延期が確実な情勢になったことで、日本株先物は大幅安だったものの、先週に引き続きGPIFの巨額現物買いが入り、後場には日銀買い、SBGの新たな巨額自社株買いのガイダンスがあったことも効いて、大幅高で終了。

 なお、ダウ先物は終始1000ドル前後の大幅安で、アジア株も大幅安でした。

24日(火)

 NY株は続落したものの、オリンピック開催の件が「延期」で決定したことや3月末における日本株特有の買い需要発生があることから、一部海外投機筋が空売りの買い戻しを開始。GPIFの買いも続いていることもあり、1100円以上の急騰で終了。

25日(水)

 約1か月間に渡る下げ相場のリバウンドから、世界同時株高が発生し、NY株は史上最大の上げ幅での大幅高に。

 日本株もGPIFや3月期銘柄の権利取り買いを巻き込んで、大幅高に。

 後場途中には、難航していたアメリカの巨額対策予算が合意との報道も流れたことで一段高となり、結局日経225は、1400円以上の記録的な上昇で終了。

26日(木)

 NY株は小幅高となるものの、昨晩に日本国内での新型肺炎の感染者が急増し、小康状態と見られていた日本の感染が水面下で進んでいる恐れが出てきたことや、今週3日間で株価が上げ過ぎたことへの反動が出て、後場日銀買いが入るも、NYダウ先物が終始安く推移していることや、感染拡大への警戒感から終盤には1000円を超える下げとなるなど、結局大幅安で終了。

27日(金)

 アメリカの失業保険申請者数が300万人と極端に悪い数字だったことが、逆に追加対策期待となり、(GPIFによるアメリカ株買いもあって、)アメリカ株が予想外の大幅続伸したことで、日本株も寄付きは大幅高となるも、徐々に昨晩のアメリカ株の大幅高に懐疑的な見方が浮上し、先物が大幅安となったことで、日本株も値を消す展開に。

 後場引けには、配当分再投資の数千億円分の巨額買いが自動的に入ることから、再度強含み、大幅高で終了。 

  

 

 GPIFが、株で大きな含み損を抱えたことから、資産のリバランスという理由で、日本株だけではなくアメリカ株買いにも打って出て、底堅い値動きの週でした。

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 ただ、このGPIFによる資産構成リバランスの大量買いは、最大でも3月31日までですし、今週の株高で、含み損がかなり減少したことから、リバランスの金額も減少したので、期末のドレッシング買いはそれほどの規模にはならない見込みです。

 また日本の感染状況が一気に悪化してきており、4月に入ると、日本株に対する3月期末における特殊な買い需要が消える上、権利取りで今週買った個人投資家の売りも断続的に出てしまうので、4月初旬の株価下落には注意してください。

 

 今週の個人的な成績ですが、先週持越し分については

 3月19日(木)

  買い持越し:無し

  空売持越し:無し

で、何も持ち越しませんでしたので、権利取りに向けて新たに仕込む予定で始まりました。

 3月23日(月)

  利確:三井住友フィ(8316)・東洋紡(3101)・国際帝石(1605)・ダブルイン(1357)

  損切:JAL

  デイ買い:三井住友・東洋紡・国際帝石・JAL・ダブルイン

  買い持越し:無し

  空売持越し:無し

 3月24日(火)

  利確:三菱重工(7011)

  損切:武田(4501)・双日(2768)

  デイ買い:武田・双日三菱重工

  買い持越し:無し

  空売持越し:無し

 3月25日(水)

  所用の為、取引無し

 3月26日(木)

  利確:三菱重工ソフトバンク(9434)

  損切:無し

  デイ買い:三菱重工ソフトバンク

  買い持越し:三菱瓦斯化学(4182)

  空売持越し:無し

 3月27日(金)

  利確:三菱瓦斯化学・リコー(7752)

  損切:無し

  優待買い:東武・JAL・トリドールコロワイドレオパレス 

  デイ買い:リコー  

  買い持越し:東武・JAL・トリドールコロワイドレオパレス

  空売持越し:東武

 

 今週は、月曜日・火曜日に新規に買った5銘柄を水曜日まで持ち越さなかったのが失敗でした。

 特に、月曜日に買った4銘柄は、ほぼ底値で拾っていたんですけどね...😢

 今週は基本的に、金曜日の権利取りに向けた買いだったので、買った時は勿論、配当取りを視野に入れて、ギリギリまで持ち越すつもりだったのですが、あまりにも変動の大きい相場なので、含み益が出ると利確に走ってしまい、大した利益にはなりませんでした。

 まあこれは、後で言っても仕方ないことですが💦

 相場全体が一番上がった水曜日は、所用の為、相場にアクセスできず、取引しませんでした。

 月曜に続いて火曜日も、せっかく双日を当日のほぼ安値で入ったのに、利益が出る前に売ってしまうという判断ミスがあって、取り損ねましたが、週間で見ると、木・金で少し利益が取れたので、まずまずの一週間でした。

 

 ところで、火・水の2日間における極端な上昇は、20年以上相場を見てきていますが、初めて見る出来事でした。

 新型コロナ肺炎騒動で、1か月間の極端な下げも、記録的な出来事だったので、短期とはいえ、リバウンドも半端じゃなかったということですね。

 

  来週は、今日高値で入れた東武空売りが成功するかどうかで、成績が決まる週となりそうです。

 

  

新潟・湯沢町 湯沢中央公園の桜🌸

 

 今回は、ちょっとマイナーですが、ゆっくり桜を鑑賞できる場所の記事です。

 新型肺炎蔓延防止対策の為、桜の下でお弁当を食べるようなことは出来ない状況ですし、人が多いと色々と周囲に気を配らなければならない厳しい情勢が続いています。

 でも、人が少ない場所ならば、桜の木の下でベンチに座り、お弁当とお茶ぐらい楽しむことは出来ますよね?

 それが可能な場所の一つを紹介します。

 その場所は、新潟県湯沢町にある「湯沢中央公園」です。

 ここは、関越自動車道が作られた時に整備された公園で、湯沢ICを降りた直ぐ近くの関越道沿いにあります。

 ここは何といっても、人が少ないのが良いところです。

 桜の木の数はそれほど多くありませんが、非常にマイナーなので、ゆっくり桜を鑑賞したい人にはお勧めです。 

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 公園内には、池があって、見栄えのする橋も掛けられています。

 所々にベンチも置かれていますので、座って食べながらの鑑賞も出来ます。

 そして、この写真のように、背景にはまだ雪を抱いた谷川岳連峰をバックに撮影することも出来てしまうのです^^

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 公園内は、枝垂桜が多いのですが、開花時期が4月中旬以降とかなり遅いことから、雪の多い年であれば、公園内に雪が残っていることもあり、新緑の木々と、山と雪とのコントラストを入れた写真を撮ることもできます。

 今年は、暖かいので開花も早そうですが、例年ですとGWの初めでも、このしだれ桜を見ることができます。 

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 今回紹介した写真は、いずれも4月のGWに撮影した写真です。

 桜のシーズンをだいぶ過ぎてから咲くので、人も少なく、本当にゆっくり満喫できます。

 湯沢中央公園は、各種施設が整備され、非常に広大なのですが、写真の桜が鑑賞できる場所は、下の地図の赤丸で囲ったところです。

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 桜を十分鑑賞したら、隣の南魚沼市にある「雲洞庵」を訪れてみてはいかがでしょうか?

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 以前大河ドラマで放映された「天地人」の主人公、上杉景勝直江兼続主従が幼少のころ勉学の為に過ごした、由緒ある寺です。

 大河放映時には、かなり観光客が来ていましたが、既にブームも去り、訪れる人も少なく、ゆっくり境内を散策することができます。

 また宝物殿には、戦国期の貴重な資料も間近に見ることができ、戦国時代ファンには垂涎ものだと思います。

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 湯沢中央公園から雲洞庵までの距離は、約20キロありますが、田舎道なので、20~30分くらいで行くことができます。

 それでは、次の記事まで。

 旅人でした。 

今日は日経平均大暴騰に

 

 今日の日本株は、日経平均が暴騰しましたね。

 巷では、「日銀のETF買いの効果で買い戻された」というような記事が多いですが、現実は少し異なると思います。 

 では、今日なぜ、海外投機筋による先物空売りの買い戻しが大規模に発生したのかについて、分析してみましょう。

 

 まず、急騰の最大の理由は、日銀よりも、GPIFが17日から毎日数千億単位の現物買いを入れ続けている影響が大きいのです。

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 GPIFがこのような巨額買い入れをしている理由は、先日記事にしたとおり、株安で巨額の含み損が発生したことで、株の資産が大きく減少し、債券の割合が上がり過ぎたので、資産のリバランスの必要性が生じたからなのです。www.tabibitoshuu.work

 今回のGPIFのリバランスによって日本株は、最大で3兆円程度の買い需要発生となります。

    この買い需要は、株価が大きくリバウンドすると含み損が小さくなるので、急遽終了となる可能性もある流動的なものです。

 16日の日銀臨時会合で日銀ETF買いの増額に歩調を合わせて、先週の17日からGPIFは巨額買い入れを始めました。

 海外投機筋はこのGPIFの買いに対抗して、彼らが主に売買している日経平均先物の価格が上がらないように、日経平均寄与度の大きい銘柄(ファーストリテイリング・SBG・ファミリーマート東京エレクトロンファナック信越化学等)の個別銘柄に対し、集中的に売りを入れて、利確するまで先物が上がらないようにしました。

 ですから、SBGなどは、S&Pによる格付け格下げもあって、ビックリするくらい先週下げたのです。

 GPIFが先週の17日~19日に買い付けた銘柄は、トヨタソニー以外の、時価総額に比して日経平均寄与度が大きい銘柄は意図的に外して、それ以外の多くの銘柄をリバランスで決めた予定の金額まで、株価に関係なく一気に買い付けを行ったとみられます。

 ただし、今回は株価底入れを演出するため、少々高値掴みになっても構わないという強引な買い入れ方で実施したので、普段売買代金の少ない電鉄株や公益株は、日銀ETF買いの影響や個人の権利取りの買いをも巻き込んで、とんでもない上昇を見せた銘柄が、かなり出てしまいました。

 このため、日経平均が下がっているのに、TOPIXが上がるといういびつな状況が3日間続いたのです。

 

 今週に入ると、GPIFのリバランス買いはいよいよ、普段の売買代金が大きい、日経平均寄与度の大きい銘柄群に回ってきました。

 ちょうど、このタイミングで昨日、オリンピックの延期が事実上決まったので、オリンピックの行方が決まったら日本株先物空売りを買い戻すと公言していた所謂「オリンピック売り」を仕掛けていた幾つかの海外投機筋が、空売りの買い戻しを始めました。

 ちょうど、新型肺炎の悪い話題のピークも徐々に近づいてきており、アメリカ株も下げ幅が小さくなってきましたし、今月末に発生する短期的な日本株特有の買い需要を考えると、これ以上225先物を下げるのは無理だと、一旦利確方針に転換したという状況なのです。

    FRBが無制限緩和に打って出たことも大きいですし、そろそろアメリカの超大型予算も纏まりそうですので、世界的な売り疲れもあって一旦リバウンドへという感じが強くなってきました。

 ですから、先週、先物価格を維持して利確するため、日経平均寄与度の大きい個別銘柄に、浴びせ売りが入って膨らんでいた空売りの買い戻しとGPIFの現物買いが重なって、東京エレクトロンファナック、FR等が今日、暴騰し、日経平均も7%高と暴騰したのです。

(その代わり、先週先行して上げた反動もあってTOPIXは3%高止まりでした)

 225先物とは無関係で株価も高めの、キーエンス・OLC・日本電産ソフトバンク等が、これ程の上昇でも全く上がらなかったことに、今日はあくまで海外空売り筋の先物買い戻しによる急騰だったということがよく表れていました。

 

 また3日後には3月決算銘柄の権利取り最終日も迫っており、3月期末の権利落ち日前後には、日銀の保有する巨額のETFが起因の「配当落ち分再投資(7~8000億円)」という買い需要発生への警戒感や個人の権利取りの買いも重なったことも、本日の1200円高の発生へと繋がりました。

 おそらくGPIFは、NASDAQ市場だけ上昇したりしていることから、既にアメリカ株買いも仕掛けていると思います。

 もし、ダウの急騰があれば、それはGPIFの買いが重なることで発生するのですが、アメリカ株の売買代金は日本よりもはるかに大きいですし、ダウは30社しかないので、いくらGPIFとはいえ、2日間も買えば終わってしまうでしょう。

 

 先週からの下げ止まりや今日の暴騰は、このような理由から発生したもので、「オリンピック・GPIF・日銀・個人投資家権利取り」という日本株特有の買い需給も重なり、先週17日から官系による株買い捲りでの下げ止まり演出から、リバウンドによる大幅高発生という流れなのです。

 ただ、4月に入ると日銀買い以外の買い需要が一気に剥落するので、世界の株価がその時どうなっているのか次第では、二番底に向かって再び下げるのか、それとも徐々にリバウンドモードに入っていくのかが決まると思います。

   また今、日本はオリンピックの延期問題一辺倒報道のせいで、新型肺炎の感染拡大がまるで終わってしまったような雰囲気になっていますが、入国制限で欧米から帰って来た多くの日本人の中には、無症状や軽症の感染者が相当数おり、国内での新規感染者がかなり増え始めていますが、この急拡大も予想されるので、そこを注意しながら、感染の拡大に目処が付いた後の株価の急上昇は、是非取りたいですよね😁

 

 個人的に今日は、前日のNY株の下げが小さかったことで、ある程度の急騰を予想して、寄付き前に気配がそれほど上がっていない銘柄を大きく買ったのですが、この最初に買った銘柄が、今日ほとんど上がらなかった数少ない銘柄の一つという運の無さで、完全にハズレを引いてしまい、思わぬ損切りをしたことで、その後別の銘柄である程度取り返すも小負けで終わるという酷い結果で終わりました😞

 

 

都内・日本橋さくら通りの桜🌸

 

 3月20日~22日の3連休、風は強かったですが、天気はまずまずだったですね。

 特に天気が良かった21日の土曜日、ご飯を食べるために、日本橋・銀座周辺に行ってきました。

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 こちらは、この日(21日)の「日本橋さくら通り」の桜です。

 「日本橋さくら通り」の桜は、ビル街の路地の街路樹なので日当たりが悪く、思った以上に桜が咲いて無かった(3分咲き位でした)のですが、日本橋高島屋脇は道幅がやや広く、日当たりが他の場所より良いことから、7分咲きだったので、ここで撮影しました。

 写真の構図は、開催延期確実で、幻になるだろう「TOKYO2020」の旗と一緒に撮ってみました(苦笑)

 

 東京駅の八重洲北口を出て、大通りを渡ったところの、日本橋に近い八重洲の路地裏から、道路の両脇に桜の木が植えてある通りがあり、「日本橋さくら通り」の名称が付いています。 

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 この桜並木は、八重洲から日本橋高島屋SCを過ぎて、昭和通りを渡った更にずっと先の路地にまで、延々と植えられており、オフィス・ショッピング街における「ひと時のオアシス」という感じが得られる桜並木となっています。

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 上下の3枚の写真は、昭和通りを過ぎて、更に先の路地で、

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一昨年に撮影した写真ですが、なかなか見事な桜並木です。

   日本橋高島屋の周辺であれば、高層ビルや重厚な建物と一緒に桜の写真撮影が出来、こうした都会的な桜が最大の魅力である「日本橋さくら通り」の紹介でした。

 

 21日の銀座は、この写真で見ると、何だか人が少なく見えますが、

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 この写真を撮影した日本橋側の界隈は、銀座のはずれなので、土日祝日は元々人通りが少ない場所ですから、少なく見えるだけです。

    1か月位前に来た時と比べてると、全体的に人出がかなり多くなったと感じました。

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 所々で、こちらの写真のように、大道芸も行われており、かなり人が屯している場所もありました。

 特に、鳩居堂日産ギャラリーがある銀座4丁目交差点は、ものすごい人でした。

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 こちらは、今、世界的にほとんどの店が閉店中の「アップルストア銀座」です。

 

 ここにきて都内の繁華街では、普段沢山居る外国人観光客が少ない代わりに、逆に日本人の人出が多くなっているようです。

 新型肺炎の爆発的感染で、どこの国も危機的な対応を取っていて、世界の有名な繁華街はどこもかしこもゴーストタウンとなっているのに、対照的な日本の現在の状況については、日本も感染者が増え続けているにもかかわらず、国全体の危機感が乏しくなってしまっているような気がして、何だか場違いな感じもしました。

 こういう状況を見ると、逆に今後、日本での感染爆発の発生が心配になってしまいます💦 

 

    高級ブランド品店は、外国人観光客が居ないので、どこもかしこも客がほぼゼロで、店内で多くの従業員が手持ち無沙汰で屯しており、一度入ったら、そう簡単には出てこれないような雰囲気でした(^_^;)

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 こちらは夜の銀座です。

 休日なのに、夜も思ったよりも人が多かったです。

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 ただ、歌舞伎座の前は、講演が行われていないので、人がほとんどいなかったです。

 

 最後に、歩いている途中で、こちらにも幻になりそうなものを発見したので、

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パシャリと撮影してみました。

オメガのショップの前ですが、ここも客が居ないので従業員が暇そうにしており、携帯で写真を撮っているこちらの様子を見ていました(^^;;

2020年3月第3週の相場と成績(国境封鎖だらけとなった一週間)

 

今週の日本株

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16日(月)

 朝方にFRBが緊急利下げしたことが裏目に出て、本来大幅高スタートだった筈が小幅安スタートに。その後、一進一退を繰り返すも、日銀の緊急会合の結果が判明すると売りが膨らみ急落して終了。

17日(火)

 NY株が約3000ドル安と史上最大の下げ幅、下げ率も1987年のブラックマンデー以来という記録的な暴落となったことから大幅安スタートとなるも、アメリカで大型予算編成が動き出したことやGPIFの巨額現物買い・日銀ETF買い等が次々入ったことを好感して、大きく切り返し、大幅高で終了。

18日(水)

 NY株は大幅高となったものの、ダウ先物は終始大幅安で推移。日本株は引き続きGPIFの巨額現物買いが入ったことから、午後2時ころまで小幅高で推移するも、ダウ先物がストップ安で張り付いたままなことから、欧米株安への警戒感が急浮上し、大引け際にかけて急落し、日経225は小幅安(TOPIXは小幅高)で終了。

19日(木)

 NY株は大幅安となるものの、寄り付き前にECBによる巨額資産買い入れが発表されたことで、急伸して始まる。寄り付きから3日連続でGPIFによる巨額現物株買いが入り続けたものの、ダウ先物が弱くなった前場終了間際から上げ幅を一気に縮小。後場はアジア株の大幅安・REITの暴落や3連休の持ち越しを嫌気した売り等が断続的に出て、日経225は小幅安(TOPIXは小幅高)で終了。

  

 

 世界中で入国制限が実施された一週間となりました。

 旅人が6月から実施予定の世界一周旅行の行き先も、アメリカとチリ以外全て入国出来なくなってしまいましたので、このままの状況が続けば、世界一周航空券の入金期限である5月初旬までに、予約を全てキャンセルして計画そのものを作り直すことになりそうです。

 

 また今週は、GPIFが資産のリバランスという理由で、露骨な日本株下支えに打って出ましたが、世界的株安は全く収まっていないことから、効果は限定的でした。

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 このGPIFの資産構成リバランス買いは、いつまで続くのか知りませんが、今回の買いの期間はおそらく3月31日まで(金額は最大約4兆円)なので、どうなるのでしょうかね。

 

 各国の新型肺炎対策の強化に伴い、自動車工場の操業が、欧米で暫く止まることとなり、自動車産業のウエイトが極めて大きい日本経済にとって、大きな打撃となります。

 ですから、GPIFの巨額現物買いの影響で上がり続けているトヨタを除き、自動車株・自動車関連株やその影響を大きく受けるハイテク株も急落となった一週間でした。

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 また、木曜日には、REITが記録的な大暴落となりました。

    ただ、木曜夜に原油が大きく反発し、金曜日にはパニック的なドル買いも止まって、アジア株は全面高でしたが、反発は1日限りで、金曜夜にNY株も原油も急落したので、まだまだ予断を許さない状況が続きそうです。

  

 今週の個人的な成績ですが、先週持越し分については

 3月13日(金)

  買い持越し:明豊エンター(8927)・ミクリードIPO・3/16)

  空売持越し:無し

と、引き続き土日の間の世界的な感染拡大を警戒して、事実上持ち越しはゼロでした。

 3月16日(月)

  利確:三井住友フィ(8316)・明豊エンター

  損切:ミクリード(IPO)

  デイ買い:三井住友

  買い持越し:エニグモ(3665)

  空売持越し:無し

 3月17日(火)

  利確:エニグモ・武田

  損切:三菱UFJコマツ

  デイ買い:武田・三菱UFJコマツ

  買い持越し:アスクル・塩野義(4507)・国際帝石(1605)・スキー場開発(6040)

  空売持越し:無し

 3月18日(水)

  利確:アスクル・塩野義・三井住友フィ

  損切:国際帝石

  デイ買い:三井住友フィ

  買い持越し:ダブルインバー・スキー場開発

  空売持越し:無し

 3月19日(木)

  利確:ダブルインバー(PTS)・みずほFG・スキー場開発

  損切:無し

  デイ買い:みずほFG

  買い持越し:無し

  空売持越し:無し

 

 木曜日に原油暴落で激安になった国際帝石を買おうか、散々迷いましたが、今週末は3連休なので、最終的に止めました。

    ダブルインバースを持ち越す予定で買いましたが、大引け後さえない値動きだったので、PTSで利確し、持ち越しは無くなりました。 

 

 今週一週間を振り返ると、月曜日に、一応少しだけ買い持ち越ししたエニグモ、決算はかなり良かったですが、この日の夜はNY株が2997ドル安の大暴落日だったので、暴落を予想して月曜日の夜間市場で利確しました。

 翌日の東証での結果は、ストップ高でした。

 火曜日のアスクルは、ちょっと迷ってしまい、急騰後に買ったので、少額にしましたが、決算は相当良く、利確出来ました。

 それ以外は、今週も適宜デイトレに徹しました。

 火曜日は、600円安→500円高という急落・急騰に乗じて、デイトレを10回くらい行ったものの、買ったり負けたり、前場は小幅マイナスでしたが、最後の武田のデイトレ買いで上手く取り返して、プラスで終われたので、4日間いずれも小勝ち、今週もプラスで終わりました。

 今週末は3連休ですが、連休中の欧米における新型肺炎蔓延の悪化リスクもありますし、世界的な株価暴落が止まらないことから、下げ止まりの気配もありますが、念のために3月の権利取りは来週実施する予定にしました。

 

 今回のIPOシーズンは、どの銘柄も全くダメですね。

 やはり相場環境が悪すぎで、普通、事前評価B以上ならプラスになるのですが、今回、AやS評価以外は、値上がりが期待できないので厳しいですね。

    ただ、来週後半から月末には自動的に大きな買い需要が発生するので、GPIFの買いが続き、連休中に欧米株が急落しなければ、IPOの権利当たれば取ろうかなと思っています。

  

昨日・今日の日本株買いの主体はGPIF?

 

 昨日から今日の終盤にかけて日本株は、一部の大型銘柄が異常な上昇をしており、異様な値動きが続きました。

 特にこの2日間、トヨタソニー・OLCの3銘柄の異常な高騰が目立ちましたね。

 TOPIXは、昨日今日ともに上昇で、2日間で最大7%上がったのに、日経平均は昨日も今日も一瞬2%高があったものの、結局2日間でマイナスという結果でした。

 この極端な歪の原因は一体何なのでしょうか?

 その答えは、「GPIF」です。

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 昨日今日と市場関係者からも、「年金が一部銘柄をかなり買っているようだ」との声が出ています。

 世界的な株価の急落で、当然のことながらGPIFも巨額の運用損を出しており、2019年12月末と比較すると、現在約20兆円超の損失を出していると推定されます。

 損を出しているのに、新規に株を買う金があるというのは、本来おかしな話ですが、GPIFは運用割合が決められているので、その運用割合を維持するためという理由付けで、日本株を買うことができるのです。

 そのカラクリ・原理についてお話します。

 

 国民が納めた年金を一元的に管理しているGPIFは、その資金の大半を運用しています。

 その運用割合は現在、日本株・外国株・国内債券・外国債券を概ね25:25:35:15の割合で運用しています。

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 6年前迄、債券が7割以上と安全運用だったのに比べて、積極的な運用に変更となっています。

 そして、2019年末で約168兆円の運用資産を保有していました。

 この金額に、運用割合+誤差を当てはめると、大まかですが、

   日本株42兆円・外国株44兆円・日本国債59兆円・外国債24兆円

となります。

 今年になってGPIFは、日銀が買う日本国債が枯渇気味なことや、円安誘導を狙って、一部規定の解釈を変更し、日本国債を2~3兆円売って、外国債券を2~3兆円買い、その保有割合を一部変更しました。

 市場の変動に応じて、一定率まで運用割合の変更が認められていますので、実際の保有額は上記と異なりますが、大まかな金額で話した方が分かりやすいので、この金額で話を続けます。

 

 株安の影響で2019年12月末に比べて現在、約24兆円の運用損が出たので、現在の運用資産は約144兆円へと大幅に減少しました。

 この資産額に、株の下落率を25%だとして当てはめると、現在の運用資産の金額は

   日本株32兆円・外国株30兆円・日本国債56兆円・外国債26兆円

という推定となります。

 外国債だけは、主にアメリカ国債の値上がりのお蔭で1兆円ほど利益が出ていると思われますが、株で約25兆円の損失が出てしまっています。

 

 GPIFには、四半期ごとの運用成績を公表することが義務付けられていることから、成績が悪い時には少しでも良く見せようと、四半期末にドレッシング買いを入れて誤魔化をしてきたのが実情です。

 特に今四半期は、四半期ベースでは史上最悪の運用成績となっている(以前は債券主体の運用だったので損失は少なかった)ことから、これを少しでも良く見せたいという焦りがあるのです。

 そこで、株の暴落の影響で、現在144兆円の資産の運用割合が

   日本株22%・外国株21%・日本国債39%・外国債18%

と、株が減って債券の割合が増えたことを悪用し、「とりあえず3月期末に向けて、日本株だけを規定の運用割合の25%付近に戻そう」と、一気に買っているというわけです。

 FRBのゼロ金利復帰のお蔭で、債券で損失が発生しなかったので、規定よりも保有割合が増えてしまった債券を数兆円分売却し、そのお金で新規に日本株(外国株もですが)を買う資金を捻出したということなります。

 これが、いくら株で大損を出しても、債券で損失を出さなければ、新たに日本株を買うことができる(今回は日本株で約3兆円でしょう)というカラクリです。

 ただ、GPIFは基本的に長期保有方針なので、MSCI等を基準に銘柄を選別して、今後値上がりが見込める個別銘柄を買います。

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 一方投機筋は、昨日も今日も日本株の225先物を売ってきています。

 外国人投資家からの日本株実需売りも止まりません。

 NY株は、昨日1050ドルほど反発しましたが、今日のダウ先物は-1000ドルと昨日の上げを帳消しにする値動きとなっており、今晩も世界的な株安が予想される状態です。

 ところが、日本株は今日の午後2時ころまで、GPIFの巨額買いが優勢だったことで、TOPIXの異常な上昇が止まらない状態でした。

 今回のGPIF買いで疑問符が付く部分は、個人に配当・優待権利取りで人気のある電鉄・電力株等を大量買いし、それが個人の権利取りの買いを誘発して、10%以上の大幅高になる銘柄が続出してしまった部分ではないでしょうか?

 おそらくこれは、そのようになることを見越して、狙って買ってきたものと思われます。

 普段、売買代金の少ない銘柄が多いので、年金が多めに買えば、急騰してしまいますからね。

 そして、このGPIFの買いは今月末まで色々な形で続く可能性が高いと思われます。 

 

 以上の記事は、あくまで個人的な分析の結果を書いたものですが、大筋は正鵠を射ていると思います。

 例えば今日、KDDIは6%安なのに、ドコモは7%高とか、トヨタは2日間で10%超高を付けたのに、トヨタ以外の自動車関連株は軒並み安く終わっている等、特に材料もないのに、こんな不自然で歪な相場は非常に珍しいことです。

 昨日と今日における、相場全体の下げ止まり・株高の雰囲気の醸成は、GPIFの一手買いだけで成り立っていたとみて間違いないでしょう。

 おそらく、TOPIXだけの異常な上がり方や、先週までの平均売買代金と比べて、この2日間の売買代金が急増している状況等から、GPIFは昨日・今日で個別銘柄を数千億円~1兆円近く買い入れたと推定されます。

 

 株安を止めたいという政府筋の意図も入って、今回は、今までに見たこともない金額を投じての強引買いが行われました。

 ところが、世界の投機筋は、新型肺炎の感染状況の悪化が止まらず、大部分の国が今後最低1か月程度は、国境閉鎖をするという非常に厳しい流れになっているのに、この流れに逆らう売買を特定の公的機関が実施した反動は必ず出ます。

 GPIFの買いが消えたら、無理矢理上がった分、下がるということです。

 ですから、特にGPIFが今回買い入れた結果、急騰してしまった銘柄の反落には、気を付けた方が良いと思います。